12月, 2015年

早川勝メール【773号】人生の主導権を取​り戻す「早起きの技術」アラームが鳴る5分​前、自然に起きる体に!根性ではなく、技術​で起きる

2015-12-19

こんにちは。

ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ個人的な趣味として一斉配信しています。

 

忘年会をそこそこで抜け出し、

ナイトショーを鑑賞しました。

映画「杉原千畝」。

 

杉原千畝さんが発給したビザによって救われたユダヤ人の子孫は

現在、4万人以上いると言われています。

 

ところが、その偉大なる功績も、彼の名前もしばらく隠されていました。

数年後には外務省もクビになっています。

 

だから彼は英雄になろうと思い

ビザを発給したわけではないでしょう。

 

「そのとき自分ができることにベストを尽くした」

 

目の前にある自分の「仕事」を、信念を持ってやり続けた

ただそれだけだったと思います。

それが後の世になって、偉大さが語られたわけです。

 

さて、

あなたにとっての「ビザ」はなんですか?

 

 

本号を持ちまして、今年最後のメール配信となります。

一年間のご愛読、誠にありがとうございました。

 

年末年始は休刊とさせていただき、

明けて2016年は、1月10日(日)【774号】より配信を再開いたします。

 

例年通り、年末年始休暇中は、

次なる新作に向けて執筆に集中します。

節目となる10作品目は新境地に挑戦したいと思っています。

「目指せ!ドラマ化、映画化!」をスローガンに、

ストーリーものを書き始めました。

どうかご期待ください。

 

ひと月前に発刊になった死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」も、

おかげさまで各方面から好評をいただきまして、 引き続き出荷数を伸ばしております。

今週は、有名なビジネス系サイトでも、ご紹介いただきました↓

http://www.lifehacker.jp/2015/12/151215book_to_read.html

さらに多くの方々に読んでいただくきっかけになったようです。

本当にありがとうございます。

 

昨日より、ホームページも、

新年バージョンへと、色鮮やかにリニューアルオープンしましたので、

ぜひ、「幸運の扉」を開けてみてください。

http://tsuitel.in

 

来年も、より一層のご支援を賜りますよう、

心よりお願い申し上げます。

 

時節柄、ご多忙のことと存じます。

くれぐれもご自愛くださいませ。

では、

ステキなクリスマスをお過ごしください!

そして、

よいお年をお迎えください。

 

 

と、感謝のご挨拶とともに、ここからは、

今年最後のメインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(635冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

次作のオファーをいただいた大和書房の編集者さんより

先日頂戴したばかりの新刊です。

本日のテーマは、

【主導権を握る好循環】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.635

『人生の主導権を取り戻す「早起きの技術」』

アラームが鳴る5分前、自然に起きる体に!

根性ではなく、技術で起きる

http://xtw.me/XIWyFSy

古川武士著  大和書房

 

早起きがしたい。

これは普遍的なテーマで、多くの人が抱く願望です。

では、なぜ早起きするといいのでしょうか?

 

「朝、何時に起きていますか?」

私がセミナーで質問すると、

ある方は「7時半ぐらいですね」と答えます。

 

そこで、「なぜ、その時間に起きるのですか?」と聞くと、

「その時間は起きないと会社に間に合わないからです」

との回答。

このやり取り、普通に聞こえるかもしれませんが、

実はここが大きな悪循環のスタートラインであることに、

多くの人は気づきません。

その時間に起きている理由が

「会社に間に合わないから」

というのは、受け身の状態なのです。

受身とは、「何かにさせられている」

「何かをしなければならないからやる」

という受動的パターンで動いていることを意味しています。

 

会社の時間に起こされているというのは、

受動的なパターンから1日がスタートしているということです。

 

これが、たった30分でも自分の意志で早く起きているなら、

それは能動的なパターンでスタートしている状態です。

 

自分の明確な意図で起きているのか、

起きざるを得ないから起きているのかの違いは、

その後の1日のリズムに大きな影響を与えます。

表面上たった30分しか変わらなくても、です。

 

受動的なパターンでスタートした生活では、

会社に着いてからも受身の状態が続きます。

上司から言い渡される仕事や、緊急の案件に振り回されて、

主導権を取り戻せません。

帰ってから寝る時間まで振り回されて、1日が終わっていきます。

それが、次の日も次の日も続き、

週末を挟んでも何も変えられず、

そのうち悪循環にはまってしまうのです。

 

しかし、能動的なパターンで30分早く起きれば、どうでしょうか。

 

余裕を持って出社でき、その日の計画も立てられ、

明確な意図をもって、

優先順位はもちろん、仕事を終える時間まで決められます。

出社から帰社時間まで

コントロール可能な生活をつくり上げることができるのです。

 

だからこそ、会社に決められた時間に起こされるのではなく、

自分で決めた時間に起きることが重要なのです。

 

このような能動的な生活パターンに変わると、

不思議と人はポジティブな思考をするようになります。

 

結果、自分の時間をつくれるようになり、

やりたいことが見つかって、人生が変わっていく

という好循環に移行していく人もたくさんいます。

 

早起きは、人生の主導権を取り戻すための大切な習慣なのです。

 

(中略)

 

典型的な悪循環のパターンを見てみましょう。

夜型悪循環とは、一日中、会社の都合や、

やるべき仕事に振り回される受身的な生活です。

 

□朝、出社まで追いつめられて余裕がない

□満員電車や渋滞でイライラする

□人より遅く動き出すことで劣等感を覚える

□計画を立てる暇がなく、行き当たりばったりになる

□朝一番から突発的に受身の仕事が舞い込んでくる

□ヘトヘトの残業時間に重要で緊急の仕事を処理する

□自分の時間が持てない

□ストレスフルである

□セルフイメージが下がる

□幸福感が低下する

 

あなたも、このような悪循環に陥っていないでしょうか?

 

本書では、次のような朝型の好循環を目指します。

朝型好循環は、自分で1日をコントロールし、

生活の主導権を握っている生活です。

 

□朝から精神的に余裕がある

□満員電車に乗らず、座って本が読める

□人より早く動き出すことで優越感に浸れる

□計画を立てることで、効率的、計画的に仕事を進められる

□朝一番から最重要の仕事に手をつけられる

□残業時間が削減でき、自分の自分をつくれる

□趣味や家族との時間、自己成長のために時間を捻出できる

□セルフイメージが上がる

□日々幸福感・充実感を味わえる

 

このように比較してみると、

やはり朝型の好循環を味わいたいと思われるのではないでしょうか

 

 

2015年12月19日(土)

 

どうか来年もますます「ツイてる!」一年でありますように。

******************************

早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

↓「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271299/kankidirect-22/

【書籍案内】↓

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

【人気シリーズ】↓

http://tsuitel.in/books

E-mail:hayakawa@tsuitel.in

ご感想、配信停止はコチラ↑

******************************

早川勝メール【772号】『ポジティブな人生を送るために 50歳からやっておきたい51のこと 今から人生の成幸者になる

2015-12-14

こんにちは。

ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ

個人的な趣味として一斉配信しています。

 

もうすぐ、クリスマス&お正月休みということで、
本日は来年に向けて「楽しい」幸運メッセージを!
拙著より、抜粋してみました。

↓↓↓

 

 

私がいつも運よく生きてこられたのは、

どんな時も人を笑わせてきたからに他ならない、

という確信がある。

 

『笑う門には福来る』という格言は

「明るくニコニコしている人には、自然と幸福が訪れる」

という意味らしいが、私流の格言は、

『笑わせる門には福来る』である。

 

「人を明るくニコニコ楽しませることのできる人には、

笑っている人たちの何百倍もの幸福が訪れる」

という意味だ。

 

周囲からの私への評価は

「面白い人」「明るい人」「元気な人」「よくしゃべる人」「超パワフルな人」

である。

しかし、ユーモアがあって、しゃべくりが得意なのは、

持って生まれたセンスではない。

実を言えば、幼い頃の私は、

「おとなしい子」「真面目な子」「静かな子」「無口な子」「いるかいないか分からない子」

であった。

 

大人になってから現在に至るまで、私は多大なる努力を続けてきた。

盛り上げなければいけない、というサービス精神のもとに、

どんな時もエンターテイナーを死ぬ気で演じてきたのだ。

 

大きな交通事故で絶体絶命のどん底生活を味わったこともあったし、

不良だらけの成績不振チームの支社長を任されたこともあった。

 

どんなときであっても、決してユーモアを忘れず、人を笑わせてきた。

それが、私の最大の〝仕事〞となった。

 

なぜ、私がその境地にいたったのか。

不思議である。それは神のお告げだったとしか言えない。

しかし、ただ一つだけ確かなのは、

人を笑わせよう笑わせようと、必死に自己改革してからというもの、

幸運に次ぐ幸運が訪れ、

ツキまくりの人生へと変わっていったという〝事実〞である。

 

そうして周囲を楽しませてきたおかげで「幸運」が続いてきたのだ。

暗くてダーティーで不幸な人たちを追い払うという厄払いができたと同時に、

明るい人たちの多くが「福」を運んでくれたのである。

 

「楽しいから笑う」のではなく、「笑うから楽しい」とも言われる。

たしかに、無理にでも笑っていれば、

どんどん楽しい気持ちになってくるものだ。

それと同様に、無理して〝笑わせて〞いれば、

さらにどんどん楽しい気持ちになるのである。

 

死ぬ気で笑わせてきたおかげで、

私はどれだけ苦難から救われてきたか分からない。

 

幸運を引き寄せる姿勢として、

「自分だけ楽しければよい」ではなく、

常に「他人をどれだけ楽しませるか」

ということに気を配っておくことである。

 

世界中の成功者を思い出してほしい。

ほとんどの人はいつもジョークを飛ばしたり、

ウイットにとんだユーモアに長けている。

余裕綽々の佇まいで、周囲の人々を笑いの花束で包んでくれているのだ。

幸運を呼ぶ思いやりの一種だろう。

 

近年では、〝笑うメカニズム〞の研究が盛んで、

「笑うこと」が人体に様々な良い影響を与えることが、

科学的に実証されている。

 

「笑うこと」によって、副交感神経が刺激されて緊張をほぐしリラックスできる。

ストレス解消効果がある。身体が活性化され免疫力がアップする。

鬱病防止になる。心臓の病気も予防できる。

血行を促進し胃腸の働きを高める。便秘も解消される。

お腹を抱えて大笑いすれば、腹筋も鍛えられダイエットの効果もある。

 

まさに、笑いは百薬の長であり、

笑って暮らしていれば医者など必要ない。

毎日、笑顔で過ごすだけで心身共に健康でいられ、楽しい人生が送れる。

 

笑わせる効果とは、他人を健康で幸せにすることそのものなのだ。

 

それを意識して「行動」に移しているどうかを、

「エンタメの神様」があなたを審査しているのである。

 

皆でお互いを明るく楽しませ、笑って過ごすことができれば、

知らず知らずのうちに幸せが運びこまれてくる。

 

これこそ、「笑いが止まらない話」なのではないだろうか。

 

「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」 より

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271299/kankidirect-22/

 

 

 

と、前置きはこれくらいにして、
そろそろメインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(634冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

拙著「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」と同じ時期に、

同じ出版社である「かんき出版」から発売された最新刊です。

 

53歳である私はもちろん、40代、30代に方にとっても、

参考になる一冊となるでしょう。

(決して私は出版社の回し者ではありません…笑)

 

本日のテーマは、

【ピーター(上がり)の法則と1万時間の法則】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.634

『ポジティブな人生を送るために 50歳からやっておきたい51のこと』

自分のリソースを活かして黄金の50代をつくる教科書

今から人生の成幸者になる

麻野進著  かんき出版

http://xtw.me/XQ7ESkj

 

 

日常の雑務に追われていると、

昨日と同じ今日が来て、今日と同じ明日を向かえ、

気がついたらもうこの部署に配属になって5年。

ずっと同じ仕事・生活が続いているという感覚の人は

50歳になったら改める必要がある。

 

人間の寿命は伸びているが、

世の中の変化のスピードは激しく速い。

ちょっと前の10年分くらいの革新が1年で起きている。

 

携帯電話はいつの間にか、スマホ社会になってしまった。

だが、「社会の変化は大体理解できるし、通信手段もスマホに切り替えた」

と多くのサラリーマンは時代遅れ感などないと思っているかもしれないが、

自分の周りの仕事環境もその大きな変化の渦に飲みこまれようとしている

とは認識していない。

 

サラリーマンにとっての「上がり」のポジションはどの地位だろうか。

 

経済が成長して年功序列の人事が適用されていたころは

「役員」(取締役)が共通の上がりのポジションだった。

 

普通に真面目に勤めて、それなりの成果を出していれば、

スピードの違いはあっても課長クラスまでの昇進のコースが、

誰もが目指すゴールとしては分かりやすかった。

 

 

「ピーターの法則」をご存知だろうか。

 

アメリカの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱した社会学の法則で、

日本の組織であれば「上がりの法則」といったほうがいいかもしれない。

 

能力・実力主義の階層社会では、

人間は能力の極限、つまり無能なレベルまで出世するというもので、

会社組織であれば、

有能なヒラ社員は、無能な中間管理職まで出世するという法則だ。

 

実力主義・成果主義のイメージが強い米国の企業でも、

サラリーマンは経験値の高まりとともに、出世していく。

 

無能なヒラ社員は、そのままヒラ社員で落ち着き、

有能なヒラ社員は無能な中間管理職の地位に落ち着く。

 

結果として、各階層は無能な人間で埋め尽くされる。

 

そして、組織はまだ無能レベルまで達していない有能な社員によって

職務が遂行されているというものだ。

 

まさに日本のサラリーマンの「上がり」を端的に表していると言える。

 

しかし、この「上がり」感覚は

現代のような余裕のない効率経営を進めている企業では、

許されなくなっている。

 

当たり前だが、実力主義・成果主義を推進している会社は、

その社員に期待している役割を明確にし、

それに相応しい報酬を支払うことを志向している。

 

ピーターの法則によると

社員は「無能」レベルで落ち着くということなので、

あきらかに「上がり」のホジションまで昇進した者は、

不採算人材ということになる。

 

私はサラリーマン・コンサルタント時代、40歳で取締役まで昇進したが、

今にして思えばこれが上がりのホジションだった。

激しいコンサルタント業界で無意識にも守りに入ったとたん、

担当分野の業績が悪化し、会社を追われることとなった。

 

上がりのポジションに到達した人は、「大過なく」という言葉を使う。

ろくに仕事もせず、のらりくらりと物事を先送りし、

事なかれ主義的な立ち振る舞いで、

何事もなく定年を向かえればよい、

というスタンスだ。

 

仕事を任せても、たいした成果を上げることもなく、

なし崩し的にうやむやな状態にしてしまう。

目に見える失敗にはならないから、極端に非難されることもない。

 

成果主義を謳っている会社であっても、

減点主義的な人事運用をしていると

社員は成果を上げるより「ミスをしない」ことを優先する。

職場では頼りにならない奴だと思われたとしても、

辞めさせられるレベルではなく、生息し続けることがある。

 

それだけならまだいいが、他人の仕事のやり方に文句をつけたり、

成果のあらを探して批判したり、

相対的に自分の立ち位置が不利にならないように言動をとることもある。

 

妬みや嫉みなどで自分を卑下することは止めて、

今の自分の立ち位置を見直そう。

 

(中略)

 

ある分野で天才と言われる凄い人は、

1万時間を費やしているという法則がある。

 

1日2~3時間を10年継続すれば、

その領域に達する計算になる。

 

我々50代は社会に出て30年も揉まれてきたので、

積み上げてきたものはかなりあるゆえ、

それに早く気づいて活用しよう。

 

そして次のステップだが、

何か趣味でも仕事関連でも関心の高い分野があるのなら、

この法則に則って1日2時間、休日5時間計画で、

プロの領域を目指してはどうだろうか。

ちょうど60歳の定年を向かえる頃に、プロの領域に達している。

 

10年以上前の話だが、ある有名な企業の労働時間調査をしたことがある。

労働組合から、「働かせ過ぎではないか」

という指摘に応える形で実態調査をすることになったのだが、

労働時間データや社員アンケート、事業部別インタビューなど

結構大掛かりな調査を行った。

 

それほど驚く結果ではなかったのだが、

勤務時間中に最も効率的な働き方をしている属性を分析してみると、

終業時刻から1時間以内に退社する女子社員であることが判明した。

 

(中略)

 

彼女らのアフター5は様々である。

年2回の海外旅行に出かけるための英会話教室への通学だったり、

保育園に預けている子供のお迎えであったり、

彼氏と待ち合わせている夜のテニススクールだったり、

早めに帰宅する夫の食事の支度だったりと

何かの目的のために、

〇時には会社を出ないといけない状況にある人達だった。

 

長時間労働が評価される社会(会社)にどっぷり浸かっていると、

時間を気にしないで仕事することに慣れてしまうのだが、

「仕事が山積みで今日は徹夜になりそうだ」

と思った瞬間に生産性が落ちるのが分かる。

 

ところがそんな働き方をしていても、

19時集合の飲み会に遅れそうな時は

自分でも凄いと思えるほどの集中力を発揮する。

 

会社の業務以外で

「1万時間目標・計画」を実行するようになれば、

本業の業務遂行も効率的になるだろう。

 

 

 

2015年12月13日

 

******************************

早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

↓「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271299/kankidirect-22/

【書籍案内】↓

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

【人気シリーズ】↓

http://tsuitel.in/books

E-mail:hayakawa@tsuitel.in

ご感想、配信停止はコチラ↑

******************************

早川勝メール【771号】「正義」は決められるのか? 5人を助けるために1人の命を奪うことは許される!?

2015-12-06

こんにちは。

ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ個人的な趣味として一斉配信しています。

 

 

週末、元部下と祝杯を上げた。

かつては共に営業現場の最前線で奮闘した盟友である。

来年以降、新たにパートナーを組むことが決まり、

「望念会」と称して、戦略会議を開くことにしたのだ。

 

ところが、年末の金曜日である。

気の利いた店はどこも満杯で入れない。

 

繁華街の真ん中で途方に暮れていると、

客引きのオニイチャンから、

「お店をお探しですか?」

と声をかけられた。

 

たしかにその通りだったのだが、

私の経験上、客引きをしている居酒屋でいい思いをした記憶がない。

たいていは期待外れだ。
まずい、高い、汚い、臭い、狭い、遠い、態度が悪い、あやしい、という店がほとんどである。

 

ましてや、この繁忙期に客に声を掛けないと席が埋まらない不人気店など、

「ついていってはいけない」に決まっている。

 

私は、客引きのオニイチャンに上記の理由を並べ立て、

きっぱりと断った。

 

しかし、オニイチャンの切り返しトークは見事だった。

 

爽やかな笑顔と情熱的なオーラを放ちながら、

「もし、まずかったらお代はいりません!」

と、自信満々に言い切ったのだ。

 

「いやー、でも、信じられないなぁ」

と、その場から立ち去ろうとすると、

 

「ホントに約束します。私は店長ですから!」
と信頼度をアピールし、私の目の前に立ちはだかった。

 

「でも、遠くのあやしい店まで連れて行くんじゃないの?」

と言って、私が突き放すと、

 

「すぐ近くです。ここから、徒歩“18秒”で着きます!」

と、ユニークな切り返しで私を笑わせた。

 

間髪入れずに、
「今なら、広めの半個室がたった一つだけ空いています!」

と魅力的なクロージング。

 

何軒ものの店から「満杯です」と

断られてきた私は、ぐらぐらっと気持ちが傾きかけた。

 

さらに畳みかけるように、

「北海道からさっき届いたばかりの“伝説の珍味”を特別にサービスします」

「なんでも飲み放題を特別に1500円にします」

「特別に時間も大幅延長します」

と、「特別」のオンパレードで、追い打ちをかけてくる。

 

「でも、ひとつだけ問題があって…。ガヤガヤと騒がしいのですが…」

と、デメリットも伝え、安心させることも忘れない。

さすがだ。

といっても、居酒屋がやかましいのは当たり前なのだが…。

 

などとやり取りをしているうちに、

いつのまにか、私たちは、店の前に誘導されていた。

 

なかなかのやり手である。

 

魔法のような彼の手腕に感心しつつ、

もう腹を決めて、

恐る恐る地下1階のお店に入ってみると…。

 

その結果……、

 

サービス満点、

コストパフォーマンスの高い、

すこぶる「優良店」だった。

 

こんなことってあるのか。

 

この年末に、なんというラッキーだったのだろう。

 

うーん、
来年も「ツイてる年」になりそう。

 

「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」 

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271299/kankidirect-22/

 

と、前置きはこれくらいにして、
そろそろメインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(633冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

本日のテーマは、

【倫理的ジレンマ】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.633

『「正義」は決められるのか?』

トロッコ問題で考える哲学入門

5人を助けるために1人の命を奪うことは許される!?

倫理的ジレンマ問題を解決する言葉と論理スキルの磨き方!

トーマス・カスカート=著

小川仁志=監訳 高橋璃子=訳

かんき出版

http://urx2.nu/pGfD

 

 

今から50年ほど前、

イギリスの哲学雑誌にひとつの思考実験が掲載された。

これが意外なほどの反響を呼び、

学生や研究者の世界にとどまらず、

お茶の間や大衆雑誌をも賑わせる一大ブームとなった。

いわゆる「トロッコ問題(路面電車問題)」と呼ばれるものだ。

 

トロッコ問題はそれ自体ひとつのジャンルとなり、

哲学だけでなく心理学や神経科学などの論客を巻き込みながら

今も発展しつづけている。

フィリッパ・フットが1967年に考案したオリジナルのトロッコ問題は、

ごくシンプルなものだった。

 

暴走する路面電車の前方に5人の作業員がいる。

このままいくと、電車は5人全員をひき殺してしまう

(5人は何らかの理由で線路から逃げることができない)。

 

一方、もしも電車の進行方向を変えて退避線に向ければ、

そこにいる1人の人間を引き殺すだけですむ。

 

さて、路面電車の運転手はそのまま何もせず

5人の作業員に突っ込むべきか、

それとも向きを変えて1人の人間を引き殺すべきか?

 

フットはさらに問う。

ここで1人を犠牲にすることは、

人の病人を救うために1人の人間を殺して

その血液から血清をつくるのと何が違うのか?

 

たいていの人は、犠牲者の数を減らすために

電車の進路を変えるのは正当な行為だと感じる。

 

だが血清をつくるためにわざわざ誰かを殺すのは、

間違った行為だと感じる。

 

フットはそこに興味を持った。

なぜ一方は正しくて、

もう一方は間違っていると感じるのだろう?

 

1985年になると、

アメリカの哲学者ジュディス・ジャーヴィス・トムソンが

この問題の新しいバージョンを作成した。

 

今度は、暴走する路面電車をあなたが目撃しているとする。

しかもすぐそばには、

電車の進行方向を変えるための切り替えスイッチがある。

あなたが何もしなければ、

電車はそのまま突き進んで5人の人間を引き殺す。

一方、切り替えスイッチを操作して電車を退避線に向ければ、

犠牲者は退避線にいる1人だけですむ。

 

この新たな問題のポイントは、

運転手ではなくただの目撃者であるという点だ。

 

運転手にはどちらかを選ぶ権利があるが、

目撃者にはその責任がない。

 

もちろん運転手だって「何もしない」ことはできる。

しかし運転手の仕事は電車を正しく進ませることだから、

電車の進行方向に無関心でいることはできない。

何もしなくても巻き込まれざるをえないということだ。

 

目撃者の場合はそうではなく、

自分で選ばないかぎり何かをする必要はない。

 

さて、暴走する路面電車を目撃したあなたは、

何もせずに成り行きにまかせるべきだろうか。

 

それとも切り替えスイッチを動かして、

5人を救い1人を死なせるべきだろうか?

 

この2種類のトロッコ問題は、

その後も多くの哲学者によってさまざまに拡張されてきた。

もっともよく知られているのは、

目撃者が歩道橋の上にいるパターンだ。

 

あなたは路面電車の線路をまたぐ歩道橋の上に立っている。

前方から暴走する路面電車がやってくる。

近くに切り替えスイッチはないし、退避線も存在しない。

線路は歩道橋の下をまっすぐに延びていて、

その先に5人の作業員がいる。

何もしなければ、5人全員が電車にひかれて死ぬだろう。

5人の命を救うためには、

何か重いものを線路上に落として電車を止めるしかない。

近くにある重いものといえば、あなたの隣にいる太った男だけだ。

 

さて、あなたは5人の命を救うために、

太った男を突き落すべきだろうか。

 

それは退避線にいた1人を犠牲にするのと、

本質的には同じ行動なのだろうか?

 

この問題には多くの哲学者や心理学者、脳科学者らが頭を悩ませてきた。

なぜ切り替えスイッチを動かすことはよくて、

太った男を突き落すことは悪いと感じるのか。

そこにはどんな違いがあるのか。

いや、そもそも両者は本当に異なっているのだろうか?

 

こうして謎は深まり、謎を解くためにさらなるパターンか考案され、

トロッコ問題をめぐる議論は

巨大な迷路のように錯綜し膨張しつづけている。

 

哲学者のなかには、そんな思考実験に意味があるのか

と疑問の声を上げる人もいる。

現実の意思決定はもっと複雑で奥深いものだし、

5人が1人かという状況設定にはあまりにも無理があるというのだ。

 

だがその一方で、設定が単純だからこそ、

複雑な意思決定の本質をクリアに描きだせるのだという意見もある。

 

 

(中略)

 

 

「誰が何といおうと自分の意見は正しい」

という思考に陥っている人はいないでしょうか。

 

まあ実際、自分の感覚を信じることが

倫理的判断には必要なのかもしれません。

法廷としてはそこに口出しするつもりはありません。

 

しかし「誰が何といおうと」

という思考は疑ってかかったほうがいいでしょう。

 

昨夜は正しいと思えたことが、

今朝になって間違っている気がすることはよくあります。

 

これまでの議論を今一度確認し、

できるだけ自分の意見を論理的に検証していただきたいところです。

 

それではみなさん、どうぞ評議に入ってください。

 

 

(中略)

 

 

トロッコ問題はたしかに極端なシナリオかもしれない。

だが、それを現実と比較して吟味することにより、

現実の見え方は確実に違ってくるはずだ。

 

たとえ目の前の問題とあまり似ていなかったとしても、

「最大多数の最大幸福」対「個人の権利」という構図を知っておけば、

より的を射た議論が可能になると思われる。

 

深い思考は時に、

当たり前に思えた世界のまったく違った姿を見せてくれる。

奴隷制度の廃止は、ある種の直感がくつがえされた好例だ。

 

また現在、結婚に対する直感的な見方が大きく変わろうとしている。

平等や公平という観点から、

同性婚を認めようという動きがどんどん広がっている。

 

あなたの目の前にも、

暴走する路面電車がやってくるかもしれない。

 

どう決断するかはあなたの自由だ。

 

だが決断の理由を訊かれたら、

明確に答えられるようにしておこう。

 

 

 

2015年12月6日

 

******************************

早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

↓「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」

http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4761271299/kankidirect-22/

【書籍案内】↓

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

【人気シリーズ】↓

http://tsuitel.in/books

E-mail:hayakawa@tsuitel.in

ご感想、配信停止はコチラ↑

 *****************************

Copyright(c) 2010 HAYAKAWA, Masaru All Rights Reserved.