9月, 2017年

【842号】整理整頓しない人ほど、うまくいく。超一流だけが知っている「本質」の思考法 こんな考えがあったなんて!

2017-09-30

 

ここ最近、書斎にこもり切りになり、

「地味にスゴイ!校閲ボーイ」であった私でしたが、

新作「やる気があふれて、止まらない。」の加筆修正が、

先週で、めでたくフィニッシュいたしました。

 

もはやこうして、新刊の原稿が私の手を離れたからには、

あとは製本に入って10日ほどで見本が届くのを待ち、

いよいよ10月20日の発売日を迎えるだけ。

 

ああ、ここまできたかと、感慨深く、

そして、さあこれからだと、胸が高鳴っております。

 

かれこれもう、この作品で11作目となるものの、

今だかつてないほどにワクワクし、大興奮が抑え切れません。

 

まさに「ワクワク感があふれて、止まらない」

という状態でございます(笑)

 

なぜかといえば、

「やる気」だけが取り柄の私にとっての念願だったテーマ、

〝モチベーションを維持する習慣〟について書き上げた渾身の一作だからでしょう。

 

サブタイトルは、

「究極のモチベーションをあやつる36の習慣」

帯のメッセージは、

「自分もチームも、驚くほどパフォーマンスが上がる!」

となっています。

 

しかも、尊敬する偉人賢人の名言が108(煩悩の数だけ)も散りばめられ、

拙い私の持論に説得力を増してくれました。

 

すぐに「やる気」を上げたい人にオススメです。

 

読めば読むほど・・・、

「契約があふれて止まらない」

「ボーナスがあふれて止まらない」

「家族愛があふれて止まらない」

「健康があふれて止まらない」

「美しさがあふれて止まらない」

「幸せがあふれて止まらない」

 

というように、仕事もプライベートも、

「〇〇〇があふれて止まらない」

という状態になること、間違いありません。

 

どうでしょうか。

 

えっ?

 

『「読みたい」があふれて止まらない』

ですって!

 

そうですか。 ありがとうございます。

 

私は、〝感謝〟があふれて止まりません

 

ではそこで、忘れないうちに購入しておきたいという方に朗報です。

 

早くも、Amazonの先行予約がスタートしました。

 

「やる気があふれて、止まらない。

――究極のモチベーションをあやつる36の習慣」

(きずな出版)

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4866630140/kizunapub-22/

 

そして、きずな出版のホームページにも掲載されています。

ぜひ、覗いて見てくださいませ。

発売前に「導入部分」を読むこともできますよ。

http://www.kizuna-pub.jp/book/9784866630144/

 

ちなみに、10月20日の発売日というのは、

偶然にも、私早川勝の誕生日でもありまして、

ついに、55歳を迎えるとこととなります。

 

「ゴーゴー」のゾロ目の歳をとるのと同時に、

「1」と「1」が並ぶゾロ目の11作目の新刊が世に出るとは、

これは何だかとんでもなく「ツイてる」ことが起こる予感がします。

 

『「ツイてる」があふれて止まらない』

 

なんて、都合よく考え過ぎでしょうか!(笑)

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(674冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【唯一の肩書き】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.674

『整理整頓しない人ほど、うまくいく。』 

超一流だけが知っている「本質」の思考法

こんな考えがあったなんて! 

16年以上、年収5000万円を下回ったことのない

プロフェッショナル・フリーランスが明かす、

自由な人生を生きるためのマインドと習慣

中山マコト著

きずな出版

 

 

人前で話をするときに効果的な3ステップがあります。

 

(1)これから何を話すのを話す

(2)話す

(3)最後に何を話したかを話す

 

たったこれだけです。

 

講演やプレゼンテーションの冒頭に、

「本日はこのテーマで話します」

「こういう流れで話します」

という前置きを話すのを聞いたことがあると思います。

 

これを言われると、聞き手は「この話があるんだな」と心構えができます。

つまり、軽い準備運動のようなものです。

 

そのあと、本論。前置きした話題をきちんと話します。

 

そして最後に「本日はこういう話題について話しましたが……」

と講演内容やプレゼンテーションのポイントをおさらいする。

 

少々長い講演で聞き手の集中力が途切れていても、

締めくくりに振り返ることで、

大事なメッセージがインプットされやすくなります。

 

私は勝手に〝ファイナルフレーズ〟と名づけていますが、

人は最後に耳にした言葉は忘れにくいもの。

要は印象を支配するのです。

 

デートの際に別れ際に発した言葉が、

その日の印象を決めてしまうがごとく……です。

 

3ステップの手法だと合計3回同じ話をすることになりますが、

1回しか言わない場合やダラダラと繰り返す場合と比べて、

聞き手の理解度は格段に向上します。

 

ポイントは3回繰り返すこと。

人間にとって「3」は非常に親和性が高い数字です。

 

「日本三大〇〇」とか「三三七拍子」とか「三人寄れば何とか……」とか。

3が組み込まれたフレーズは枚挙にいとまがありません。

 

講演やプレゼンテーション以外でも、

この3ステップを意識することで、伝えたいことが伝わるようになります。

 

もちろんプライベートでも使えます。

ただし、あんまりやりすぎると「くどい!」と言われる可能性がありますので、

そこはほどほどに、さりげなく。

 

大事なときにこそ、ビシッと3ステップで決めましょう。

 

(中略)

 

とても大事なことを話します。

 

私は、本気で挑もうとしている人が、

キャッチフレーズやオリジナルの肩書きをつけたいと言う場合、

必ずこう伝えます。

 

「まずはアタマに、『日本で唯一の!』とつけてください……」と。

 

これを言うと相手はだいたいポカンとします。

そして「そんなの無理ですよ!」と言います。

 

これはある意味、踏み絵であり、リトマス試験紙のようなものです。

 

これからその肩書きを生きていこうとするのに

「唯一」を名乗る自信がないようであれば、

それはおそらく無理です。

成功なんて、おぼつきません。

 

理由は簡単。

同じようなことを名乗っている人がたくさんいるからです。

 

独自性もなければ劣ってもいない。

そんな人に誰がお金を出して依頼するでしょうか。

 

日本で唯一を名乗ろうとするなら、本当に唯一でなければならない。

 

そんじょそこらで出会えるものではいけない。

簡単に出会えるとしたら詐欺です。

 

仮に私の場合で話をすると「日本で唯一のマーケティングプランナー」では詐欺です。

マーケティングプランナーなんて星の数ほどいるからです。

 

しかし、ここで「日本で唯一のキキダス・マーケティング実践者」となれば、

これはもう唯一です。

そもそも「キキダス・マーケティング」という言葉を使っているのが私だけだからです。

 

私はよく「資格をそのまま名乗るな」と言いますが、その意味もここにあります。

資格をそのまま名乗った瞬間に、唯一でなくなるからです。

同じ資格を持った人の群れの中に飛び込んでいくわけですから、これは大変です。

 

しかも同じ資格ホルダーは日々、製造されて生まれてきます。

「ライバル製造工場」が毎日稼働しているわけです。

これはそう簡単に勝てるわけがありません。

 

肩書きも同様です。

「〇〇コンサルタント」

「〇〇コーチ」

「〇〇プロデューサー」

「〇〇専門家」

……名乗るのはいいのですが、

そのアタマに「日本で唯一の」という冠を載せて、人に言えますか?

 

こう考えると「日本で唯一の」と名乗るためには、

絞り込み、研ぎ澄まし、狙い澄ます必要があります。

 

生半可で中途半端な覚悟では名乗れるはずもありません。

 

もう一度言います。

 

「日本で唯一」を名乗るには、本気の覚悟がいるのです。

 

 

 

2017年9月30日(土)

 

【編集後記】

 

たとえば私が、「日本で唯一の」を名乗るとするならば、

「生保本社の部長職兼エグゼクティブトレーナー兼ベストセラー作家」

といったところでしょうか。

 

おそらく、日本で唯一の肩書きかと。

 

今だかつて、同じような肩書きの方と出会ったこともありませんし、

どちらにせよ、「早川さんみたいな人、初めて!」

と、よく言ってもらえます。

 

それは、ただ単に「物珍しい変人キャラ」

という意味かもしれませんけどね…(笑)

 

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

 

最新刊

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【841号】やってはいけない勉強法「なんで早く教えてくれなかったの?!」

2017-09-17

 

昨晩、ソフトバンクがパ・リーグ史上最速の優勝を決めましたね!

九州地方及び全国のホークスファンの皆さま、誠におめでとうございます!

 

59年振りのセ・パ同日優勝は、マジック1の広島が敗れて実現せず、

カープ女子の皆さま、誠に残念でございました。

 

昨年のホークスは、11.5ゲーム差をファイターズにひっくり返され、

リーグ3連覇を逃すという悲劇を味わいましたが、

今シーズン終盤の強さは本物でしたね。

 

4番の内川やエース級の武田・和田らがケガで離脱しても、

石川・松本・甲斐ら有望な若手選手が台頭し活躍するという層の厚さ。

デスパイネを補強しておいたのも、大正解でした。

 

そう、今年加入したといえば、

達川ヘッドコーチの存在も忘れてはいけません。

 

かつては弱小だった広島カープで5度の優勝経験を持ち、

阪神バッテリーコーチだった時代にも、弱かったタイガースを優勝に導いているのです。

達川コーチは、ホークスにも〝優勝運〟を運んできた、と私は思っています。

 

そしてやはり、工藤監督も〝優勝運〟を持っていますよね。

西武~ダイエー~巨人では「優勝請負人」と呼ばれていました

工藤投手として何度も快投を繰り広げたかつての西武ドームでの胴上げとは、

これも何かの因縁でしょうか。

 

ホークス監督就任1年目も、いきなり日本一になりましたよね。

ただその優勝は、前年日本一になった秋山監督の「遺産」とも揶揄されました。

だからこそ、今年の復活優勝は価値が違います。

工藤野球の真髄を見せてくれたといってもいいでしょう。

 

さて、パ・リーグの「MVP」は誰でしょうか?

主砲の柳田か? 最多勝の東浜か?

それとも、「孫正義」オーナーへMVPあげるのはどうでしょうか(笑)

たくさんお金をつぎ込んでくれたおかげで、今の「常勝軍団」があるわけですから。

 

いやいや、真面目な話、

ダントツの貢献度は、抑えのエース「サファテ」でしょう。

 

サファテは今年7月に外国人投手初の通算200セーブ記録を樹立し、

伝説の抑え投手、中日岩瀬・阪神藤川の持つ日本記録、

シーズン46セーブを大きく塗り替える51セーブを達成

とてつもない大記録で優勝に貢献し、胴上げ投手となりました。

 

日本に来た当初、サファテはカープに在籍していましたが、

もし今もカープに残っていたとしたら、

カープがどれだけセ・リーグ1位を独走していたのだろうと思うと、ぞっとしますね。

それほど、もの凄いピッチャーです。

 

一方、子煩悩なサファテには、アメリカに3人の娘がいるそうで、

「おお、私と同じじゃないか」と親近感も湧きます。

きっとその家族愛が、サファテ選手へ大きなエネルギーを与えているに違いありません。

 

そういえば、サファテがファンにサインをするとき、

「PSALM 28:7」

と、色紙の下のほうに書き足しているのを見たことがあります。

 

旧約聖書の「詩編」28編7節を指すらしく、

「主はわたしの力、わたしの盾。わたしの心に主に依り頼みます。

主の助けを得てわたしの心は喜び踊ります。歌をささげて感謝いたします」

という意味だそうです。

 

マウンドに仁王立ちして吠えるサファテの神懸かり的な活躍の源とは、

自信に満ち溢れた傲慢な自己顕示欲ではなく、

真摯な謙虚さに支えられている「感謝の心」であると、

そんな一端を見た思いでした。

 

プロ野球の歴史を思い起こせば、

南海ホークスがダイエーに買収され、大阪から「福岡」へ本拠地を移したのが、

忘れもしない1988年オフシーズン(その後2005年にダイエーからソフトバンクへ)。

 

なつかしくも、私早川が社会人4年目だった年、

そろそろ次へステージを移して飛躍したい、と私自身も考え始めていた頃のことです。

 

あっ、そうそう、1988年といえば、

同年に「阪急ブレーブス」を買収した球団を、皆さんは覚えているでしょうか。

 

そうです。

それは、我が「オリックスブレーブス」なんです。

 

のちに近鉄バファローズまでも併合してしまうという剛腕を見せましたが、

今や、最も優勝から遠ざかっているチーム(21年前のブルーウェーブが最後)、

それがオリックスバファローズなのです。

 

頑張れ、パ・リーグの元勇者、オリックス・バファローズ(ブレーブス)!

頼む、イチローに監督をやらせてくれ!

来年こそ、優勝を期待してるぞ!

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(673冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【正しい勉強法】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.673

『やってはいけない勉強法』 

「なんで早く教えてくれなかったの?!」 

記憶法、英語、ノート術、勉強習慣……etc.

目からウロコのメソッドが満載!

石井貴士著

きずな出版

 

 

目で見て覚えることも効果的ですが、

さらに広く言えば「五感を使って覚える」というのが、もっとも記憶に定着します。

 

目で見て、口で音読して、歩き回りながら覚える。

これが、もっとも効率がいい方法です。

私はこれを「二宮金次郎式暗記法」と名付けています。

 

二宮金次郎の銅像は、本を持ちながら歩いて、

ブツブツ言いながら勉強している姿になっています。

思い薪を背負っていますが、

これは自分に負荷をかけることでさらに五感を刺激して、

暗記が捗る効果があるのでは、と私は考えています。

 

私はリュックサックやランドセルを背負って、

ブツブツ言って歩きながら暗記をしたらさらに効果があると考え、

受験時代は手さげカバンではなくリュックサックにして、塾に通っていました。

 

二宮金次郎式暗記法は、確かにほかの人に見られたら恥ずかしいという弱点はあります。

ですが、同じ時間を効率的に使うという観点から見たら

「二宮金次郎式暗記法」がベストです。

 

もし、あなたが手さげカバンで通学しているのであれば、

リュックサックに変えるだけで、暗記の効率そのものが上がるのです。

 

(中略)

 

「勉強するためには、静かな場所が一番いいはずだ」

これを当たり前のように思っている人がいます。

 

違います。

わざと少し雑音があるところで勉強をするのが、もっとも効果的です。

 

雑音はシャットアウトした瞬間に、人は集中状態に入るからです。

 

雑音がまったくない無音状態だと、逆に落ち着かなくなって集中できません。

もちろん、うるさすぎる場所で勉強しようとするのは、間違っています。

適度な雑音が一番です。

 

以前、電車が通る線路沿いに住んでいたことがあるのですが、

不定期に電車が通って集中力が削がれるので、

なるべく図書館や自習室に行って勉強をしていました。

 

(中略)

 

ノートを書くときに、何も考えずに黒ペンを使っている人がいます。

これは、もったいないです。

 

せっかくですので青ペンを使いましょう。

「青は書くだけで、1.1倍記憶力が上がる」と考えてください。

 

青は「寒色」と呼ばれます。

逆に、赤は「暖色」と呼ばれます。

 

寒色は、副交感神経に作用するため、冷静になって集中力が増します。

暖色は、交感神経に作用するため、興奮状態になります。

 

かつて武田信玄は、武田家の鎧の色を赤にして、相手に血の色を想起させ、

冷静な判断をさせないようにして勝利を収めたと言われています。

 

青は集中できる色なので、青ペンを使うだけで、

無意識のうちに集中状態に入ることができます。

 

私が使っているのは、パイロットのフリクションボール(青0.7ミリ)です。

ペンの持つところも青になっているので、ペンを見るだけでも集中状態がつくれます。

 

色の持つ力は絶大です。

かつて犯罪が多発する場所で、壁の色を青にしたところ、

犯罪を起こそうとする人が青を見て冷静になるので、

犯罪が激減したという話があります。

青い灯火にするだけでも犯罪抑止効果があります。

 

逆に、赤は「赤提灯」と言われるように、居酒屋、中華料理屋などで使われる色です。

赤のテーブル、赤の店内にすることによって、

興奮状態になって判断力が低下します。

ついついビールを頼んでしまったり、必要のないものまで注文することが多くなるので、

お店としては売上アップにつながります。

 

青いテーブルだと食欲がなくなり、冷静になってしまうので、

レストランの売上は下がってしまいます。

 

プロ野球の元・中日ドラゴンズ谷繁元信捕手は、

青のキャッチャーミットを使っていました。

 

ピッチャーが、投げる前に青のキャッチャーミットを見ることで、集中力を高めて、

冷静にコントロールができるようにするためです。

 

逆に、スポーツにおいて集中力を削ぐ色は「黒」だと言われています。

 

黒いものに目がいってしまうため、集中力が低下するのです

(ハエもゴキブリも黒ですので、人間は見た瞬間にパニックになります)。

 

なので、野球はピッチャーが黒いグローブをつけると、

バッターが黒いグローブを見てしまって集中できなくなるので、

バッターの打率が下がると言われています。

 

バスケットボールでも黒いユニフォームのチームがありますが、

これだと敵も味方も黒を見てしまい、

両チームともに集中力が削がれるという結果になります。

 

野球においては、ピッチャーのグローブは黒で、

キャッチャーミットが青というのが、

色彩心理学的にはもっともいいということになります。

 

せっかく青は集中力が増す色だとわかっているのですから、

普段から勉強するときには青ペンを使う習慣をつけましょう。

 

100円でできて、集中力が1.1倍増すわけですから、

いまこの瞬間にでも、やらない手はないのです。

 

(中略)

 

ボールペンで、0.5ミリの芯を使っている人がいます。

もったいないです。

せっかくなので0.7ミリの芯を使いましょう。

 

書かれている文字が1.4倍太くなれば、1.4倍記憶も太くなります。

 

「そんなこまかいことを……」と思うかもしれませんが、

こういうこまかいことこそが大切です。

 

生まれつきの能力に関係なく0.5ミリを0.7ミリにするだけで、

記憶する力が1.4倍も増強されるわけですから、絶対にやるべきです。

 

かつては、小学校では鉛筆の太さはBが基本でした。

いまは2Bが主流になってきています。

どうせ文字を書くのであれば、

少しでも濃く、太いほうが記憶が定着しやすいというわけです。

 

たまにHBやHの芯を使って文字を書いている人がいますが、

勉強するときには、まったく意味がありません。

 

濃さならば2B、太さは0.7ミリに統一しておくことで、

まず道具においてだけでも、天才になってから勉強したほうがいいのです。

 

(中略)

 

「夜型なんです。朝は苦手で……」と言う方が必ずいます。

ダメです。個性は認めません。

 

夜型の天才というのは滅多に存在しないので、

あなたが朝型に生まれ変わる必要があります。

 

「朝寝は時間の出費である。これほど高価な出費はほかにない」

(アンドリュー・カーネギー)

という言葉にもあるように、朝の時間はとても貴重です。

もっとも脳が冴えている状態だからです。

 

夜はすでに脳が疲れている状態なので、

勉強をするにしても、「瞬間記憶」での暗記物など、

考えることが少ない教科をするのがいいでしょう。

 

せっかく朝の時間があるのですから、勉強の時間に使いましょう。

では何をしたらいいのか。

それは、前日の夜におこなった暗記の復習です。

 

夜、寝る前に暗記をします。

そして起きたあとに、寝る前に暗記をしたものの復習をします。

 

私はこれを「サンドイッチ記憶法」と呼んでいます。

 

「暗記、睡眠、暗記」と、睡眠をサンドイッチのように挟んで暗記するからです。

 

睡眠中に、夜に暗記したものが、

短期記憶から長期記憶に落とし込まれていきます。

 

起きた直後に復習することで、

長期記憶を確実なものへと変えていくのです。

 

「朝、新しい問題をやるぞ」と、

数学の問題に取り組みたい気持ちはわかるのですが、

もし解けなかったら落ち込みますし、

朝の時間が無駄だと感じるかもしれません。

 

前日の暗記ものの復習であれば成功率は100%です。

 

昨日覚えたことを見返すのですから、ストレスもありません。

 

朝に「おお、こんなにも覚えているじゃないか」と自己肯定感を上げることで、

快適な一日を送ることができます。

 

前日の夜に「瞬間記憶」をしたものを、

翌朝「瞬間記憶」で、もう一度思い出す。

 

「サンドイッチ記憶法」を毎日実践することで、

もっとも効率的に暗記を進めていくことができるのです。

 

 

 

2017年9月17日(日)

 

【編集後記】

 

我が家の三女は高校2年生、今は大事な時期なので、

この「勉強本」を娘へ手渡してみました。

 

意外と喜んでいたことに、びっくり。

しっかり勉強してほしいと祈るばかりです。

 

 

さて、メルマガ配信ですが、また次も一週お休みします。

来週号もスキップさせてください。

 

実は、いよいよ「再校ゲラ」の最終チェックなんです。

 

「やる気があふれて止まらない」 究極のモチベーションをあやつる36の習慣

(きずな出版)

というタイトルも正式決定!

 

表紙カバーのデザインも出来上がりました。

かなりインパクト大ですよ。

 

1020発売、どうぞお楽しみに。

 

では、また再来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【840号】会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ 大不況を乗り切る修羅場の人間学

2017-09-03

 

久しぶりに、映画を観ました。

いざ、行きつけの品川プリンスシネマへ。

 

戦国時代マニアの私にとって、

待望の映画「関ヶ原」が封切りになったこの週末、

興奮を抑え切れず、いざ〝出陣〟したわけで、候。

 

石田三成役に、今や国民的映画俳優となった岡田准一、

徳川家康役には、日本映画界を代表する名優・役所広司、

そして、三成に仕える忍びor恋人?初芽役に有村架純、という豪華キャスト。

 

なんとまあ、「今どきの関ヶ原」という配役ではありますが、

その豪華キャストの中でも特に嬉しかったのが、黒田長政役の和田正人。

 

和田正人(本名)は、かつて私が外資系生保で品川支社長を務めていた時代に、

生命保険の営業マンとして働いていたことがあり、

舞台との両立によって中途半端な働きぶりだった和田に対し、

「俳優一本に絞って上を目指せ!」と〝退職〟へ導いた経験を持っています。

 

たしかあれは、2005年のことでした。

(彼のプロフィールには書かれていない、もう一つの〝真実〟です)

 

その後、彼がNHK「ごちそうさん」の源太役でブレイクしたときは感動しましたね。

(詳しくは↓拙著「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」P158をご覧ください)

http://tsuitel.in/books/new_book/index.html

 

戦国史上最大である天下分け目の決戦「関ヶ原の戦い」。

 

過去にドラマなどで何度も取り上げられてきた合戦ではありますが、

この映画「関ヶ原」のように、ここまで真正面から〝戦いそのもの〟を描くというのは、

日本映画史上初めての挑戦なのではないでしょうか。

 

監督には、「日本のいちばん長い日」「クライマーズハイ」

「わが母の記」「駆け込み女と駆け出し男」などの作品にて、

数々の監督賞・脚本賞を獲得した名匠・原田眞人

 

しかも、「竜馬がゆく」の司馬遼太郎原作の「関ヶ原」だというのですから、

真っ先に映画館へ駆けつけたいと思う私の気持ち、 お察しいただけますでしょうか。

 

かつて戦国小説だけで、200冊以上は読破してきた私です。

 

歴史ものって不思議ですよね。

その後のストーリーが分かっちゃいながら、面白いなんて。

 

信長・秀吉・家康ら天下人の立身出世のストーリーもよいのですが、

私の場合、従う大名や家老たちといった脇役の武将の目から見た時代背景から、

虚々実々の駆け引きを読み解くのが好きでした。

 

それらの集大成が「関ヶ原」にあるのではないかと。

 

優柔不断な小早川秀秋のキャラなどは最高ですよね。

映画では、裏切り者の小早川秀秋を東出昌大が演じ、

これまでとイメージの違う「義を貫こうとする武将」として打ち出すという

その斬新さにも驚きました。

 

司馬遼太郎版「関ヶ原」は、この複雑にして壮大なるスケールの〝大事件〟を、

神懸かり的な筆致で描き出していった歴史小説の傑作であり、

原田眞人版「関ヶ原」は、本来は映画向きでない長編の〝大群像劇〟を、

美しい映像美とともにリアリティあふれる「緻密な人間ドラマの傑作」に仕上げました。

 

思い返せば、私が「関ヶ原 上・中・下」全1500ページを一気に読破したのは、

10年前のハワイの地でした。

これまた外資系生保の支社長として表彰旅行に参加したときのことです。

 

私は文庫本3冊を小脇に抱え飛行機に乗り込み、

長旅の機中はもちろん、プールサイドやプライベートビーチ、ベッドルームと、

4泊6日の移動中ずっと「関ヶ原」をむさぼり読んでいた記憶があります。

 

コンベンション旅行から帰国した翌月、

私は19年勤めた外資系生保を卒業する決意をし、

役員へ退職を申し出るという「天下分け目の決戦」に臨むこととなったのは、

司馬遼太郎版「関ヶ原」の影響が無関係であったとは言い切れません。

 

戦国武将同様、私の人生の命運をも分けた作品であると言えます。

この本に出会わなかったら、「今の私」は存在しないでしょう。

 

さて、映画に話を戻しますと、この原田監督作品は、

これまで語られてきた「関ヶ原の戦い」を新しい解釈で描いています。

 

映画のキャッチコピーにあるように、

『誰もが知る「関ヶ原」の誰も知らない真実―――』

その真実が今明かされました。

 

歴史に興味がない方もいると思いますので、

難しい時代考証は省きますが…。

 

1600年、徳川家康率いる東軍7万と石田三成率いる西軍8万が関ヶ原の地で激突し、

勝利を収めた徳川家が以後260年にわたる支配体制を確立する戦い、

それが関ヶ原の合戦である、というのは、もう皆さんがご承知の通りです。

 

面白いのは、徳川軍の主力部隊となって活躍したのは、

豊臣系の武将たちであったという逆説的な展開。

福島正則、黒田長政、加藤清正、山内一豊ら豊臣恩顧の大名派と、

石田三成ら五奉行の官僚派との豊臣政権の深刻な「内部分裂」が端を発しています。

 

最終的に、諸隊の裏切りや傍観によって、

拮抗していた勢力は、東軍12万対西軍3万という圧倒的な差がつき、

たった6時間で幕を下ろしたのが関ヶ原の戦いというわけです。

 

今作の映画においては、

石田三成を「正義を信じ、愛を貫く純粋過ぎる武将」として主役に据え、

徳川家康を「野望に燃え、天下取りをもくろむ武将」として対極に置きました。

 

正義を貫いた石田三成の旗印は、「大一大万大吉」です。

 

〝万民が一人ため、一人が万民のために尽くせば、太平の世が訪れる〟

という解釈をすることができますが、これは現代にも通ずる想い。

それはまさしく民主主義の原点であり、

生命保険制度の原点「One for All  , All for Oneなのではないでしょうか。

 

最近の歴史トレンドとしては、

かつてのアンチヒーローが脚光を浴びてきたように思います。

 

石田三成しかりですが、たとえば、「明智光秀」もそうです。

 

関ヶ原と並ぶ歴史的な大事件といえば「本能寺の変」。

これもまた幾たびものドラマや映画シーンで描かれてきましたが、

明智光秀を「正義の主役」として描き切った物語はあったでしょうか。

次はそのあたりを深く描いていく映画に期待したいですね。

 

そのときにぜひとも、原作にしてほしいのは、

垣根涼介の小説「光秀の定理」

http://urx3.nu/FEsH

 

この小説、めっちゃくちゃ面白いですよ。

超おすすめです!

 

明智光秀とは、こんなにも誠実で不器用な男だったのかと、

印象が180度変わりましたからね。

人間的な深さに触れ、光秀が大好きになりますよ。

 

現代小説の奇才である垣根涼介が、

音楽のようなリズムを刻む歴史小説の傑作を生み出してくれました。

 

胸に響く道理=謎解きの知的ミステリーでもあり、

ラストの余韻まで一気読み必至の歴史エンターテインメントです。

 

ぜひ、読んでみてください。

 

さーて、今は組織の「悪役」を演じているあなたも、

そろそろ日の目を見る時代がやってきたのかもしれません。

 

信念を捨てず、正義を貫き、勇気を持って、

後世に遺る〝志事〟を尽くしてまいりましょう。

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(672冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【修羅場の人間学】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.672

『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』 

大不況を乗り切る修羅場の人間学 

ある会社員に告げられた業務命令……マグロ船に乗れ!

そこにあったのは、あの蟹工船よりつらい日々だった!

齊藤正明著

マイコミ新書

 

 

船長…「ええか、齊藤。おいどーらがマグロを捕りに行くとき、

一番大事なことを知っちょるか?」

 

私……「いえ、知りません」

 

船長…「それは『決める』ことど。

おいどーらも、どこにマグロがいるかなんてわからん。

情報集めて、『ここで漁をしよう』と、えいやで決めちょる。

当たり前じゃが、そこにマグロがいるなんて保証はねーんど」

 

私……「保証がないのに、決めるのって勇気がいりません?」

 

船長…「そりゃ、勇気がいるに決まっちょろーが。

でもの、決めないといつまでも海をウロウロすることになるんど。

どうせ、ウロウロしたって、『ここでならマグロが必ず捕れる』なんてわからんど。

それであれば、早く『ここで漁をする』と決めて、漁をしたほうがええ。

マグロが捕れるかどうかは、じっくり考えても、すぐに決めても、

結局、確率は50%ど。それであれば、早めに舵を取ったほうがええ。

ダメだったら次の漁場に移動すりゃええことじゃねーか。

決めた回数を多くすれば、漁ができる回数も増やせるからの」

 

船長からこう言われたとき、私は過去に仕事で迷った出来事を思い出しました。

「実験に失敗したことを上司に伝えたほうがいいか?そのままやり過ごすか?」

「お客さんに対して、こと細かに製品説明をするかどうか。

あまりに細かすぎると嫌がられるのではないか」

などと何日も悩むことがありました。

 

でも、船長が言うように、私の悩みは結局のところ、

上司に報告したり、お客さんに伝えてみたりしないとわからないのです。

 

むしろ悩んでいるだけ時間がもったいなく、余計に気疲れするだけです。

どうするかを決断して、後は結果を待つほうが、よほど気が楽になります。

 

かくして私は、船長の言葉が後押しとなり、

まったく未知の世界であるマグロ船に乗ることを決心したのです。

 

(中略)

 

生き地獄から開放されたのは、その翌日でした。

海は穏やかになり、時速5kmまで落としていた船は、

速度を通常時の時速20kmに上げ、漁場に向かいます。

 

嵐が接近してから去っていくまでの数日間、東丸は沖で足止めを食らいましたが、

漁師は焦ったり、不安を露骨に表すようなことはありません。

 

嵐によって、漁のできる時間や機会が失われたわけですから、

焦ってもおかしくはないと、私は思っていたのです。

 

そのことを疑問に感じた私は、仕掛けのついた縄を巻き上げる作業中、

機関長に「なぜこの船では、マグロの捕れる日と、捕れない日で、

漁師のやる気が変わらないのですか?」

と聞いてみました。すると機関長は、次のように答えました。

 

機関長…「あー? いいことが起きたら喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。

それじゃ犬と同じじゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど」

 

「すぐにカッとなり怒鳴る」という、私が持つ漁師のイメージとは

かけ離れた言葉が痛いところを突いてきます。

 

機関長…「マグロが捕れんときこそ、感情をコントロールしぇんと人間ダメなんど。

齊藤はそげーなこともわからんのか? 本当にバカじゃのう」

 

短髪で日に焼けた機関長の迫力のある顔から笑顔がこぼれます。

乗船中は、漁師からよく、「バカか?」と言われましたが、

そのなかでも、一番「バカか?」と言ってくるのが、この機関長でした。

 

機関長の言葉を聞いて気づいたのは、

私が今までいかに自分の感情をコントロールできていなかったかということです。

 

仕事が順調にいかなければむしゃくしゃし、上司から叱られれば極端に落ち込み、

雨が降れば憂鬱になるという自分ではいかんともしがたいことにまで、

感情が左右されていたのです。

自分に起きた出来事を感じるままに生きていたと言ってもいいでしょう。

 

しかし、今ではうまくいかないときでも感情をコントロールするように努め、

失敗したときでも、自分にとってこの失敗は必要なものだったと前向き捉えてみたり、

こればかりは自分ではどうにもならないと思われることは、

仕方のないことだと割り切るようにしています。

 

そんなことを習慣づけていったからでしょうか、

友人からは意外なことをよく言われるようになりました。

「さいちゃんは、あんまり『俺に寄るな!』的なオーラを出しているときがないから、

いつでも気楽に話しかけやすい」

と言ってもらえることが、一度や二度ではなくなったのです。

 

(中略)

 

私……「こんなにヒマだと、嫌になってきません?

せっかく5時間もかけて縄を流したのに……」

 

漁師…「別に嫌にはならんど。ここで嫌になるのは陸の人ばっかしぞ」

 

私……「普通、自分がやったことが結果で返ってこないと嫌になると思うのですが……」

 

漁師…「おいどーらは、事前に縄に傷がないか調べたど。針も磨いたど。

エサを針につけたど。縄を入れてから3時間待ったど」

 

私……「それは私も見ていました」

 

漁師…「つまりの、おいどーらは、おいどーらにできることはすべてやったんど。

それから後のマグロが捕れるかどうかなんて、海が決めることど。

齊藤ら陸の人たちは、人間ではどうにもならんことまで、なんとかしようとしちょる。

それが疲るる原因よ」

 

私……「どこの企業にも、売上目標が毎月決められると思うのですが、

漁師にとってはそれが奇妙に感じますか?」

 

漁師…「そげーなこと俺が知るかい!

ただの、海は人間の思いどおりには動かん。

海にうねりが出て、マグロが捕れにくくなる日もある。

そんなときは海をなんとかしようと思っても無理じゃ。

うねりが消えるのを待つか、ほかの場所に移るしかあるめーな」

 

私……「自分にできることをすべてやったら、後のことは考えないのですね」

 

漁師…「おーよ。マグロが捕れんからといって、

海に飛び込んでマグロを捕りに行ってみよ。

齊藤がサメに食われるだけで、マグロは捕れんど」

 

(中略)

 

時には本当に自分の傷を自分で縫うこともあるそうです。

周りが海で、病院も何もないから、そうせざるを得ません。

 

この環境が漁師を超人にしていくのでしょう。

こうした漁師のすごさを見ていると、

何もできない自分がとてもダメな人間に思えてしまいました。

 

私……「漁師って本当にすごいですね。

それに比べて、私には人よりもできることがほとんどなくて……」

 

船長…「それは齊藤が、おいどーらが得意な面だけを見てるからそう思うだけど。

おいどーらは、齊藤のようにパソコンはできんし、書類もつくれん」

 

私……「そうでしょうか?」

 

船長…「齊藤には何でもできると思われているおいどーらも、

海の上ではできることはほとんどねぇ。

どこに魚がいるかわからんし、船の揺れを止めることもできん。

人間の限界をいつも感じるんど。

しょせん、人の能力の違いなんぞ、ドングリの背比べ程度でねーんか?」

 

私……「本当はもっと活躍したいとは思っているんですが」

 

船長…「それは齊藤のうぬぼれど。

『自分はスーパーマンだ!』と思いすぎちょるから現実とのギャップに苦しむんど。

最初はの、『自分は何もできないダメなやつだ』と認めることからど。

そこから一歩ずつ、自分が得意だったり、好きなことを磨くんど」

 

船長からこう言われると、少し悔しくもありました。

なぜなら、自分はできない人間であることを、自分自身が認めないといけないからです。

 

しかし、実際は船長が言うように、そのときの自分は何かできるわけではなかったのです。

まずはそこを認めたうえでどうにかしないといけません。

 

そう思ったところで、船長は話を続けました。

 

船長…「でもの、いくら自分を磨いたって、人間できないことばかりぞ。

さっき言ったとおり、おいどーらも海に出るとできないことばかりど。

『完璧』を目指せば目指すほど、自分にできないところが目立って落ち込む。

結果、完璧とはより遠くなるんど」

 

(中略)

 

そんな出来事があった朝、親方と食事が一緒になり、

以前から気になっていたことを聞こうと思っていました。

それは、マグロ船の漁師は非常に魅力的な人たちに見えたため、

そのことがすごく気になったのです。

 

1日17時間の肉体労働に耐える肉体を持ち、

トラブルが起きてもその場で何とか解決してしまう知能の高さ。

私にとっては超人的な人たちです。

 

親方に、「マグロ船の仕事って、本当にかっこいいのに、

世間的なイメージはそれほど高くないのは残念ですね」

と言うと、「構まん」と、ひと言返事が返ってきました。

 

 

親方…「おいどーらたちは海の仕事が好きでやっちょる。

陸の人たちは、祝いごとがあれば、マグロの刺身を食うじゃねーか。

それは、おいどーらがマグロを捕ってるからできるんど。

そう思えば、マグロ船の仕事は世の中の役に立っちょるし、

何より、海は陸の仕事に比べて自由ど」

 

私……「でも、世間から誤解されているのはつらくないですか?」

 

親方…「それは他人からわかってもらおうとするからつれぇんよ。

自分が自分の仕事に楽しさと誇りを持てば、あとは世話ねぇ話じゃ」

 

親方の話を聞いた後で、今までの自分は、「他人がどう思うか」を気にし、

無意識に世間に合わせようと努力をしていたのではないかと思いました。

 

だから、仕事選びでも、自分の考えより

「どんな仕事に就けば、周りから変な目で見られないか?」

という社会的な評価を気にしていたのです。

 

しかし、それは誤った考え方なのでしょう。

そもそも考え方は人それぞれです。

あることについて、賛成する人もいればそうでない人もいます。

 

「すべての人から賛同を得ることなどありえないのに、すべての人から賛同されたい」

という私の考えには無理がありました。

 

それにもかかわらず、他人の目を気にし、

誰からも批判されないような無難な行動を選んでいたのです。

 

そして、そのような考え方が自分自身を疲れさせていたのではないかと思います。

 

 

 

2017年9月3日(日)

 

【編集後記】

 

マグロ漁船とは、まさに「人生の縮図」ですね。

 

漁師さんたちの生き様は、

過酷なビジネス社会で多くのストレスを抱えている私たちへ、

さまざまな生きるヒントを与えてくれます。
ちなみに、私はお寿司が大好物

特に、マグロがたまらなく好きなんですが、

このたびマグロ漁船の背景を知るに至り、

これからは「漁師さんたちに感謝しながらマグロをいただこう」と、

改めて心に刻み込んだ次第です。

 

【お知らせ】

来週の配信はお休みします。

次の土日で新刊のゲラを校正しなければならず、

申し訳ありませんが、休刊とさせていただきます。

 

では、また再来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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