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【919号】英文法の鬼100則 英文が表す「気持ち」を捉える 丸暗記、禁止。

2019-11-30

ご無沙汰しています。

久方ぶりの配信となりました。

さて、前号にて『営業の鬼100則』の増刷決定の知らせが届いたと、

お伝えしたばかりでしたが、

続けざまに、今月2度目の増刷が決まったと、さらなる吉報が届きました!

ふたたび、じわじわコツコツと動き出しているようで・・・。

これでトータル、11刷目の「重版」となります。

http://tsuitel.in/books/backnu……ber02.html

実は、おかげさまで、営業本すべての書籍の中で、

2109年の売上が【第1位(トーハン調べ)】になったそうで、

前回の増刷分から、本の「帯」に【第1位の冠】が表記されています。

写真はこんな感じです↓

https://www.facebook.com/photo……mp;theater

「年間で一番売れた」っていうニュースは、やっぱり嬉しいですよねぇ。

いつも応援ありがとうございます。

心より感謝申し上げます。

以上、本日の前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

本号も、お薦め書籍(716冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

本日のテーマは、【英語脳と日本語脳】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ! ↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.716

『英文法の鬼100則』

英文が表す「気持ち」を捉える  

丸暗記、禁止。

卓越した英語教師としての経験と認知言語学に基づく

独自の文法観が見事に結びついたユニークな英語指南書。

東京大学文学部(言語学研究室)教授 西村義樹 推薦

時吉秀弥著 

明日香出版

人間はかなりの部分、言語を使って思考をします。

そのため、母語の違いが、ある程度物の見方や考え方に影響を与えると言われています

(あくまで、ある程度です)。

極端な例では、この世には「左右」にあたる語彙がない言語が結構あり、

そういった言語を母語とする人たちは「自分の左側に・右側に」の代わりに

「東側に」とか「南側に」というふうに表現するので、

何かを説明するときに、自分の向く方向が変わっても指差す方向は必ず同じ方向、

つまり常に東側とか南側とか指すそうです。

そこまで極端ではないにしろ、英語と日本語の間にもものの見方の違いがあります。

例えば「ここはどこ?」を英語ではどう言うでしょう?

皆さんの中には “Where is here?”

と訳してしまう人もいらっしゃるかもしれません。

しかしこれは日本語からの直訳であり、自然な英語ではありません。

英語では、 “Where am I ?” と言うのが普通です。

これは、日本語と英語でただ言い方が違うということではありません。

日本語と英語には、こういう言い方が起きる原因となる、

一貫した「世界の捉え方の違い」があるのです。

それは、

日本語:自分がカメラになって外の風景を写す言語

英語:外から、もう1人の自分が自分を眺める言語

という違いです。

日本語では、話し手がカメラになって外の世界を言葉によって映し出します。

カメラは風景の中には映り込みませんから、

話し手自身の存在が消え、言語化されないことがよくあります。

英語のIと違い、日本語では「私は」という主語が言語化されないことがよくあるのは、

この影響かもしれません。

日本語の「ここはどこ?」という表現にも

「ここ」と「どこ」という「カメラに映る風景(場所)」のみが言語化されています。

一方英語は、もう1人の自分が、外から自分を眺めている言語です。

上記の“Where am I ?”の例では、

よく英語の地図上に「現在地」の意味で書かれている“You are here.”

の表示がわかりやすいですね。

外から、地図上にいる自分を眺めている感覚です。

日本語の「私は迷子になった。」が英語で“I am lost.”になるのは、

地図上にいた自分が失われてしまったのを自分が外から見ている感覚です。

例えばfindは中学英語で習う動詞ですが、 日本人には使いこなしにくい言葉の1つです。

なぜなら、まさしく「外から自分を眺める」動詞だからです。

例えば、 例文 I found the house emply.

を自然な日本語にすると、

「家は空っぽだった。」 となります。

日本語では家が空であることに気づいた「私」は言語化されないのが普通です。

でも英語だと「私は家が空っぽだったことに気づいた」となります。

これは明らかに、「気づいた自分を外から観察している」表現です。

多くの日本人が「家は空っぽだった」を英語にすると、

The house was empty.

と言うでしょう。 もちろん間違いではありません。

しかし、英語の物の見方が反映されていないから、

「英語っぽい英語」を扱えないことが多くなるのです。

「英語脳」という言葉が巷に溢れています。 いろんな定義があるでしょうが、

私の「英語脳」の定義は まさにこの「外から自分を見る」言葉の使い方です。

(中略)

英語というのは当然、イギリスを発祥地とするわけです。

そしてそこから、北米大陸やオーストラリア大陸を始め、

様々な場所に広がっていきました。

イギリスから北米への本格的な移民が始まったのは17世紀、

今からおよそ400年くらい前です。

ではここで質問です。

「古い、昔ながらの英語」が今も残っているのは イギリスとアメリカ、どちらでしょうか?

こう尋ねると、英語の講師を含めて結構な人数の方々が、

「イギリス英語に古い形が残っている」とお答えになります。

ところが実際は逆で、アメリカ英語のなかにこそ、

「化石」のように古い英語が残っているものなのです。

これは歴史のいたずらでも何でもなく、必然です。

日本を例に考えてみましょう。

明治の末以降、日本から大勢の人々がブラジルに移民しました。

その末裔の日系2世、3世の方々の中には日本語を話す方々もいます。

では彼らの話す日本語はいつの時代の日本語でしょうか?

そうです。大正、あるいは昭和初期の日本語である可能性が高いのです。

なぜなら彼らはその世代の日本人からしか日本語を学ぶ機会がないからです。

一方で、本国の日本は、海外の日系社会と比べて圧倒的に人口も多く

その分すごいスピードで新しい言葉が生まれ、入れ替わっていきます。

このように海外に渡った言語は母国の言語より古い形を残しやすいのです。

ですので、アメリカ英語には17世紀以降の古い形が残っていることがよくあります。

イギリス英語とアメリカ英語でいくつか用法の違うものがありますが、

元々の形はどうだったのかといえば、すべてではないにしても、

かなりの確率でアメリカ英語の方が元々の形だったりします。

―――suggestやdemandの後ろのthat節

suggest(~してはどうかと言ってみる)、

demand(有無を言わせず~しろと要求する)、

recommend(推奨する)など、

「やれよ」「やろうよ」を意味する動詞の後ろに that S+V~が来るとき、

イギリス英語では一般に that S should 動詞原形~という形をとりますが、

アメリカ英語では that S 動詞原形~という形をとります

(ちなみにこのアメリカ英語の形は日本では好んで文法問題に取り上げられています)。

(例文 中略)

日本の高校などでは一般的に、 「元々 S should 動詞原形だったのが、

アメリカ英語では should が省略されて使われるようになった」と説明されます。

そこには、「アメリカ英語よりもイギリス英語の方が古い。

だから、 イギリス英語の形が元々で、それが変化してアメリカ英語の形になったのだろう」

という間違った思い込みがあるように思えます。

実際には逆で、アメリカ英語の that S 動詞原形~というのが古い元々の形で、

のちのイギリスで新しく should を使う言い回しが生まれた と考えるのが自然です。

令和元年11月30日(土) 

【編集後記】

欧米人がポジティブなのは、嫌な出来事や悲しい思い出も、

「もう一人の客観的な自分」が冷静に〝見ている〟からなのかもしれません。

反対に、日本人は「自分の目(カメラ)」で〝見ている〟ために、

リアルな感情を引きづってしまう傾向にあるのでしょう。

だから我々は「ネガティブ」な思考に陥ってしまうのですね。

なるほど、と腑に落ちました。

ということは、 楽しい思い出は、「日本語脳」で思考し、

悲しくて辛い思い出は、「英語脳」で思考すれば、

くよくよ悩まずにハッピーな人生が送れそうですよね。

そうか、するとやはり、英文法を勉強さえすれば、

「幸せな人生を送ることができる」ってことか。

それにしても、〝英文法の鬼〟は、

親切丁寧に教えてくれる「優しい鬼」(甘口)です(笑)

『営業の鬼100則』(辛口)

『リーダーの鬼100則』(激辛)

『株の鬼100則』(中辛)

『接客の鬼100則』(やや甘口) に続いて、

今月はついに、 シリーズ第5弾『英文法の鬼100則』(甘口)が発売になりました。

すでにご覧になった方も多いかと存じますが、

昨日の日経新聞には、一緒に広告が載りました。

『営業の鬼』と『英文法の鬼』が仲よく。

(盟友・井上健哉さんの『一流の「話し方」全技術』の広告も隣に掲載されていました)

さーて、いよいよ年明け2月に放つシリーズ早川版・第3弾は、

『転職の鬼100則』(超激辛)となる予定です。

ただ今、急ピッチで仕上げている真っ最中。

(ほぼ9割は書き上がりました)

ただ、すいません、 完成までしばらく、メルマガは「不定期」配信となりますが、

どうぞお許しくださいませ。

それではまた、次号をお楽しみに!

本日も最後までお読みいただきまして、 ありがとうございました。

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