8月, 2016年

【801号】 1分で心に効く50の名言とストーリー 「幸せな話」には、人の生き方を変える力がある。

2016-08-28

 

おととい、書斎兼寝室のエアコンから水漏れが発生しました。

どうやら故障してしまったようです。

この夏もフル回転で猛暑と闘う日々でしたからねぇ、

壊れるのも無理はない、といったところでしょうか。

 

しかし、修理屋さんがやってくるのは月曜日。

ということは、

この土日は猛暑に耐えて蒸し風呂で執筆するか、

エアコンの効くリビングや別室へ移動するか、

はたまた涼しいカフェにでもお出かけするのか、

などと考えていたところ…、
意外にも、なんとまあ、涼しい休日だこと。

 

これを「ツイてる!」というのでしょうね。

 

おかげさまでサクサクと筆が進み、

こうしてメルマガも無事配信の運びとなりました。

 

もうすぐ夏も終わり。

セミの鳴き声も心なしか元気がないように感じます。

秋の足音が聞こえる季節となりましたね。

 

さて、拙著10作目の最新刊、
「ツイてない僕を成功に導いた強運の神様」

https://goo.gl/rHnquU

ですが、発売後2カ月が経過し、

おかげさまで、好評をいただいております。

 

大変多くの方々から

「めっちゃ面白かった!」

という嬉しい感想をいただくものの、

一向に、映画化・ドラマ化のオファーがやってきません(笑)

 

それならば、と、

勝手に映像化の構想を練ってみました。

 

キャスティングは、以下の通り。

(M:ムービー版、D:ドラマ版)

 

 

主人公・海野達彦

M 坂口健太郎、D 三浦春馬

 

ヒロイン・福山幸恵

M 有村架純、D 桐谷美玲

 

神出鬼没なコンシェルジュ・朝井昇

M 妻夫木聡、D 向井理

 

おねえマスター・霧野玉三郎

M マツコ・デラックス、D ミッツ・マングローブ

 

謎の美女・竹下めぐみ

M 堀北真希、D 石原さとみ

 

成金生保マン・金元礼二

M 香川照之、D 出川哲郎

 

大金持ちのホームレス・宮城龍之介

M ビートたけし、D 柄本明

 

オタク銀行員・剛田強志

M 濱田岳、D 阿部サダヲ

 

メジャーリーガー・針井凡人

M 鈴木亮平、D 伊藤英明

 

死神悪魔

M 綾野剛、D 稲垣吾郎

 

元同僚の柔道家・星崎賢太郎

M 伊集院光、D 山崎弘也

 

お客様・成田社長

M 竹中直人、D 泉谷しげる

 

上司・氷川部長

M リリー・フランキー、D 小日向文世

 

達彦の母

M 高畑淳子、D 余貴美子  

 

達彦の後輩・恩田信次

M 菅田将暉、D 錦戸亮

 

達彦の部下・亀田

M 高橋一生、D 山崎賢人

 

達彦の部下・鶴岡

M 五郎丸歩、D 桐谷健太

 

達彦の部下・平泉

M 加藤諒、D りゅうちぇる

 

白髪の医師(友情出演)

M 三浦友和、D 役所広司

 

運命の女

M 高畑充希、D 深田恭子

 

 

脚本

M 三谷幸喜、D 宮藤官九郎

 

監督

M 北野武、D 堤幸彦

 

製作総指揮

M スティーブン・スピルバーグ、D 石井ふく子

 

 

以上の豪華キャストです。

 

勝手にすいません。

いったい製作費・出演料はいくらかかるのでしょうか。

石井ふく子さん、宜しくお願いします(笑)

 

ちなみに、主人公役の坂口健太郎君は、
我が娘たちのリクエスト
です。

 

読者ファンの皆さまからのご意見も

お聞かせいただけましたら幸いです。

 

これから読もうという方は、

この配役を想像しながら、

とうぞお楽しみくださいませ。

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(659冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

「1分で心に効く50の名言とストーリー」(大和書房)

http://ur0.pw/y1Ar

 

西沢泰生先生の最新作です。

以前より、西沢先生の作品には、

私早川勝ネタを数ページにわたり「3度も」紹介していただくという

「光栄なご縁」がございましたが、

今作に常連・早川勝は、登場しておりません。

一応、念のため(笑)

 

ただ、お互いの最新刊の発売が同じ「大和書房」からの出版という

「偶然のご縁」がございました。

 

「幸せな話」には、人の生き方を変える力がある。

ジョブズから高田純次まで、笑って泣ける物語を厳選!

ずっとそばに置いておきたい名言と、

ページをめくるたびに心が生まれ変わる珠玉の物語。

 

本日のテーマは、

【本当の優しさ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.659

『1分で心に効く50の名言とストーリー』

「幸せな話」には、人の生き方を変える力がある。

ジョブズから高田純次まで、笑って泣ける物語を厳選!

西沢泰生著

大和書房

 

 

コロッケをつくってほしい。

小林正観(心理学博士)

 

「これから死にます」という相手に伝えたこと

 

あなたは、もし知り合いから

「私はもう必要のない人間だと思う。これから死にます」

って、のっぴきならない電話がかかってきたらどうしますか?

 

そんな事態に実際に陥ったのが、

この名言の主、今は亡き心理学博士の小林正観さんです。

 

ある日の真夜中。

正観さんの奥さんの友達から

「もう死にたい」

と電話がかかってきました。

 

急を要する事態です。

しかし、わざわざ電話をかけてきたということは、

口では「死にたい」と言っていても、

心の底では「生きたい」と思っている証拠。

 

正観さんは、たまたま北海道からジャガイモが

たくさん届いていたことを思い出し、

奥さんにこう告げます。

 

「これからすぐにこの友達の家へ

このジャガイモを持っていきなさい。

そして、友達にこう頼んでください。

『このジャガイモを全部使って、

明日の朝までにコロッケをつくって欲しい』」

 

「死にたい」と言っている相手に対して、

まさかの「コロッケ注文」。

 

正観さんの指示どおり、

ジャガイモを持って友達の家へかけつける奥さん。

 

 

翌朝。

「死にたい」と電話をかけてきた奥さんの友達は、

正観さんのお宅に大量のコロッケを持ってやってきました。

 

そして、こう言ったのだそうです。

 

「コロッケをつくって欲しいと言われたことは嬉しかった。

朝までにと言われたから、眠らずに夢中でつくって、

夢中で揚げました。そうしているうちに、

気がついたら死にたいという気持ちが無くなっていました」

 

なんと、正観さんは「死」に向いている相手の意識を、

「コロッケをつくる」と依頼することで、

軌道修正させてしまったのです。

 

「自分は必要とされていない」

という寂しさが、その人の心の闇になっている

と見抜いての依頼でした。

 

 

若くして夫に先立たれてしまい、

小さな子供を抱えて、途方にくれている女性に対して、

同じような境遇の女性が送ったアドバイスを

何かで読んだことがあります。

 

「とにかく、あまり先のことは心配しないで、

目の前のことだけを考えて解決していれば、

いつの間にか何とかなっているものですよ」

 

このアドバイスは、誰からどんな慰めの言葉をもらっても

今後の生活への不安が消えなかった彼女にとって、

大きな支えになったそうです。

 

正観さんも、奥さんの友達の目の前に、

「小さなできること」

を与えることで命を救ったのですね。

 

 

(中略)

 

 

人はそれぞれ事情をかかえ、平然と生きている。

伊集院 静(作家)

 

席を譲らない理由

 

電車でのシルバーシートでの話。

 

車内に乗り込んできた、少し太ったおばちゃん。

あたりを見回しますが、あいにく席は空いていません。

 

したかなく、このおばちゃん、

シルバーシートに座っている若い女性の前に立ち、

周りに聞こえるくらいの声で、独り言(?)を言います。

 

「まったく、最近の若い人は席も譲らないんだから……」

 

そもそも、おばちゃん、席を譲られるほどのお年寄りには見えないのですが、

あからさまに目の前の若い女性にプレッシャーをかけたのですね。

 

おばちゃんの言葉が聞こえているのかいないのか、

女性に席を立つ気配はありません。

 

ブスっとした顔で、女性を睨みつけるおばちゃん。

 

そうこうするうちに、電車はあっという間に次の駅に着き、

その女性が立ち上がったのです。

 

足を引きずりながら。

 

そうです。

その女性は足が不自由でシルバーシートに座っていたのです。

 

もしかしたら、おばちゃんが乗ってくる前に、

誰かから席を譲られたかもしれません。

 

女性はおばちゃんに視線を向けることなく、

黙って電車を降りていきました。

 

彼女が降りた後、

おばちゃんは気まずそうに空いた席に腰を掛けたのでした。

 

 

これはまた別の話。

会社員のAさんは、温厚でマジメ。

仕事もきっちりとこなしています。

 

ただ、「人付き合い」が極端に悪い。

 

同じ係の同僚から「急ぎの仕事なので残業して手伝って欲しい」

と頼まれても、断固として断って、

定時になると帰ってしまいます。

 

アフターファイブのお誘いがあっても

参加することは一切なし。

 

そんなAさんは、同僚たちからすっかり

「付き合いの悪いヤツ」

というレッテルを貼られてしまいました。

 

しかし、Aさんが定時に帰るのには理由があったのです。

 

実はAさん、毎日、会社の帰りに子供を保育園に迎えに行き、

また、家族の介護のために毎晩、夕食を作っていました。

 

周りに気をつかわれるのがイヤで、

上司には「同僚には事情を説明しないで欲しい」

と口止めをしていたのです。

 

 

夏目漱石は『吾輩は猫である』の中で、

こんなことを言っています。

 

「呑気と見える人々も、

心の底を叩いてみると、

どこか悲しい音がする」

 

人は皆、他人には言えない事情を抱えて、

平然と生きているのです。

 

そのことがわかっていると、

周りの人に少しだけ優しくなることができます。

 

 

 

2016年8月28日(日)

 

【編集後記】

 

うーん、なるほど、
たしかに、他人の事情はよくわからないもの。
人のことをとやかく言う前に、
「自分のこと」なのかもしれません。

 

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

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早川勝

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【800号】飲まずにいられる​か?!アンソロジー ビール 喉が鳴る鳴る41篇。BEER of ALL Time !

2016-08-21

 

 

パパーンッ!(クラッカー)

パチパチパチッ!(拍手喝采)

「おめでとう~!」(祝福の嵐)

ドドドーン!(打ち上げ花火)

 

いやー、どうも、

ありがとうございます。

本日のメルマガ配信を持ちまして、 節目の「祝・800号」となりました!

 

毎週、ご愛読いただきまして

誠にありがとうございます。

 

10年以上の長きにわたり、 ここまで続けてくることができましたのも

ひとえに皆様方の応援があったからこそと、

「おかげさま」の気持ちで、胸がいっぱい…、

感謝・感謝・感謝のオンパレードでございます。

 

今後も、皆さまのお役に立てる書籍情報と共に、

クスッと笑えて、どこか心の休まるような「前置き」を

引き続き配信してまいる所存です。

これまで同様、お引き立てくださいますようお願い申し上げます。

 

さて、その記念日に、

いよいよ「リオ五輪」も閉会式を迎えます。

 

日本選手団の活躍は素晴らしいですね。

史上最多の41個(金12、銀8、銅21)のメダルとは、

同じ日本人として誇らしく、心から感動します。

 

まだ、男子マラソンと新体操の競技が残っていますが、

リオデジャネイロ五輪を振り返り、

「オリンピック・感動ベスト5」を発表させていただきます。

 

「五輪非国民」の私なりに、

心を揺さぶられた数々のメダル獲得シーンの中から、

独断と偏見で「5つ」選んでみました。

 

第1位

陸上男子400メートルリレー・銀メダル

 

これは大変な偉業ですよね。

男子トラック種目では史上最高の銀メダル。

ついに歴史を塗り替えました。

 

たとえ、個々の記録は9秒台ゼロのチームであったとしても、

絶妙なバトンパスで4人が力を合わせれば、

8連覇を含む通算15度の金メダルを誇るアメリカを振り切って先着し、

ボルト率いるジャマイカに肉薄するレースができるのですね。

私はもう興奮を抑えきれず、

テレビの前で「やったーっ!」とバンザイのポーズをとっていました。

 

さすが「韋駄天スプリンターズ」です。

私にははっきりと見えました。

彼らと一緒に走っていた「ネギップの神様」を!

 

鍛え抜かれた「アンダーハンドパス」の技術と、

固い絆で結ばれたチームワークは、

これからも“侍リレー”のお家芸となっていくでしょう。

 

2020年の東京五輪では、

金メダルも夢ではなくなってきました。

 

その頃には、ウサイン・ボルトも引退してますから(笑)

 

 

第2位

女子レスリング・金メダルラッシュ&伊調馨の4連覇

 

伊調選手の金メダル獲得にも感動しました。

決勝戦を残り数秒で大逆転。

相手選手の反則まがいの髪の毛攻撃にもめげず、

亡き母に届ける金メダルとなりました。

 

女子選手の4連覇は、世界史上初です。

吉田選手は悔しい銀メダルでしたが、

きっと、ほかの階級の選手たちも、

伊調選手・吉田選手の闘志に引っぱられたに違いありません。

メダル、メダル、メダルの金メダルラッシュ!

個人戦とはいえ、日本のチームワークの勝利であるといえるでしょう。

 

いやー、感動しましたね!

 

 

第3位

バドミントン女子ダブルス・金メダル

 

高橋・松友ペアの金メダルも凄かった。

素晴らしいコンビネーションの勝利です。

これまた感動しました。

なぜなら、私は高校時代、

バドミントン部に所属していた「バドミン系男子」だったからです。

これは、あまり公言してこなかったことです。

中学生との親善試合で「ボロ負け」するという屈辱と、

たった10ヶ月で退部するという挫折を味わった私だからこそ、

バドミントンというスポーツの苛酷さを語ることができます。

 

世界一だなんて、本当にこれは凄いことだと、

しみじみ実感できた感動シーンでした。

 

 

第4位

卓球女子団体・銅メダル

 

個人戦では悔し涙を飲んだ愛ちゃん・佳純ちゃんでしたが、

美誠ちゃんを加えた3人の力を結集して、

見事な銅メダルでした。

 

いやいやいや~、感動しましたよ!

思わず、もらい泣きです。

 

男子の銀もよかったけど、

私はやっぱり女子びいきです(笑)

 

 

第5位

柔道男女合わせて12個のメダルラッシュ

 

男子が7階級すべてでメダルを獲得するなど、

男女合わせて過去最多となる12個のメダルを獲得するとは、

凄すぎますよね!

 

ロンドン五輪では金メダルゼロに終わった日本チームでしたが、

リオでは、選手団が一つにまとまっている空気を感じました。

 

4年後の東京大会では、

男女ともにすべての階級で日本柔道が金メダルを獲得するという、

「完全制覇」も現実味を帯びてきました。

大いに期待できます。

 

 

以上。感動ランキングでした。

私が改めて感じたことは、 オリンピックのみならず、

進化し続ける人類にとって、

「チームワークの時代」に突入したのではないか、

ということです。

 

個人の能力に頼り切り、

個人主義が重視されてきた時代は終焉を迎え、

これからの時代は、

いかに強固な「チームワーク」で乗り切るのか、

そこに答えがある気がしてなりません。

 

ビジネスの世界もしかり。

野心的なアントレプレナーの集まる組織よりも、

誠実なコンシェルジュが力を合わせる組織、

そんな国や組織が勝ち残っていくと思うのは、私だけでしょうか。

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(658冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

今回ご紹介する書籍は、

娘たちからもらった父の日のプレゼントの一つです。

大学生の次女から「手紙付き」でもらった本。

なんとも粋なチョイスです。

 

その手紙には、こんなメッセージが…。

(一部を公開します)

 

『いつもパパのポジティブさや

“ツイてる言葉”に助けられているよ。

ありがとう。

これからも話きかせてね!」

 

感動しました(涙)。

 

ということで、

乾杯したい気分の「800号」にふさわしい本として、

呑んべえが選んだ一冊です。

 

本日のテーマは、

【とりあえず、ビール】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.658

『アンソロジー ビール』

喉が鳴る鳴る41篇。

飲まずにいられるか?! BEER of ALL Time !

著者 東海林さだお・阿川佐和子 ほか39名

編者 杉田淳子・武藤正人

PARCO出版

 

生ビールへの道

           東海林さだお

 

これほどノドが渇いたことはなかった。

カラカラ、ヒリヒリ、ハーハー、

炎天下の道路を半日歩きまわった犬のようになった。

 

真夏の陽盛りの午後一時から二時間、

炎天下のグラウンドで野球をやった。

グラウンドに立っているだけでクラクラ目眩がする。

クラクラしながらも、飛んできたボールを

全力で走って追いかけなければならない。

投げなければならない。

 

吹き出る汗の量たるや大変なものだった。

いまタオルで拭いたばかりの腕は、次の瞬間、

タラコの粒々のような汗でびっしりとおおわれる。

タラコの粒は、あっというまにイクラ大に成長し、

流汗リンリ、発汗ボタボタ、したたり落ちて大地をうるおす。

 

二リットルほどの汗が、体から出ていったはずだ。

乾いた雑巾をさらにしぼって乾燥機に二時間ほどかけ、

それをアフリカの砂漠に持っていって

二週間ほど放置した、というようなカラダになった。

 

もはや一刻の猶予もならぬ。

待ったなし、いますぐ、この場で生ビールをゴクゴク飲みたい。

 

なのに状況はそういうことにはならなかった。

周辺がなんだかモタモタしている。

 

「渋谷まで行って生ビールでも飲みましょうかァ」

なんてノンビリ言っている。

 

ここは駒沢公園の近くのグラウンドだから、

渋谷までは二十分はかかる。

 

今回の野球は、

町内会野球に助っ人のようなかたちで参加したので、

自分の意のままに行動することができない。

 

とりあえず、グラウンドから駒澤大学駅まで、

炎天下を歩く。ノンビリ歩く。

 

「ノンビリ歩いてる場合じゃねーだろッ」

と思いつつも、

みんなの歩調に合わせてノンビリ歩く。

 

途中に蕎麦屋があった。

蕎麦屋のビンビールでもいい。

 

蕎麦屋だろうが、牛丼屋だろうが、

定食屋だろうが、キャバレーだろうが、

ビールのあるところならどこでもいい。

 

なのにみんなは、試合をふりかえったりしながらノンビリ歩く。

 

「いまはふりかえってる場合じゃねーだろっ。いまはビールだろっ」

とたけり狂いつつも、

「そうですよね、あすこんとこは、やっぱりスクイズだったですよね」

なんて相づちをうちながらノンビリ歩く。

 

二十分後、一行は渋谷の駅を出て、

目的の店に向かって歩いていた。

どうやら焼き鳥屋に向かっているらしい。

 

駅から七分ほど歩いてようやく焼き鳥屋に到着。

一行九名は、このあたりでようやく行動が敏速になって、

ドドドドと二階に駆けのぼっていった。

 

(いい傾向になってきた)

と、ぼくもあとに続く。

 

テーブルを三つくっつけてもらって九名は席につく。

ここまでくればビールはもうすぐだ。

 

長い道のりであった。

 

エラの張った、パートのオバチャンらしいのが近寄ってきて伝票を構える。

こうなれば、もうあと、二分後には、

冷たく冷えたジョッキを手に持ってゴクゴクやっていることになるだろう。

 

「あのね、ぼくはね、生ビール大」

「オレ、中」「オレも中」

「わたしは小でいいです」「中ね」

「オレ大ね」「ボク中」「オレ大」

 

「そうするとアレですか。大が4に中が3ですか」

 

「いや、中は4じゃないの」

 

「すみません。もう一度一人ずつ言ってください」

 

何ということだ。

いまは一刻を争っていね時なのだ。

大も中も小もないっ。

こういう火急な場合は、間をとって中と決まってるものなのだ。

「中を九つ」。

これでいいのだ。

 

「とりあえずそれだけ急いで持ってきて」。

これでいいのだ。

 

そうすれば、エラの張ったオバチャンは、

ただちにキビスをかえしてビール中を九つ、

ジョッキに注いで持ってくることになるのだ。

 

「オレ、生ってあんまり好きじゃないんだよな。

ビンにしよう、一番搾りある?」

 

「ウチ、アサヒだけなんですけど」

アサヒでもキリンでもライオンでも、何だっていいじゃないか。

 

「ボクね、やっぱり中やめて大にするわ」

大でも中でも、アサヒでもマイニチでも何でもいいではないか。

 

「エート、それからね、焼き鳥のほうは、

オレ、この手羽先焼きっての、いってみたいな」

「ボクはツクネ」

 

ああ、何ということだ。

 

とりあえず、ビールだけ急いで持ってくるはずではなかったのか。

 

「このさあ、アスパラ焼きってのもいいんじゃない?

栄養のバランスもとれるし」

 

あのね、バランスはいつでもとれるの。

あしたでもあさってでもとれるの。

いまはビールをいかに早く持ってきてもらうかが問題なの。

 

人間は集団を組んで生きていく生き物だ。

集団にはリーダーが必要だ。

われわれの集団にはリーダーがいない。

 

「じゃこうしよう。何でも九本でいこう。

手羽先焼きを九本、ツクネを九本。アスパラを九本」

 

ああ、ついにリーダーが出現したのだ。

これからはうまくいく。

 

「あのさあ、ほかはいいとして、ツクネの九本ての、多くない?」

「じゃあ、五本ぐらいにしとくか」

「いや、四本でいいよ」

 

あのね、ツクネはね、

一本ぐらい多くても少なくてもどうってことないの。

 

その後、五分くらい様々にもめたあと、

オバチャンは伝票にゆっくりと文字を書きこみ、

ゆっくりと本数を確認し、うなずき、ゆっくりと立ち去っていった。

 

それからビールのサーバーのところへ行き、

ゆっくりとビールをジョッキに注ぎ始めた。

 

もう少し手早く注ぐこともできるように思えたが、

オバチャンは、(自分の人生に改善すべき点など一つもない)

という決意をエラのあたりで示しつつ、

ゆっくりゆっくり注いでいくのであった。

 

(中略)

 

とりあえずビール

            阿川佐和子

 

蕎麦屋さんに入って席についたら、

隣りの席から通る声できっぱりと、

「とりあえず、ビール」

注文する女性客の声が聞こえてきた。

 

チラリと視線を向ければ

その年配の女性に連れはなく、

でも店とは馴染みらしく、

中居さんと親しそうに話をしている。

 

その会話の流れのなかで、

「とりあえずビール」

という言葉が響いたのだった。

 

おお、と、私は感心した。

 

これほどさっぱりすっきり言われると、

ビールもさぞやうれしかろう。

 

かねがね私は、この「とりあえず」という接頭語を

ビールの上につけないように心がけてきた。

 

「とりあえず」ってことはないだろう。

「とりあえず」という言葉には、

「不十分。必ずしも満足していない」という意味が含まれる。

ビールでは不満だが、他にないからしかたがない、

あるいは、本当に飲みたいお酒は他にあるが、

まっ、ビールでもいっか。

そんな気持ちでビールを飲むのは失礼だ。

 

そう叱られて以来、言うのをはばかってきた。

 

しかし私の心の中の「とりあえず」は、

「まず」「最初に」という意味合いが強い。

 

なんたって最初はビールでしょ。

 

忙しかった一日の仕事をすべて終え、

あるいはさんざん汗を流し、喉をカラカラにして、

でも水もお茶も飲まずに我慢して、

やっとこの瞬間を迎えたのである。

 

この喉の渇きを潤す手だてといえば、

ビール以外に考えられない。

 

とにかく早くビールが飲みたい。

ギンギンに冷えたビールで喉を潤したい。

 

その渇望のあらわれが、

「とりあえずビール」

という言葉に凝縮されている。

 

と、密かに思う気持ちがあったのだけれど、

「それゃ失礼だ!」という意見に圧倒されて、

長らく遠慮していた。

 

しかしこのたび、

くだんの女性のすがすがしい声に勇気づけられた。

 

よし、今度から、堂々と言っちゃうぞ。

 

 

「お酒はなにがいちばんお好きですか?」

聞かれると、なんと答えてよいものかと戸惑う。

 

「なによりこれが好きというものはなく、

食べるものによって決めることが多いですね」

 

お寿司や天ぷらなら日本酒か焼酎。

洋食系ならワイン。

中華料理の場合は紹興酒。

基本的に、料理と同じ出身地のお酒を選ぶようにしている。

 

が……、とここで思い出したように必ず付け加える。

「でも、最初はビール!」

 

そう答えるときの気持ちを喩えるならば、

 

『ローマの休日』のオードリー・ヘップバーンの心境である。

 

「各国を訪問なさって、いちばん印象に残った街はどこですか?」

 

記者会見で質問を受けたオードリー・ヘップバーン演じる王女は、

「いずれの国も素晴らしく……」

答えかけ、

ふと、つかの間の恋に落ちた新聞記者、グレゴリー・ペックと目が合うと、

毅然とした面持で言い直す。

 

「ローマ。ローマがもっとも印象的でした!」

 

そのせつなくも美しい彼女の笑顔を思い浮かべつつ、

私は返答するのである。

 

「ビール! とりあえずビール!」

 

 

2016年8月21日(日)

 

【編集後記】

「ビールが飲みたくなった!」 という方も多かったのではないでしょうか?

 

さあ、今夜は…、

いや、今夜も、

冷たいビールをクビッグビッとイキましょうか!

(笑)

ちなみに一つ、注意喚起。
乾いた喉に冷えたビールをごくごく、 というのは、大変「危険」です。

 

アルコールは脱水症状を引き起こしますので、

十分に水分を補給したうえで、摂取したしましょう。

 

健康第一です。

 

くれぐれも飲み過ぎにはご注意を。

 

ではまた来週!

今週もステキな一週間をお過ごしくださいませ。

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早川勝

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【799号】達成する力 世界一のメンターから学んだ「目標必達」の方法 夢が叶うことが、当たり前になる。

2016-08-14

 

本日、「SMAP解散」のニュースが飛び込んできました。

驚きましたね。

 

SMAPファンである我が家の妻などは、

その悲報を受け、すっかり落ち込んでいます。

 

皆さんにとっても、国民的アイドルの解散となれば、
「残念だ」と感じる方々も多いかと存じます。

 

年初のあの解散騒動は、

すでに収束していたのかのように見せかけて、
やっぱり事態は収まっていなかったのですね。

 

本当に残念です。

ただ、誤解を恐れず私見を申し上げれば、

「とっととジャニーズから独立すればよかったのに…」

というのが正直なところです。

 

多くのファンにとっては、

ジャニーズ事務所のSMAPでなくても、

どこにいっても5人揃ってのSMAPであるなら、

それで「SMAP」だったはず。

別に所属事務所は関係ないでしょう。

 

半年前、「独立したい」という4人に対し、

キムタクが間に入ってジャニーズに留まらせたことで

さらに亀裂が深まった、と私は推測しています。

 

皆揃って、独立していれば

最悪、「解散」という事態にはならなかったかもしれません。

 

あの時、元チーフマネージャーと共に独立を企てた4人は

クーデターが失敗に終わり、すっかり「裏切り者」になってしまいました。

暗い謝罪会見が、まさにそれを物語っていましたね。

 

それに対して、ジャニーズ事務所への「ご恩」を盾に

「仲介役」を買って出たキムタク。

なんだかちょっと「オイシイ役回り」とでもいいましょうか。

 

どちらサイドが良い悪いということではなく、

私はあの時から、「違和感」がありました。

そして、「解散は避けられまい」と感じていました。

 

いったいこれまでジャニーズ事務所は、
SMAPのお陰でどれだけ大儲けしてきたのか。

双方がお互いさまということで

気持ちよく「卒業」というわけにはいかなかったのか。

 

おそらく、メリー副社長と元チーフマネージャーとの確執は、

SMAP5人をも巻き込み、

私たちには想像もできないほど根深いものとなっていたのでしょう。

 

今回、解散後も全員がジャニーズ事務所に「残留」、
という報道がされていますが、

いずれ何人かは独立していくと予測しています。

でなければ、解散を発表する意味がよくわかりません。

(グループ活動休止でよかったはず)

 

そもそもアイドルグループが四半世紀もの間、
第一線で活躍し続けるなんて、

もはや偉業を越えた「奇跡」であると言えます。

 

元々SMAPは、アイドルグループを“バラ売り”して

マルチタレント化するという戦略のパイオニアです。

(今の時代では当たり前ですが…)

 

あまりにも一人ひとりが大きく成り過ぎた今となっては、

グループとしての存続意義を失ってしまったに違いありません。

 

SMAP時代は終焉を迎え、
今まさに、「レジェンド」となったのです。

 

仮に、大手プロダクションの後ろ盾を失くした彼らの実力が虚構であり、

独りよがりの傲慢な自惚れであるのなら、

独立後、業界から干されて「落ち目」となっていくでしょう。

 

厳しい芸能界では、枚挙にいとまがない話です。

ホント、よくあること。

 

しかし彼らはもう、それぞれが俳優業などのソロ活動で

立派にやっていける実力を備えているのではないでしょうか。

 

皆さんは、どう思われますか?

ところで、

「SMAP」というグループ名の由来をご存知ですか?

 

「S」は、スポーツ、

「M」は、ミュージック、

「A」は、アッセンブル

「P」は、ピープル、

「Sports Music Assemble People」

『音楽と運動を融合させた人々』

という意味だそうです。

 

「光GENJI」のバックで踊っていた「スケートボーイズ」が前身だったとはいえ、

もはやSMAPは、年齢的にもスポーツというイメージはないですよね。

歌のほうも、お世辞にも超上手いというわけではないですし(笑)

 

ということで、

またまた今週も非国民と言われてしまうかもしれませんが…、

 

「解散賛成に1票!」

 

私は、ソロ活動を応援していきます。

 

解散コンサートも実施しないそうですね。

紅白歌合戦も辞退の方向らしく、

このままフェイドアウトしていくなんて…、

国民的アイドルグループのフィナーレとしては、

なんだか寂しいですよね。

 

最後に「名言」の一つでも遺してほしいと思います。

後世に伝わるようなメッセージを。

 

たとえば、

長嶋茂雄さんばりに

「SMAPは永久に不滅です!」
とか。

 

キャンディーズばりに、

「普通のおじさんに戻ります!」

とか。

 

AKB48のあっちゃんばりに

「ボクのことは嫌いになっても~、
SMAPのことは嫌いにならないでください!」

とか(笑)

 

ぜひ、何か名言を期待したいです。

無理ですかね、やっぱり。

でも、ファンの皆さん、安心してください。

 

きっと彼らが還暦を過ぎた頃になったら、

再結成ライブが観られますよ。

武道館あたりで。

 

それまでの間、

私早川としては、

映画「十三人の刺客」で稲垣吾郎が演じた、

残酷で狂気に満ちた殿様役のような個性を

メンバー一人ひとりが発揮し、

もっともっと新境地を開拓してほしい、

 

そう願うばかりです。

 

 

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(657冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

今回もまたしても盟友・豊福公平氏の作品から、

ヒット中の最新刊をシェアさせていただきます。

 

本日のテーマは、

【偽りの自分】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.657

『達成する力』

世界一のメンターから学んだ「目標必達」の方法

夢が叶うことが、当たり前になる。

豊福公平著

きずな出版

 

 

「“お金を稼ぐ人になったほうがいい”のが世間の常識。

だからそんな自分にならなくちゃ」

 

「“仕事ができる人”がモテるのは当たり前。

だからそんな自分になって、みんなに認められることが目標だ」

 

そんなふうに考えている人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、先ほどもお話ししたとおり、

それは本当にあなたの「本心」でしょうか?

 

いい方を変えれば、あなたにとっての「なりたい自分」とは、

本当にあなたのなかから湧き出てきたものでしょうか?

 

ひょっとしたら、あなたが思い描く「なりたい自分」は、

誰かから与えられた“幻想”かもしれないのです。

 

たとえば、その「なりたい自分」は、

あなたの親が望む姿かもしれません。

 

「〇〇大学に入って、大企業に就職する。それが理想の人生だ」

子どものころからそういわれ続けてきたならば、

自然とそれが自分の「なりたい自分」になってしまうでしょう。

 

あるいは、「上司からいわれているから」

という例もあるかもしれません。

 

「毎月数百万円の売り上げをコンスタントに叩き出す社員こそ、

ウチの会社にとって優秀な人材である」

このように毎日、叱咤激励され、

単なるビジネス上の数値目標の達成を

「なりたい自分」にすり替えてしまう人もいるでしょう。

 

 

(中略)

 

 

私は、なりふり構わない“攻め”の営業スタイルを推し進めました。

そして、結果的に

社内でもトップクラスの営業成績をあげる、保険セールスマンとなりました。

 

自社の社長賞では毎年表彰され、

大企業の経営者、スポーツ選手など、有力なクライアントも抱えました。

 

自分をより大きく見せるため、高いスーツに身を包み、

これ見よがしにブランド物の腕時計を着け、

食事やお酒は当然高級店のみ。

プライベートでも、車はもちろんポルシェ。

 

……そんな生活をしていました。

 

「(社内で)トップクラスのセールスマンになる」

この目標は、完全に達成できたわけです。

 

ところが……。

目標達成した自分の姿に、私はある種の虚しさを感じていました。

 

「お金を稼いで、じゃあ、それで何なの?」

「毎日が戦いの日々、ちょっと疲れちまった。でも仕方がないよな……」

そんな思いが、常にあったのです。

 

さらに、ビジネスを離れたところでの人間関係においても、

潤いが感じられなくなっていました。

 

「あなた、お金のことばかり考えているみたい」

妻からは、そのようなことをいわれました。

 

「お前、それで楽しいの? バカか?」

「どんなに嫌みな人間になったか、早く気づけよ……」

故郷の先輩からは、そんなキツい言葉も向けられました。

 

そこで初めて思ったのです。

「俺、こんな自分になりたかったの?」

「こんなことを、俺は求めていたの?」

と。

 

 

目標達成のためには、なりふり構わずがむしゃらになる……。

私はそのやり方を否定するつもりはありません。

 

実際に、何をやっていいのかもわからないダメダメセールスマンの私が、

トップクラスのセールスマンになれた要因の一つは、

この“がむしゃらさ”にあったのは事実なのですから。

 

しかし、目標達成の果てに待っていたのが「虚しさ」だなんて、

あまりにもさびしすぎるのは、いうまでもありません。

 

私が「なりたい」と考えた自分は、

自分を大きく見せ、偉く見せようとする、

演出された「偽りの自分」だったのです。

 

「こんな人間にならなければならない」

そんな思い込みがあったとしても、

それが「ありのままの自分」としてふさわしいかどうか?

これを考えなければなりません。

 

 

2016年8月14日(日)

【編集後記】

 

来週号は、いよいよ「800号」記念となります。

これからも、「ありままの自分」を前面に打ち出し、

引き続き、配信してまいります。

 

お楽しみに!

 

以上。

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

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早川勝

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【798号】世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法 逃げない 隠さない とらわれない

2016-08-07

 

「リオ五輪」が開幕しましたね。

 

4年後の2020年東京五輪に思いを馳せながら、

地球の裏側で奮闘する日本代表選手団へと、

熱いエールを送る方々も少なくないでしょう。

 

と同時に、シニア世代にとっては、

半世紀前に開かれた東京オリンピックへの

回顧の念を催し、郷愁も募るのではないでしょうか。

 

1964年10月10日に開幕した東京五輪。

その10日後、競技真っ盛りの10月20日に、

私早川は「2歳の誕生日」を迎えました

 

もちろん、まったく記憶はございません。

 

しかしきっと、当時の大人たちが奏でた「五輪狂騒曲」は

幼い私の潜在意識に擦り込まれたに違いありません。

 

2歳の誕生日プレゼントとして我が家に届いたのは、

家族の誰もが生まれて初めて見る「カラーテレビ」だった、

というエビソードもあります。

 

高度経済成長に沸くニッポンの象徴だった東京五輪とカラーテレビは

我が早川家をも大いに盛り上げてくれたことでしょう。

 

ですから、「東京オリンピック」というフレーズには、
私も興奮が抑え切れず、胸が踊ります。

 

ということで、このたびのリオ五輪、

開幕早々、日本人のメダルラッシュに沸いていますが、

ただ一つ、残念なことは、

「野球」が五輪競技として復活するのは

まだ、次の東京大会からである、ということ。

 

となると、やはり私の興味は、

オリンピックよりもプロ野球、ということになります。

 

世間から「非国民」と罵られようとも、

私はこの夏、オリンピックよりも、プロ野球を応援したい。

 

神ってるカープを猛追するジャイアンツのリメーク・ドラマ

独走するホークスを叩くファイターズ・大谷選手の二刀流ホームラン

最下位脱出とクライマックステージ出場に夢を託す我らがバファローズ

そして、
イチロー選手のメジャー通算3000本安打達成&ワールドシリーズ出場

夏の高校野球・甲子園大会の熱戦とドラフト候補生の活躍

などなど、オリンピックそっちのけで野球に声援を送ろうと思います。

 

非国民ですいません…m(__)m

 

どちらにせよ、

熱い戦いを期待したいものですね。

 

スポーツって、素晴らしい!

 

あっ、そうそう。
リオ五輪で応援したい選手がもう一人いました。

 

マラソンの「猫ひろし」さん。

 

えっ?!
猫ひろしさんは「カンボジア」代表ですって?!

 

ああー、すいません。

またまた非国民で!(笑)

 

実は彼と私は、

同じ床屋さんに通っていた散髪仲間なんです。

 

「国籍を変えてでも」という彼の心意気に、
日本代表でなくとも応援したくなるのは、私だけでしょうか。

 

がんばれ猫ひろし!

がんばれニッポン!

 

と、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(656冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

本日のテーマは、

【心の疲れを癒す】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.656

『世界一簡単!「ストレス」と上手につき合う方法 』

逃げない 隠さない とらわれない

打たれ弱い僕が「クレーム対応の現場」で編み出した

一瞬で気持ちを切り替えるきわめて具体的な63のコツ

堀北祐司著

三笠書房

 

毎日の暮らしの中でイラッとしたり、

腹が立ったりすることは山ほどあります。

多くの人はそのたびに自分の感情を押し殺すわけですが、

その中には御しがたい「怒り」も当然あるはず。

 

今回のメソッドは、怒りに我を忘れそうになったときに、

怒りを一瞬で消し、自分の心を静める方法です。

 

怒りやイライラは多大なるストレスとなります。

心のエネルギーをたくさん消費してしまうので、

長時間引きずらないように工夫しましょう。

 

たとえば、誰かに理不尽なことを言われたとします。

誰でもいいです。

なぜか急に上司が怒りだした。

パートナーが不機嫌丸出しで文句を言ってきた。

満員電車でおばさんにからまれた、などなど。

 

そういうときに、

「あの人、人間何回目だろう?」

と問いかけます。

あっ、もちろん、自分自身の頭の中だけですよ!

 

きっと、こんなささいなことで声を荒げるのだから、

まだ人間を1回目なんじゃないかと想像するわけです。

あの人の怒り具合なら、人間2回目ですねとか。

 

「君、人間何回目?」

「僕は、6回目ですね」

「なるほど、なるほど、そりゃ、もう慣れたもんだよね」

「あんなに怒っているけど、あの人、何回目?」

「まだ2回目らしいですよ」

「そりゃ仕方ないな、初心者だもんな……」

 

もう、何を言われても腹が立たない心持ちになります。

もちろん、空想ですよ!

これを【人間何回目?シリーズ】と呼んでいます。

 

(中略)

 

何かに集中しているときというのは、

ストレスなんて感じるひまもないのだと思います。

最後に我を忘れるほど何かに夢中になっていたときはいつなのだろうか――。

ふと、考えてみると、僕が思い出すのは学生のころの記憶ばかり。

あのテレビ番組を観ていたとき。折り紙をしていたとき、粘土遊び、

砂遊び、鬼ごっこを一日していて、飽きなかったこと。

野球やサッカー、スポーツをして楽しかったこと……。

みなさんもたくさんあると思います。

 

なんだ、今回のメソッドは、小さいときのことを思い出して味わうのか、

と思われた方もいるでしょう。まるで時間を止めているようだと、と。

たしかにそんな一面もあるのかもしれません。

 

僕がやっていたのは、

【自転車で小学校の前を通る】ということです。

ただ通るだけでいいのです。

別にまじまじと校舎を見る必要もありません。

 

人間というのは、その場に行くだけでいろいろと思い出すものです。

ああ、この通路を給食の牛乳を運ぶために通ったなとか、

あの校舎裏を通ってプールに行ったな。

あの階段の手すりを滑り降りたなとか。いろいろ事細かな、

本当にどうでもいい出来事や景色などを思い出すことになります。

 

実際にやってみて気づくこと。

それは、「人間の記憶なんてあいまいだ」ということです。

頭の中では、人生の記憶はブツ切れになっていて、

すべてがつながっているわけではありません。

自転車で小学校を通り過ぎることで、

自分自身のライフ・ライン(人生の道程と解釈しています)の記憶がつながります。

 

この作業は、頭で勝手に行われます。

そうすると、このときがあったから、今があると思えます。

自分のルーツを振り返るとでも言いましょうか。

 

ふと自分の通っていた小学校名をネットで検索してみました。

時代ですね。誰かが、小学校の歴史を振り返りながら

過去の写真をアップしてくれていました。

創立110周年だそうです。僕がいた昭和時代のものもありました。

ああ、こんなことあったなという写真もありました。

もちろん最近のものもあります。

今の校舎は僕が通っていたころとは違います。

創立当初はさらに違っていて木造です。

その間に本当に多くの人がここで学んで、

時間を過ごし卒業していったのだと思うと

とても感慨深いものがあります。

 

自分の雄大な流れを感じると、

自分の悩みがちっぽけに思えるかもしれません。

 

僕の場合は、大昔も、現在も、どこかで誰かが

僕と同じようなことで悩んでいたのかもしれないと感じられて、

なんだか少しほっとすることがあります。

 

 

2016年8月7日(日)

 

【編集後記】

 

著者の堀北祐司さんは、

クレーム対応のエキスパートであり、

ストレスマネジメント研究の第一人者です。

かつて、大手家電メーカーでお客様相談室の責任者を務め、

11年間で1万件を超えるクレームに対応したんだとか。

 

私は、営業の達人は、数多く知っていますが、

クレーム対応の達人というのは、

あまりお目にかかったことがありません。

 

堀北氏と私はユーモアの感性が似ていますので、

いつかコラボする日がやってくる気がしています。

 

 

以上。

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

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