11月, 2016年

【814号】その島のひとたち​は、ひとの話をきかない 精神科医、「自殺希少地域」を行く

2016-11-27

 

 

多忙な一週間でした。

 

祝日で休むはずだった23日(水)は、

急遽、日帰りで福岡へ出張

 

豚骨ラーメンを食べる間もなく、

夜の便出発15分前ギリギリに、

タッチ&ゴーで検査場へ飛び込みました。

 

初雪が降り積もる翌木曜日は有給休暇を取り、

第二地方銀行協会主催の研修会にて、

講師としてマイクを握りました。

 

全国各地から招集された役職の方々は、

素晴らしい人格者ばかりでしたよ。

おかげさまで、私自身のモチベーションもアップしました。

 

金融業界へ少しでも恩返しができたなら嬉しいのですが…。

ついでに本の読者の増えたなら、尚のことラッキー。

 

金曜日は、4時半起床。

早朝の新幹線で大阪へ日帰り出張して、

東京へトンボ帰り。

 

そしてその夜は、

初期研修期間中の新人たちの懇親会に参加。

20代・30代の若い社員たちから

もの凄くポジティブなエネルギーをもらいました。

 

とにかく、男女の隔たりもなくチームワークよくまとまっていて、

ホント、みんな素晴らしい!!

 

仲間同士が心からリスペクトし合っているし、

の場にいない仲間たちのことも褒めることしかしません

 

この月末にて2か月間に渡る集合研修が終わるのですが、

「仲間たちと別れるのが寂しい」と、

涙ながらに語るような、美しい結束力でまとまっています。

 

きっと、高いレベルで価値観を共有しているのでしょう。

 

いやー、私は感動しました。

 

彼らすべての面接に関わった立場としては、

「やはり私たちの見る目に間違いはなかった」と、

そう確信できた、熱い週末の夜となりました。

 

こうしてハードスケジュールな一週間を過ごしましたが、

なぜか、まったく疲れがありません。

 

充実した日々のおかげで、

寒ささえ感じることなく、風邪知らずです。

 

あっ、そうそう、

体調面と言えば、

AGAクリニックの処方箋を服用して半年が経ちますが、

まったく副作用もなく、ふっさふさに髪が増えてきました。

 

誰もが驚くほどの効果です。

 

「いったいどれだけ増えたのか」…画像を見たい方は、

Facebookにビフォーアフターの頭上写真を投稿しましたので、

ぜひ、こちらをご覧くださいませ。

↓(ホントにビックリしますよ)

http://www.facebook.com/masaru.hayakawa2

(友達リクエストもお待ちしています)

 

はい、ということで、

ただ今、組織は増員中、頭髪も増毛中、でございます(笑)

 

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(673冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【助ける】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.673

 

『その島のひとたちは、ひとの話をきかない 』 

精神科医、「自殺希少地域」を行く

「今、即、助ける」「できることは助ける。できないことは相談する」

数々の支援活動で注目を浴びる精神科医が、

生きやすさのヒントを探す旅に出る。 「助けっぱなし、助けられっぱなし」……

森川すいめい著

青土社

 

 

痛みはピークとなり、

私は旅館のおやじさんに事情を伝えることにした。

おやじさんは最初、痛み止めの話などをした。

その場で解決できそうな提案をいくつかしてくれたが、

私はだいたいのことを既に実行していたから、

おやじさんの提案は何も役に立たなかった。

 

おやじさんは少し困った顔をしたので、

私は大丈夫だと伝えて部屋に戻った。

 

予定より早く帰るしかないかと思いながら

一時間くらい耐えた後で、電車の予定を見ようと部屋から出た。

 

そこにおやじさんがいた。

「いつもは隣町に歯医者がいるんやけど、今日はやってないみたいや。

この町の歯医者は今日休みやけど、

さっきいるの見たから起こしてきちゃろう」

 

私はこのときはまだ

休日の歯医者を起こして仕事をさせる勇気はなかったから、

「いや、そこまでは大丈夫です」

と断った。

 

実際はかなり痛みが強くなっていたから、

旅をやめて海部町から県庁所在地まで出よう、

自分で何とかしようとすでに決めていた。

 

私はまだひとに頼ることに慣れていなかったように思う。

 

ところがおやじさんは、

そんな私のことばは無視して話をさらに進めた。

 

「ここから八二キロ先にある歯医者が

今日はやっているのがわかったから、送るわ」

と言ったのである。

 

近所のひとを起こすのも悪いと思っているところを

今度は八二キロ先へというのは申し訳なさを通り越している。

 

ただの一宿泊客である。

私は、自分で何とかしようと、それも断った。

 

今振り返ると、おやじさんは私と対話をしてくれていた。

この対話力は自殺希少地域の特徴だとあとでわかることになる。

 

私の困りごとを聞き、私のニーズを私の存在を見ながら感じてくれて、

その感じたことを私にまた話してくれて、

決して私を説得しようとはしなかった。

 

それはとても心地のよい時間だった。

 

また、おやじさんは私の歯の痛みを解決するために

あらゆる情報を短時間で得ていたとわかる。

 

この情報量の多さと情報の速さは自殺希少地域の特徴だと

これも後で思うことになる。

 

(中略)

 

岡さんの研究では、自殺の多い地域のひとは、

自殺で亡くなることを仕方のないことだと思うひとの割合が高くなる。

 

一方で少ない地域では少ない。

 

同じ日本で同じ日本人で、

そして風土や経済力はそう違わない地域での比較調査である。

 

自殺で亡くなるひとが少ない地域になるための

何らかの方法があることが示唆される。

 

自殺希少地域でも自殺はある。

 

そしてその話を聞いたときはいつも、

「もっと相談してくれたらよかった」

「すごく頑張っていた、自分で抱え込んでしまったんだと思う」

そういう言葉を聞いた。

 

「どうして自殺することになったのか、残った家族に聞いて来ようと思う」

と言うひともいた。

 

仕方がないこととは思わない。

自分たちで何とかできたのではないかと思っている。

 

助けられることは助けたい。

 

人間関係が緊密ではないこの地域は、

緊密な地域よりもひととよくつながり、

そこに偏見はとても少なく、

そして、自殺は仕方がないことだとは思わないひとが多い。

 

(中略)

 

その若いひとは、都会に出て仕事である程度成功した。

しかし都会に出て、そこには何もないとわかったのだという。

 

「きらびやかな町でした。でも、ね」

美容院に行ったとき、その若いひとはいつも固まってしまっていた。

「かっこつけていたんですよね。かっこつけなきゃいけないんだって。

美容院に行っても、そこでまたかっこつけて。

なんかみんな、かっこつけていなきゃ生きられない町だなって」

 

都会に住んでいるひとがみんなそうだというわけではない。

自然なスタイルで生きているひともいると思う。

 

しかし、この地域から都会に出て、

そして仕事の成果も得たこの若いひとにとっては、

都会はかっこつけなきゃいけない場所だと感じられた。

 

「私、わかったんです。

じいちゃん、ばあちゃんが、ずっと私に言ってくれたことを」

 

都会生活をしながら思い出したことばが、

「ちいちゃいころから、

「そのまんまでいいんだよ」

「かっこつけなくていいんだよ」

って、言っていたのを聞いていた」

 

それを思い出して、この地域に戻ってきた。

そして今、とても生きやすいという。

都会へのあこがれはかっこつけだったと結論付けた。

 

その若いひとはほかにもいろいろなことを教えてくれた。

 

みんなが自然体で助け合っていること。

悪口はあってもめったにないこと。

お互いを大事に思っていること。

お互いをよく知っていること、

 

煩わしいと思うことも多いけどそれでいいのだということ。

 

「派閥がないんですよね」

とも教えてくれた。

 

よく話し合いをする。

誤解があったとして、誤解をそのままにしていたら地域で住めなくなる。

だからよく対話をする。

 

それで派閥がなくなる。

 

「派閥があると生きづらいんですよね」

 

(中略)

 

ヒッチハイクをして車で送ってくれたひとのうちのひとりとの会話が、

私の印象に強く残った。

 

「この地域のひとは、

困っているひとを放っておけないかもしれないね」

 

私たちはヒッチハイクに応じてくれた男性の次のことばを待った。

「困っているひとがいたら、できることはするかな」

と言った。

 

私はそこで、できないことだったら?

と聞いた。

男性は少し間を置いて、

「ほかのひとに相談するかな」

と言った。

 

「できることは助ける。できないことは相談する」

 

こうありさえできれば、

困ったことがあったひとは孤立しないと感じた。

 

精神的に病むことがあったときに、

最初は助けても、助けられないくらい重たいことになると

本人を置いてその場から立ち去ってしまうひとが

少なからずいると言われている。

 

このとき助けられないことの言い訳をしたり、

それを本人の自己責任だとしたりもする。

 

「甘やかしてはいけない」

「うつ病は甘えだ」

「人生をなめているのでは?」

などと病気になったのは自己責任だと言ってしまうひとまでいる。

 

それでは何の助けにもならない。

 

結果的に、病を抱える孤立したひとは、

病によってではなく

孤立によって自ら命を絶つかもしれない。

 

(中略)

 

幸福度が高い地域というのは、

男女が平等であることと相関がある

という研究結果がいくつかある。

 

世界経済フォーラムの二〇一五年度版の

男女平等に関しての調査報告では

一四五か国中、日本は一〇一位だった。

 

日本は男女平等ではない。

 

同様な各国の幸福度を比較したいくつかの調査でも

日本のランキングは低い。

 

さまざまな解釈や議論が成り立つところではあるが、

この圧倒的な低さは解釈をどう変えたとしてもよい面は見えない。

 

とはいえ、日本をひとくくりにするとそういう結果になるわけだが、

男女の平等さは地域によってもちろん違う。

そして自殺希少地域では、

おおむね男女平等だと思っているひとが多い印象である。

 

私たちはそのことも直接地元のひとたちに聞いた。

 

質問方法は単純だ。

この地域は「男女は平等ですか?」

と男性にも女性にも聞く。

 

そして、「平等だね」とこうした地域のひとは答える。

 

たくさんの人数に聞いたわけではないからはっきりとは言えないが

今のところ聞けたひとは「平等だね」と答えている。

 

少し背景を考えてみると、

こうした地域では男性と女性の共同の仕事がある。

旧平館村では夫婦で漁に出る。

大きな漁は男性ばかりが行くことになるが、

小さな漁が主流な地域では男女で行く。

 

男性も女性も仕事に出ている。

 

幸福度も平等指数も両方とも上位にあるノルウェーで、

「幸福度ランキングが高いみたいなんだけどどうして?」

と、船乗り場の受付をしている女性に聞いたことがあった。

 

女性はとても笑顔で、その事実を知っていると言った後で、

「機会が平等だからよ」

と答えた。

 

(中略)

 

いつも感じるのは、ひとを助けるのにおいて

相手の気持ちをあまり気にせずに助けようとする態度である。

 

その地域のひとたちの中に人助け慣れしているひとたちがいる。

櫛をいただいたり、貴重品であったカイロをいただいたときも同様で、

相手が何かに困っていて

自分が助けられることがあったならば

いっきに助けてくれる。

 

しかも見返りなしだ。

 

人助け慣れしているから助け方も上手だ。

とても心地がよい。

 

こんなことが各地で起こっていたとしたら、

悩み事が大きくなる前に

たくさんのことが解決してしまうだろうと思う。

 

小さなうちに解決したほうがよいことは多い。

抱え込まなくていい。

 

そのうえ、この連続人助け攻勢に対して

自分の考えを打ち出すのには相当の対話力が必要になる。

 

NOと言える対話力である。

 

この対話を、この地域のひとたちは

子どものころからやっているのである。

 

私の友人の中で、このようなひとが少数いる。

ひとを助けることばかりしていて見返りをいっさい求めない。

 

お礼をしようとしても断る。

 

なんでもしてくれていて人一倍働いている。

 

困っているひとがいると黙っていられないのだという。

 

実際にひとは助かっていて、

私も本当にたくさん助けてもらっている。

 

そのひとは、

「自分がどうしたいか」

それだけなのだという。

 

そのひとのお子さんたちは、

その方針で育っていてとてもすばらしい人生を生きている。

 

自分がどうしたいかを貫いている。

 

苦労がないわけでもなければ悲しみがないわけでもない。

ただ、そうやって生き抜いている。

 

みんながそうあれたならば本当にすばらしいのだろうなと

彼女たちを見ていると思う。

 

自殺希少地域で、私はそう感じるのである。

 

自分がどうしたいのかと。

 

自分が助けたいと思うから助けるのだ。

 

相手にとってはよけいなお世話になることもあるのかもしれないが

それでも貫くのである。

 

「習うより慣れる」

人助け慣れしていく。

 

そして助けられ慣れていく。

 

このことは、自殺希少地域での核心のひとつと感じている。

 

 

 

2016年11月27日(日)

 

 

【編集後記】

 

私早川も、大概「おせっかい」をやってしまいます。

 

本社に引っ込んでればいいのに…、

と煙たがられているかもしれないけど、

それでも放っておけないから、

すぐ営業現場に出ていって、何でも首を突っ込みがちです。

 

判断基準はいつも、自分が「助けたいかどうか」。

 

人が決めたルールや役割分担も大事ですが、

緊急時にはそれよりもっと大事なことがある気がします。

インティグリティに基づき、これが正しいと思ったら、

煩わしいと思われても進んで助けたい

 

すいません。

今度こそ、営業社員の辞めない組織を創りたくて。

 

ここんとこ、かなり死ぬ気で働いてます。

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

****************************

早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様

「最高の自分」に生まれ変われる8つの教え』

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【813号】その話では軽すぎです!大事な人に会う15分前の「話し方レッスン」

2016-11-20

 

グッドニュースがございます。

(もちろん、私にとってですが…)

 

本日11月20日(日)18時~ (18:29まで)、

私のボスである社長のKがテレビに出演します

「賢者の選択~ THE Leaders~」

BS12 トゥエルビ

 

私たちが2年がかりで準備してきた新規直販チャネル

立ち上げの背景などを、

全国放送の30分番組で大いに語ってくれます。

 

激動の保険業界の中で

私たちが「次に打つ一手」とは?

いったい何なのでしょうか!

 

新人のトレーニングや新設支社オフィスの風景、

社員のインタビューなども「撮影」に来ていましたので、

ひょっとすると、私早川も、

画面の隅にさりげなく映っているかもしれませんよ。

どうかお見逃しなく!(笑)

 

私のボスは、このたび天皇陛下より「藍綬褒章」を授与され、 +

社員一同、心から誇らしい気持ちでいます。

 

テレビを通してどんなメッセージを発信してくれるのか、

楽しみで仕方ありません。

 

あっ、もしかすると、

このメルマガを読んでいる時点で、

もうすでに月曜日という方もいるかもしれませんね。

 

でも、大丈夫です。

ご安心ください。

 

再放送もありますから。

 

11月27日(日) 12時~、

NIKKEI CNBCでも、全国放送されますし、

また、関西地区の方であれば、

11月28日(月)22時~

SUN-TVでも放送されます。

 

BS放送の視聴環境にない方は、

「賢者の選択」番組ホームページからも

視聴することができます。

是非↓コチラからもご覧ください。

http://kenja.jp/database/

 

おっと、

生保関係者といえば、

(もちろん、一般の方にとっても…)

もう一つ大切なお知らせがあります。

 

新たな使命感に気づかせてくれる物語。

 

映画「バースデーカード」を観ました 。

 

銀座の映画館で一人、

ビールを飲みながら。

家族愛を描く世界に入り込みました。

 

アルコールの酔いが回ったのか、

かなり泣きました。

 

恥ずかしながら、

はじめから終わりまで、ほとんど泣きっぱなし。

 

「泣きのツボ」を大いに刺激されたらしく、

7回も号泣しました(涙)

 

大きな劇場に観客はたったの5人だけ、

という夜の回だったのが幸いでしたね。

 

周囲の人目を気にすることなく、

止めどなくなく溢れる涙を拭いながら、

ティッシュがなくなるまで鼻水をかみ続けました。

 

大きな愛で家族を包みこむ母の偉大さを、

正攻法で丁寧に描く「王道の映画」でした。

 

真っ直ぐに生きる「普通の人たち」へ

心からのエールを送ってくれる作品です。

 

余命が迫る母(宮崎あおい)は

天国へ旅立ったあとも、10歳の娘が20歳になるまで、

毎年、誕生日にバースデーカードを贈ることを約束します。

 

描かれる母子は性格が正反対。

娘・紀子はネガティブで内気。

母・芳恵は明るくて行動的。

 

「あなたになら大丈夫。

きっとできる。うまくいくよ」

 

「紀子、あなたには未来がある。

何にだってなれるの。

いっぱいいっぱい希望があるの」

 

と、落ち込む紀子を励まし続ける母。

 

19歳になった時の手紙が一番グッときましたね。

涙腺のダムが決壊しましたから(泣)。

 

バースデーカードを通して成長していく娘役は、

橋本愛ちゃん。

揺れ動く心の機微を繊細に演じていました。

 

父親役のユースケ・サンタマリアも、適役でした。

温かく家族の成長を見守っていきます。

 

私の場合、

どうしても父親の立場で感情移入してしまうため、

きっと涙が止まらなかったのでしょうね。

 

この映画、女性向けの作品なのかと思いきや、

意外と「男性が泣ける映画」なのかもしれません。

 

あなたも、こっそりとオッサン一人で、

映画館へ足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

ちなみに、エンドロールは最後の最後まで見てくださいね。

おしまいにおまけのシーンがありますので…。

 

くれぐれも、 ハンカチを忘れずに

 

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(671冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【信頼される人】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.671

『その話では軽すぎです!』 

大事な人に会う15分前の「話し方レッスン」

元NHKキャスターが明かす「信頼される人」の法則!

シンプルな伝え方で、説得力が驚くほど高まる!

矢野香著

知的生き方文庫 三笠書房

630円

 

 

日々、文字で書かれた原稿を読むアナウンサー。

原稿の読み間違いに気をつけるよう

指導された言葉ベスト3は、

「他人事」「一段落」「施策」です

 

他人事は「たにんごと」ではありません。

一段落は「ひとだんらく」ではありません。

施策は「せさく」ではありません。

 

「ひとごと」「いちだんらく」「しさく」

が正しい言葉です。

 

「他人事」 ×  たにんごと

              〇 ひとごと

「一段落」 × ひとだんらく

                〇 いちだんらく

 

「施策」 × せさく

             〇 しさく

 

この他、「三階」「裏面」

もよくやってしまう読み間違いです。

 

「さんかい」ではなく「さんがい」

「うらめん」ではなく「りめん」

が正しい言葉です。

 

「三階」 ×  さんかい

            〇 さんがい

 

「裏面」 ×  うらめん

               〇 りめん

 

もしも、これらを読み間違うと、

視聴者の方々から厳しいご指摘をいただきます。

 

お叱りは当然のことですし、それだけではありません。

こうしたアナウンサーの読み間違いによって、

テレビ局やニュースに対する信頼そのものが

揺らぐ可能性もあります。

 

そのため、教養常識を疑われるような

読み間違いをしないように注意しています。

 

そのためには、日々の勉強はもちろんですが、

自分の常識を疑う姿勢が大事だと教えられました。

 

とにかく、すぐに辞書を引く。

自分はものを知らないということを自覚せよ、

ということです。

 

(中略)

 

NHK放送文化研究所によると、

NHKでは、国名として読むときは「にっぽん」、

その他の場合は言葉によって読み分けています。

 

「日本」 △ にほん

           〇 にっぽん

 

二〇〇四年の調査によると、

若い人ほど「ニホン」と読む人が増える傾向にありました。

 

あなたが今日会う相手の社名には

「日本」が入っていないでしょうか?

 

相手の社名の正式名称を知っていますか?

 

相手の社名をきちんと確認せずに

自分の思い込みで呼ぶことがないようにしましょう。

 

(中略)

 

アナウンスが行っている滑舌のための運動は、

「パ」「マ」「ラ」で練習します。

 

「パ」と「マ」の発音は

唇の動きが重要な「両唇音」と呼ばれるタイプで、

最初に上と下の両唇を閉じておいて、

開くと同時に音が出ます。

 

一方「ラ」は、舌の動きが重要な「弾音」タイプです。

舌が上の歯ぐきをはじくことで音が出ます。

 

先ほどの「ルルル」と「レロレロ」は

「弾音」で舌を鍛えていたのです。

 

「パ」「マ」「ラ」を一緒に言うと、

舌も唇も同時に鍛えられるので一石二鳥なのです。

 

「パラ、ピリ、プル、ペレ、ポロ」

「マラ、ミリ、ムル、メレ、モロ」

 

舌を鍛えると、日本語の一拍一拍がはっきりと、

明瞭に聞こえるようになります

 

その明瞭な発音は、

発音に対する自信感を表現します。

 

大事な人に会う前に、

お手洗いなどの鏡の前で身だしなみチェックすると同時に、

 

「ルルル」という巻き舌

「レロレロレロ」という舌の出し入れ

「パラ、ピリ、プル、ペレ、ポロ」

「マラ、ミリ、ムル、メレ、モロ」

と唱えましょう。

 

やや怪しい人ですが、

その後の面会はうまくいくでしょう。

 

(中略)

 

事実を聞き出す質問をするのは、難しいものです。

 

二〇一一年三月の東日本大震災。

津波、余震、そして、東京電力福島第一原子力発電所事故と、

目の前で起きる出来事について、

事実を即座に把握できないなかでの災害報道でした。

 

福島第一原子力発電所事故のメルトダウン発生時、

NHKではアナウンサーと解説者が

生放送で報道を行っていましたが、決して、

「いまのは何ですか?」

「何が起こったのですか?」

「どうなっていますか?」

という質問は投げかけていませんでした。

 

アナウンサーは、解説者に

「何が起きていると考えられますか?」

と質問していました。

 

「考えられるか」

という問いがポイントです。

 

アナウンサーは「考えられる」という言葉を使った質問を

何度も繰り返していました。

 

「何が起きているんですか?」

「どうなっているんでしょうか?」

ではないのです。

 

たったいま、目の前で起きたことを尋ねられても、

解説者は「わかりません」としか答えられません。

 

事実は誰にもわからない。

 

だからこそ、

「何が考えられるか」

「現状でわかることは何か」

について、専門家を連れてきて、個人の意見として、

事実と思われる推測を伝えるのです。

 

二〇一六年の熊本地震も同様です。

 

これらの震災報道ではその他、

「ここまでの状況で言えることは何ですか?」

「映像から読み取れることはありますか?」

というNHKアナウンサーの質問も

放送上で頻繁に耳にしました。

 

問題解決の際に現状を把握したいときは、

「どうなっている」かを問わず、

事実に基づいた質問を心がけましょう。

 

(中略)

 

自分の印象を表す言葉を探していきましょう。

 

なかなか決められないという方のために、

ヒントになりそうな心理学の考え方を紹介します。

 

心理学の分野で人物の印象について研究が始まったのは、

一九四〇年代のアメリカです。

 

アッシュという心理学者が人の印象を

「温かい「冷たい」

など形容詞を使って表現した実験をはじめました。

 

その後、現代に至るまで、

数々の印象形成の実験が行われています。

 

これらの実験から、

人が相手に好印象を与える要因は、

「親しみやすさ」

「活動性」

「社会的望ましさ」

という三つに分けられることが、報告されています。

 

それぞれの印象を表す言葉は次の通りです。

 

・「親しみやすさ」……話しかけやすい、優しい、親切な、

明るい、元気な、外交的、面白い、など

 

・「活動性」……堂々とした、意欲的な、積極的な、

鋭い、リーダーシップのある、強い、など

 

・「社会的望ましさ」……信頼できる、分別のある、きちんとした、

誠実な、安心できる、知的な、大人っぽい、など

 

それぞれの好印象の要因、

「親しみやすさ」「活動性」「社会的望ましさ」は、

誰もが少しずつ持ち合わせているものです。

 

人の印象は、これら三つのカテゴリーの

多少の組み合わせで成り立っています。

 

このカテゴリーの中で、

自分の印象として一番強く表現したいのは何か。

そこを考えればよいのです。

 

つまり、「話しかけやすい」印象の人物として

「親しみやすさ」を表現するのか、

 

「積極的な」印象の人物として

「活動性」を表現するのか。

 

あるいは、「信頼できる」印象の人物として

「社会的望ましさ」を表現するのか。

 

自分なりに作戦を立ててみるのです。

 

 

2016年11月20日(日)

 

【編集後記】

元NHKアナウンサーである著者の矢野香さんは、

11月25日(金)26日(土)のDODA転職フェアにて

スペシャルトーク「面接で信頼を勝ち取るコミュニケーション」

と題して講演をされるそうです。

https://hakadoru-time.com/event/665629.html

 

お近くの方は、ぜひ、天神駅「アクロス福岡」まで、

足を運んでみてはいかがでしょうか。

 

生の矢野香さんに会えますよ

 

もしかすると、私早川にも(笑)。

 

福岡支社オープンに伴い、

弊社のブースも出展しています。

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

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早川勝

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【812号】殺人犯はそこにいる 隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件 怒りの告発“真犯人”は野放しだ!

2016-11-13

 

弊社にマネージャー職として入社が内定した「I君」と、

先日、祝杯を上げる機会があり、

10月に入社したばかりの支社長・Sも一緒に乾杯しました。

(Sは私早川の元同僚です)

 

その席におきまして、

普段は人にいえないI君の苦労話

いろいろと聞かせてもらうことができました。

 

実は彼、8年前に「舌がん」と診断され、

手術を受けた経験があるそうで…。

 

その時、主治医から告げられた生死の確率は、50%

当時、まだ31歳だった彼は、

生きるか死ぬか、半々だと告知されたのです。

 

舌の腫瘍を切除して手首の一部を移植する、

という難しい手術です。

 

たとえ命が助かったとしても、

今まで通りの言葉を話せるかどうか、 その保証もありません。

 

I君は様々な葛藤に苦しんだと言いますが、

やがて現実を受け入れ、 「死」をも覚悟しました。

 

そして、大手術を前にしたそんなある日のこと。

 

これが最期に見る景色になるかもしれないと、

プラプラと街を散歩していたI君は、

ふらっとパチンコ屋に立ち寄ってみました。

 

彼にとっては、

生まれて初めてのパチンコだったと言います。

 

自分の人生はもう終わりかもしれない、

と、その境地に至ったとき、

ふと気まぐれに「パチンコでもやってみよう」

そう思い立ったのだそうです。

 

ところが、人生初体験のパチンコですから、

I君は勝手がよくわかりません。

 

まごまごしながらパチンコ台の前に座り、

適当にお金を入れて始めてみました。

 

するとどうでしょう。

 

あれよあれよという間に、

「大当たり」を連発し、

次から次へと出るわ出るわ、

どんどん玉が溢れ出すではありませんか。

 

それは、死を目の前にした人間に対する「神のおぼし召し」だったのか、

それとも、「無欲の勝利」だったのか。

 

いやはや、人生とは面白いものですね。

 

もしかすると、

死ぬ気でパチンコをする人にだけ運は味方する」

という法則があるのかもしれません。

 

「儲けよう、儲けよう」と、

必死の形相でパチンコに打ち込んでいる人たちは、

消えていく玉を追い求め、

日々、落胆している人がほとんどだというのに…。

 

一方で、死を目の前にして悟りを開いたI君は、

まったくの「無欲」でした。

 

そもそもI君にとっては、

大当たりどころか、パチンコ自体が初体験ですから、

溢れ出す玉の山を前にして

いったいどうしたらいいのかわかりません。

 

そのあげく、困った彼は、

周囲にいた常連のオジサンオバサンたちへ

どんどん玉を分けてあげたそうなんです。

 

凄まじい連チャンは30回を超えたらしく、

パチンコに詳しい同僚に概算してもらうと、

軽く20万円分は下らないのではないか、とのこと。

(私早川もパチンコはやらないので詳しくないのですが…)

 

その仕組みがよくわかっていないI君は、

周りの人たちへすべての玉を分け与えてしまったのです。

 

オジサンオバサンたちは拍手喝采、

大喜びだったそうですが、

それにしてもI君、豪快ですね。

 

笑顔で颯爽と立ち去るヒーロー・I君に対する拍手は、

彼が店を出るまで鳴り止まなかったそうです。

 

そうして後日、

がんの手術は無事に成功し、

一命をとりとめたI君

 

しばらく、呂律の回らない舌と悪戦苦闘しましたが、

自己啓発書を何百冊も大きな声で「朗読」し、

滑舌のトレーニングを繰り返したそうです。

 

その苦労が実り、

今では何の問題もなく普通に喋れるようになっています。

むしろ、普通の人よりも「饒舌」なくらいです。

 

神は、彼を見捨てませんでした。

 

元気になったI君は、

しばらくして、例のパチンコ店を訪れます。

 

するとそこで、

常連のオジサンオバサンたちと再会することができました。

あの時、玉を分け与えた人たちです。

彼のことを覚えてくれていたのですね。

 

あの世から生還したI君は、

またもや拍手喝采で迎え入れられたのです。

 

それを機会に常連さんたちと仲良くなった彼は、

後々、I君の仕事の良き協力者となって、

営業成績に大きく貢献してくれたと言うのですから、

まるで、マンガのような話です。

 

こんなことって、本当にあるんですねぇ。

 

私もこれから「強運の神様を味方にしたI君」と、

一緒に働けると思うと、なんだかワクワクします。

 

我らが立ち上げた新規チャネル事業、

こちらもパチンコ同様に起死回生の「大当たり」となりそうな、

そんな予感に胸を躍らせている今日この頃です。

 

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(670冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【司法の闇】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.670

『殺人犯はそこにいる』 

隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件

怒りの告発“真犯人”は野放しだ!

冤罪「足利事件」と司法の闇

「調査報道のバイブル」と絶賛された事件ノンフィクション

清水潔著

新潮文庫

 

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新潮ドキュメント賞/日本推理作家協会賞 ダブル受賞

(税込み)810円

 

まえがき

 

関東地方の地図を広げ、

北部のある地点を中心に

半径一〇キロほどの円を描いてみる。

 

そこは家々が立ち並び、

陽光の中で子供達が笑い声をあげる、

普通の人々が普通に暮らす場所だ。

 

その小さなサークルの中で、

一七年の間に五人もの幼女が姿を消している

という事実を知ったら

あなたはいったいどう思うだろうか。

 

彼女たちはいずれも無残な遺体となって発見されたり、

誘拐されたまま行方不明となっている。

 

しかも犯人は捕まっていない。

 

これは小説ではない。

 

事実だ。

 

「この小さな街に、

幼女に手を出して殺人まで犯す人間が、

何人もいるはずはないんです」

 

娘を失った家族の一人は

同一犯による事件であろうと訴えた。

 

私もそう思う。

 

だが、捜査当局がこれを

「連続事件」と見なさなかったらどうなるだろう。

 

あるいは、一件の事件で犯人を逮捕し、

他は「解決済み」としていたら。

 

しかも、逮捕された「犯人」が

冤罪だったとしたら?

 

日本のどこにでもあるようなその街で、

あなたか住んでいるかもしれない普通の街で、

あなたは刑に服することもない「殺人犯」と、

日々すれ違うことになる。

 

道で。公園で。パチンコ屋で。スーパーマーケットで。

 

あなたには幼い娘がいるかもしれない。

妹がいるかもしれない。

孫娘がいるかもしれない。

 

六人目の被害者が出ないと、

誰が言えるのか。

 

明日、事件に巻き込まれるのが、

自分にとって大事な誰かでないという保証は、

どこにもない。

 

現実に、そんな状況が生まれた。

 

いわゆる「足利事件」をめぐって。

 

警察は菅谷利和さんという男性を

「誘拐殺人犯」として逮捕し、

検察は起訴し、

最高裁は無期懲役の判決を下して

マスコミは大きく報じた。

 

凶悪事件に怯えていた市民は胸を撫で下ろし、

それぞれの日常生活へと戻っていった。

 

だが実際、菅谷さんは冤罪だったのだ。

 

不当な捜査と杜撰な証拠、

虚偽の自白を根拠として、

菅谷さんは一七年半もの間、

刑務所に閉じ込められた。

 

恐ろしいことだ。

 

国家は、そうと決めれば

ひとりの罪もない人間の自由を奪い、

時間を奪うことができる。

 

もっと怖ろしいことに、

国家は同時に「真犯人」に特典を与えた。

 

「時効」という名の砂時計だ。

 

後に司法は誤りを認め、

菅谷さんの冤罪が判明したにもかかわらず、

 

「真犯人」は不起訴のライセンスを得た。

 

だが―――それでよいのか?

 

冤罪が確定したのならば、

警察は事件を再捜査すればよいのではないか?

 

検察も動けばよい。

 

メディアはこの危険性を報じる必要がないのか。

 

(中略)

本書に記す事件と、「桶川事件」の構造が

驚くほど似ているのだ。

 

あのとき私は、警察が自己防衛のために

どれほどの嘘をつくのかということを知った。

 

警察から流される危うげな情報に

マスコミがいかに操作されるか、

その現実を思い知った。

 

そうやって司法とマスコミが作り上げた壁は、

ものすごく厚く、堅い。

 

一介の記者など本当に無力だ。

その片鱗を伝えるためだけに、

私はあの時、本を一冊書く羽目になったのだ。

 

だが、残念なことに、

状況はなんら変わっていない。

 

いや、悪くさえなっている。

 

もちろん、三〇年間もマスコミの端っこにしがみついている私にも

その責任の一端はある。

 

それでも私が本書で描こうとしたのは、

冤罪が証明された「足利事件」は終着駅などではなく、

本来はスタートラインだったということだ。

 

司法が葬ろうとする「北関東連続幼女誘拐殺人事件」

という知られざる事件と、

その陰で封じ込められようとしている「真犯人」、

そしてある「爆弾」について暴くことだ。

 

何より、伝えたいことがある。

 

この国で、最も小さな声しか持たぬ五人の幼い幼女達が、

理不尽にもこの世から消えた。

 

私はそれをよしとしない。

 

絶対に。

 

 

二〇一三年一一月

清水 潔

 

2016年11月13日(日)

【編集後記】

 

ものすごく「重い一冊」です。

 

私はこの本を一気に読破して、

込み上げる憤りを抑えることができませんでした。

 

私自身も3人の娘を育ててきた親として、

社会の不条理さに胸が潰されそうです

 

微力ながら、私にも何かできないか、

司法の闇を暴き「日本を動かす」お手伝いが

何かできないかという気持ちになり、

ここに紹介させていただいた次第です。

 

一人でも多くの人たちに

この本を読んでほしい…、

この真実を知ってほしい…、と思います。

 

『殺人犯はそこにいる』

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ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

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早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様

「最高の自分」に生まれ変われる8つの教え』

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【811号】「水」のように生きる 穏やかな心を取り戻すための92のコツ あせりや不満やイライラが流れるように消えていく

2016-11-06

 

先日、ある書店チェーンの三代目経営者の方と、

縁あって2人でビールを飲む機会がございました。

 

その時に、「誕生日プレゼントに…」と、

一冊の本をいただきました。

 

思いもよらぬサプライズに心から感激し、

大変有り難く頂戴したものの…、

「むむむっ?」、

その本は、風変わりなカバーに包まれていました。

 

「あれっ、なんですか、この本?」

と、不思議顔の私。

 

「ふふっ、さて、なんでしょう?」

と、三代目は笑みを浮かべています。

 

本の背表紙には、

“さわや書店 入魂の一冊!” とあります。

 

そして、カバーの裏表には、

文庫担当者からの手書きメッセージが

びっしりと印刷されているではありませんか。

 

タイトルを隠したカバーに書かれているメッセージは

以下の通りです↓

 

申し訳ありません。

僕はこの本をどう勧めたらいいかわかりませんでした。

どうやったら「面白い」「魅力的だ」と思ってもらえるのか、

思いつきませんでした。

だからこうして、タイトルを隠して売ることに決めました。

この本を読んで心が動かされない人はいない、

と固く信じています。

500Pを超える本です。

怯む気持ちは分かります。

小説ではありません。

小説以外の本を買う習慣がない方には、

ただそれだけでも ハードルが高いかもしれません。

それでも僕は、

この本をあなたに読んで欲しいのです。

これまで僕は3000冊以上の本を読んできました。

その中でもこの本は、

少しでも多くの人に読んで欲しいと

心の底から思える一冊です。

この著者の生き様に、あなたは度肝を抜かれ

そして感動させられることでしょう。

こんなことができる人間がいるのかと、

心が熱くなることでしょう。

僕らが生きるこの社会の不条理さに、

あなたは憤るでしょう。

知らないでは済まされない現実が、

この作品では描かれます。

あなたの常識は激しく揺さぶられることでしょう。

あなたもこの作品と出会って欲しい。

そう切に願っています。

ここまで読んでくれた方。それだけで感謝に値します。

本当にありがとうございます。

 

※もし既にお持ちの本であった場合、

返金いたしますのでお申し出ください。

文責:長江(文庫担当)

 

以上。

カバーのメッセージから全文をシェアしました。

 

三代目が教えてくれた情報によりますと、

今、『文庫X』と呼ばれるこの本が、

爆発的に売れているらしいのです。

 

発祥のお店は、岩手県盛岡市にある、

「さわや書店」という本屋さんです。

(三代目は関西の書店さんです)

 

実は、長江さんという書店員の方が仕掛け人で、

売りづらい良書をいかにして

「先入観なく手にとってもらえるのか」

と、考え抜いた挙句の戦略なのだそうです。

 

その長江さんの熱い思いが伝わり、

売上に伸び悩んでいた本が、

一気に数千冊も売れたというのですから、

驚きですよね。

 

現在では全国数百店舗の書店さんで、

『さわや書店入魂の一冊!』

として売り場展開されているとのこと。

 

紙カバーとビニールで完全包装しているこの文庫本は、

今や、メディアやネットでも話題沸騰なんだとか。

そういえば、めざましテレビでも紹介されていました。

 

書店員さんの良書への熱い思いが

日本中に広がっていくだなんて…、

本当に素晴らしいですね。

 

購入後にカバーを外し

タイトルを見て驚く人も多いと思いますが、

ほとんどの人は「読んで良かった」

という感想を持つでしょうね。

 

私早川もその一人でした。

 

いつかこのメルマガでも

「お薦め書籍シリーズ」の一冊として

皆さんに中身を紹介したいですね。

 

今日はやめておきますが…。

ネタバレになるといけないので

 

ぜひ、書店で見かけることがありましたら、

手に取ってみてくださいませ。

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(669冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

前置きの書籍とは、一切関係がございません。

くれぐれも誤解なきように宜しくお願いします。

 

本日のテーマは、

【水のような生き方】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.669

『「水」のように生きる』 

穏やかな心を取り戻すための92のコツ

あせりや不満やイライラが流れるように消えていく!

植西總著

ダイヤモンド社

 

 

古代中国の思想書である『老子』に、

上善、水の如し」という言葉があります。

 

「上善」とは、「最善の生き方」ということです。

つまり、「人間にとって最善の生き方とは、

水のように生きること」なのです。

 

言い換えれば、「水のように生きていくことが、

人にとってもっと幸せな生き方になる」ということです。

 

では、「水のような生き方」とは、どんなものなのでしょうか。

『老子』の中では、様々な角度から

「水のような生き方」について述べられていますが、

最初にいくつか列挙しておきます。

 

あらゆる人に恵みを与える。

・人と争うことなく、融和的である。

・自分を低いところに置く、謙虚である。

・自然に逆らわない。自然の成り行きに従う。

・心が穏やかで、考えが深い。

・しかし、時によっては、強い力を発揮する。

 

(中略)

 

古代中国の思想書である『老子』には、

水はあらゆるものに恵みを与えながら、

争いごとがない」とあります。

 

この言葉は、人間関係に置き換えてもいいと思います。

すなわち、

「あらゆる人に恵みを与えながら、人と争うことはしない」

ということです。

 

それが「水のように生きる」ということであり、

また、人間の理想的な生き方になります。

 

「人に恵みを与える」とは、

「人のためになることをする」

「人に喜びを与えることをする」

「人にやさしい気持ちを持つ」

ということでしょう。

 

とは言っても、それほど大げさに考える必要はありません。

考えてみれば、「水」は、高価な飲み物ではありません。

ものすごく栄養豊かな飲み物というわけでもありません。

必ずしも、とても美味しい飲み物でもありません。

 

しかし、水がなければ、人は生きていけません。

水がなければ、人は困ってしまいます。

そのような存在になればいいのです。

 

つまり、大げさなことをしなくても、周りの人たちから、

「あの人がいないと困る。あの人が必要だ」と、

自然に思われるような存在になればいいのです。

 

そういう水のように生きる人が、

もっとも貴重な存在だと思います。

 

(中略)

 

戦国時代に、黒田如水(1546~1604年)という武将がいました。

軍師(参謀として戦の戦略を立てる役割)として

豊臣秀吉の家臣となり、

現在の九州北部地方の大名を務めました。

 

この黒田如水は、もとは黒田孝高という名前でした。

黒田官兵衛とも呼ばれていましたが、

隠居してから「如水」と名前を変えました。

「水の如く」で「如水」です。

この名前には、「水のような生き方をする」

という意味が表れています。

 

また、「水五訓(水五則とも言う)」

と呼ばれる人生訓を作って、

子孫や家臣たちに与えました。

 

この黒田如水の「水五訓」も、

「水のように生きる」

ということを考える上で大切なので、

ここに意訳して挙げておきます。

 

一 水はみずから動いて、他のものを動かす。

二 水はいつも進路を求めて、止まることなく動いていく。

三 水は、障害に出合うと、その勢いを百倍に増す。

四 水は、みずから清らかな存在である。

   そして、あらゆる汚れたものを受け入れながら、

   その汚れを洗い流して清らかなものにする。

五 水は、広い海となり、蒸発しては雲となり、

   雨や雪にも姿を変え、霧ともなり、

   水面はものを映す鏡にもなる。

   しかし、どのように姿を変えても、水としての本質は失わない。

「水五訓」は、水のように生きる手引書なのです。

 

(中略)

 

黒田如水の「水五訓」に、

水はいつも進路を求めて、止まることなく動いていく

というものがあります。

 

この言葉にある「水」も、「川」のことを指しています。

 

「進路を求める」とは、

「目標を定める」

「『こういうことを成し遂げたい』という願望を持つ」

ということです。

 

この言葉は、

「人は、目標を持ち、その目標に辿り着くまでの進路を考え、

その目標へ向かって止まることなく動いていくことが大切だ」

という意味のことを述べています。

 

言い換えれば、「無目的に生きてはいけない」ということです。

 

「願望なんてない。これといって、やりたいこともない。

しかし、働かなければ生きていけないので、

ぼんやりとした気持ちで毎日、会社に行っているだけだ」

と言う人がいます。

 

こういう人はおそらく、活気のある人生を築くことはできないでしょう。

充実した人生を実現することはできません。

 

そのうちに、仕事にも人生にもどんどんやる気を失っていき、

生きているのが嫌になってくる可能性もあります。

 

活気のある充実した人生を実現するためには、

何か「こういうことを成し遂げたい」

という目標を持つことが大切です

 

そのような目標があってこそ、

張り合いのある日々を送れるようになります。

 

毎日、元気にイキイキと生活できるようになります。

 

(中略)

 

がんばっても、なかなか結果が出ない、という時があります。

もちろん本人とすれば、思い悩むことになります。

 

「もうやってられない」と、

投げやりな気持ちになってしまう人もいるかもしれません。

 

ただ、こういう場合、大切なことは、

結果を出すことにあまり執着しない、ということです。

 

気持ちを楽にして、投げやりな気持ちを起こすことなく、

少しずつでもいいから努力を続けていくことです。

 

「流れる水は腐らず」

ということわざがあります。

 

「流れる水」とは、

「少しずつでも努力して、前進していくこと」

を意味しています。

 

とにかく結果が出なくても、思い通りにならなくても、

少しずつでもいいから前進していくことが大切です。

 

あせらずに努力を続けていくことです。

そうしていれば、「気持ちが腐ることはない」のです。

 

気持ちを腐らせることなく、

少しずつであっても前へ向かって進んでいけば、

どこかで希望が見えてきます

 

いい結果に辿り着く一歩手前まで来ていることに

気づく場合もあります。

 

大切なことは、止まることなく、

前へ向かって歩き続ける、ということです。

 

そして、歩き続けていれば、

どこかで目的地に到達できます。

 

それを教えてくれるのが、

この「流れる水は腐らず」ということわざです。

 

歩みを止めれば、

気持がどんどん腐っていくばかりです。

 

(中略)

 

黒田如水の「水五訓」に、

水は、障害に出合うと、その勢いを百倍に増す

というものがあります。

 

この言葉にある「水」も、「川」のことを指しています。

 

川は、平地を流れている時は、ゆったりと静かに流れます。

しかし、大きな岩がたくさん並ぶ急流へ入っていくと、

川の流れはものすごく勢いを増します。

 

「水は、障害に出合うと……」という言葉は、

大きな岩がたくさん並ぶ急流をイメージして語られています。

 

人生でも、そんな「大きな岩」に突き当たることがあります。

つまり、様々な障害に行く手をはばまれることがあります。

 

大きな問題がたくさん発生し、

人生が計画通りに進まなくなる場合もあると思います。

 

仕事や人間関係の問題で、

事実が思うように進まないこともあるでしょう。

 

そのような時は、急流をものすごい勢いで流れていく水のように、

人間も勢いを百倍にも増して、

困難な状況を乗り越えていくことが必要になります。

 

何も問題はなく、すべてがうまくいっている時は、

ゆったりとした気持ちでいていいのです。

 

しかし、何か大きな問題が山積する状況になった時は、

勢いをつけてその状況に臨んでいかなければ、

乗り越えていくことができません

 

人間には、水のように乗り越える潜在能力があるのです。

 

(中略)

 

黒田如水の「水五訓」に、

水は、みずから清らかな存在である。

そして、あらゆる汚れたものを受け入れながら、

その汚れを洗い流して清らかなものにする

というものがあります。

 

この言葉にある「水」は、

一般的な意味での「水」と理解していいと思います。

 

人は、ものを洗う時、水を使います。

衣服を洗う時も、食器を洗う時も、

あるいは車などを洗う時も水を使います。

その他、様々なものを洗う時に、水が用いられます。

 

水は清らかな存在です。

そして、あらゆるものの汚れを洗い落とすことができます。

 

この如水の言葉は、

人間も、そんな水のように、

自分自身の中にある汚れた心を洗い流していくことが大切だ

と述べているのです。

 

人間の心には、嫉妬、怒り、憎しみなど、

「汚れた心」が存在します。

 

「ずるいことをしたい」「怠けたい」

と思う、汚れた心です。

 

しかし、そのような汚れた感情をそのままにしておくと、

自分自身が苦しい状況に陥っていくばかりなのです。

 

一方で、人間は「清らかな心」を持っています。

 

人を愛したり、人にやさしいことをしてあげたいと思う、

清らかな心です。

 

その、まさに水のような「清らかな心」で

「汚れた心」を洗い流すのです。

 

そう心がけて生きていくことで、

毎日、清々しい気持ちで暮らしていけるようになります。

 

2016年11月6日(日)

 

【編集後記】

人間の体の70%は、分らしいですね。

そして、

地球上の70%は、面らしいですね。

 

うーん、とても偶然とは思えない、

不思議なシンクロですねぇ。

 

私は毎日、水分を2リットル以上摂ります。

おかげで、みずみずしいほどの超健康体です。

 

あっ、それから、

「過去」は水に流して、生きてます(笑)

 

おかげで、メンタルも絶好調です。

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

****************************

早川勝

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