7月, 2009年

早川勝メール【480号】求心力 人を動かす10の鉄則

2009-07-31

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました898名の方々へ
一斉配信しています。

先日からお話している成績優秀者だけのステイタス溢れる集い…「メダルクラブ」、
いよいよ今夜なんです。
そう…、
「ザギンでシースー」です。

いやはや、それはもう盛り上がったなんてもんじゃなくて、
恵比寿GLADの入賞率は…、
ナント、ナ、ナ、ナント…、
75%!
もう今夜は銀座のお寿司屋さん貸しきり状態です。

前回のメールで、
「大トロ」コールがこだまする銀座の高級寿司店を想像すると怖い…、
なんて予想はしていましたが、
見事的中してしまいました。

ホントに嬉しい悲鳴です(笑)

私は「良い社員」に恵まれました。
ツイてます。
心から感謝感謝でございます。

今夜は皆でお客様にも感謝しながら、
最高級の海の幸を堪能したいと思います。

好評につき、
「メダルクラブ」は来月も再来月もまだまだ続きますよ。

次回は恵比寿で焼肉。
牛一頭、殺してもらう予定です(笑)
合言葉は・・・
「ザギンでシースー」に続きまして、
「ビスエーでクーニー」です(笑)
ははっ、
じゃあ、その次は、
「ギロッポンでスッポン」なんてどうでしょう(笑)
または、
「ギロッポンでスッポンポン」でもいいですね(爆)
あっ、
それじゃクサナギさんになっちゃいますねぇ。

逮捕されないように気をつけます(注)

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは今回も、
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【承認・長所を褒める】です。
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.345
「求心力 人を動かす10の鉄則」
無条件に「ついていきたい!」と思わせる人は、どこが違うのか。
世界一のメンターが教える「人間力」の磨き方!
ジョン・C・マクスエル 著
斉藤 孝訳・解説
三笠書房

「脳みそも心と同じ。誉めてくれる人のほうを向きたがる」

ある調査によると、働く人が抱く不満の最大の原因は、
「上司に信用してもらえない、認めてもらえないこと」だという。

自分という人間、あるいは自分の仕事の成果を正しく評価してくれない人をリーダー
として仰ぐ事は難しい。

「脳みそも同じで、誉めてくれる人のほうを向きたがる」のだ。

相手を認める事の大切さは、何もビジネスや企業に限ったことではない。

ほんのちょっとしたことが、相手の人生を変えることもある。

ある教師による「一生、人を勇気づけた紙切れ」の話を紹介しよう。

*  *  *

その日は金曜日で、教室中がおかしな雰囲気だった。

その週はずっと新しい数学の概念について勉強していたが、生徒たちは行き詰まり、
イライラしていた。

手をつけられない状態になる前に何とかしなければと思った私は、全員に二枚の紙
切れを配り
クラス全員の名前を適当な間隔をあけて書くように言った。

そしてクラスメート一人ひとりの「一番いいところ」と思うことを書いてもらった。

その日の授業は、すべてその作業に費やした。
授業時間が終わると、みんなは紙切れを提出し帰っていった。

次の日、私は生徒がお互いに書き合った内容をリストにして、一人分ずつ一枚の紙
にまとめた。

月曜日にはそれぞれの生徒に渡した。中には二ページになったものもあった。

やがて教室中が笑顔でいっぱいにになった。「ほんとかしら?」「あれが役に立っ
てたんだ!」
「私ってけっこう人気者だったのね」というささやき声があちこちから上がった。

そのあと、この紙のことがクラスで話題になることはなかったし、
放課後や家に帰ってから、その話が出たかどうか、私は知らない。

しかし、そんなことはどうでもいい。
その目的は十分達成された。
生徒たちは自信を取り戻し、お互いを認め合うようになったのだ。

そして、やがてみんな卒業していき、数年が過ぎた。

ある年、休暇から帰ってきた私を、両親が空港までに迎えに来た。

帰りの電車の中で、天候の事や旅は楽しかったかといったありきたりの会話を交わし
た。

それが一段落すると、母が父に目くばせし、
父が私のかつての教え子の一人、マークがベトナムで戦死したと私に告げた。

告別式は次の日だった。
牧師がお決まりの祈りを捧げ、葬送ラッパが吹かれた。
マークの最後の別れをするために、一人ずつ棺に歩み寄り、聖水を振りかけた。
最後が私だった。その場に立ちつくしていると、棺を担ぐ役の軍人が近づいてき
て、言った。
「マークの数学の先生ですか。」私はうなずき、ずっと棺を見つめていた。
「マークはしょっちゅう、あなたの話をしていました」

告別式が終わった後、マークのクラスメートたちは、その一人、チャックの農場で
昼食をとることになっていた。

マークの両親もそこにいて、私を待ちかねていたようだった。

マークのお父さんは「先生にお見せしたいものがあります」と言うと、ポケットから
札入れを取り出した。

「マークが死んだ時、これが見つかったそうです。先生はご存知でしょう」

お父さんは札入れから二枚のノートの切れ端を注意深く取り出した。

その紙は何度も折りたたまれ、テープのつぎはぎだらけだった。

それが、クラスメート全員が書いたマークのいいところのリストだったということ
は、
わざわざ広げてみなくても、私にはわかった。

今度はお母さんが、
「ありがとうございました。マークはこれを宝物のように大事にしていました」
と、言った。

教え子たちが周りに集まってきた。
チャックは少し照れながら、「僕もまだ自分のリストをもってます。
家にある机の一番上の引き出しに入れてあります」と言った。
ジョンの妻は、「ジョンは、どうしてもこれをウエディングアルバムにいれてほしい
と言っていました」と言う。
「私も持っています。日記に挟んであります」とマリリン。
ビッキーは財布を取り出し、ボロボロになったリストをみんなに見せながら、
「肌身離さず持っているんです。みんな大事に取ってあるはずです」と言った。

私はその場に座り込み、声を上げて泣いた。

*  *  *

何年も前、まだ子供だった頃にもらった紙切れを、
多くの人が大人になっても大切に持っていたのはなぜだろう。
祖国を離れた戦地までに肌身離さず持っていった人もいた。

なぜなら、その紙には自分の「長所」が書かれていたからである。

誰もが人から評価され、認められることを切望している。

**************************************
生きてるだけで「ツイてる!」
感謝感謝の「早川 勝」でした。

E-mail:tsuiteru-hayakawa@wind.ocn.ne.jp

**************************************

早川勝メール【479号】成功読書術

2009-07-24

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました892名の方々へ
一斉配信しています。

前々回の「生キャラメル」の前置きも好評でしたが、
前回の「毛ガニ」メールもかなり反響がありました。

あっ、そうそう、
「カニ」といえば、
先日、毎月恒例のメダルクラブ(成績優秀者だけのステイタス溢れる食事会)の一席で、
最高級の「かにしゃぶ」をたらふく食べる機会に恵まれました。
いや~、マジ旨かったですねぇ~。
右手にはジューシーな「ずわい蟹」、左手には肉厚な「たらば蟹」と、
最高に幸福なひと時を社員とともに味わいました。
まさに北海道から直送されたばかりのカニ・カニ・カニ・・・。
とにかく遠慮を知らないメンバーですから、
おかわりに次ぐおかわり…追加追加オーダーの連続で、
私の財布の中身は北海道のように「寒く」なっていったのでした(笑)

ところで、皆さん、
「ずわい」と「たらば」の違いって知ってましたか???
実は、
ズワイガニは「カニ科」らしいのですが、
タラバガニは「ヤドカリ科」なんですって。

へぇ~、
違う生き物なんですね。

えっ?!
知ってましたか…。
失礼しました(笑)
知らなかったのは私だけ・・・だったのかもしれませんね。

といいますか、
私はですね、そもそもカニは宇宙からやってきたと思っていまして…。
だって、どうみてもカニの姿や形は「宇宙人」ですよね。
きっと遥か昔に隕石と一緒に地球に落ちてきたに違いありません。
海に落ちたんですよ。

そうか…
そうしていろいろと考えてみると…、
「カニみそ」って不思議じゃありませんか???
カニみそって、少ししか詰まってませんけど…、
あれ、なんでか知ってますか???
それはですね、私が想像するには、
漁師に捕まってしまうような「バカ」なカニだから
脳みそが少ししか詰まってないんですよ(笑)
ということは、本当に頭の良いカニの脳みそはパンパンに詰まっている、
ってことになりますよねぇ。
そうか…、だから賢いカニは簡単には捕らないわけですね。

いや~、いつか食べてみたいですね。
カニみそたっぷりの宇宙人の親分を。

ははっ、くだらない、ですね。

では、
ここで話を「メダルクラブ」にもどしますと、
今月のメダルクラブは、好評につきもう一度「寿司」という約束になっています。

恵比寿GLAD内での合言葉は、
「ザギンでシースー」です。
なんだかかなり盛り上がってまして…。
今回は入賞者多数となりそう…。
みんなの数字がメキメキ挙がってきて、凄くいい雰囲気なのは嬉しいのですが、
なんといっても「銀座で寿司」ですからねぇ…。
「大トロ」コールがこだまする銀座の高級寿司店を想像すると…。

ちょっと怖いです(笑)

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
まさに【オススメ書籍とは】
です(笑)
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.399
「成功読書術」
ビジネスに生かす名著の読み方
土井英司著
ゴマブックス

どんな人間にとっても、いちばん大切な資産は「時間」です。

われわれがいつかは死ぬ存在である以上、時間は「生命」の一部です。

限られた時間のなかで他者と同じ経験をすることは不可能ですが、

たったの1500円で他者の時間や経験を買うことができるとしたらどうでしょう
か?

これほど安い投資はないはずです。

つまるところ、私が価値を認める書籍とは、
この「他者の時間や経験を買うことができる」1冊です。

それがある分野の第一人者や大成功を収めた人物のもので、
かつ未来永劫活用できる知恵にあふれていたら、これはもう申し分ないことです。

だから、借り物の言葉で綴られた書籍はけっしておすすめしないし、
同じネタで何冊も本を書いて、その結果、

主張が薄っぺらになってしまった抜け殻のような本も、ここではおすすめできませ
ん。

私個人の能力のせいでいたらない点はあるかもしれませんが、
こういった視点から、私が出会った価値ある名著をご紹介していこうと思います。

どうぞお楽しみください。

第1章      人間探求の書

人は自分を重要なものと思いたがっている

『人を動かす』 デール・カーネギー

人の欲求を述べることは、人生の本質を語ること

『人間性の心理学』 A・H・マズロー

人を動かすには、心の引き金を引きさえすればいい

『影響力の武器』 ロバート・B・チャルディーニ

人間の思考や行動は、言語によって支配されている

『思考と行動における言語』 S・I・ハヤカワ

人間は「遊ぶ」存在である

『ホモ・ルーデンス』 ホイジンガ

産業の進化は、生命の自己実現の過程である

『情報の文明学』 梅棹忠夫

人生というのは結局、人生の意味の問題に正しく答えること

『夜と霧』 ヴィクトール・E・フランクル

第2章      勝負師たちに学ぶ極意

販売は、情熱をともなった人間科学である

『私はどうして販売外交に成功したか』 フランク・ベドガー

秘すれば花なり、秘せず花なるべからず

『風姿花伝』 世阿弥

君主は、野獣の気性を、適切に学ぶ必要がある

『君主論』 マキャヴェリ

「人」と「価値」に注目することが投資の極意

『ビジネスは人なり投資は価値なり』 ロジャー・ローウェンスタイン

学ぶことで洞察力を磨き、行うことで勝負師を養う

『相場師一代』 是川銀蔵

理屈でなくて、実際。計画でなくて、努力

『人生と財産』 本多静六

勝つための大原則は、悪手を指さないこと

『人間における勝負の研究』 米長邦雄

勝負は、立った時点で決まっている

『もっと深く、もっと楽しく』 中部銀次郎

人を破滅におちいらせるのはいつも「心」である

『世紀の相場師ジェシー・リバモア』 リチャード・ステッミン

第3章      教えを実践した経営者たち

種をまき続ける情熱が飛躍と持続のカギ

『ビジョナリーカンパニー2 飛躍の法則』 ジェームズ・C・コリンズ

経営とは、情熱的な自己投資と情念の力から生まれる実行力

『プロフェッショナルマネジャー』 ハロルド・ジェニーン アルヴィン・モスコー

「無知の知」こそが真の顧客志向にいたね道

『ブーメランの法則』 ファーガル・クイン

謙虚に学び、信念を持って決断する

『小倉昌男 経営学』 小倉昌男

一隅を照らす、ナンバー2の美学

『経営に終わりはない』 藤沢武夫

経営者の仕事は、社員が仕事を成し遂げるのを助けること

早川勝メール【478号】「心のDNA」の育て方

2009-07-17

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました885名の方々へ
一斉配信しています。

先日、三女りえが通うY小学校の授業参観に行ってきたのですが…、
そこで目の当たりにした「教育現場の驚くべき実態」を、
本日は皆さんにご報告したいと思います。

私が見学したのは体育と算数の授業(最近は授業参観と言うのではなくて
「学校公開」と言って一日自由に見学できるんです)。

グランドで見学した体育の授業まではとてもよかったのですが、
次に3年生の教室に移動し、
算数の授業を見学して驚きました。

何に驚いたのかって???

先生に、ですよ、先生…。

算数の担当は二十代の若い女の先生だったですが、
これがもうまったくダメ!
ひどすぎる。

まず、子どもたちを全然ホメない。
45分の授業の中で、たくさんの子どもたちが手を挙げて一生懸命答えを発表しても、
「では、次…」と、あたりまえのように次の問題に進んでしまう。
手を挙げて正解を出しても、正解か不正解かも言わずに(全員正解なのですが)、
淡々と授業が進行していくわけです。
ほとんど無視ですね。

さらに、模造紙で準備してきた割り算の問題が、かなり適当。
明らかに準備不足なんですよ、この先生。
授業をなめてる、っていうか、
きっと子どもたちことをなめてるんですね、普段から。
「24÷6=4」の問題を作ってください、
というオトナにとっては簡単な問題です。

大学を優秀な成績で卒業したはずのそのオネエチャン教師、
まず日本語がわかってない。
問題(解答)の文章が誤字脱字だらけ…。
途中で気がついて訂正したのはいいのですが、
あちらを直せば、またこちらも直さなければと、
もう問題用紙はめちゃくちゃで、
はじめから書き直したほうがいいくらいでした(笑)

さらに、そもそもその24÷6=4の式を作る例題が根本的に間違ってるんです。
「24個の玉があります。けんじゅうは4ちょうです。さて、いくつずつ玉が入るでしょう」
…って、違うだろー、
答えと問題が逆だろー、と心の中でずっと私は叫んでいました。

そもそも、子ども相手にする例え話なんだから、
もっと美しい例題を考えられないのかねぇ…、と思いませんか?!
「お花」とか、「食べ物」とか。
「拳銃」と「弾」ってなんだよー(笑)
ですよね???

父兄が参観しているよそ行きの授業参観でこの有り様ってことは、
油断している普段の授業はもっともっと適当ってことになりますよねぇ。
あれじゃあ、けなげに先生を信じて一生懸命勉強している子供たちが可哀相ですよ。
「いったいなんなんだ、この先生は!」と私はだんだん腹が立ってきました。

そうして、教室内を眺め回してみると、掲示してある貼り紙には、
「ケンカをしない」
「イジメをしない」
という否定的な表現のネガティブ・ワードがいっぱい。

たしかに、ケンカやイジメはいけないことですけど、
そもそもそんなにケンカやイジメが横行しているほど、このクラスは不良だらけなのか、
というとそんなことはなさそうですし、
ケンカやイジメに無縁な子どもたちまでも逆に意識してしまうのではないか、
むしろ逆にケンカやイジメを助長してしまうことになるのではないか、と心配になってしまいました。
たとえば、「ろうかを走るな」と言われたら、走りたくなるのが子供ですよね。
だったら普通に、「思いやりの気持ちで…」とか、「お友だちには優しく…」とか、
同じ意味でも別の前向きな表現ができないのかな、この先生は…、
と思ってしまいました。

まあ、せめてもの救いなのは、
このダメダメ女教師は…、
3年1組の担任らしく、うちの娘の担任ではない(娘は2組)、
ということくらいでしょうか(笑)
うちの娘はチャレンジコースというのを選択していて、
親としては
「よしよし!! 算数のデキはともかくとして、ちゃんとチャレンジ精神を発揮しているな」
と喜んでいたのも束の間…、
このダメダメ女教師に出くわしてしまいました(笑)

それにしても、最近の小学校のシステムは凄いですね。
まだ低学年なのに授業も選択性になっているなんて。
算数は…、
「じっくりコース」
「しっかりコース」
「チャレンジコース」
という三つのコースに分かれているんです。

だったら、この先生…、
先生本人が「じっくりコース」から勉強し直したほうがいいのではないか、
と思ったのは私だけでしょうか?(笑)

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【一緒に感動してくれる人】
です。
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.322
『人生を変える !「心のDNA」の育て方 』
石井裕之 著
フォレスト出版

コラム 「S君と彼の毛ガニ」

小学校一年生の頃。
S君の席は私のすぐ後ろでした。
勉強はからっきしだめでしたけれども、野球をやらせたら誰にも負けない、
身体が大きくて、面白くて、わんぱくを絵に描いたような子でした。

ある日、S君は前の晩に食べた毛ガニの殻を学校に持っていきました。
甲羅の部分に、まだ黒くてテカテカした小さな目がついていて、大きくて立派な毛ガ
ニの殻でした。
S君はそれを大事そうに触りながら、組みあがったプラモデルを眺めるように、
「すごいなあ、すごいなあ」と言っていた。
彼にとって、甲羅の形や質感が、この上なくカッコよく思えたらしいのです。

朝一番の授業で、クラス担任のH先生が入ってきました。
H先生は、しゃべるたびに口角から泡が出る、おばあちゃん先生でした。
あるいは、当時の私たちにとっておばあさんに見えただけで、
実際にはそれほどおばあさんじゃなかったのかもしれません。

S君は彼の毛ガニを先生に見せたくて仕方なかったようで、
そしてそのためにわざわざ丁寧に洗って学校まで持ってきたようで、
いの一番に教壇に駆け寄り、H先生に自慢の毛ガニを差し出しました。
ところが、H先生は、まるでゴキブリでも見せられたかのように、目をまん丸くし
て、
そして、「何を学校に持ってきてんの!汚いわね。そんなもの早く捨てなさい!」
とS君を怒鳴りつけたのです。
先生の口角からは、いつもよりたくさん泡が飛んでいました。
S君は、もちろん毛ガニを捨てることなんかできっこなくて、
そのまま小さくなって席に戻ってきました。
私は、気の毒になって、席に戻ってくる彼から目をそらしました。

S君がH先生に怒鳴られるのは、何も特別のことではありません。
授業中にふざけて叱られるのは日常茶飯事でした。
それでも、いつも元気なS君がこのときほどしょんぼりしてしまったのを
私は見たことがありませんでした。

何もなかったように授業は進みました。
しばらくして後ろを見てみると、
S君は机の下でやっぱり毛ガニを大切そうに触っていました。

教室の前の方には、先生専用の本棚があって、
立派な本が並んでいました。
本のタイトルは難しい漢字で読めなかったけれども、
子供の心を勉強する本なのだなという程度のことは私にもわかりました。

そしてそれを見るたびにいつも不思議に思いました。
なぜわざわざ大人が書いた子供に関する本を読むんだろう。
子供の心が知りたいのなら、僕らに聞いてくれればいいのに、と。

H先生は、子供の心を教育書に求めた。

そして、目の前で日々息づく子供たちの心を感じようとはしなかった。

日焼けした野球少年を見かけると
必ず私はS君と毛ガニを思い出します。

あれから三十五年――。

S君は、毛ガニの殻に一緒に感動してくれる人と出会えただろうか。

**************************************

**************************************

早川勝メール【477号】お金でなく人のご縁ででっかく生きろ!

2009-07-10

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました880名の方々へ
一斉配信しています。

先日、いつも通っている表参道の散発屋さんからの帰り道…、
宮益坂方面に歩いていると「花畑牧場の生キャラメル」の直営店を発見しました。
「ああ、これがあの有名な“生キャラメル”かぁ…」と、
まだ味わったことのないそのキャラメルを購入してみようと思い立ちました。
でもねぇ、いいオヤジが青山あたりでキャラメル買っている絵もどうなんだろうと戸
惑いつつも、
これは「話のネタ」にもなるぞと自分自身を励ましながら、
勇気を振り絞ってお店に入ってみました。

明るい店内にずらずらっ~と並ぶ、生キャラメルの数々に圧倒されつつ、
値段をチェックしてみると、1箱12個入りでナント「850円」。
おおぉ~、たかがキャラメルにその価格とは…、
これはボッタクリじゃん、と思いながらも、
しぶしぶ2箱を手にとってレジへ向かいました。
華やかな店内の奥にはアルバイトの若いオネエチャンたちが並ぶカウンターがあり、
私はやや照れくさい気持ちを隠しつつその中の一人の店員へ“生キャラメル”を差し
出しました。
すると店員はさげすむような冷たい声でひと言…
「カフェのご注文は???」
あれっ、ここはどこ??生キャラメルの売り場じゃないのか、
と固まっていると…。
アルバイト店員はすかさず言い放ちました。
「生キャラメルは、当店のカフェをご注文になったお客様にだけに
“特別に”お売りしているものです」と。
おお~、なんと強気な、なんと高飛車な…、
まるで「売ってあげてます的」な上から目線。
「うおぉ~、だったらもういらねぇよ!!!」
と、その“生キャラメル様”をカウンターに叩きつけて帰ってこようかと思ったので
すが、
店員の堂々としたあまりにも強気な態度に迫力負けしてしまい、
「じゃあ、カフェラテのSひとつ…」と注文していたのでした(笑)
その後、ピチピチギャル(死語???)に囲まれながらチューチューとストローをく
わえている自分に耐えられず、
カフェラテのカップを握りしめながらお店を出て、一人寂しく宮益坂を下ったのでし
た。

で、
そのキャラメルの味はどうだったのかって???
う~ん、
くやしいけど、たしかに「うまかった!」

まだ味わったことのない方がいらっしゃいましたら、
一度、渋谷まで足を運んでみてはいかがでしょうか???
(または北海道まで……笑)

・・・と、
前置きはこれくらいにして…。

今回もまた…
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【一期一会】
・・・です。
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.109
「お金でなく人のご縁ででっかく生きろ! 」
中村文昭 著
サンマーク出版

ビラ配り・ティッシュ配りに「ありがとう」

路上も街中も「人好き」になる訓練の場

自分でいうのもなんですが、僕は素直な性格で、
何か感動できる人に出会うとすぐにそのまねをしたくなります。

心を全開にして、受け入れ態勢百パーセントという状態を保っているわけです。

元岡社長が、ある日ポロッとこんなことを言われました。

「世の中には偉い人もたくさんいるよね。

大きな会社を経営している人、たくさんお金を持っている人、いい車に乗っている
人、
人前で話をなさっている人と、いろいろな偉い人がいるけれど、
あそこでゴミを拾っている彼もすごく偉いよね。

大金持ちの人にあれができるかな。偉い基準なんて、人それぞれだよ」

元岡社長は、そういう、世間では偉いとはいわれていないような人への尊敬心を、
行動で示していました。

一緒に歩いていると、「ありがとうございます」と言いながら、
街頭で配られるビラやティッシュを受けとっていくのです。

僕がさっそくまねをしたのはいうまでもありません。

配っている人は、アルバイトであれなんであれ、仕事で頑張っているのです。
みんなロボットではないのです。

そう考えれば、せめて「がんばってね」と言いながら受けとるのがエチケットです
し、
人を好きになるための自分の訓練にもなります。

見ているとみなさん、ほとんど無視して通りすぎてしまいます。

受けとったとしても、「うるさい」とか、「もらってあげるわよ」という態度をとる
人が圧倒的です。

けれども、ちょっと視点を変えることができるなら、明日から見過ごすことはできな
くなるはずです。

難しいことではありません。だれにでもできることなのですから。

というわけで、それ以来、僕がお断りしたのはコンタクトレンズの広告のビラだけで
す。
僕は山育ちですから古代人のように遠くがよく見え、視力は二.〇です。
ですから、そのビラもよく見えてしまい、「ああ、僕、目はいいからごめん」と言い
ました。

もちろん最近はサラ金の宣伝が多いので、受けとりにくい面はあります。

しかしアルバイトで寒いところに立っているのだと思えば、
ティッシュくらいは受けとってあげてもいいでしょう。

この人たちも、「ありがとう」でどれほど癒されていることでしょう。

「一期一会」という言葉もあります。今、出会った人にもう一度会えるかどうかわか
らないのです。

ですから、ビラ配りの人たちとの一瞬の出会いでも、心を通じ合わせることができる
なら、

人生が豊かになるのではないでしょうか。

**************************************
生きてるだけで「ツイてる!」
感謝感謝の「早川 勝」でした。

E-mail:tsuiteru-hayakawa@wind.ocn.ne.jp

**************************************

早川勝メール【476号】球界地図を変えた男

2009-07-03

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました875名の方々へ
一斉配信しています。

このメールを読んでいただいている方の中には、
スポーツ好きの方も多いかと存じますが…、

皆さんは、サッカー派ですか???
それとも、野球派ですか???
もしかして、卓球派???でしょうか(笑)
いやいや、マニアックなところで、
カバディ派(笑)

私の場合、典型的な野球オタクであり、
サッカー音痴です。
先日、世界中が熱狂した「マンチェスターU対バルセロナ」のゲームがありましたよね?!
ヨーロッパで。

社内でもそのセッカーの試合が話題になり、
皆が「バルサ(バルセロナ)が凄い!」
「バルサが勝った!!」と、
バルサ、バルサ、って騒いでいるので、
私はてっきり「殺虫剤」の話でもしているのかと勘違いして、
ヤングな社員たちにすっかりバカにされてしまいました。

まさに私一人だけ、「蚊帳の外」って感じでしたね(笑)

殺虫剤だけに…ははっ

…、うまい。

なんて話題は私にとってはどうでもいいことで、
実はプロ野球のセパ交流戦のほうに興味津々でありまして…、
日々の試合結果に一喜一憂しております。
とにかくセ・リーグの首位を独走中の我がジャイアンツが毎日勝ち、
その他のセ・リーグチームが全部負けてくれればいいなぁ、と願いながら、
夜中のスポーツニュースを全局見ることをささやかな楽しみに、今生きております。
ちなみに、「テレ朝⇒NHK⇒TBS⇒日テレ⇒フジ⇒テレ東」という順番です(笑)

(あっ、そうそう、交流戦の冠スポンサーは「日本生命」ですから!!!)

う~ん、しかしながら、ここ数年の間に、
野球人気はすっかり地に落ちてしまいました。
WBC効果でやや人気を盛り返したとはいえ、
ジャイアンツ戦が地上波でテレビ放送される機会も激減し、
ホントに寂しい限りです。

ということで、
私がプロ野球界に少しでも貢献できることはないか…と今回思いついたのが、
オールスターゲームのファン投票。

生まれて初めての体験をしました。
自分のベストオーダーというのを考えて投票してみるのも、
なかなか楽しいものですねぇ…。

ただし、ベストオーダーとは言っても、
セ・リーグの投票は
すべてジャイアンツの選手になってしまいましたけど…(笑)

ご参考までに、
パ・リーグはこんなメンバーに投票してみました↓

<先発投手>
田中将大
東北楽天ゴールデンイーグルス

<中継ぎ投手>
菊地原毅
オリックス・バファローズ

<抑え投手>
馬原孝浩
福岡ソフトバンクホークス

<捕手>
里崎智也
千葉ロッテマリーンズ

<一塁手>
小久保裕紀
福岡ソフトバンクホークス

<二塁手>
井口資仁
千葉ロッテマリーンズ

<三塁手>
中村剛也
埼玉西武ライオンズ

<遊撃手>
金子誠
北海道日本ハムファイターズ

<外野手3名>
大村直之
オリックス・バファローズ

稲葉篤紀
北海道日本ハムファイターズ

草野大輔
東北楽天ゴールデンイーグルス

<指名打者>
二岡智宏
北海道日本ハムファイターズ
(ふふふ、やっぱりね…、昨年のモナ事件で巨人を追い出された大スターですから、
もちろん一票)

皆さんも、清き一票を・・・
いかがでしょうか???
私の選出に反論のある方も多いかと思います。
ピッチャーはやっぱりダルビッシュだろう、とか、
ショートは川崎ムネリンを忘れてはいないか、とか…。
はい、わかりました。
それでは、投票してみたい方のために、
ご案内しておきますね。
↓↓↓
オールスターゲーム2009
インターネットファン投票
http://allstargame.npb.or.jp/

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【したたかな裏技】です。
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.268
「球界地図を変えた男 根本陸夫」
浜田昭八・田坂貢二 箸
日経ビジネス文庫

現役時代は二流捕手だったし、4球団、計11シーズンの監督生活では
Aクラス入りが一度だけという凡将だった。

現役時代の記録、監督としての実績がモノをいう日本のプロ野球だが、
この男には看板に掲げる勲章がなかった。

それでも、その人柄と熱っぽい弁舌が
一流経営者である球団経営者である球団オーナーたちの心をとらえた。

チーム作りをまかされ、打った妙手、奇策の数々。

それは、巨人を中心に回ってきた球界に、大小の波紋を投げかけた。

根本陸夫。

赤ヘル・カープの基礎を固め、
西武ライオンズ王国を築き、
福岡ダイエーホークスを球界の雄に仕立てた、あの眼光鋭い人物である。

一九九九年一月、ダイエー球団の代表取締役社長に就任した。

「球界の業師」が球団トップの座について、次に繰り出す手はなにか。

球界の耳目が、改めて根本に集中した矢先の同年四月三十日に心筋こうそくで急逝し
た。

在任わずか四ヶ月。チーム強化、球界改革のさまざまな秘策を胸にしまったまま天国
へ旅立った。

このシーズンのダイエー・ベンチには、根本の遺影がずっと掲げられていた。

ユニホームを着てチャンピオンになれなかった男が、背広に着替えてフロント入りし
たとたんに、
別人のような力を発揮した。球団の組織に筋が一本通り、選手獲得競争でも勝ち続け
た。

フィールドでの弱兵、凡将が、築城の名手へと劇的に変わった秘密は、どこにあった
のだろうか。

(中略)

清原の獲得には、西武と巨人の熾烈な争いを締めくくるような側面があった。

八五年秋のドラフトの目玉は、清原、桑田真澄のPL学園“KKコンビ”だった。

ドラフト前にはめったに手の内を明かさない根本だが、この年に限って
「ウチは清原か桑田のどちらかをとる」と、珍しく公言していた。

それは、巨人の「KK二人獲り」を阻止するための、西武の挑戦だった。

桑田は早くから早大進学を明言し、そのスケジュールに沿って動いていた。

どの球団もノドから手が出るほど、欲しい投手である。

遊撃手に転向しても、オールスター級の選手になるだろうと見たスカウトもいる。

だが、ドラフト指名するとなると、1位を捨てる覚悟がいる。

桑田が進学すると、入団交渉は消滅するからだ。

八五年の東京六大学秋季リーグ戦を、桑田はこっそり観戦した。

報道陣につかまる前に姿を消し、
球場近くで早大の学内新聞「早稲田スポーツ」の編集長と対談した。

その様子が、翌日の同紙の一面を飾った。

各球団のスカウトは、これはなにか“裏”があるのではないかと勘繰った。

桑田をドラフトから遠ざけておいて、単独指名をしようという魂胆。

まさか、天下の早大を巻き込んだ細工はできないと言われる一方で、
「江川の空白の一日」を考えた巨人なら、という見方もあったことは事実である。

これとは逆に、巨人は「KKどちらか」を公言する西武の真意をはかりかねていた。

松沼兄弟の争奪戦でも、巨人が乗り出すと他球団はほとんど降りた。

ムダな努力を避けたのだ。

だが西武だけは、真正面から勝負を挑んだ。

巨人はドラフトで清原を1位、進学するはずの桑田を2位以下で指名することも可能
だった。

だが、西武の動きが読めず、桑田を1位指名せざるを得なかったと見られた。

巨人が桑田を1位指名すると、
各球団スカウトは巨人と桑田側の「出来レース」だと、一斉に非難した。

そんな中で、根本だけが、「さすが巨人」と言った。

「早稲田スポーツ」を利用したとは思えないが、「KK二人獲り」を狙っていたの
は、
むしろ西武ではなかったか。

それを阻止されたから、
思わず口をついて出た「さすが・・・」だったのではないか。

**************************************

 

Copyright(c) 2010 HAYAKAWA, Masaru All Rights Reserved.