5月, 2014年

早川勝メール【708号】「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやっ てくる あなたは捨てられるか?

2014-05-25

皆様

こんにちは。
ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ
一斉配信しています。

先週一週間は、
東京〜札幌〜大阪〜名古屋と、
過密スケジュールの遠征ツアーでしたが、
前向きな方々と多くの交流を持つことができ、
充実した日々を過ごしました。

その間、6冊目の最新刊も全国発売され、
とてもエキサイティングなウィークとなりました。

そんな中、移動中の新大阪駅で、
「ドクターイエロー」
とバッタリ出会うことができました。

えっ?何ですって?
どこの国のお医者さんかって?

いえいえ、
ドクターと出会ったといっても、
人間の医師のことではありません。

そうです。
知る人ぞ知る…、
あの「幸せを運ぶ」という噂の黄色い新幹線、
“ドクターイエロー”を発見したのです。

初めての体験に、
「派手な色の新幹線だなんて珍しいな」
と驚きながらも、パチリと写真撮影。

聞くところによりますと、
ドクターイエローの運行は10日に1回程度の頻度で、
しかも、走行時刻は「非公開」なんだとか。

ひっそりと早朝や深夜に走っていることもあるらしく…。
よっぽど「運」が良くなければ、
なかなかお目にかかることはできないわけで…。

これもまた、
「セレンディピティ」
のひとつなのでしょうか!

とまあ、そのような理由から、
ドクターイエローというのは、
鉄道ファンを中心に縁起物として神格化され、
今もなお、隠れた人気を誇っているのです。

まるで「走る伊勢神宮」ですね!

ではなぜ、“ドクター”と呼ばれるのか。

それは、新幹線の病気を治してくれる「試験車」だから
…なんです。

正式名称は、
「新幹線電気軌道総合試験車」。

検測結果は、情報管理システムに送られ、
乗り心地の向上や信号トラブルの未然防止などのため、
作業データとして使用されているのだそうです。

皆さん、知っていましたか?

どんな新幹線なのか、
姿を見てみたい方は、
私のFacebookに写真を投稿していますので、
ぜひ、ご覧くださいませ。

http://www.facebook.com/masaru.hayakawa2

たしかに、「黄色」の車体から
運気のパワーが伝わってくる気がします。

不思議ですね。

 

 

と、前置きはこれくらいにして。

メインコンテンツに入ります。

本日も、新たに「582冊目」のオススメ書籍から
抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

拙著の紹介になりまして、
大変恐縮ではございますが…、

本日のテーマは、
【「捨てる」名言】
です。

先週号の前置きでも説明させてもらったように、
今作のリニューアル版は、
「偉人たちの43の名言」を引用しています。

今週号では、その「Master’s Words」を
特別にすべて公開しちゃいます。

名言だけに絞って、ご紹介いたしますが、
私自身の解説メッセージについては、
ぜひ、書店で最新刊を手に取り
ご覧くださいませ。

それでは、とうぞ!
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.582
『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』
あなたは捨てられるか?
早川勝著
総合法令出版
「Master’s Words 01」

何かを捨てないと前に進めない。

スティーブ・ジョブズ

「Master’s Words 02」

世界とは鏡のようなもの。
それを変えるにはあなたを変えるしかない。

アレイスター・クロウリー

「Master’s Words 03」

1つのドアが閉まれば、
もう1つのドアが必ず開きます。
それはバランスをとるための、
自然の法則なのだ。

ブライアン・アダムス

「Master’s Words 04」

登りたい山を決める。これで人生の半分が決まる。

孫正義

「Master’s Words 05」

人生とは面白いものです。
何かひとつを手放したら、
それよりずっといいものがやってくるものです。

サマセット・モーム

「Master’s Words 06」

人生における大きな喜びは、
君にはできないと
世間がいうことをやることである。

ウォルター・バジョット

「Master’s Words 07」

現状維持では
後退するばかりである。

ウォルト・ディズニー

「Master’s Words 08」

成功は必ずしも約束されていないが、
成長は必ず約束されている。

アルベルト・ザッケローニ

「Master’s Words」09

本気で勝負をしなかった人間は、
真の意味での仲間、
一生大事にしていける友人をつくることはできない。

清宮克幸

「Master’s Words 10」

捨てれば捨てるほど、より多くのものが手に入る。

ジョン・バニヤン

「Master’s Words 11」

もうこれで満足だという時は、
すなわち衰える時である。

渋沢栄一

「Master’s Words 12」

幸運はそれを、望むものにのみ与えられる

マライヤ・キャリー

「Master’s Words 13」

素敵な衣服を選ぶように、
素敵な言葉を選んで使いましょう。
ネックレスやイヤリングをつけるのと同じように、
優しい言葉を身につけましょう。

三輪明宏

「Master’s Words 14」

貴方に配られたトランプのカードは
不利ではない。
貴方の考えや感情が
不利にも有利にも作用するのだ。

ジョセフ・マーフィー

「Master’s Words 15」

我々が感じる不満の全ては
我々が持っているものに対して
感謝の念を抱くことがないことから生じている

ダニエル・デフォー

「Master’s Words 16」

最高の贈り物が、
綺麗な包装紙に包まれているとは限らない。

H・ジャクソン・ブラウンJr.

「Master’s Words 17」

「過去のせい、誰かのせい」
を捨てたときから人生は好転する

ウエイン・W・ダイアー

「Master’s Words 18」

愚か者は、
幸福がどこか遠い所にあると思い込んでいる。
賢い者は、
幸福を足元で育てている。

ジェイムス・オッペンハイム

「Master’s Words 19」

私にとって最高の勝利は、
ありのままで生きられるようになったこと、
自分と他人の欠点を
受け入れられるようになったことです。

オードリー・ヘップバーン

「Master’s Words 20」

おれは、かつて、
おれ自身に惚れこんだことがなかった。
自分に惚れこみ、
自分の才を信じて事を行えば、
人の世に不運などはあるまい。

司馬遼太郎

「Master’s Words 21」

人間嫌いを直す簡単な方法は一つしかない。
相手の長所を見つけることだ。
長所は必ず見つかるものだ。

デール・カーネギー

「Master’s Words 22」

ほかの人をほめる者は、
ほめた相手よりも
自分自身をはるかに豊かにする

ジョージ・マシューズ・アダムズ

「Master’s Words 23」

機会があればいつでもほめるべきだ。
ほめられた人は、
乾いた植物が水を吸うように、
ほめ言葉を吸い込むだろう。

メアリー・ケイ・アッシュ

「Master’s Words 24」

なぜ、悪口が絶えないのか。
人々は他人のちょっとした功績でも認めると、
自分の品位が下がるように思っている。

ゲーテ

「Master’s Words 25」

幸福の要は、
ありのままの自分でいることを厭わぬこと。

デシデリウス・エラスムス

「Master’s Words 26」

ありのままの自分を見せるほうが、
ありもしないものに
自分を見せかけようとするよりも、
ほんとうは得になるはずなのだ。

ラ・ロシュフーコー

「Master’s Words 27」

どうすれば自分がいちばん楽しいか、
いちばん気持ちいいか。
それを自分で考えて、自分で選ぶこと。

中田英寿

「Master’s Words 28」

“垣根”は相手が作っているのではなく、
自分が作っている。

アリストテレス

「Master’s Words 29」

時と場合によっては、
「私の商品やサービスは、
あなたのニーズを満たさない」
という誠実さを示さなければならない。

スティーズン・R・コヴィー

「Master’s Words 30」

自分の生きる人生を愛せ。
自分の愛する人生を生きろ。

ボブ・マーリー

「Master’s Words 31」

正しい判断力の持ち主は、
太陽の持つ輝きはなくとも、
星のように不動である。

フェルナン・カバリェーロ

「Master’s Words 32」

運命は偶然には訪れない。
選択の問題である。
待つのではなく、成し遂げるものなのだ。

ウィリアム・ジェニングス・ブライアン

「Master’s Words 33」

君の決心が本当に固いものなら、
もうすでに希望の半分は実現している。
夢を実現させるのだという強い決意こそが、
何にもまして
重要であることを決して忘れてはならない。

エイブラハム・リンカーン

「Master’s Words 34」

「こうなればいいな……」と思う事を、
生き生きと楽しく思い描きなさい。
いかにも本当らしく思い描き、
そして感動するのです。
その感動はやがて実際の感動につながります。

ジョセフ・マーフィー

「Master’s Words 35」

自信ある行動は、一種の磁力を有す。

ラルフ・ワルド・エマーソン

「Master’s Words 36」

私は大いに運を信じている。
そして、懸命に働けば働くほど
運が増すことを知っている。

トーマス・ジェファーソン

「Master’s Words 37」

いつも太陽を見ていれば影は目に入らない。

ヘレン・ケラー

「Master’s Words 38」

死を考えるのは死ぬためじゃない、
生きるためなのだ。

アンドレ・マルロー

「Master’s Words 39」

永遠の命と思って夢を持ち、
今日限りの命と思って、生きるんだ。

ジェームズ・ディーン

「Master’s Words 40」

人生は生かされてるんじゃない。
生きる人生でなきゃいけない。
中村天風

「Master’s Words 41」

人は、いつか必ず死ぬということを
思い知らなければ、
生きているということを
実感することもできない。

マルティン・ハイデガー

「Master’s Words 42」

世の中には体は生きているが、
心が死んでいる者がいる。
反対に、
体が滅んでも魂が残っている者もいる。
心が死んでしまえば
生きていても、仕方がない。
魂が残っていれば、
たとえ体が滅んでも意味がある。

吉田松陰

「Master’s Words 43」

明日死ぬかのように生きよ。
永遠に生きるかのように学べ。

マハトマ・ガンジー

2014年5月25日(日)

******************************
早川勝
【ホームページ】
http://tsuitel.in

【早川勝の書籍案内】↓
http://tsuitel.in/books/book_l……index.html

『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』
http://amzn.to/1hGD5zY

「死ぬ気で働くリーダーにだけ 人はついてくる」
http://amzn.to/1kWAkkK

E-mail:hayakawa@tsuitel.in
ご感想、配信停止はコチラ↑
******************************

早川勝メール【707号】『永遠のゼロ』と日本人 あの戦争を忘れてし まっているすべての日本人に告ぐ

2014-05-18

皆様

こんにちは。
ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ
一斉配信しています。

おかげさまで、
いよいよ5月21日より
6冊目の最新刊が
全国発売されることとなりました。

タイトルは、スバリ、

『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』

です。

5月15日から
一部の書店限定にて
「先行発売」も始まっています。

特に目立っているのが、
渋谷駅東口歩道橋下の「山下書店」。

超インパクトのある表紙たちがズラズラッ〜
ドドーンと積まれていて、
この売り場は凄いことになっています!

pic.twitter.com/LHReCuUM1L

「2014ビジネス書大賞受賞!2冠!」
という別の書籍のポスターが、
あたかも私の本のことなのではないかと
錯覚してしまうレイアウトですよね(笑)

山下書店は、24時間年中無休とのこと。
お好きな時間にふらっと立ち寄ってみてください。

それにしても、
前作の「死ぬ気で働いたあとの世界を君は見たくないか」
http://tsuitel.in/books/book_l……index.html
が発売となったのは、まだ2ヶ月前のことですし、
ここ数年は1年に1冊ずつ、
というペースで執筆してきましたので、
6冊目のスピード出版に関しては、
驚かれている方も多いかと思います。

「えっ?もう? 早っ!」
という感想だったのではないでしょうか。

実はですね、
このタイミングで出版に至ったのは、
理由があります。

『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』
(総合法令出版)
http://www.amazon.co.jp/%E3%80……4862804071

こうして、ネットでの予約も始まりましたが、
できれば書店で立ち読みして内容を確認してから、
ご購入くださいませ。

今作は4年前に出版した『「捨てる」成功法則』を再構成し、
ブラッシュアップしたリニューアル版。

『「捨てる」成功法則』の中から
選りすぐった“43のメッセージ”を抜き出し、
ガンジー、リンカーン、ジョブズ、ディズニー、
カーネギー、マザーテレサ、ゲーテ、ザッケローニ、
孫正義、吉田松陰、中村天風、司馬遼太郎などの
名言を「Master’s Words」として挿入。

偉人たちと時代を超えてコラボレーションするという
贅沢を極めた一冊となりました。

『「捨てる」成功法則』の読者ファンの方も、
きっと“新たな気づき”が得られるはず。

もちろん、
「死ぬ気でシリーズ」しか知らない読者ファンの方々にも、
ぜひ、知ってほしい私の“原点”です。

また、
これでもかこれでもかと「捨てろ!捨てろ!」
というメッセージか繰り返されますので、
採用担当やリクルートのお仕事をされている方は、
推薦図書として活用されるのもいいかもしれません。

「人生の岐路」に立っているすべての方々へ、
心に響くメッセージ集です。

では、皆さん、
読後の感想メール、
お待ちしいます。

 

 

と、前置きはこれくらいにして。

メインコンテンツに入ります。

本日も、新たに「581冊目」のオススメ書籍から
抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

本日のテーマは、
【人生】
です。

「妻と娘のために必ず生きて帰る」
と言い続けながら特攻を志願した、
『永遠の0』の主人公・宮部久蔵、
その強靭な生と死は、
「特攻とは何だったのか」
「日本人はなぜあの戦争を戦ったのか」という、
我々が向き合うことから逃げてきた問いをつきつける。
映画『永遠の0』から、
『風立ちぬ』『終戦のエンペラー』、小説『永遠の0』、
そして特攻隊員の遺書へ。
丹念な読み解きを通して、
「戦後」という外から与えられた平和の上に
安穏と空疎な人生を重ねてきた日本人に覚醒を促す、
スリリングな思索の書。

お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.581
「『永遠のゼロ』と日本人」
あの戦争を忘れてしまっているすべての日本人に告ぐ
小川榮太郎著
幻冬舎新書
命を惜しんでいたはずの宮部がなぜ?

映画は後半、急速に、密度を増す。
その中で、幕切れ近くに際立った演技を見せるのが
景浦役の田中泯である。

若き日の景浦は、
空戦で死ぬなら本望だという命知らずな若者だった。
それだけに、出撃する度に、
いつも無傷で帰ってくる宮部が人一倍憎い。

ある日、宮部に模擬訓練を申し出た。
凄腕と言っても本当は大したことがないから逃げるのではないか、
本当の実力を試してやれというつもりだったのである。

宮部は断る。

そこで景浦はある日意を決し、
敵との戦闘の帰路、宮部に模擬戦を仕掛けた。

宮部機の後ろにピタリとつき、
完全に射程に捉えてみせたのだ。
ところが次の瞬間、宮部機はスッと消え、
何と自機の後ろに回り込んでいるではないか。

景浦は逆上する。
もう一度、宮部機の後方につけると、
憎悪に自制を忘れ、宮部機を射撃してしまう。
瞬時の狂気だ。

が、一発も当たらない。
マジカルな宮部の操縦術に
景浦のプライドは完全に打ち砕かれた。

しかもそのことについて宮部は、
叱責もせず、
上官への報告もしなかった。

これほどの名人が海軍一の臆病者と言われている現実と、
その宮部が自分を許して平然としていることが、
景浦を混乱させる。

しかしその混乱に決着の時が来るのは
そう先のことではなかった。
命を惜しんでいたはずの宮部が特攻に志願したからだ。

景浦は、十死零生の特攻を、
邪道と見て、決して志願しなかった。

九死一生なら望むところだ。
その生の一の可能性に賭ける瞬間こそが、
景浦のような命知らずにとっては、
まさに醍醐味だったからだ。

しかし、十死零生には、
勇気も智慧も技量も必要ないではないか、
こんなものは作戦でも戦術でもない。
――景浦の、飛行機乗りとしてのリアリズムはそう見る。

その特攻に、よりによって命を惜しんでいた宮部が志願した。
再び、激しい懐疑が景浦を揺さぶる。

なぜだろう?

宮部は、景浦の前で、
二十歳前後の青年たちが次々と死んでゆくのを見て、
全身で絶望と悲しみと無念を表わしていた。

その宮部が、打って変わったように
静かな死の覚悟と共に、特攻に志願している。
理由は分からない。

が、理由などどうでもいい。
景浦は、あの模擬戦を仕掛けた日から、
陰で絶えず宮部とは何かを、無意識に追いかけていた。

要するに、宮部に惚れたのである。

その宮部が、死を決した。

それならば、それはまた、俺の死に場所でもある。
宮部機が特攻に飛び立つときは、俺が必ず守り抜く。
敵機に体当たりしてでも宮部機を守り、
敵艦突撃を成功させてみせる――

田中のここでの語りは、圧巻だ。

翳りのある風貌、
常人とは思えぬ眼光、
沈み込むような深いバスバリトンの声が、
宮部への愛情の甦りを如実に表す。

だが、景浦の飛行機は宮部機を守る途次故障してしまう。
宮部機の追尾は断念され、
景浦は、宮部という惚れた男と、死に場所とを
同時に失うこととなった。……

話し終えた老景浦は、
宮部の孫、佐伯健太郎を抱きしめる。

「俺は若い男が好きでな」

殺したいほど憎かった宮部、
その後一転して、命に代えても守りたいと思った宮部
――その男の孫が来た。

全く思いがけないことであった。
話しているうちに、この平成の頼りなげな青年の中に、
景浦は次第に宮部の面影を認め始める。

五十年の時を隔てて、
最も憎み、最も愛したあの青年士官が
孫の姿を通して現れたのだ。

景浦が抱きしめたのは健太郎ではない。

五十年の歳月だ。
失われた歳月だ。

死に場所を求めていた荒武者の自分が生き残り、
命を惜しんで凄腕の宮部が、自ら死を選んだ。

その二人を隔てる無限の時の姿を、
彼は健太郎にありありと見た。

人生とは何とやくざなものだろう。
何と奇妙なものだろう。

宮部は彼の脳裏に、死んだ二十六歳の凛々しい姿をとどめ、
今目の前には同じ二十六歳の若い青年が孫として立っている。

自分はその後五十年の歳月に耐え、
あらゆる辛酸の果てにこうして老いて、生きている。

それは瞬時だったようにも思われ、
宮部の死はあたかも昨日のことのようだ。

二十六歳で死んだ宮部は何と美しく、完成されていたことか。
その彼が、再び若いしなやかな青年として目の前に立っている。

宮部、あのとき、
お前をしっかり抱きしめてから出撃させてやりたかった。

何と長い別れだったか。

そうして今、
俺はお前の孫を抱きしめる。

立派な若者だぞ、宮部。
見えるか。――

2014年5月18日(日)

******************************
早川勝
【新ホームページ】
http://tsuitel.in

【動画メッセージ】↓
http://vimeo.com/86820814

【早川勝の書籍案内】↓
http://tsuitel.in/books/book_l……index.html

「死ぬ気で働くリーダーにだけ 人はついてくる」
http://amzn.to/1kWAkkK

E-mail:hayakawa@tsuitel.in
ご感想、配信停止はコチラ↑
******************************

早川勝メール【706号】なぜ、あなたの話はつまらないのか?番組制作 のプロが教えるおもしろい話を組み立てるテクニック

2014-05-11

皆様

こんにちは。
ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ
一斉配信しています。

今日は「母の日」ですね。

皆さんも、カーネーションなどを贈って
お母様への感謝の気持ちを伝える……
そんな良き日を迎えているのではないでしょうか。

仏壇にお花をお供えしている方もいるようですね。
ステキです。

私も母にお花を贈りました。

さらに今週水曜日は、母の81歳の誕生日。
ダブルでのお祝いということで、
今夜は食事に招待しようと計画しています。

そこで昨晩、同居している母に対し、
「何が食べたい?」
と、いくつかお店の候補を聞いてみたところ…、
意外にも「うーん、焼肉屋!」という答え。

ホント、まだまだ元気な80歳です(笑)

私の母は、普段から元気いっぱいに、
家族7人分の3度の食事を
ほぼすべて一人で切り盛りしているのです。
(嫁はときどき手伝ってます…笑)

しかし、母の愛はときに暴走します。

実は、ここ2か月くらい、
私は炭水化物抜きダイエットを徹底しているのですが、

そんな私を心配して、
「ご飯を食べろ、食べろ!」
としつこく誘惑してくるわけです。

ま、貧しい昭和ひと桁の生まれですから…。
仕方ありません。

私は「糖質制限」との苛酷な戦いとともに、
母との戦いをも克服しなければならなかったのです。

が、やがて、強い意思の固さで
なんとか5キロの減量に成功!

母にも私の「本気さ」が伝わったのか、
徐々に理解・協力してくれるようになりました。

最近では、新しい「レシピ本」まで研究するようになり、
炭水化物を使わない料理の新境地を開拓し始めました。

パン粉を使う揚げ物などはNG。
じゃがいも、にんじん、大根など血糖値を上げる食材もNG。
もちろん、ご飯、うどん、パスタ、コーンなどは超NG。
(朝食では、ご飯一杯だけ食べています)

海藻類、大豆、キノコ、野菜、卵、肉、魚介類などを中心に、
何種類もの料理が食卓に並びます。

晩ご飯のあとは、お腹がいっぱいで
しばらく動けないほどです。

腹八分目どころか、
腹十二分目くらい食べているのに、

なんと、お腹まわりの贅肉がごっそり消えてなくなり、
5キロも痩せることができました。

もう、母の愛に感謝・感謝です。

80歳にして、さらに料理のレパートリーを
増やし続けている母の“進化”ぶりには
ただただ驚かされるばかりです。

そんな元気な母との“平穏な幸福”に感謝しつつ、
美味しい「焼肉」を頬張る夜にしたいと思います。

もちろん、
お腹一杯、食べますよ!

と、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

本日も、新たに「580冊目」のオススメ書籍から
抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

本日のテーマは、
【すべらない話】
です。

お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.580
「なぜ、あなたの話はつまらないのか?」
番組制作のプロが教えるおもしろい話を組み立てるテクニック
美濃部達宏著
あさ出版

 
突然ですが、あなたの話は、おもしろいですか?

いきなり何だと思うかもしれませんが、
自分の話し方がまわりにどう思われているか、
ちょっと考えてみてください。

「この人の話って、つまんないなあ」
「アイツの話は、いつ聞いてもつまんないね」

あなたにハッキリ言わなくても、
周囲の人はそう思っているかもしれません。

「話がつまらない」ということは、
生きていく上で致命的なハンデです。

それはこの世の中が、「話がつまらない」人より
「話がおもしろい」人のほうが、
ずっと有利に生きられるようにできているからです。

話がおもしろければ、
学校でも人気者になれますし、
異性にもモテます。

(中略)

みなさんは、話し終わった後、
聞き手の反応が今ひとつで、
「本当はもっとウケるはずなのに……」
と歯がゆい思いをしたことはないでしょうか?

また、友人たちとまったく同じ話をしたのに、
自分のときは無反応で、
友人のときは「おもしろい!」と言われて
くやしい思いをしたことはないでしょうか?

そうなってしまうのは、なぜか?

それは、話の「順序立て」がうまくできていないからなのです。

▼レーガン大統領の名スピーチ

では、「順序立て」とは、どのようなものでしょうか?

それについてお答えする前に、
ここでアメリカのロナルド・レーガン大統領が語ったとされる
有名なスピーチをご紹介します。

レーガンさんは、
1981年から1989年まで大統領を務めた人物で、
映画俳優から大統領になったという、
異色の経歴の持ち主です。

彼は、アメリカ史上もっとも支持を集めた大統領のひとりとされていますが、
その人気の秘密は、
何といっても演説やスピーチのおもしろさにありました。

ある日のこと。
レーガン大統領は、
テレビ演説で視聴者に向けてこう言いました。

「私が大統領になれた理由は9つある!
まず、ひとつめは、抜群の記憶力!
私は人の話を聞いたら絶対に忘れることはない!
そして2つめは……
2つめは……
えっと……何だっけ?」

このスピーチに、
テレビの前の視聴者はドッカーーーン!と笑い転げたと言います。

アメリカの大統領が、
テレビ演説で自分が大統領になれた理由は9つあると言い、
「そのひとつめは……」と切り出したのです。

視聴者は「9つの理由って何だろう?」と、
思わず身を乗り出したでしょう。

ところが、いきなり2つめで「忘れた」というのです。
しかも、最初に「抜群の記憶力」と言っておきながら……。

▼話をおもしろくする仕掛け「フリオチ」とは?

もちろんこれは、あらかじめレーガンさんが用意していたものですが、
彼は時折こんなおもしろスピーチをすることで大衆の心をつかみ、
人気を博しました。

さて、なぜここでこのスピーチを紹介したかというと、
まさにこれが「おもしろさを伝える正しい順序」
のお手本だからです。

このスピーチには「おもしろい話を伝える正しい順序」、
すなわち「フリオチ」が使われています。

「フリオチ」とは
「フリ」と「オチ」
の2つの単語が合わさった言葉です。

お笑いにくわしい人は聞いたことがあるかもしれませんが、
それでも「フリオチとは何か?」と問われたら、
カンタンには答えられないのではないでしょうか。

なんせ「フリオチ」という言葉は辞書にも載っていませんし、
「フリオチ」を公式に定義したものなど存在しないからです。

実際、テレビ番組の制作現場やお笑い芸人さんのネタ見せの場では、
「フリオチが弱い」
「フリオチが甘い」
「フリオチがよく効いている」
といった言葉が飛び交っていますが、
誰もがきちんと理解して使っているわけではありません。

フリオチとはそれほどあいまいなものであり、
番組の制作スタッフも芸人さんも、
経験から学ぶ職人技のようなものと考えているところがあります。

そもそも、「フリ」と「オチ」とは何でしょうか?

「オチ」については
よく耳にすることもあるので何となくわかるでしょう。

辞書には「落語などで終わりを締めくくる部分」とか、
「一般に、話の効果的な結末」
という定義が書かれています。
要するに、話の結論だと考えてください。

では、「フリ」とは何でしょう?

これは辞書には載っていません。あえて言うなら、
「オチに持っていくまでの過程」
「結論へ導くための状況説明」
といったところでしょうか。
……と言っても、わかりづらいですよね、

では、もう少しわかりやすく説明しまょう。

▼フリオチとは打ち上げ花火である

ピンとこない人は、
「打ち上げ花火」を思い浮かべてみてください。

打ち上げ花火は導火線に火を点けると、
火が線を伝って火薬に引火し、
ドーンと花火が打ち上げられます。

この「導火線」がフリ、火薬が「オチ」です。

導火線(フリ)がしっかりしていれば、
火が問題なく火薬(オチ)に引火し、
花火(あなたの話)がドーンと打ち上げられ、
花火を観ている人(聞き手)を魅了することができます。

ところが、導火線(フリ)がしっかりしていないと、
火が火薬(オチ)に引火せず、
花火(あなたの話)がブスブスと不発状態になり、
観客(聞き手)から「え、何それ?」
「つまんなーい」という反応をされてしまう。

恐怖の“ドンズベリ”状態です。

このように、フリオチはおもしろい話をつくるうえで欠かせないもの。

言い方を換えれば、
おもしろい話は、
必ずこの「フリ(導火線)→オチ(火薬)」
という手順を踏むことで成り立っているのです。

(中略)

シンクロニシティ法

▼意外な共通点があるからおもしろい

シンクロニシティとは「意味のある偶然の一致」のことで、
日本語では「共時性」と訳されます。

本来、シンクロニシティは心理学用語で
とてもむずかしい概念なのですが、
ここではとりあえず「偶然の一致」
という点に注目して話を進めましょう。

人は「偶然の一致」をおもしろく感じるものです。

たとえば、なかなか打ち解けられないと感じていた相手が、
実は同じ都道府県の出身だったり、
同じ学校の出身だったり、
同じ趣味を持っていたりしたら、
急に親近感を覚えますよね。

それはなぜでしょう?

答えは「偶然の一致」が「フリオチ」と同じ構造だからです。

つまり、

《フリ(矛)》まったく接点がないと思っていた
+なのに
《オチ(盾)》意外な共通点でつながっていた

このように、つながっていなかった点と点が線でつながると、
想定外が引き起こされ、人はおもしろいと感じます。

これはテレビをはじめ、小説やマンガ、
映画で広く使われている手法です。

たとえば、村上春樹さんの長編小説の多くは、
接点がなさそうな2つの物語が同時並行で進み、
それが必ずどこかでつながるという構造になっています。

処女作『風の歌を聴け』では
「僕」と「鼠」の物語と途中で挿入されるラジオ番組がつながりますし、
『IQ84』では、
別々の人生を歩む青豆と天吾の物語がつながります。

「偶然の一致」はかなりの高等技術ですが、
話に取り入れたときの破壊力はすさまじいものがあります。

たとえば、ほっしゃん。さんが、
彼女からもらった手編みのセーターを寄付した話。

「ファンの方にいろんなものもらったりしますけど、
似合わない服とか楽屋に置いていったりするじゃないですか。
それがすごくもったいないと思ってたんですよ。
だから、そういうのを恵まれない国に送ってくれる団体に
ダンボールに入れて送ることにしたんです。
それで当時つきあっていた女の子が
クリスマスに手編みのセーターをくれたんですけど、
それが真っ黒の生地に、
黄色で星のマークと「ほしちゃん」って入れてあったんです。
それはやはり着られない。
で、申し訳ないけど、それもダンボールに入れたんです。
それから半年後に、
テレビでどこかの国でクーデターが起きました
っていうニュースやってて、
何の気なしに見たら、
“ほしちゃん”のセーター着てる黒人が、
先頭で戦車に石をほおって(投げて)たんです」

「人志松本のすべらない話」より

さすがに、こんな偶然はなかなかないかもしれませんが、
もしも経験した場合は鉄板トークとしてストックしておくとよいでしょう。

(中略)

たとえツッコミ法

▼ツッコミとはフォローである

おかしなことを話すボケに対して、
それがおかしいと指摘し訂正するのがツッコミの役割です。

ボケだけでも十分におもしろいところを、
それをさらにフォローすることによって笑いを増幅させるため、
ツッコミのことを「フォロー」とも言います。

欽ちゃんファミリーの勝俣州和さんは、
萩本欽一さんに
「笑いはフリ、オチ、フォローの3つで成立する」
と徹底的に仕込まれたそうです。

さて、みなさんの中には、
すでにツッコミを日常的に使っている方もいるでしょう。

しかし、普通にツッコミをしても、
笑いがこれだけ一般的になった今、
他の人に差をつけるのはむずかしいと思います。

そこで、たとえツッコミ法をご紹介しましょう。
これは、ただ単にボケに対してツッコミを入れるのではなく、
何かにたとえてツッコミをするというテクニックです。

▼四捨五入したらオスですよ!

「たとえツッコミ」の名手といえば、
フットボールアワーの後藤輝基さんでしょう。

たとえば、

・共演者がスベったことに対して
→ 「おまえ、よくそんなギャグ出せたな。
陶芸家やったら割ってるヤツやで!」

・8浪している人が9浪に挑戦すると言ったことに対して
→ 「9年!? 当時生まれた犬がぼちぼち死ぬ頃やん!」

・素晴らしい歌声に対して
→ 「鳥肌すごかったですよ!
ニワトリ6羽分くらい鳥肌立ちましたよ!」

・お腹一杯でこれ以上入らないことを表現して
→ 「1LDKに15人住んでるよ!」

・共演者が男っぽいことに対して
→ 「四捨五入したらオスですよ!」

・全然見つからないことに対して
→ 「校庭でコンタクトレンズ落としたときくらい見つからないわ!」

と、普通なら
「おまえ、よくそんなギャグ出せたな」
で終わるところを、
「もし陶芸家だったら……」、
「9年!?」
とだけ言うところを
「犬だったら……」などと、
表現を工夫することでツッコミを強調しているのです。

▼共感されるたとえツッコミはどうつくる?

たとえツッコミでは、
何よりたとえの発想力が問われます。

後藤さんのように華麗なたとえツッコミとまではいかなくても、
私たちもたとえツッコミをつくる方法があります。

勘の良い人は、もうピンときたかもしれません。
そうです、「共感のピラミッド」を利用すればいいのです。

たとえツッコミは、
そのたとえが聞き手に共感されなければいけません。

「共感のピラミッド」は共感を生みやすい話のネタをまとめたものですから、
そのネタをたとえツッコミに変換すればいいわけです。

とくに「学校(子ども・学生時代の思い出)」にまつわるたとえを使うと、
聞き手がうまい、おもしろいと感じやすくなります。

たとえば、「臭い」ことを表現するとき、
本来なら、

・「臭っ!」
・「鼻が曲がる!」
・「風呂、入ってるの!?」

などツッコむところを、

・「給食の牛乳拭いたぞうきん、思い出すわ!」
・「夏休みに行ったおじいちゃん家の臭いか!」
「ザリガニ死んでるぞ!」

というふうに、返すわけです。

こうすれば、ツッコミが強調されるとともに、
それがどんな臭い(状態)なのかイメージしやすくなり、
より聞き手に共感される確率が高くなります。

このように少しアレンジを加えるだけで、
他の人と差をつけるオリジナリティーあふれるツッコミが
できるようになるのですから、
試してみる価値はあるでしょう。

もっとも、「共感のピラミッド」を利用することは理解していても、
いざというときに、絶妙なたとえが出てくるとは限りません。

ですから、日頃から共感されやすいたとえを考えておき、
ストックしておくといいと思います。
入念な「仕込み」が、
ここぞというときに大きな破壊力を発揮するのです。

(中略)

ひとり芝居法

▼登場人物をひとりで演じ分ける

ひとり芝居とは、
あなたがひとりで何役も演じて話すというテクニックです。

話の中には、あなた以外にも友人だったり、
家族だったり、先生だったり、上司だったり、
いろいろな登場人物が出てきますよね。

それをあなたが声色を変えたり、
身ぶり手ぶりを交えたりして、
まるでモノマネをするかのように演じ分けるのです。

登場人物を演じ分けることで、
より臨場感が高まり、
聞き手はその場の状況が理解しやすくなります。

ここで、磯野貴理子さんが、
ある番組で披露した例を見てみましょう。

年下の夫が急病のため救急車で運ばれたとき、
磯野さんが付き添いをしたら、
救急隊員に「とんでもない勘違い」をされたという話です。

「そのときノーメイクでマスクをして救急車に乗ったら、
救急隊員に『お母さんですか?』って言われたんですよ。
だから『妻ですけど!』って言ったら、
救急車の中がシーンとしちゃって。
それで病院に着いたら、
その途端、さっきの救急隊員が
『さあ、奥様、こちらへ!』、
病院の人たちにも
『この方は奥様でございます!』
って、病院の人たちが間違えないように、
ずうっと、『奥様! 奥様!』
って言い続けたんですよ。
それで最後も『奥様、我々はこれで失礼します』
って帰っていったんです」
「ダウンタウンDX」より

男性の救急隊員を、貴理子さんが力強く熱演したことにより、
スタジオは大爆笑に包まれました。

もしも、この話を登場人物を演じ分けないで話すと
どうなるでしょう?

「そのときノーメイクでマスクをして救急車に乗ったら、
救急隊員に母親と間違えられたんですよ。
だから妻だと訂正したら、救急車の中がシーンとしちゃって。
それで病院に着いたら、その途端、
さっきの救急隊員が私を誘導しながら、
病院の人たちに私が妻であると紹介し、
間違えないように、ずうっと私のことを奥様と言い続けたんですよ。
それで最後も奥様、我々はこれで承知します
とあいさつをして帰っていったんです」

というふうに話がベタッとして
今いち臨場感が出ませんよね。

このように、
自分以外の登場人物のセリフを入れるか入れないかで、
話のおもしろさに大きな差が生まれてしまうのです。

2014年5月11日(日)

******************************
早川勝
【新ホームページ】
http://tsuitel.in

【動画メッセージ】↓
http://vimeo.com/86820814

【早川勝の書籍案内】↓
http://tsuitel.in/books/book_l……index.html

「死ぬ気で働くリーダーにだけ 人はついてくる」
http://amzn.to/1kWAkkK

E-mail:hayakawa@tsuitel.in
ご感想、配信停止はコチラ↑
******************************

早川勝メール【705号】ブッダにならう 苦しまない練習 シン プルだから実践できる。今日からもう、悩まない……

2014-05-04

皆様
こんにちは。
ご縁があって名刺交換させていただいた方々へ
一斉配信しています。

皆さん、行楽日和のGW、
いかがお過ごしでしょうか?

私は、執筆活動に、
ほぼすべての時間を費やしています。

GW前半は、
5月21日発売予定の6冊目の最新刊
『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』
(総合法令出版)
の最終ゲラ修正のため、徹夜するほど集中。

GW後半は、それと並行して年内完成を目指している、
“死ぬ気でシリーズ3部作”営業編、
(仮)「死ぬ気で働く営業マンだけがお客様に選ばれる」
(かんき出版)
の見出し構想とサンプル原稿の執筆に邁進しているところです。

ホント、好きじゃなきゃできませんよね。
休日に、ここまでは。
(このメルマガ配信もそうですが…)

私にとっては「行楽」の世界ですから。
一人旅の気分で書いています。

書斎に引きこもり中ですが、
決して孤独ではありません。

とにかく、
皆さんへ「お役に立つメッセージを届けたい!」という、
その一心です。

次作「最高の結果 〜」の詳細については、
またご案内させてもらいますね。

と、前置きはこれくらいにして。

メインコンテンツに入ります。

本日も、新たに「579冊目」のオススメ書籍から
抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

本日のテーマは、
【無条件の愛】
です。

お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.579
「ブッダにならう 苦しまない練習」
シンプルだから実践できる。今日からもう、悩まない……
小池龍之介 著
小学館

第1章 人づきあいを整え直す

他人との適切な
距離感がわかると
疲れない

Lesson 2
大人になる

君のまわりにいる人たちは、
君と親しくすることで
「私にどれだけ利益かあるかな」
「僕がどれだけ楽しくなれるかな」とばかりに、
ひそかに損得勘定をしている。

優しくしてくれるときですら、
ひそかに感謝されたがっていたり
無意識に見返りを求めていたりする。

今の世の中では、打算なき真の友だちは、
めったに見つからない。
人々はこざかしくも損得勘定のそろばんをはじいてばかりで、
君を食いものにしようとしている。

ゆえに真の友が見つからない時は、
いっそのことただ独り歩むのが潔い。

そう、まるで一本だけシャキンと突き出た犀の角のように。
『経集』75

世の中の人間関係は、
たいてい相手と仲良くすることで自分にどんなメリットがあるかを
損得勘定することで成り立っています。
そんな中で利害関係のない本当の友だちを探そうと思っても難しいことである、
ゆえに他者への甘えや依存から離れて、独立していなさい、
とブッタは言いました。

一見、とても厳しい言葉ですけれども、
「誰とも付き合うな、誰も信じるな」
という暴論ではありません。

「精神的に独立していましょう」
というメッセージなのです。

では、精神的に独立できず、他人に依存したくなるのは、
どんな時でしょうか。

仕事上の付き合いでは、打算や利害関係があって当たり前ですのに、
無意識的に相手に愛情や友情を求めてしまうことも
結構あるように思われます。

雑誌などには、その心理を利用するあこぎなテクニックが
紹介されていたりもします。
例えば商談を前面に押し出さず、
相手のプライベートな話をよく聞いて、
必ずしも商売だけが目的ではなく、
「純粋にあなた自身に興味があるのですよ」
というニュアンスを伝え、
相手のナルシズムを刺激して
こちらに依存させるという作戦。

相手が愛情を欲している気持ちにつけ込んで、
「この人から買いたい」と思わせる。

一般的に、こうした方法が有効なのは、
本来、人間には「条件無しで一人の人間として愛してほしいよーッ」
という欲求があるからです。

自分の持っているものや
社会的な影響力、役職などに興味を持たれるのではなく、
無条件に愛されたいと思っています。

無条件の愛を求めるから苦しくなる

先日もある精神科医の方と対談をしていて意見が一致したのが、
人が求めているものは結局のところ、
「無条件で自我を肯定される」
ことではないかということでした。

患者としてやってくる方たちは、
幼児が無条件にひたすら愛されようとするように
「無条件の愛」を求めているようだ、と。

この「無条件の愛」を叶えるため、
キリスト教では「アガペー」という無条件の愛で救われる、
という物語を作って満足を得ようとしました。

物語ではない現実の世界では、
他人に無条件に愛してもらえるということは滅多にないにもかかわらず、
うっかりそれを望んでしまうと痛い目に遭います。

例えば、いわゆるキャバクラやホストクラブでは、
お金を払うから相手が優しくしてくれるのが前提のはずなのに、
その現実を忘れてしまうことがあります。

優しく接してくれる。
話を聞いてくれる。
褒めてくれる。
それはお金を払っているから。

そうわかったうえで楽しむのではなく、
本物の愛情を求めたくなってしまう。

しかしながら、私たちは誰だってそういう愛情中毒。
だって、嬉しいでしょう。
本物の愛情があるかのように優しくしてくれたら。

とりわけホストクラブで身の丈以上に貢いでしまう女性がいるのは、
ホストが「愛情をあげる」という行為で
相手の核心(コア)に迫ってくるからです。

いかにも親切そうに相談に乗ってくれるとか、
叱ってくれるとか、
自分だけに本音をさらけ出してくれるとか、
とにかく相手の心の内部にまで踏み込むことによって、
自分に依存させてしまうのです。

それによって、そこに
「打算ではない愛情があるに違いない」
と錯覚してしまうのかもしれませんけれども、
それはすなわち大人になれていないということです。

どんなに鈍い人でも、どこかで
「自分に優しくしてくれるのはお金のためでしょ」
ということを知っているのに、
他方で無条件の愛を欲する欲望があまりに強いと、
相手が自分のことをお金抜きで愛してくれたらいいのに、
という欲望による妄想が強くなり、
「お金のためでしょ」
がだんだん見えなくなってきてしまいます。

そして、相手の行為が実際はお金のためだった
ということが改めてわかると、
「愛してくれてたんじゃなかったの!?」
と逆上したり、激しく落ち込むことになります。

また無条件の愛を求めるデメリットは、
相手に利用されてしまうということです。
キャバクラやホストクラブでは、
乗せられて大金をつぎ込む羽目になります。

仕事関係でも、接待の場でおべっかを言われて自尊心が満たされ、
自分が大事にされている、尊敬されていると勘違いしてしまうと、
相手の描いた絵に乗せられてしまいます。

結果として、仕事の質の良くない業者を選んでしまうとか、
品質の良くない商品を買わされてしまうとか、
判断が狂わされる可能性があります。

さらに、デメリットのもう一つは、
無条件の愛を求めているために、
相手の愛情に翳りが見えたと感じると、
悲しくなったり、苦しくなることです。

もともと相手の打算ゆえの行為に過ぎないのですから、
打算をする必要がなくなって「愛情」をくれなくなった時、
悲しくなるだけではなく、
相手を責めたり、攻撃したくなってしまいがちなもの。

自分が打算で扱われたくないという、
幼い気持ちがあまりにも強ければ強いほど、
他人を責める気持ちが強くなることでしょう。

「愛情テスト」では幸せになれない

たしかに真の愛情とは、本来、打算のないところにあります。
打算というのは欲望と言い換えても良いでしょう。

けれども、そのままの自分を愛してくれているのではなく、
相手の欲望のために自分が使われているとわかると、
人は悲しくなります。

それは恋人の間でもそうです。
例えば会うたびに仕事のグチを聞かされてばかりだと、
「あなたは本当に私のこと、好きなの?
それとも単にグチを聞いてもらえる都合の良い相手として
利用してるだけなの?」
と不安にもなるでしょう。

それゆえ、ついつい
「聞いてあげない」「つっけんどんにする」「わがままを言う」
といった具合に“都合の良さ”をなくしても
自分を愛してくれるかをテストしたくなる。

こんな「愛情テスト」や「友情テスト」によって、
自分のために相手がどれだけ無理をしてくれるのか、
打算のない真の愛情なのかどうかを
確かめたくなることがあるかもしれません。
不安であるがゆえに。

相手が自分にしてくれた行為が相手の利益にも適うものでしたら、
「打算ある偽の友」だからやってくれるのではないかしらん
……という疑いが残りますけれども、
それが相手の利益に反するような無茶なことなのにやってくれているなら
真の愛情だとわかって嬉しくなる。

が、そのようなものを求めてテストをしたくなる欲望こそが
依存の極み。

無条件の愛とは得がたいもので、
人は条件なしに他人に良くすることはほとんどありません。
それを安易に求めようとしても、
そうそう得られるものではないのです。

ブッダはそれを嘆いているわけではなく、
十分にわかっていなければならないよ、
と戒めているのではないでしょうか。

打算のない真の愛情や友情は滅多にない、
人は条件抜きに他人に良くしてあげることもほとんどない。
それをわかったうえで、
常に自分だけで満足できるような心持ちでいると心が楽になる、
ということ。

さらに申せば、だからこそ、
条件付きでなくても付き合えるような友だちや恋人が
もしも一人でもいれば、
それはかけがいのない宝物となるでしょう。

いつも食事を奢ってくれるから、
いつも自分の愚痴を聞いてくれるから、
嫌いな人が共通していて悪口を言うと楽しいから……
そういった条件付きの友だちとつるむと、
似た者同士で欲や怒りを喚起し、
煩悩をより増幅させ合います。

Aが嫌いだから、同じようにAを嫌いなBとつるむ。
Aに対する怒りがあって、お互いに怒りを増幅することができる。
それで楽しいつもりでいても、
実際は二人とも怒りの煩悩に染まって苦しくなっているだけ。

それを脳が「ドキドキして楽しい」と錯覚しているのです。

そうした人間関係は自分にとってマイナスになるだけです。

もし、無条件で付き合えるような人がまわりにいないのであれば、
友だちや恋人などいなくても良い。

「真の友人を作らなければいけない」とか
「恋人がいないなんて寂しいよォ」と思い込まずに、

良い相手がいないときはいっそ独りでいようとする潔さが、

私たちを「大人」にしてくれることでしょう。

2014年5月4日(日)

******************************
早川勝
【新ホームページ】
http://tsuitel.in

【動画メッセージ】↓
http://vimeo.com/86820814

【早川勝の書籍案内】↓
http://tsuitel.in/books/book_l……index.html

「死ぬ気で働くリーダーにだけ 人はついてくる」
http://amzn.to/1kWAkkK

E-mail:hayakawa@tsuitel.in
ご感想、配信停止はコチラ↑
******************************

Copyright(c) 2010 HAYAKAWA, Masaru All Rights Reserved.