4月, 2009年

早川勝メール【469号】おカネの発想法

2009-04-26

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました862名の方々へ
一斉配信しています。

思い起こせば、このメルマガもどきのメール配信を再開させていただいてから、
そろそろ一年が経ちます。
いつも長文メールにお付き合いいただきまして、
ありがとうございます。
新シリーズも今回で69回目。
旧シリーズの「お薦め書籍シリーズ」では数年間にわたり400回。
古くはそれ以前の「成功への階段シリーズ」などからご愛読いただいている方々から今回の『早川勝メール』を読むのが初めてという方々に至るまで、
多くの方々と不思議なご縁で結ばれていることに感謝しつつ、
本日も配信させていただいております。

改めまして、
これからも宜しくお願い致します。

さて、
実は私、この4月は丸々1ヶ月間、
一度もカジュアルな私服を着ることなく、
スーツだけで過ごしてきました。
(もちろん寝るときには脱ぎますけど…笑)
今日明日も仕事ですし、29日も「V字回復スクール」のトレーナー役を務める予定なので、
今月は普段着で過ごす機会がまったく何もありませんでした。

とはいっても、べつに私の会社はそういう激務な職場ってワケじゃないんですよ。
ちゃんと休んでいる社員もいますからね。
一週間有休取って沖縄に行っていた社員もいましたし、
スノボで連休取っていた社員もいましたから…。
アニバーサリー休暇なんていうのもあります。
ですから私の場合はあくまで、
自主的に働いてます。
趣味として(笑)…。

世の中には不況のために16連休、
という方たちもいらっしゃる時代にあって、
まあこうして仕事があるだけ幸せなのではないかと思う今日この頃です。

おかげさまで、V字回復スクールの受講生3人も無事卒業できるだけの実績を挙げることができまして、
即成果に結びつけてくれた社員には頭が下がります。

おかげさまで、
5月は少しだけ休めそうです(笑)

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【お金儲け=隣人愛】です。
お役に立てれば幸いです。
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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ   No.88
「おカネの発想法」
財産と生活を護りながら本物のおカネ持ちになろう !
木村剛 著
日本実業出版社

あなたは、おカネである金貨を大きな袋に詰めて船に乗り込んでいます。

ところが、乗っていた船が激しい嵐に襲われて、船を棄てて避難しなければならなく
なりました。

そこで、あなたは、金貨の袋を腰にくくりつけて、海に飛び込みます。

しかし、金貨が重すぎて、たちまち海の底に沈んでしまいました。

海底に沈んでいきながら、あなたは人生を回想してこう思い悩みます。

私はおカネを所有していたのだろうか、

それとも、おカネが私を所有していたのだろうか、と。

おカネは所有するものであって、所有されるものではありません。

おカネに振り回されないようにするためにも、
おカネを所有することの向こうにあるはずのリアルなコミュニティの重要性に気づく
べきです。

株価の変動に右往左往するよりも、「オーナー」としての権利の確かさに気づくべき
なのです。

カネの価値がどうなろうとも、あなたの財産と人生と家族を護っていくために知って
おくべきこと

・・・・・・・それがおカネの発想法なのです。

おカネは隣人愛の実践である

私たちが暮らしている経済社会は、「おカネがおカネを産む」という経済現象を是認
しています。

「おカネがおカネを産む」ことをポジティブに認めています。

そういう摩訶不思議な経済社会が資本主義社会なのです。

資本主義が誕生することと、「おカネがおカネを産む」こと・・・「金利」をとること・・・・・・・
を経済社会として受け入れるということとはじつは同値なのです。
資本主義が円滑に機能するためには、
「金利は正当なものだ」ということが社会的に認知されていることが必要です。

この命題が人々の揺るがぬ信念として社会全般に定着しない限り、資本主義は開花し
ません。

どんなに活発に経済活動を行い、莫大なおカネを儲けたところで、
心の片隅に「これは罪悪ではないのか」とか
「私はいけないことをやっているのではないか」という引っ掛かりがあるうちは、
資本主義のメカニズムはフル回転をはじめません。

一四〇八年にジェノバの商人たちが世界初の銀行と言われているセントジョージ銀行
を設立し、
ヴェニスの商人たちはヴェニス銀行を設立しました。
そのときの彼らのビジネスは為替手形を割り引くという形態をとっていました。
貸付をして「金利」をとっていると非難されたくなかったからです。

実態はともかくとして、中世において建前上、
おカネや金利や財産というものは、忌み嫌われるべきものでした。

資本主義のメカニズムが本格的に機能しはじめるためには、
そのマインドセットを抜本的に改革することが必要です。

「金利」の存在を当たり前のものとした「第二の奇跡」を可能にしなければならな
かったのです。

それを可能にしたのが、「資本主義の精神」でした。

その「資本主義の精神」を培ったのは、「プロテスタンティズムの倫理」だと言われています。

プロテスタンティズムとは、宗教改革後に、英国、ネーデルランド、フランス、米国などに普及した宗派で、
厳格な規律と禁欲で知られています。そういう意味では、おカネ儲けと最も縁遠い人たちです。

ところが、この人たちは、「隣人が求めるモノやサービスを隣人に与えることは善行
である」と考えはじめます。

隣人が求めるものを隣人に提供することが隣人愛の実践だということになっていくの
です。

その隣人愛の結果として、おカネを儲けることができたのであれば、
これは隣人愛を実践したことの現れなのだということになっていきます。

この結果、おカネ儲けは隣人愛の実践とみなされ、
その結果としての蓄財も評価の対象になっていきます。

ビジネスというモノの存在がはじめて正当化されるのです。

そうなると、今度は逆に、隣人愛を実践したか否かの判定基準がおカネの多寡という
ことになってきますから、
ひたすらおカネを儲けるために働き続けることが、倫理的な義務を果たすことにつながっていきます。

もっと言えば、そういう形でおカネを儲けて、
おカネの蓄積に務めなければならないという考え方になっていくのです。

報酬のためではなく、昇進のためでもなく、労働すること自体に喜びを覚えるという価値観の下で
「おカネがおカネを産む」ことが是認されていきます。

そうなると、「おカネがおカネを産む」というゲームを自己目的化し、義務化するよ
うな価値観が確立され、
それが人々の行動を律する倫理として定着していきます。

そのとき、近代的な資本主義は産声をあげました。

禁欲的なプロテスタントたちは、「お金儲けは卑しい」という考え方から、
「おカネ儲けは隣人愛の実践」とみなす考え方へと人々のマインドを一八〇度転換させました。

「おカネを増やすことは隣人愛である」という社会的な認知が広がることによって、
近代的な資本主義が開花していくことになります。

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早川勝メール【468号】わかった! 運がよくなるコツ 恋愛編

2009-04-19

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました860名の方々へ
一斉配信しています。

突然ですが・・・、
日本経済をダメにしている元凶のひとつは『会議』だ、
と言われています。

そこで、本日は…、有名な斎藤孝さんの著書より、
「あなたの会社の会議は大丈夫か?」チェックリストをご紹介いたしますので、
思いきりチェックしてみてください!!!

①別のことを(寝ている、絵を描いているなど)をしていても大丈夫     □

②アイデアを出さないくせに、人の意見にネガティブなコメントばかりする人がいる □

③1人の話が長くてウンザリすることがある     □

④「それじゃあ、今までの議論は何だったの」と思うことがある     □

⑤判断材料がそろっているのに、「じゃあ、あとで考えよう」と大した理由もなく結論を先送りにする     □

⑥何のために集められたのかわからないことがある     □

⑦何も決まらなかったり、新しいアイデアが1つも出てこないことがある     □

⑧人数が多すぎてディスカッションにならないことがある     □

⑨意見の質でなく、声の大きさで決まることがある     □

⑩“宮中御前会議”のように、役職順に座る慣習になっている     □

⑪レジュメやホワイトボードもなく、議論が宙に舞うにまかせている     □

⑫「はじめから結論が決まっているんじゃないか」と感じることがある     □

⑬「報告・通達・確認ならメールですむのに」と思うことがある     □

⑭報告や資料説明の時間が長すぎて、一番大事なことを話し合う時間が足りなくなる     □

⑮意見を言うと、「じゃあ君がそれをやってくれ」と言われそうなので、意見をひかえる雰囲気がある □

皆さんはいくつチェックが入りましたか???

半分以上チェックが入った人はヤバいですねぇ…その組織。
重症です。

えっ???
全部ですか?

ご愁傷様です(笑)

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【素敵な出会いを引き寄せる方法】です。
お役立てれば幸いです。
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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ   No.116
「わかった! 運がよくなるコツ 恋愛編」
あなたの思い、きっと伝わります
浅見帆帆子 著
廣済堂

Q.
思い通りの人にめぐり会うことができないのですが・・・・・
どうすれば、素敵な出会いがありますか?

まわりに素敵な人がいません、環境を変える必要がありますか?

A.
あなたが思う、「こんな人が理想だなあ」「こういう人に出会いたいなあ」という人は、
同姓でも異性でも、今の時点ではあなたより精神レベルが上の人です。

精神レベルが上だから、いろいろな意味で「素晴らしい、知り合いたい」と思うし、
「今の自分のまわりにはいない」と思うのです。

「出会いたい」と思うなら、あなたの精神レベルを上げることです。

これがすべての解決方法です。

同じ精神レベル同士は引き合うので、今より高い精神レベルになれば、
今のあなたが考えている「素敵な人」に必ず出会います。

今の時点で出会うことができないのは、
現在の環境(職場や学校にいない、など)が原因ではありません。

まして、あなたの外見ではありません。

美人やかわいい人でも、素敵な出会いがない人はたくさんいます。

出会いはたくさんあっても、恋愛まで発展しない人もいます。

まわりからは「出会いがあるだけまし」と見えるかもしれませんが、
恋愛の場合は、先が発展しなければ結局出会いがないのと同じですよね。

まわりから見るとうらやましい条件がそろっていても、
「素敵な人に出会えない」と悩んでいる人はたくさんいます。

外見を磨いたことで本人の自信がつくのであれば、
もちろん、それはそれで楽しく頑張ればいいと思いますが、
外見が原因で出会えないことは絶対にありません。

同時に、「外見を磨いたから出会える」ということでもありません。

では、相手に見合うキャリアを積めば出会えるか、というと、それだけでもありません。

外見や、目に見える成果などは、「ないよりはあったほうがいいかもしれない」という程度のものです。

不思議なことに、どんなに外見を磨いても、キャリアを積んでも、出会いの場所に足を運んでも、
精神レベルの低い人は、それより高い人とは出会わないのです。

「こんな頑張っているのに、どうして発展しないんだろう」という人は、
確かに、ほかの部分ではものすごく努力してそれを達成しているのかもしれませんが、

すごく重要な精神レベルが低いのです。

精神レベルを上げると、なぜ素敵な人と出会えるようになるかというと、
あなたの「タイミング」が良くなるからです。

人との出会いは、ちょっとした時間のずれやタイミングで成り立っています。出会い
方も様々です。

一緒に仕事をしたから、人に紹介されたから、飲み会で知り合ったから、
同じ職場だったから、お店で何回も顔を合わせたから、電車の席が隣だったから・・・・・、などなど、
あらゆるパターンがあるわけで、何が出会いにつながるかはわかりません。

今の職場や学校に出会いがないからといって、出会いはそこだけではないのです。

今の精神レベルのまま職場や学校を変えても、きっと、何も変わらないでしょう。

思いがけないところで出会うのは、その人の「運」や「タイミング」が関係してきます。

二、三秒ずれても会わないかもしれないからです。

飲み会などの集まりで出会うのも、運とタイミングです。

どんなに回数がたくさんあっても、自分が参加したちょうどそのときに素敵な相手がいなければ、
意味がありませんよね。あなたがそこに居合わせる、というタイミングが必要です。

だから「わたしには出会いの場がない」という人もいますが、

そういう場が多いイコール出会いが多い、ということではありません。

タイミングや運の良さは、どんなに策を練っても、操作できるものではありません。

でも、唯一良くなる方法が、自分の精神レベルを上げることなのです。

身のまわりでせっせとプラスのパワーをためるのです。

すると、考えて行動したわけではないのに、自然とタイミングが良くなって、
「たまたま出会った」という不思議なことが起こるのです。

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早川勝メール【467号】成功者の告白

2009-04-12

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました857名の方々へ
一斉配信しています。

新年度が始まって
2週間が経ちましたね。
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?

私はこの春、長女が高校入学、
二女が中学入学(三女は小3に進級)ということで、
それぞれの入学式に出席してきました。
いや~、感慨深いものがあります。
もうそんな歳になったのかと…自分が(笑)

普段はあまり生活感が漂っていないせいか…、
そんな大きい子供がいるようには見られませんが、
陰では人並みに親の苦労を味わっている日々でございます。
私立は学費もバカになりませんし…。
大変です。

ということで、
本日はそんな親子の悲哀に満ちた…笑い話を入手しましたので、
ご紹介します。

ゲームばかりしている子供に
父親が言いました。

「タクヤ、リンカーンを知っているだろう?
リンカーンはタクヤの歳の頃
暖炉の灯りで勉強していたんだぞ」

「ふーん。じゃあ僕も教えてあげようか?」

「何だい?」

「あのね、
リンカーンはパパの歳の頃には大統領だったんだよ」

「・・・」

(笑)…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは
「私の本よりためになるお薦め書籍シリーズ・全400冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けいたします。

本日のテーマは
【リフレーミング】です。
お役立てれば幸いです。
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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.27
「成功者の告白」
神田昌典 著
講談社

「最近の研究でわかったことは、鬼の経営や軍隊式マネジメントに象徴されるような、
つねに緊張感を強いられ恐怖が支配するような環境下では、脳波がベータ波になってしまう。

すると大量の人間に同じ行動を取らせるという観点からは効果的だが、
個々人は学習能力が低くなり、創造性が発揮しにくくなる。
人間は安全な、リラックスできる環境化の下では、脳波がアルファ波になる。
学習が効果的になり、想像力が増すんだ。
今の時代は、顧客の欲求を喚起しなければ売上がたたない。
つまり、欲求を喚起するような商品を創造する力が必要になる。
ということは、現代では仏の経営スタイルのほうが合っている。
ただ仏といっても、ただたんに優しいだけじゃないよ。
そこにはきちんとした規律と厳しさもあわせもっていなければね」
優しさと同時に規律も持つのだときいて、タクはハッとした。
<そうか、鬼の経営、仏の経営のどちらがいいかということではなく、
仏の経営のなかには、鬼の部分もあるんだ>
それまで鬼と仏のあいだで揺れていたタクの心が定まった。
「神崎さん、僕は今まで経営をやっていたつもりでしたが、何も考えていませんでしたよ。
今マスターリンクに必要なのは、営業力ではなく、マネジメント力なんですね」
「そう、タク個人ではなく、チームでマネジメントできるようにすることが課題なんだ。
成長期にいるから、営業のほうは黙っていてもまだ一~二年は持つと思う。
でも成熟期に行くまでに、チームで会社が機能するようにならないと、
その後の売上拡大は無理になる。
土台ができていないところに、城は建たないからね」
「チームで機能する会社をつくるためには、いったいどこから手をつけたらいいんでしょう?」
「そう。それを教えたかったから、保証人になるときに条件をつけたのさ」
そう言いながら、神崎はもう一度ペンをとった。
神崎の書いた図は、次のようなピラミッドだった。
ステップ1 土台づくり1:母親の出番

ステップ2 土台づくり2:父親の出番

ステップ3 チーム体制の組み立て

「やることは単純だ。難しい方法もいろいろあるが、タクには必要最低限、最短期間で、
最大の効果を確実にあげる方法だけを学んでもらいたい。
半年で効果をあげてもらわなくてはならないからね。
その単純さに、拍子抜けするかもしれないが、極めて強力な方法だ」
「どんなに素晴らしい方法でも、今日から実践できないと意味がないですからね」
「それじゃ、説明しよう。優れたチームを育てるのは、子育てと同じなんだ。
母乳を与える前にハイハイの練習をさせても、子供は育たない。
何を、どの順番で行動していくかが重要なんだ。チームも同じ。
育て方の順番を間違えてしまうと、どんなに時間をかけようと育ってくれない」
子育てをすべて妻に任せきりにしていたタクは、組織づくりが子育てと同じと言われてもポカンとしている。
その表情を感じて、神崎は言い直した。
「子育てするのに、いきなり厳しくするかといえばそうではない。
まずは母親の無条件の愛を五~六歳までに与える。
その後に、父親から社会的生活をするうえでの厳しさを教えるんだ。
子供は母親からのたくさんの愛を感じて、自分は安全である、信頼されているという環境をつくらないと、
しつけをいくら厳しくしてもダメなんだよ。
第一に母親的な愛情。その次に父親的なしつけを行うことが大事。
この順番は普遍的で、サルは当たり前のようにやっている。
ところが子育ての経験のない人間の男が会社でチームをつくろうとすると、逆をやってしまう。
会社が混乱すると、まずはルールや決まりごとで社員を統制しようとするわけだ」
「なるほど、だからどの会社も軍隊式マネジメントになっていくのか。
ところが、それが定着しないから、いつまでたっても組織ができない」
「そう、土台が作られていないからね。
母親の愛という土台の上に父親の規律をもってこないと、チームづくりためのしっかりとした基礎ができない」
「概念としてはわかりましたが、具体的には何からやればいいんですか?」
神崎は子供のような顔になって、嬉しそうに話を進めた。
「私自身、タクと同じように組織の問題で悩んだことがある。
そのときは、即効性があって実践的なマネジメント法を、それこそ世界中を探しまわったんだ。
そして出会った手法を教えてあげよう。実に簡単な方法だが、半年後には会社がみるみる変わる。
まずやってもらいたいのは、グッド&ニューという、ボールを使った簡単なゲームだ。
これはピーター・クライン先生という米国の教育学者が開発した手法だよ。
短期間に組織のメンバーを前向きに変えるには最適なんだ。
やりはじめて早ければ三日で、前向きに変わりはじめたという感触が得られると思う。
何をやるかといえば、そこにあるクッシュボールというボールを使う」
神崎は、机の上にあるゴムでできたカラフルなボールをポンとタクに投げた。
「六人くらいまでのチームをつくる。
このボールを持った人は、二十四時間以内に起こったいいこと、もしくは新しいことを簡単に話す。
話が終わったら、まわりの人は拍手する。
そして次の人にボールを渡す。この繰り返しだ。これを毎日やる。
ひとり一分ちょっと話すとして、六人なら時間にして一〇分。これだけで、社内が変わりはじめる」
キツネにつままれるとは、このことだろう。
タクは組織づくりや経営システム化を教えてもらうのだから、当然、
モチベーションの高め方、業績の目標設定・管理法、
給与の査定システム等の話が聞けるのだろうと思っていたのだ。
そうしたらおもちゃのボールを渡されて、それでゲームをしろという。
「ちょっと待ってください。それだけですか?」
「そうだよ」
「目標管理や給与の査定システムというような、通常のマネジメント法は必要ないんでしょうか?」
「もちろん必要になるよ。でもね、その前にやっておく大事なことがたくさんある。
目標管理や査定システムというのは、母親的、それとも父親的?」
タクはハッとして自分の間違いに気づいた。
「父親的ですね」
「そう、だからそれは、まだ先の仕事。
しかも小さな会社や事業部であれば、そこまでしなくても、みるみるチームが自ら動くようになる」
神崎は、タクがまだ納得のいかない顔をしているので、話を続けた。
「こんなゲームで、組織が変わるはずがないと疑っているんだろう?」
「あっ、図星です」
「このゲームはね、簡単そうに見えるけど、
人の考え方を前向きに変えるために考えつくされた方法なんだよ。
そもそもクライン先生が校内暴力の多発する学校で、
安全な学習環境を短期間でつくるという目的で行ったものなんだ。
校内暴力といったって、日本の比じゃないぞ。ピストルやナイフが当たり前のところだからな。
その学校の生徒を、短期間で前向きに変えるための手法だから、強力だよ」
タクはまだきょとんとしている。
「神崎さん、まだわからないんですが・・・・・。なぜいいこと、新しいことを話すと、
校内暴力がなくなるほど組織全体が前向きに変わっていくんですか?」
「それじゃ、もう少し詳しく話そう。
これはね、心理学でいうところのリフレーミングと呼ばれる作業を習慣化するゲームなんだ。
リフレーミングとは、出来事のプラス面を見るように解釈を変えることなんだ。
よく人は、幸福だ、不幸だと言うよね。
でも幸福な出来事と不幸な出来事があるわけではない。
同じ出来事を、幸福と解釈する人と不幸と解釈する人がいるだけだ。

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早川勝メール【466号】巨人軍論 組織とは、人間とは、伝統とは

2009-04-05

こんにちは。

ご縁があって名刺(アドレス)交換させていただきました855名の方々へ
一斉配信しています。

あさっては、
ニッセイ恵比寿GLADの敏腕マネージャー・S君(37歳)の結婚披露宴です。

私、今回はスピーチだけでなく一曲歌わせていただくことになりました♪
会場はあの「帝国ホテル」なんですが、
何やら披露宴の直前に「リハーサル」として
歌わせてもらえるみたいなんです。
まさに主役並みの待遇(笑)
普通、そんなことまでさせてもらえませんよねぇ?

いや~、もうこの際ですから、
おもいっきりディナーショーを楽しんできたいと思います(笑)

ということで、
本日は結婚にちなんだ有名な言葉を皆さんにご紹介いたします。

フランスの劇作家、
アルマン・サラクルー(1899~1989)の言葉・・・
結婚は決断力の欠如

離婚は忍耐力の欠如

再婚は記憶力の欠如

…なんだとか。

なるほど!!!って感じですね(笑)

たしかテレビで明石家さんまも
同じようなことを言っていたような気がします。

ちなみに、
あさって結婚するS君。

二度目の結婚です。

おめでとうございます !!!

ちなみに、ちなみに…、
その2人を数ヶ月前の異業種交流会で引き合わせたのは、
何を隠そう私早川でございまして…。
私は2人の運命的な出会いの瞬間を目撃しています。

そう、そのときはっきり見えましたよ。

「赤い糸」が…。

ホント、私には見えました・・・
皆さんの中に、現在「婚活中」の方がいらっしゃいましたら、
いつでもひと肌脱ぎますよー(笑)
ぜひ、ご相談くださーい!!!

…と、
前置きはこれくらいにして、
それでは今回も
417冊目のオススメ書籍からの抜粋文章をご紹介します。
プロ野球も開幕し、楽天イーグルスが絶好調ですね!!!
そこで今回は野村監督の著書より・・・。
テーマは…
【組織における人間教育】です。
お役立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「オススメ書籍」シリーズ【No.417】
「巨人軍論」
組織とは、人間とは、伝統とは
野村克也 著
角川書店

人間教育に力を注いだ川上監督

ただ、私自身は水原監督時代の巨人には
それほどのコンプレックスは感じていなかったのも事実である。
はじめて出場した日本シリーズで四連勝したことも大きかった。
鏡に自分のユニフォーム姿を映して、いかに恰好よく見せるか研究していたとか、
型崩れしない鹿皮のパンツを身につけていたという逸話が残っているように、
水原さんは非常にお洒落でタレント性も豊かだった。
新聞記者が「やあ、ミズさん」と気安く声をかけられるムードがあった。
だが、失礼ながら、
そのことがともすれば指揮官としての重厚さに欠けるというような印象を私に与えていた。
そんな雰囲気がチーム全体に及んでいたように感じられたのである。
ところが、監督が川上哲治さんに代わったとたん、巨人の雰囲気がガラッと変わった。
そのことを私は鮮明に覚えている。
どこかピーンと張り詰めたようなムードがチーム全体を覆いはじめたのである。
川上さん自身もベンチにデーンと座り、
とても「カワさん」などと話しかけられる雰囲気ではなかった。
寺で座禅をしたり、品格、人格を高める修行に精を出されたという。
川上さんが「選手の人間教育に力を入れている」と聞いて私は、「なるほど」と思った。
そして同時に、脅威を感じたものだ。
あれだけの選手が集まれば、優勝するのはそうむずかしいことではないだろう。
しかし、勝ちつづけるとなると、話は別だ。
連覇のためにいちばん気をつけなければいけないのは油断と気の緩みである。
私自身、ヤクルト時代三回日本一になりながら
次のシーズンはいずれも四位に落ち込んだ経験があるから、よくわかる。
ほかのチームが束になって向かってくるのだから、今度はかんたんにはいかない。
だからこそ、指揮官は「優勝は過去のこと。新たな気持ちで臨もう」と鼓舞するのだが、
どうしても選手はホッとしてしまうのだ。
そうならないためには、選手たちにつねに上を目指すことを自覚させなければならない。
努力する大切さを教え込まないといけない。
そのために人間教育が必要なのである。
川上さんの有名なエピソードに、解説者時代に淡口憲治のことを
「この選手は親孝行だから大成しますよ」と語ったというものがある。
このエピソードは「親孝行と野球とどんな関係があるのだ」
と川上さんのアナクロニズムを揶揄する意味で引用されることが多いが、
私は「もっともだ」と感じ入ったものだ。
その選手が親孝行ならば、もっと野球がうまくなって給料を上げてもらい、
親に楽をさせてやろうと考えるだろう。
素直な性格で、監督やコーチのアドバイスに積極的に耳を傾けるはずだ。
これで成長しないわけがない。おそらく川上さんはそう考えたのだと私は思う。
私も同感である。親孝行とは言い換えれば感謝の心である。
感謝の心こそが人間としての出発点であり、成長していくうえでもっとも大切なものだ。
そして、そうしたひとりひとりの成長の集大成がチームとしての発展につながっていくというのが私の持論である。
だからこそ、選手の「人づくり」が監督の仕事のなかで大きなウエイトを占めると私は考えている。
川上さんは、油断やうぬぼれの怖さ、勝負の怖さを誰よりも知っておられたのだろう。
当時のキャッチャーだった森昌彦氏の話では、
川上さんは選手との会話や説教では野球の話はほとんどせずに、
そうした人間としての教育に多くの時間を割いていたそうだ。
それを聞いて、私は巨人の強さの秘密の一端が理解できた気がしたのである。

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