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【916号】好きなようにしてください たった一つの「仕事」の原則

2019-10-06

 

中国語版「営業の鬼100則」の見本が届きました!

 

韓国語バージョンのときは、ハングル語でまったく理解できませんでしたけど、

中国語翻訳バージョンの表紙を見ると、

「魔鬼」とか、「強勢締結法則」とか、「業務是一門藝術」とか、

それらの漢字から想像するに、何だか物凄いイメージが湧いてきます。

 

「100」則のデザインは、黄金色に輝いています↓

https://www.facebook.com/masaru.hayakawa2/posts/2504782526274595?notif_id=1569029152512326&notif_t=feedback_reaction_generic

 

日本版の発売も、あれから丸一年が経ちました。

有り難いことに、店頭ではまだまだ地道に動いているようですが…。

『営業の鬼100則』↓

https://goo.gl/dd1QQF

 

これからは、日本国内のみならず、アジアから世界中の読者にも広まり、

「10億部」突破を目指しましょうか(笑)

 

そんなふうに意気込んでいたところ、たまたま先週、

韓国の保険フォーラムでお世話になった「中国の関係者」が来日され、

タイミングよく、共にお食事をする機会に恵まれました。

 

そこで、ちょうど届いたばかりの「中国語翻訳版」をプレゼントすることができ、

とてもラッキーでした。

 

かねてより再三にわたり、CMFという組織のボスより直々に、

来年7月、中国で開催される予定の

「TEN MILLION CLUB Award2020」に、

スピーカーとして招待されているのですが、

さて、どうしたものでしょうか。

 

「G20」が開催されたこともあるという由緒ある会場に、

8000~10000人ものMDRTの方々が集まるんだとか。

 

いやはや、私ごときでは、あまりにもおこがましいので、

引き受けるかどうかは、熟考中でございます。

 

生保業界の方、どなたか一緒に行きませんか?

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(713冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【なるようにしかならない】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.713

『好きなようにしてください』

たった一つの「仕事」の原則 

仕事の迷いに『ストーリーとしての競争戦略』

の著者が答えを示す!

正解は好きなようにすること !

楠木建著

ダイヤモンド社

 

 

言うまでもないことですが、人間には素敵なところがあると同時に、

浅ましいところもある。

男性には「力を誇示したい」という浅ましさがあり、

女性には「気を引きたい」という浅ましさがある。

 

しかも、幸か不幸か、ここで需要が絶妙にかみ合っている。

男が威張る。それが強いものに媚びて気を引きたいという女性の本能にジャストミート。

需要が溶け合って、絶妙のハーモニーを醸し出します。

威張りと媚び相互強化の循環に突入。

ますます男は威張り、女は媚びるという成り行きです(←僕の偏見かな?)。

 

話は突然大げさになりますが、男の威張りと女の媚びとその結託、

これが人間社会の不幸の淵源となっている、というのが僕の見解です。

歴史的にみても、男の威張りがなければ戦争もなかったことでしょう。

ただし、威張りと媚びの結託がなければ、

人間社会が活力を持たないのもまた真実でありましょう。

 

ことほど左様に、威張りは男の本能なので、

相談者の求める「傲慢な中高年男性を謙虚にさせる秘策」など残念ながら存在しません。

諦めてください。

 

 

ではどうすればいいか。実践的なアドバイスを伝授いたします。

黒光りオヤジに威張られた時、

僕は嫌がったり怒ったりせず、ひたすら静かに悲しむようにしています。

「こいつ……!」とか思わないで、

「嗚呼、威張らずにはいられない。悲しいなあ、人間って……」

という方向に気持ちをもっていく。

これを私的専門用語で「怒るな、悲しめ原則」と言います。

 

だいたい威張る人は気持ちのどこかに寂しさがあるものです。

いま一つ仕事にやりがいがないとか、仕事が思ったよりもうまくいかないとか、

自分の野心が満たされないとか、好きな女に相手にされないとか、

そういう寂しさを抱えている。

だから威張る。

美空ひばり先生の歌声が聞こえます。「人は哀しい 哀しいものですね」

「人生って不思議なものですね」(←この部分、強めのエコーかけてください)。

 

この「怒るな、悲しめ原則」をひとたび自家薬籠中のものにすると、

あらあら不思議、怒るどころか、威張る人と接するのが次第に面白くなってきます。

楽しくなってくると言っても過言ではない。

 

不快なことがあっても怒らずに、「うわ、こんなに威張るんだ」

「そうきたか」「この人、どれだけつらいことがあったのかな」と想像したりして、

その人の寂しさに思いを馳せ、悲哀をかみ締めているうちに、

人間という生き物が結構面白くなってくるものです。

ある種のエンターテイメント。

サマセット・モームの小説を原作にした映画を観ているような気分になれます

(しかも実写版。というかライブ。もはや劇。すなわち人間劇場)。

 

僕はこの二〇年ほど「怒るな、悲しめ原則」を実践しているのですが、

年に一、二回は、思わずおひねりを投げたくなるような、

濃イイ(=濃くてイイ)威張リスト&威張ラーとの出逢いがあります。

人生って、嬉しいものですね(←エコー願います)。

 

「怒るな、悲しめ原則」、おすすめです。

次に威張る相手に遭遇した時、ぜひ試してみてください。

 

(中略)

 

相談の中に「イラッとする」という言葉があります。

最近このフレーズをよく見かけますが、

ビジネスメディアや職場の会話などでこの表現を使うようになったのは、

そう昔のことではありません。

昔は「ムカつく」でした。

最近はマイルド化して「イラッとする」。僕はこの「イラッとする」が、

いまの時代をヒジョーに悪い意味で象徴するキーワードではないかと思っています。

 

何を象徴しているかというと「大人の幼児化」です。

僕の考える「大人」は、「イラッとする」というような言葉は使いません。

多分に僕の偏見かも知れませんが、「イラッとする」という言葉には

底抜けの幼児性を感じて、何かこう、イラッとするんですね(←おっと失礼)。

 

僕が言う「幼児性」の中身には以下の三つがあります。

 

一つ目は世の中に対する基本的な認識というか構えの問題です。

身の回りのことごとがすべて自分の思い通りになるものだ

という前提で生きている人を「子ども」と言います。

物事は自分の思い通りになるべき。

思い通りにならないことは「問題」であり、間違っている。

これが子どもの世界認識です。

 

一方の大人は、「基本的に世の中のすべては自分の思い通りにならない」

という前提を持っているものです。

これだけ多くの人間が、それぞれ違う好みとか目的を持って、利害のある中で生きている。

世の中で自分の思い通りになることなど、ほとんどありません。

そういう前提で生きていれば、

思い通りにならなくてもいちいちイラッとすることもない。

むしろ、たまに思い通りになることがあると、わりと嬉しくて思わず「ニコッとする」。

大人はイラッとせず、ニコッとするものです。

 

本来は個々人の「好き嫌い」の問題を手前勝手に「良し悪し」にすり替えて

わあわあ言う。これが幼児性の二つ目です。

 

前にも使った比喩ですが、誰かが「オレは天丼が好きだ」と言うのを

カツ丼好きが聞いたとしても、あまりイラッとしない。

イラッとする人がいるとすれば、その人は「カツ丼のほうが天丼よりいい」

「カツ丼のほうが正しい」と思っているからです。

でも本当は好き嫌いの話にすぎない。

 

本当は世の中の9割は「好き嫌い」でできています。

にもかかわらず、それを勝手に良し悪しの問題だととらえてしまうので、

「大学院に通ったって意味がない」とか、評価したり意見を言いたくなったりする。

 

最近の話題でいうと、

悪い意味での「意識高い系」にもそうした手合いがしばしば見受けられます。

口では「多様性が大切 !」とか言いながら、

自分とちょっと考えが合わない人に対してすぐにイラッとする。

世の中は文字通り多種多様な考え方の人々が集まって構成されているのに、

それをわかっていない。

この種の人は意識は高いかもしれませんが、アタマが悪い。

「意識の高い幼児(の大人)」ほど厄介なものはありません。

 

人はそれぞれ自分の好き嫌いで生きています。「人は人、自分は自分」です。

自分と反対の考えの人がいても、イラッとはしません。

「へー、そういう人もいるのか。世の中は面白いねえ……」と受け止めるのが大人です。

 

前に「怒るな、悲しめ」の原則の話をしましたが、

「怒るな、面白がれ」が大人の流儀です。

 

このことと関連しますが、幼児性の三つ目は、

他人のことに関心を持ちすぎるということです。

繰り返しますが、仕事の部下としてその人のことを気にかけるのは

上司として当然のことですが、仕事を離れればみなそれぞれに独立した人間です。

社会人大学に行くなどという私生活が気に入らないなんて、

他人のことを気にしすぎている。

 

なぜそうなるかと言えば、本当にその人が気になるというよりも、

自分の中に何かの不満や不足感があって、

その埋め合わせという面が大きいのではないかと思います。

自分の仕事や生活に何かさみしさや不満、鬱憤、鬱屈、屈託があって、

いま一つ充実していない。

そういう人は他人の欠点や問題、もっと言えば「不幸」を見て心の安らぎを得るというか、

鬱憤晴らしをするところがあります。

 

これはいまに始まったことではなく、昔から人間なんてそんなものです。

たとえば、『週刊新潮』。長い歴史がある週刊誌ですが、

電車のつり広告をみると底意地の悪い見出しのオンパレード。

誌面の大半が妬み・嫉み・恨み・辛みで埋め尽くされている。

これにしても需要があるからそうなっているのでしょう。

 

要するに「他人の不幸は蜜の味」、ここに幼児性の最たるものがあります。

他人のさまつなことを気にするよりも、自分の仕事と生活にきちんと向き合う。

それが大人というものです。

 

(中略)

 

話し言葉にせよ書き言葉にせよ、受け手にとって「わかりやすい」。

これはサッカー選手にとっての足の速さ、野球選手にとっての肩の強さ、

相撲取りにとっての突き押しの強さと同様に、

僕の仕事にとって決定的に重要な生命線です。

この仕事をしている以上、僕は二十数年にわたり、毎日呼吸をするように、

「なるべくわかりやすく、自分の考えが伝わるように……」

という意識で書いたりしゃべったりするという作業を繰り返しているわけです。

これが「蛇の道は蛇」ということです。

 

そういうと何か特別のノウハウや技術があるように聞えますが、

実はそんなものはありません。

「蛇の道は蛇」の正体は、結局のところ「そのことを長く続けてやっている」、

これに尽きると僕は思っています。

 

いつものネタで恐縮ですが、僕のハゲ頭について、

「イイ感じでハゲてますねえ」と、褒めているのだか

ケンカを売っているのだかわからないコメントをしてくださる方がいらっしゃいます。

これにしても、一朝一夕にできあがったものではありません。

僕は三十代前半からハゲをやっています。

毎朝毎夕、自分のハゲ頭と向き合って生きてきました。

要するに、「ハゲの道はハゲ」なのです。

 

若い方は知らないかもしれませんが、

『刑事コロンボ』という、僕が大好きなテレビ映画があります。

いわゆる『倒除形式』のミステリーの傑作シリーズです。

毎回犯人が人を殺すシーンから始まります。

観ている側は最初から犯人が誰かわかっています。

熟達の刑事コロンボが犯人を追い詰めていくプロセスを楽しむという筋書きです。

 

犯人はたいてい上流階級のインテリと決まっています。

ハンサムでお金持ちで頭もよく才能にあふれている。

それに対峙する刑事コロンボは一見風采が上がらない、小柄な中年のイタリア移民。

犯人は一見してコロンボを見くびります。

 

ところが、この「見くびらせ上手」なところがコロンボの凄みでありまして、

その正体は見た目と裏腹に実はとんでもない凄腕刑事。

このギャップがストーリーの面白さになっています

(この辺、「水戸黄門」や「遠山の金さん」とも一脈通じる

エンターテインメントの古典的な図式。

ただし、黄門さまや金さんの隠れた力が当時の政治的な権力にあるのに対して、

コロンボのそれは個人の能力にある)。

 

『刑事コロンボ』シリーズのある作品にこういう場面があるんです。

天が二物どころか三物も四物も与えたような犯人が超優秀な頭脳を駆使して

完全犯罪の計画を立て、殺人を犯す。

で、コロンボが徐々に犯人を追いつめる。

山場のシーンでコロンボはこういう決めぜりふをつぶやきます。

 

「確かにあなたは、生まれも育ちも、才能も頭のよさも私とは比べものにならない。

そういう完壁なあなたが全知全能を絞ってアリバイ工作をした。

それを崩すのは確かに難しい仕事ですよ。

ただね、そんなすごいあなたでも、さすがに殺人は初めてでしょう ?

私はね、殺人課の刑事なんですよ。

何十年も毎日毎日、殺人事件ばかり追いかけている。

これまで犯人を何人挙げたかわからない。

それが私の仕事なんですよ、コロシがね……」

 

この言葉にさすがの犯人もシビれるという名場面です。

コロンボは来る日も来る日も殺人事件を追っている。

「蛇の道は蛇」なのです。

長く続けていることの強みというのはそういうことだと思います。

 

どんな分野でもそうですが、プロとアマチュアの違いは持続性なり頻度にあります。

アマチュアでもツボにはまると一回や二回はうまくいくことがある。

プロを凌駕することも珍しくありません。

ただし、調子がいい時も悪い時も、状況がフォローでもアゲインストでも、

一定のレベルの仕事を維持できるかどうか。

ここにプロとアマの決定的な差異があります。

野球のピッチャーなどがゲーム後のインタビューで

「悪い時は悪いなりに……」とか言いますが、

これはプロの言葉です。

 

 

 

令和元年10月6日(日)

 

【編集後記】

 

本日ご紹介した「好きなようにしてください」。

この本、めっちゃ面白くて、

400ページ以上のボリュームがありますが、

全ページまるごと紹介したかったくらいです。

 

お悩み相談に対する回答すべてが、

歯切れがよくて気持ちがいい。

もうスカッとします。

 

どちらかというと、私が書く文章も辛口・毒舌系ですが、

楠木建先生には「完敗」です。

 

「好きなようにしてください」ではじまり、

「好きなようにしてください」で締めくくられる痛快さには、

本当にシビれましたよ。

 

そして、その回答に続く「余談」がとても面白く興味深い

 

作者の楠木さんと私は「同世代」ということもあり、

奥村チヨの「恋の奴隷」のくだりなどは、

大笑いさせてもらいました。

 

この本を買って読むか読まないか、

それは・・・あなた次第、

「好きなようにしてください」

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

【オフィシャルサイト】http://tsuitel.in

 

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『リーダーの鬼100則』

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【915号】接客の鬼100則 ネットにはないリアル店舗の絶対的な魅力は「人による接客・販売」だ

2019-09-15

 

ついに、人生「開眼」です!

右目の白内障手術も成功し、1週間が経過。

 

左目だけだったダルマさんに〝両目〟が入りました。

これで、「心〝眼〟成就」、かねてからの〝願い〟が叶いそうです。

 

先週号の「片目レポート」でもお伝えしたとおり、

超鮮明、本当に見える世界が変わりました。

まさかまさか、これほどまでとは…。

ピンボケの白黒テレビから超鮮明画像の4Kテレビへ、

それも「3D」映像の大迫力

 

世の中って、こんな美しかったんですね。

 

両目とも「1.5・1.5」になりました。

小学生のときの視力検査以来でしょうか。

もちろん、近くも見えます。本や新聞、パソコンもピントぴったり。

半永久的な〝ターミネーターのですから、

死ぬまで「老眼」の心配もありません

 

これからは一切、ゴロゴロしょぼしょぼするコンタクトレンズの違和感や、

ネガネをかけたり外したりの煩わしさから解放されるのかと思うと、

嬉しさがあふれて止まりません。

 

遠くを見る用のメガネも、近くを見る用のメガネも、ケースごと捨てました。

コンタクトレンズとその容器・保存液なども、すべて「廃棄」しました

もうすっきりです。

 

朝の目覚めもスカッとして、全然違います。

寝起きから、気分爽快ハイテンション。

 

「近眼人生」苦節40年、

16歳から耐えに耐え忍んできた不便さから、

今、解き放たれたのです。

 

 

あっ、すみません、

少し舞い上がっているようです。

 

というよりも、 そもそもの目的は、白内障の治療と緑内障の予防でしたね。

将来の失明への〝憂い〟がなくなり、ホッとしました。

 

皆さんからの心温まるお見舞いのメッセージには、とても励まされ、

おかげさまで、恐い恐い目の手術も乗り越えることができました。

本当にありがとうございました。

 

心より御礼申し上げます。

これからも、生まれ変わった「歩くハズキルーペ」早川

どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(712冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

明日香出版より鬼シリーズ第弾が発売になりました。

「接客の鬼100則」https://ux.nu/nAxnjです。

シリーズ第弾の『株の鬼100則』(石井勝利著)https://ux.nu/Zn6r9

と同様に、作者の方が違います。

早川勝ではございません。

 

柴田昌孝さんという店舗運営・接客コンサルタントの方です。

 

弾の『営業の鬼100則』https://ux.nu/thClL

弾の『リーダーの鬼100則』https://goo.gl/dd1QQF

に引き続き、これから明日香出版の人気シリーズとなってくれることを祈りつつ、

本日、ご紹介させていただきます。

 

鬼シリーズ第5弾(早川版・第3弾)は、

年内12月に発売予定につき、

ただ今、原稿の完成を急いでいるところです。

 

どうぞお楽しみに !

 

 

本日のテーマは、【「売らない」を売る接客】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.712

『接客の鬼100則』

お客様のために もう少しだけ自分に厳しく ! 

 ネットにはないリアル店舗の絶対的な魅力は

「人による接客・販売」だ

お客様が楽しくなる「場づくり」をするのがあなたの役目。

お客様満足度を上げて売上UPにつなげる100の方法。

柴田昌孝著

明日香出版

 

 

59 何でも売ろうとするから、売れない

 

私の古くからの友人で、大学時代はずっとラーメン屋でバイトし、

日本全国へラーメン食べ歩きの旅に出たくらいのラーメン好きがいる。

そのうち、ラーメン屋でもするのかと思いきや、

コンサルティング会社に就職し、今は飲食業担当のコンサルタントをしている。

 

彼と会うと、たいてい互いの好きなラーメン店の話になるのだが、先日会ったとき、

「柴ちゃん、つぶれるラーメン屋の共通の特徴知ってる?」

「何だろ? チャーシューの切り方がいつもと違うとか?」

「実はな、つぶれるラーメン屋に共通してるのは、

店主に『このお店のおすすめは何ですか?』と聞いたときに、

『うちは全部うまい!』とか『うちは、醤油、塩、味噌、すべてがおすすめ』

と答える店なんや。これ、かなりの確率でほんま」

 

まぁ検証はやめるが、私は実に納得がいった。

実は、それはそのまま販売の世界にも言えるからだ。

「おすすめはこれ」と言えなかったり、「すべてがおすすめです」という店員は、

結局魅力ある提案ができず、売上を作れない

「どの商品も似合います」「どの商品もいいです」という店員ほど、

お客様の信頼を損ない、売れない。

 

なぜ売れないかといえば、こういう図式だ。

売上が欲しい→何でもいいから売りたい→店の商品がすべておすすめ思考になる

→お客様からすると、何でもいいから売りたい店員のようにしか見えない

「すべてがおすすめです」ということは、お客様がどれを触っても、

どれを手に取っても、すすめられるということだ。

冷静に考えると、かなり怖い。

 

売れる店や店員というのは、「自分の店は、〇〇が強いんです」

と得意なものを持っている。

カルティエは元々宝石商なので宝石に強い。

エルメスは元々馬具商なのでなんといっても革製品。

あのグッチだって旅行かばんがはじまり。

いわゆる得意なものが言える。

 

店において、すべてをおすすめなんて、絶対にありえないのだ。

それを平気で言っている店員が信頼されないのは当然である。

あなたが信頼されないとしたら、

「何でもおすすめになっていないか?」と考えてみることだ。

 

 

71 高いから売れない?

いや、安いほうが難しい

 

クライアントの社長さんと雑談をしていて、

私が20代の時に呉服販売していたことを話すと、

「柴田さん、着物なんて高額品、よくぞ売りましたね」と言われることが多い。

私は「いやいや、100均の方が難しいですよ」と答えるのだが、

たいてい相手は「またまた、柴田さん ! そんなわけないでしょ」と、

本気にしてくれない。本当にそう思っているから言っているのに。

 

理由は明快だ。

高い理由を説明するより、安い理由を説明するほうが、

よっぽど難しいと思っているからだ。

 

私は、100万円の着物から、

500円程度の子供服まで販売をした経験を持っているが、

圧倒的に高いほうが売りやすい。

 

どうしてか?

高い値段がついている商品を

「値段相応にいいものであり、適正なのだ」

と説明するほうが、

安い値段がついている商品の価値を引っ張り上げることよりも簡単だからだ。

 

安いという理由で大人気を博したユニクロが、

国民的なブランドになるまでには何年もかかった。

それは、値段が安い理由を認知してもらうのに時間が必要だったからだ。

わかりやすく言えば、安い洋服の代名詞だったユニクロが、

値段以上に付加価値を上げるという後づけの難しい戦略を強いられたのだ。

 

それだけ、値段が安い商品を適性の価値にすることは難しい。

高い商品に価値をつけるほうが楽だ。

「安いけど、長持ちするんです」と「高いから長持ちします」。

どっちのほうが、信頼性があるだろうか?

きっと、後者だと思う。

「安いけど」という販売は、安い言い訳みたいになるのだ

そういう意味で、高い商品のほうが納得を得られやすいのだ。

いったん安いと価値が落ちてしまった商品を、

店員があとから持ち上げていくのは、かなり難しい。

 

高いと思った商品が、価値を考えると実は安い。

その理由は伝わりやすいし、お得な買い物としておすすめしていける。

そう考えたら、私は「高いから売れない」は、売れない理由にはならないと思う。

 

 

79 今日はおすすめしなくてもいい

 

一期一会、聞いたこともある言葉だと思う。

人と人の出会いの本質を見事に漢字4つで表した名言だ。

意味をネットで検索するとこう書いてある。

「今日、相手に誠意をもって接すれば、次にまた会える道は開ける。

だが、今日いい加減な対応や誠意なき言動をしたならば、

その人とは二度と会うことはないであろう」

誠意をもってして何度も来てもらえること。

これは、接客や販売、

また営業といったような人と人とのコミュニケーションを基本とした仕事について、

本質を見事に表現している言葉だと思う。

 

さて、売れ続けるために、最も大切なことは何だろう。

私が30歳のときに独立し開業したのが地元の富山だ。

当然、都会とは比べものにならぬほど人口は少なく、都会と同じ売上を作るには、

それこそ一人のお客様に何度も来店いただかなければならない。

そこで、リピートとしてもらうために一番大切にしていたことがある。

それは、「損して得をとる」ということ。

端的に書けば、お客様のことを考えたときに

「今日は買うべきではない」「この商品は買うべきではない」

と判断したら、すすめないことだ。

 

毎回毎回おすすめするばかりが、店での仕事ではないと私は考える。

もし今日すすめないことが伏線となり、次回に買っていただけるとしたら、

今日の行動は売らなかった行動と言えるだろうか?

私はすすめないことも含めて、売るという行動の一環であると思っている。

 

ただ、ひとつ大切なことがある。それは、ただすすめないのではなく、

「すすめない理由を説明する」ということ。

すなわち、「すすめない理由を今日は売る」ということだ。

 

お客様に今日すすめない理由を語るから、

次回の本当に勝って欲しいときにすすめると活きてくるのだ。

例えば、「今日よりは20日過ぎのほうがたくさん入荷しますから、

そのとき必ず連絡しますね」といった具合だ。

一見、おすすめしないことは損ととらえられるかもしれないが、

それが結果として信頼につながるので長期的に考えれば得となるのである。

 

お客様は、必ず何かをすすめてくる店員を鬱陶しく感じる。

これでは、絶対に買うと覚悟したときにしか来店できない。

 

 

 

令和元年9月15日(日)

 

【編集後記】

 

いよいよあさってから職場復帰です。

いきなり3泊4日ツアーの出張

初日は、いきなり「福岡」へ飛び、

2日目は、「大阪」経由で「名古屋」へ入り、

3日目は、朝イチで「東京」へ戻り、そして再び「大阪」へ入って宿泊、

4日目の金曜は、「大阪」から「渋谷」に移動して、

夜は支社全メンバーによる大イベント。

 

とまあ、病み上がりから強行軍ですが、

カラダは完全に回復しておりますので、

連日連夜の懇親会も望むところです。

2週間も断酒していたので、肝臓も元気です!)

 

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【914号】おにぎりは30分かけて食べなさい ブレインストレッチで鋭い集中脳をつくる

2019-09-08

 

9/2月曜日、無事に「左目」の白内障手術が終わりました

おかげさまで、術後は順調のようです。

 

手術室へ入った瞬間は、かなりビビりましたが、

たった20分程度で終わり、特に痛みもなく(術後も)、

今は、半分の達成感に浸っているところです。

 

左目の「眼帯」が取れた瞬間は、感動しましたー !

めっちゃクリアで、はっきりくっきり視界良好。

見える世界が変わりました。

いや~、これはすごい ! 想像以上でした。

 

生まれ変わった不思議な気分。

今となっては、高額な手術費用も安く感じてきた私です。

 

手術前の右目が「ピンボケの白黒テレビ」なら、

手術後の左目は「高画質の4Kテレビ」くらい超鮮明

 

右目から見える景色が、白くモヤのかかった「思い出の回想シーン」なら、

左目から見える景色は、より鮮明なフルハイビジョンの「現実世界」。

まさに、左右の世界は、〝過去と未来のようなコントラストになっています。

 

その左右のコントラストも、明日までのこと。

さあ、いよいよ明日9/9は、右目の手術となります。

 

今は両目のバランスが悪く見えにくいので、

早く手術を終え、すっきりしたい気持ちでいっぱいです。

 

あっ、ちなみに、

某生命保険会社に「手術給付金」の請求手続きの問い合わせをしたところ、

左目と右目の手術日が異なっているため、

給付金が「×2回分」支払われるそうです。

 

なんだか、得した気分。

 

 

では、白内障レポートの続きは…また来週。

 

と、本日の編集後記にも「おまけ」を。

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(711冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【超集中ホルモン】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.711

『おにぎりは30分かけて食べなさい』

ブレインストレッチで鋭い集中脳をつくる 

超集中で人生大成功 !! 注目の脳トレーニング

発想力、洞察力、コミュニケーション力もアップ

プロアスリート、経営者、一流ビジネスパーソンなど

3万人以上が効果を実感している

本田ゆみ著

BABジャパン

 

 

超集中状態に入るには、

脳内ホルモンのバランスがとれていることも、大きな条件の一つです。

 

脳内ホルモンというのは、脳の神経細胞がつくり出す化学物質(神経伝達物質)のこと。

現在100種類以上の物質が確認されており、

大きくは、神経細胞を「興奮させる」ものと「抑制する」ものに分けられます。

 

興奮作用がある代表的な脳内ホルモンは、

「ドーパミン」や「アドレナリン」です。

 

ドーパミンは快楽や意欲をもたらす一方、

アドレナリンは「ストレスホルモン」とも呼ばれ、

生命の危機やストレスに反応して闘争心や緊張感を高めます。

 

反対に、神経細胞を抑制する脳内ホルモンの代表は

「セロトニン」と「オキシトシン」です。

 

セロトニンには、心身を安定させる作用があります。

またオキシトシンは別名「愛情ホルモン」とも言われ、

人に信頼感や愛情を抱かせる働きをもちます。

 

アドレナリンやドーパミンは、その分泌量が適量であれば脳は活性化されます。

ところが、過剰な状態が長期にわたって続くと、

アルコール依存症やギャンブル中毒を引き起したり、

イライラや不安、焦り、緊張といった感情を引き起こしたりするなど、

脳の働きを阻害します。

 

こうした過剰分泌を防いでくれているのが、

セロトニンやオキシトシンなんですね。

 

いずれも人体に重要な働きをするホルモンであり、

これら4つのホルモンが絶妙なバランスで分泌されているときしか

超集中状態は訪れません。

 

超集中状態について語られるのは、アスリートが成果を出したときが多いと思います。

それはなぜかというと、スポーツの世界は勝負ありきですから、

強い闘争心が必要とされます。

つまり、一般の人よりアドレナリンが出やすいからです。

 

セロトニンやオキシトシン、ドーパミンといったホルモンは

日常生活でも分泌されやすいのに対し、

アドレナリンは、ごくふつうの日常生活では、分泌されにくいのです。

 

その点、アスリートはアドレナリンの分泌量が多いことから、

超集中状態に入るためのホルモンのバランス条件を満たしやすい。

また、超集中している状態がわかりやすいこともあって、

スポーツの世界では頻繁に超集中状態体験が語られるのだと思います。

 

超集中状態に関わるホルモンは、もう1つあげられます。

先に、「ミスをしたらどうしよう」という不安や怖れを取り除くことが

超集中への近道であるとお伝えしました。

このような不安定な気持は、偏桃体によって

「ノルアドレナリン」という脳内ホルモンが分泌されることで生じます。

ですが、ノルアドレナリンが分泌されるのは、

「負けたくない」「戦わなければ」という前提があるからこそ。

ある意味、とても大きなモチベーションにつながるホルモンでもあるわけです。

 

こうした特徴から、ノルアドレナリンの分泌も超集中状態の必須条件と言えます。

ただし、ほかの4つのホルモンと異なるのは、

超集中状態に入る「きっかけ」として必要なホルモンであり、

超集中状態に入ってからは分泌が抑えられるという点にあります。

 

なぜ自動的にノルアドレナリンが抑えられるかはわかっていませんが、

恐らく、ノルアドレナリンが分泌され続けることによって、

感情が揺らぎやすくなるからだと思います。

 

超集中状態を継続させるためだと推測されますが、

これも万能な脳のなせる業なのかもしれませんね。

 

 

脳内ホルモンは神経細胞ですから、厳密によると分泌されるものではなく、

一瞬その神経の電気がパーッと点灯するようなイメージです。

わかりやすく表現するために、便宜的に「分泌」という言葉が用いられているのですが、

実際には何CCのホルモンが分泌されるとか、そういう類のものではありません。

では、ホルモンの作用は、どのくらい持続すると思われますか?

 

答えは――9秒です。

 

神経細胞にパッと光が灯るのは、たった9秒だけなんですね。

つまり、不安や悲しみ、イライラ、怒り、焦り、緊張といった感情は、

本来9秒しか続かないということ。

もちろんネガティブな感情だけでなく、

喜びやワクワクするようなポジティブな感情も同じことがいえます。

 

にもかかわらず、私たちは何日もハッピーな気分で過ごしたり、

悲しみを引きずったりしますよね。

それはどういうことなのでしょうか。

実は、人間はイメージ力が強いため、うれしいことも悲しいこともリアルに思い出し、

繰り返しそのときの感情を味わっているからなのです。

 

ホルモンの影響はほんの一瞬しか受けないのに、

「あの人はいつも仕事が遅い」「この上司は私のことが嫌いなんだ」と、

イメージを膨らませては、せっせと悩に刷り込んでいる。

だから、ずっと苦しいのです。

 

ポジティブな感情であれば、何日続いてもいいでしょう。

けれども、ネガティブな感情とはさっさとお別れしたいもの。

いやな出来事を、頭のなかで何回も繰り返すのはやめましょう。

 

ネガティブなイメージは、「つくらない」「持たない」「捨てる」を徹底すること。

それが、超集中状態につなげるテクニックなのです。

 

 

 

令和元年9月8日(日)

 

【編集後記】

 

白内障の体験談、おまけです。

 

術後3日目からシャンプー解禁なのですが、

美容室・理容室のシャンプー台で上向きになることが条件なんです。

ということで、近所の散髪屋さんへ、毎日せっせと通っています。

 

洗顔もしてはいけないので、「洗顔シート」で顔を拭き、

目の周辺は、病院で渡された薬用の「脱脂綿」で丁寧に拭き取ります。

 

寝る前には、仮面ライダーのような「眼帯」を絆創膏でバッテンに貼りつけて

睡眠中、無意識にこすってしまわないように、左目を防護します。

 

昼間は、通院や散髪屋への外出時はもちろんのこと、

室内にいるときも「保護用メガネ」をかけていなければなりません。

トイレ、食事中、シャワーのときもずっと。

 

すべては「感染症予防」のためらしいのですが…。

 

左目には3種類の目薬を1日8回、

右目には2種類の目薬を1日6回、

というように、1日中、目薬をさすことが生活の中心となっています。

 

何かと不便な毎日ではありますが、

幸せホルモン「セロトニン」がたくさん分泌されているのを感じます。

 

歯の矯正のときもそうでしたし、仕事においてもそうですが、

それがどんなに辛い治療や障害であったとしても、

「今、改善に向かっている」という状態であることが、

どれだけ私たちに「元気」と「勇気」と「希望」を与えてくれるのか

まさに今、実感しています。

 

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【913号】人生を変える速読法「GSR」1冊10分で読めて、自分の能力も上がる ! 

2019-09-01

 

いよいよ明日は、白内障の手術です。

まずは左目から。

3日前から手術用の目薬をさし始め、

すっかり気持ちは「オペモード」でございます。

正直、恐怖1割、楽しみ9割といったところでしょうか。

(4焦点レンズで、人生「開眼」します)

 

仕事は2週間休みますが、せっかくなので、

通院時間以外を「執筆」タイムに充てようかと思っています。

とはいえ、術後は眼帯をした片目のハンディキャップ状態ですから、

執筆するとはいっても、かなりの不便&イライラが予想されます。

もちろん、術後の体への負担もあるかと。

 

そこで、初めて「音声入力」に挑戦してみようと思い立ち、

Windows10の音声認識を登録し、音声トレーニングも完了。

 

そうして、いざ音声入力してみると、どうでしょう。

 

イヤー、これはすごい !

滑舌よくしゃべれば、ほぼ100%近い精度の高さなんです。

 

しかも、当たり前ですが、早いこと早いこと。サクサクと進みます。

今さらですが、これはメッチャ便利ですね。

 

もっと早く活用しておけばよかった、と悔やまれますし、

時代から取り残されていた自分に対し、情けない思いでいっぱいです。

 

ちょうどパソコンのキーボードの調子が悪くて、

これもまた絶好のタイミングでした。

これからの「執筆のスピード」が格段に上がること間違いありません。

 

今こうして書いているメルマガも「音声入力」なんですよ。

早い早い、あっという間に入力完了。

 

最近、両目の視力アップ同様に、

私自身の人生においても、次々とアップグレードされていくようです。

 

人間って、ハンデを背負ったときだからこそ、

それを克服しようと、様々な進化を遂げていくものなのでしょうね。

 

なんて、大げさでしょうか。

少なくとも「転んでもただでは起きない」精神で!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(710冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【幸福感と読書量】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.710

『人生を変える 速読法「GSR」』

1冊10分で読めて、自分の能力も上がる !  

スタンフォード大学博士に学んだ

「速読」×「瞑想状態」の衝撃

これまでの読み方はもう古い!!

ジェネラティブ スピードリーディング協会著

きずな出版

 

 

本を読むことや、勉強することの目的は人それぞれでしょう。

人間関係を良好にしたい、お金を稼ぎたい、心のモヤモヤを取りたい。

さまざまな目的があると思いますが、それらをまとめていくと、

最終的には「幸せになりたい」という言葉にまとまっていくのではないでしょうか。

だれもが幸せになりたいと思っているはずです。

 

しかし、国連の関連団体が出している165か国を対象とした

世界幸福度ランキングによると、

2010年代前半は40位台をキープしていた日本が、

その後には50位台となり、毎年落ちていく一方となっています。

食べ物に困らず、これだけで平和な国にもかかわらず、

順位が低いのは不思議だといえます。

 

幸福を感じられない大きな理由の一つとして挙げられるのが、

「自由がない」と感じている点でした。

この結果はますます不思議です。

大学まで通い、だれしもが働けるような環境があるにもかかわらず、

選択の自由がないと考えているのです。

 

その一方で、毎回ランキングの上位に入っている常連の国にフィンランドがあります。

そして、上位はそのフィンランドを中心とした、北欧の国が占めています。

フィンランドが上位をキープしつづける理由はなんでしょうか。

経済大国アメリカや中国を抑え、なぜフィンランドなのでしょうか。

 

その答えは、教育にありました。

どのような教育をしているか。日本とは大きく違う点が3つありました。

 

1 テストがない

2 ノートと鉛筆を使う授業が圧倒的に少ない

3 読書量が多い(学生の41%が、趣味は読書と答えた)

 

日本人としては驚く教育法ですよね。

フィンランドでは、テストの点数や順位のために勉強するのではなく、

自分のために勉強することを教育の根本としています。

 

そのために、自分は今何をしたいのか。何を勉強したいのか、に向き合わされます。

その分、留年も当たり前で、責任を問われます。

しかし子どもたちは、この自由な環境に満足しています。

 

理科の授業では実験を多くおこない、

近年ではいち早くスマホを活用した教育を導入しました。

いかに子どもたちが楽しく、

遊び半分で学びを得ることができるかを考えた授業となっています。

そのため、フィンランド人は好奇心を持ち「学ぶことが楽しい」

というような感情がひも付けされているのです。

 

そして、読書です。

一人当たりの図書館の数は、フィンランドは日本の7倍です。

子どものころから圧倒的な読書量です。

 

日本でも、昔から読書はすすめられてきましたが、

近年、活字離れが進み、読書量は年々減っていく一方です。

 

この、日本とフィンランドの差からわかることは、

自分自身で好奇心を持ち、情報を取る行動をすること。

そして、自分で選択していく決断力があるかないかです。

 

日本人は、小学校、中学校、高校、大学と通って、何となく最後に就職する。

就職活動になったときに初めて、将来のことについて焦り始めます。

 

しかし、フィンランドの子どもたちは、常に好奇心を持ちながら

自分で選択しているのです。

この好奇心と、選択する決断力を身につける際に糧となっているのが読書量です。

 

読書することによって情報をため、選択していく材料が増えます。

この読書量に関しては、大人になったいまでも、誰もが改善することができます。

ジュネラティブであるには、ポジティブな意図を持つことが重要です。

・あなたは何を感じていたいのか?

・あなたは何をしていたいのか?

・あなたは、何を想像したいのか?

明確に、具体的にするために必要なのが知識です。

 

知識や情報は宝です。

良質な情報と触れ合い、そこからあなたが選択する自由を得ていくことで、

あなたの幸福感が増していきます。

 

そのための第一歩が読書なのです。

新しいライフスタイルのなかに読書を取り入れることで、

幸せな人生を歩んでいきましょう。

 

 

 

令和元年9月1日(日)

 

【編集後記】

 

一昨日、化学工学会の経営ゼミナールに講師として招かれ、

2時間スピーチしてまいりました。

 

有名企業の経営者候補生である「エリート」の皆さんを前にして、

おこがましくも私が講演とは…。

恐縮しましたが、ご指名は光栄なことでもありますので、

いつものように「テンション」は空よりも高く、

芦屋の赤池ロッジ(大阪ガスの研修センター)周辺の山々には、

私早川の絶叫が響きわたり、こだましたのでした。

 

全国から集まった受講生に対して、

事前に、『リーダーの鬼100則』が配送されており、

熟読して来てくれた方が多くいたことは、嬉しかったですね。

 

にもかかわらず、当日の販売用に持参した「他の書籍」も完売

「やる気があふれて、止まらない」、ツイてる週末となりました。

 

化学工学会の皆様、大変お世話になりました。

感謝申し上げます。

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【912号】実行力 結果を出す「仕組み」の作りかた 橋下流「君主論」の全思考!

2019-08-25

 

残暑お見舞い申し上げます。

3週間振りのご無沙汰です。

お盆期間中「2週スキップ」してのメルマガ配信となりました。

 

多くの皆さんは、海外旅行や帰省などで優雅に夏休みを過ごされ、

ゆっくりと英気を養われたことでしょうね。

 

私の8月は、ずっと仕事・仕事・仕事…。

名古屋~大阪~福岡~大阪~名古屋…と、行楽客に混じっての新幹線移動も多く、

「行楽気分」だけは味わえる〝バカンス出張〟続きとなりました。

 

さて、暑い8月も終わり、来週からは9月に突入。

いよいよ私は、9/2・9/9「白内障の手術日」が近づいてまいりました。

 

目の手術となると、楽観的な私も、さすがに緊張しています。

 

先日、眼科で手術前検診を受けたときのこと。

 

院長「うーん、眼圧が今ひとつ、落ちていませんねぇ」

私「えっ、眼圧が高いんですか?」

院長「いや、正常値内ではあるんですけど、高めのままで落ちてないんですよねぇ」

私「えー、とすると、白内障の手術は大丈夫なんですか?」

院長「もちろん!手術は予定通りやりますよ!」(キッパリ)

私「眼圧を下げる目薬は、毎日さしてますけど」

院長「そうですか。念のため、緑内障バイパス手術もしておきましょうか?」

私「えっ?緑内障も、ですか?」

院長「いや、といっても、白内障の手術と同時にできるんですよ」

私「・・・」

院長「白内障の手術が10分だとすると、さらに1分くらいで…すぐ終わります」

私「って、どんな手術なんですか?」

 

そして、ここから図解やパンフレットなどを駆使した説明が始まります。

正式名称は「極低侵襲 緑内障バイパス手術」。

緑内障には、目の中を循環する房水が深く関係しています。

房水には、栄養の運搬と老廃物の排出をする働きがありますが、

房水の排出口であるシュレム管(フィルターのようなもの)が詰まると、

目の中の房水量が増え、眼圧上昇の原因となります。

この治療は、わずか1mmの極小バイパスをシュレム管に挿入するだけで、

房水の排出経路を確保して、眼内の房水量を安定化させる効果があります。

 

極低侵襲バイパス手術は、

白内障手術と同時に治療できる最新の緑内障治療なんです。

 

とまあ、こんな説明をされたわけです。

そして、院長のクロージング↓

 

私「健康保険は使えるんですか?」

院長「いえ、保険は対象外になります」

私「だったら先生、手術費用は高いんですよね?」

院長「片目40万円です」

私「えっ! ってことは、両目で80万円ですかぁ…」

院長「そうですね…」

私「いやー。そうかー。白内障手術の手術代にプラスですよねぇ。うーん」

院長「・・・」(ゴールデンサイレンス)

私「まだ緑内障になってるわけじゃなくて、眼圧を下げるための手術ですよね?」

院長「そうですね…」

私「目薬では下がらないんですか?」

院長「ずっと目薬をさし続けてもらえれば、眼圧は上がらないんですけどねぇ」

私「なるほど…」

院長「ただ、皆さんは普通に見えてるから、段々と目薬をしなくなっちゃうんですよね」

私「はあ…」

院長「そうして放っておくと、眼圧が上がって緑内障が悪化してしまう人が多くて…」

私「あー、それは、恐いですね。失明ってこともあるんですよね?」

院長「いや、まあ、そんな急にってほどは、心配ないですけど」

私「その手術をしたら、もう目薬をしなくても済むんですか?」

院長「はい、そうです。術後は、眼圧が3分の1にまで下がるというデータもあります」

私「あー、なるほど、ですね」

院長「他にもフィルターみたいなシュレム管をバリバリバリッと剥がす手術もありますけど」

私「えっ、バリバリッとですか…。恐いですね」

院長「そう、バリバリバリッと、ね」

私「・・・」

院長「それよりも、白内障手術のついでに、小さい1mmのものを入れる方法のほうが…」

私「そうかぁ。そのほうが簡単そうですよねぇ。たしかに…」

院長「まあねぇ、80代の人には勧めないんですけど、まだ50代は、お若いから…」

私「ですよねぇ…。やっぱり、今のうちにやっておいたほうがいいのかなぁ」

院長「・・・」(ゴールデンサイレンス)

私「わかりました。じゃ、やります!」

 

以上のような展開にて、

白内障手術と同時に「緑内障バイパス手術」を受けることになったのでした。

 

早速、その当日、精算カウンターの女性へ、

「手付金」として手術代金の半分の「43万円」を即金で支払ったのは、

白内障の手術代の半分、「97万円」のカードを切ったときと同様でした。

(あとは、手術当日に140万円の支払いが残っています)

 

有無を言わさぬ、鬼のクロージングと支払い手続き。

これでもう、後戻りはできません。

 

白内障手術についての詳細は↓

【904号】http://tsuitel.in/archives/1808

こちらの投稿をご覧くださいませ。

 

これらの手術を乗り越えれば、ひと安心とはいえ、

白内障4焦点レンズの手術代が194万円。

緑内障バイパス手術代が86万円。

しめて「280万円」という、何とも大きな出費です。

 

何だか、私、まんまとうまいことヤラれちゃってますかねぇ。

私の診察券の裏に、「カモ」のマークが刻まれているのでは?

と疑いたくなるほど(笑)

 

まさかまさか、これまでの人間ドックでは「オールA」を続けてきた私が、

これほど高額な医療費を支払うほどの病気になるとは…。

思いもよりませんでした。

 

というわけで、9月前半は術後の静養と通院のため、

2週間のお休みをいただきます。

ご迷惑をお掛けする方々もいると思いますが、

どうぞ宜しくお願いします。

 

「手術のリアル体験談」は、

また、このメルマガ配信にてレポートいたします。

 

どうかお楽しみに!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(709冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【意思決定】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.709

『実行力』

結果を出す「仕組み」の作りかた 

人心掌握・課題解決・マインドセットetc.

4万8000人の組織を動かしてきた

橋下流「君主論」の全思考!

橋下徹著

PHP新書

 

 

ちなみに、僕の決定の個性は、僕のこれまでの人生の歩みによって、

次のような傾向があったと思います。

 

やるか、やらないかとなれば、やる。

大胆なものか、まずは第一歩的なものかとなれば、大胆なもの。

これまでのやり方か、新しいやり方かとなれば、新しいやり方。

現状維持か、改革かとなれば、改革。

調和的なものか、波風を立てるものかとなれば、波風を立てるもの。

体裁を気にするか、気にしないかなれば、気にしない。

対処療法的なものか、抜本的根治的なものかとなれば、抜本的根治的なもの。

目の前の利益か、長期的な利益かとなれば、長期的な利益。

特定・一部の者の利益か、万人の利益かとなれば、万人の利益。

現役世代・将来世代の利益か、高齢者の利益かとなれば、現役世代・将来世代の利益。

現役世代の利益か、次世代の利益かとなれば、次世代の利益。

 

このような傾向のある僕の最終決定の一つ一つが、

結果として100%正しかったと言い切れないところもあるでしょう。

「これはまずかったんじゃないの?」というものも、もちろんあると思います。

しかし、トップ・リーダーの最終決定は膨大な数があり、

最後はそれらの総合的な結果・状況を観るほかはないと思います。

 

今の大阪府政・大阪市政による大阪の状況を観れば、

僕の最終決定は、次のチャンスにつながる結果を生み出し、

総合的には間違っていなかったと自負しています。

 

(中略)

 

実は東京も昔は、東京府と東京市に分かれていました。

今の二三区あたりに相当するところは東京市で、その外側が東京府でした。

 

東京府と東京市は、現在の大阪のように仲が悪く、対立していました。

これを一つにまとめなければいけないという案が、

一八九六年の明治帝国議会で持ち上がりましたが、なかなか実現しませんでした。

 

一つになってしまうと、東京市議会議員は全員クビになります。

東京市から補助金をもらっている団体も自分たちの補助金がどうなるのか不安です。

 

江戸幕藩体制が倒れて明治政府ができたときには、

幕藩体制で利益を得ていた人たちが猛反発して、

最後は西南の役にまでつながりましたが、それと似たような状態でした。

 

まさに、大阪都構想において

大阪市議会議員や大阪市役所から補助金を受けている各種団体が

猛反発しているのと同じですね。

 

ですから東京府と東京市を一つにまとめる東京都案は、

提案されては取り下げられてということを繰り返していました。

 

思わぬ形で一つになったのが、一九四三年。太平洋戦争中です。

東京府と東京市が喧嘩などしていたら戦争に勝てないということで、

時の東条英機内閣が大号令をかけて、

閣議決定で東京府と東京市を一つにまとめてできたのが東京都です。

 

戦争には負けましたが、戦後は、一つになった東京都が威力を発揮しました。

東京都知事が東京全体にリーダーシップを発揮できる仕組みになりましたから、

歴代都知事や都庁は旧東京市の二三区だけでなく、

旧東京府の多摩地区も含めた東京全体の発展のために

インフラ整備や産業政策を立案し、それを強力に実行しました。

 

その一つが、先ほど例に挙げた東京全体の鉄道ネットワークです。

鉄道の利便性が高まれば、人もどんどん集まってきます。

鉄道だけでなく、東京は東京全体で便利になり、東京全体の産業政策も活きてきます。

人が集まれば、企業もお金も情報も集まり、東京はどんどん発展していきます。

もちろん東京都になったことが東京の発展のすべての要因とは言いませんが、

それでも東京府と東京市が一つになって大東京を形成したことは、

東京の発展の大きな要因だと思います。

 

たとえば、二〇〇八年、人口約二六五万人の大阪市だけでは

オリンピックを誘致することはできませんでした。

それに対し、東京は一三〇〇万人、大東京によって見事オリンピックを誘致しました。

 

そして二〇一八年、大阪府と大阪市が一致団結した結果、

万博を誘致することができたのです。

やはり府と市が一つにまとまると大きな力を発揮します。

 

そこで大阪も、東京と同じように

大阪府と大阪市を一つにまとめようとするのが大阪都構想です。

 

東京都知事も都庁の職員も、「東京都」という行政の仕組みがあるから、

東京全体のことを考える意識を持てるわけです。

 

しかし、大阪は府と市の二つに分かれていますから、

知事や市長、そして府庁職員や市役所職員に

「大阪全体のことを考えろ!」と言ってもなかなか無理な話です。

行政組織の仕組みを変えて一つの大坂にしなければ、

リーダーや職員の意識は変わりません。

 

 

 

令和元年8月25日(日)

 

【編集後記】

 

昨日、メガネが壊れました

本来なら、買い替えるタイミングなのですが、

瞬間接着剤で修理して、何とか使える状態に…。

やや貧乏くさいですが、

メガネを使うのは、もうあと1週間だけですから。

 

白内障の術後は、メガネもコンタクトレンズも「さようなら」。

すべて処分してしまう予定です。

 

40年振りの〝裸眼〟人生まで、

「マジック20〔日〕」です。

 

あっ、そういえば昨日、

ジャイアンツの優勝マジックも、同じ「20」が点灯しましたね。

このままいけば、原監督の「胴上げシーン」は、

はっきりくっきりと〝裸眼〟で見ることができそうです。

 

そうそう、プロ野球といえば、 先週の福岡出張の夜に、初めて「福岡ドーム」へ行ってきました。

 

ソフトバンク対オリックスの試合。

その日は、「グループ応援デー」ということで、

福岡支社の社員たちとその家族連れを含め、総勢1000名の大応援団

といっても、その他、約4万人はほぼホークスファンという完全アウェーの中、

我がバファローズは、打つわ打つわの14対4という大勝ち&お祭り騒ぎ!

社員のファミリーとも喜びを分かち合え、嬉しい夜となりました。

 

もしかすると、Aクラスに滑り込んだバファローズがクライマックスSを勝ち上がり、

(今は最下位ですが、3位までのゲーム差はわずか)

ジャイアンツと日本シリーズを戦うという展開になるかもしれません。

 

さあ、どうなるか。

 

秋の下剋上から最終決戦まで、

まだまだ楽しみがあふれて止まりません!

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【911号】日日是好日 にちにちこれこうじつ 「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

2019-08-04

 

夏の甲子園大会への出場チームが決定しましたね。

地方大会の熱戦を勝ち抜いた49校が、憧れの甲子園の土を踏みます。

 

その陰で、夢と散った高校球児たちにも、またドラマが…。

そう、決勝で敗れた大船渡高校のエース起用法が、物議を醸しています。

 

令和の怪物163キロ右腕「佐々木朗希」投手の決勝戦「温存問題」

 

球界の大御所たちは「間違っている。投げさせるべきだった」と叫び、

ケガで寿命を縮めた選手たちは「当然のこと。休ませて大正解だ」とつぶやく。

スポーツ界だけでなく、日本社会全体をも巻き込み、賛否両論の大激論となっています。

 

私はどちらかと言うと、賛成派です

野球ファンとしては「佐々木投手の活躍を甲子園で見たかった」というのが本音ですが、

彼は「球界の宝」であり、20年に1人の逸材ですから。

ここで無理をして、肩や肘を故障してほしくない、とも思います。

 

将来は、ジャイアンツかバファローズのエースになり、

日本シリーズやWBCで活躍するかもしれないことを考えると、

甲子園出場など、目先の小さいことにも思えてきます。

メジャー挑戦ともなれば、彼の「肩」には何百億円というお金が動くでしょう。

 

むしろ批判覚悟で起用を見送った「監督の英断」へ拍手を送りたいくらいです。

そもそも、連投問題は、毎年毎年の話題になり、問題視されてきました。

過密な大会日程に対して、もっともっと議論すべきでしょう。

「大人の事情」よりも「子供の実情」を優先してほしいですね。

 

延長戦のタイブレークを導入しただけでは足りません。

もはや「ケガを覚悟で連投しろ」というのは、時代に合っていないようです。

 

プロ野球のルールや作戦面をとってみても、

この2年ほどで、時代は急激に変わりました。

 

ホーム上でのケガを防ぐために捕手がベースをブロックしない「コリジョンルール」。

投手が四球を投げずにバッターを歩かせて、試合進行を早める「申告敬遠」。

リリーフピッチャーを先発させ、短いイニングを抑える「オープナー」。

などなど。

そのほかにも、

審判の判定に異議を唱えて、映像によるリプレー検証ができる「リクエスト」。

外野4人(内野5人)またはデータに基づき極端に守備を左右に寄せる「○○シフト」。

バッターが打つと同時に、3塁ランナーがギャンブルスタートを切る「ゴロゴー」。

2番の打順に長距離砲のバッターを置き、送りバントをさせない「2番打者最強説」。

ボールを上から叩いてゴロを打たずに、下から打って長打を飛ばす「フライボール革命」。

 

これらも当初は、賛否両論ありましたが、

今となっては、すっかり定着してきました。

 

さらには、十数年前に危険球退場ルールが厳格に適用されてからは、

すっかり「乱闘シーン」が少なくなりました。

というか、ほぼ「なくなった」といってもいいくらいです。

(若者の気質が穏やかになったからかもしれませんが…)

 

というように、確実に時代は進化しています。

もう古い頭は捨てましょう!

 

それにしても、各チーム、連勝や連敗が多いシーズンですね。

これもまた、トレンドでしょうか。

プロ野球からは一瞬たりとも目が離せません。

 

いやー、最近つくづく思います。

勝つも負けるも、やはり野球は「監督」の采配次第ですね。

ホント、リーダーの意思決定が大事。

 

おおー、なるほど、リーダーといえば・・・、

ではここで、一つお知らせです。

(いつもながら強引ですが…)

 

『リーダーの鬼100則』の電子書籍Kindle版が発売になりました!

というか、かなり前から出ていたようなのですが・・・、

電子派の皆さんへお知らせするのが遅くなりまして、申し訳ございません。

Kindle版↓

https://ux.nu/Ipt4z

 

これで、13作品中「9作」が電子化となりました。

ぜひ、この機会に他の作品も↓電子書籍のラインナップへ。

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

 

 

それから、紀藤康行さんのメルマガで『リーダーの鬼100則』が紹介されました!

「カレッジサプリ あなたの1日を5%元気にする」

https://www.courage-sapuri.jp/news/leader-of-the-demon/

 

紀藤さんのメルマガはためになりますよ。

毎日、届きますし。皆さんにもオススメです!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(708冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【「ここにいる」&一期一会】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.708

『日日是好日 にちにちこれこうじつ

「お茶」が教えてくれた15のしあわせ

毎日が良い日。雨の日は、雨を聴くこと。

いま、この時を生きる歓び――。

森下典子著

新潮文庫

 

 

小学校五年生の時、親に連れられて、フェリーニ監督の『道』という映画を見た。

貧しい旅芸人の話で、とにかく暗い。私はさっぱり意味がわからず、

「こんな映画のどこが名作なんだろう。ディズニーの方がよかったのに」

と、思った。ところが、十年後、大学生になって、再び映画を見て衝撃を受けた。

「ジェルソミーナのテーマ」には聞き覚えがあったが、内容は初めて見たも同然だった。

「『道』って、こういう映画だったのか!」

胸かきむしられて、映画館の暗闇で、ボロボロ泣いた。

それから、私も恋をし、失恋の痛手を負った。

仕事探しにつまずきながら、自分の居場所をさがし続けた。

平凡ながらも十数年が過ぎた。三十代半ばになって、また『道』を見た。

「あれ? こんなシーン、あったっけ?」

随所に、見えていなかったシーンや、聞こえていなかったセリフがいっぱいあった。

無邪気なヒロイン、ジェルソミーナを演じるジュリエッタ・マシーナの迫真の演技に、

胸が張り裂けそうになった。

自分が捨てた女の死を知って、夜の浜辺で身を震わせ慟哭する老いたザンバノは、

もはやただの残酷な男ではなかった。

「人間て悲しい」と思った。ダラダラと涙が止まらなかった。

フェリーニの『道』は、見るたびに「別のもの」になった。

見るたびに深くなっていった。

 

世の中には、「すぐわかるもの」と、「すぐにはわからないもの」の二種類がある。

すぐわかるものは、一度通り過ぎればそれでいい。

けれど、すぐにわからないものは、フェリーニの『道』のように、

何度か行ったり来たりするうちに、後になって少しずつじわじわとわかりだし、

「別もの」になっていく。

そして、わかるたびに、自分が見ていたのは、

全体の中のほんの断片にすぎなかったことに気づく。

「お茶」って、そういうものなのだ。

 

(中略)

 

どしゃぶりの日だった。

雨の音にひたすら聴き入っていると、突然、部屋が消えたような気がした。

私はどしゃぶりの中にいた。

雨を聴くうちに、やがて私が雨そのものになって、先生の家の庭木に降っていた。

(「生きてる」って、こういうことだったのか!)

ザワザワッと鳥肌が立った。

お茶を続けているうち、そんな瞬間が、定額預金のように時々やってきた。

何か特別なことをしたわけではない。

どこにでもある二十代の人生を生き、平凡な三十代を生き、四十代を暮らしてきた。

その間に、自分でも気づかないうちに、一滴一滴、コップに水がたまっていたのだ。

コップがいっぱいになるまでは、なんの変化も起こらない。

やがていっぱいになって、表面張力で盛り上がった水面に、

ある日ある時、均衡を破る一滴が落ちる。

そのとたん、一気に水がコップの縁を流れ落ちたのだ。

 

(中略)

 

私は、道具の前後を間違えたり、濃茶用の「出し帛紗」を懐へ入れるのを忘れたり、

ボロボロと不注意を連発した。

からの柄杓から、ポタッ、ポタッと自然に雫が落ちるのを、じっと待っていられない。

水指から釜へ、釜から茶碗へ、柄杓が行き交う途中で、雫がやたらにポタポタ落ち、

畳をびしょびしょに濡らした。

「あなた、今どこか、よそへ行っちゃってるでしょ」

「?」

私には、先生の言っている意味がわからない。

「若いってことは、だめねえ。全然落ち着かない」

先生は独り言のようにつぶやいた。

「ちゃんと、ここにいなさい」

「……?」

「お釜の前に座ったら、ちゃんと、お釜の前にいるのよ」

 

(中略)

 

気がつくと、私はただただ黙々と濃茶を練っていた。

お釜の前に座って、抹茶を練る感覚に、その一碗を練ることだけに、

自分の「心」のすべてを傾けていた。

さっきまで、(お茶なんか、やってる場合じゃない)とじりじりし、

走り出したいような気持ちだったのに、焦りはいつの間にか、消えていた……。

その時、私はどこへも行かなかった。百パーセント、ここにいたのだ。

 

(中略)

 

私はいつもように、席に入り、床の間の掛け軸に目をやった。

「……」

それは、見たことのない掛け軸だった。

墨絵の達磨さんが、大きな目玉をギョロリとむいて、こっちを睨んでいる。

なんで今日は、達磨さんの掛け軸なんだろう。

「?」

私は答えを求めるように、先生の顔を見た。

「今日は、どんな掛け軸にしようかな、と思ったんだけど、

あなたが明日、だいじな試験だから、

そうだ、達磨さんに大きな目玉で睨んでもらおう、と思ったの。

……さ早く、お菓子お上がりなさいな」

「……」

「喉に熱いものが詰まって、なんだか、うまく返事ができなかった。

目の前の涙でくもりそうになって、あわてて、お辞儀しながら菓子器を取り上げた。

達磨さんには、「七転び八起き」「開運」という意味がある。

「喝を入れる」という意味も込められていたかもしれない。

掛け軸は、今の季節を表現する。けれど季節は、春夏秋冬だけではなかった。

人生にも、季節はあるのだった。

先生はその日、私の「正念場」の季節に合わせて、掛け軸をかけてくれたのだった。

夕暮れの稽古場で、釜が、シュンシュンと湯気を上げていた。

 

(中略)

 

茶碗から顔を上げた時、

私の細胞の間を緑の風がサーッと吹き抜けたような気持ち良さがあった。

後味で、唾液までもとろりと甘い。

(なんて幸せなんだろう)

お点前をしまいつけ(片づけること)、雪野さんが立ち上って、障子戸を開けた。

すると、廊下の向こうのガラス越しに、底の抜けたような青空が見えた。

高く高く吸い上げられてしまいそうな気がした。

(はーっ、気持ちいい)

その空に向かって、深呼吸と一緒に、自分をとき放した。

その時、自分の中で声がした。

「このままでいいじゃないか」

(え?)

「いつやめても、かまわない。

ただ、おいしいお茶を飲みにここに来る。

これまでだって、ずっとそうだった。

そのままで、いいじゃないか」

自分の中から聞こえるのに、空から降ってきたみたいだった。

「やめる」「やめない」なんて、どうでもいいのだ。

それは、「イエス」か「ノー」か、とはちがう。

ただ、「やめるまで、やめないでいる」それでいいのだ。

(そうだ、気がきかなくてもいい。頼りにならない先輩でもいい。

自分を人と比べない。私は、私のお茶をすればいいのだ)

背負っていた荷物を、私は放りだした。

ふっと、肩の力が抜けて身軽になった。

私は、体一つで、そこに座っていた。

(なぁんだ! これでいいのか)

 

(中略)

 

茶事の時、先生はよく言った。

「みなさん、真剣におやりなさいね。

茶事は、ご亭主もお客も、それが『一期一会』の茶事と思って、

心を入れてするものなんですからね」

「一期一会」とは、「一生に一度きり」という意味だ。

「たとえ何度も、同じ亭主と客が集まって茶事を開いたとしても、

今日と同じようには二度とならないのよ。

だから、一生に一度きりだと思って、その気持ちでやるんですよ」

私はいま一つピンとこなかった。

「同じ顔ぶれが集まっても、決して同じ会にはならない」

というのは、わかる気がする……。でも、食事とお茶の会に、

なぜ「一生に一度きり」とまで、思つめなければいけないのだろう?

「大袈裟だと思わない?」

お茶事の帰りに、ぶらぶらと歩きながら雪野さんに言った。すると、

「きっと、利休さんの生きていた時代もあるんじゃないかしら」

と彼女が言った。

千利休がお茶を体系化した安土桃山時代は、織田信長や豊臣秀吉の天下だった。

「昨日、元気だった友達が、今日殺されたなんてことがたぶんいっぱいあって、

この人に会うのも今日が最後になるかもしれない、

っていう切迫感がいつもあったんじゃない?」

「時代かあ」

利休は、天下人・秀吉の「茶頭」をつとめていた。

秀吉の逆鱗に触れて、弟子は惨殺されたし、最後は自分も切腹を命じられた。

誰かと会い、共に食べ、杯を交わし、

それが「一生一度」になることが、あまりにも多い時代だったのだろう。

「それに飛行機も電車も、電話もない時代だし、みんな歩いて行ったんでしょ?

人に会うっていうことが、今みたいに簡単じゃなかったのよ。

だからみんな、一度会って別れたら、また会えるかどうか、

本当にわからなかったんじゃないのかなあ」

現代に生きる私たちは(これが最後になるかも)などと思いはしない。

いつものようにいつもの場所で、「また来週ね」と、別れた。

 

(中略)

 

その週の金曜の夕方、机の上の電話が鳴った。

受話器をとると、ひどく取り乱した母の声だった。

「パパが、倒れたの! すぐ来て!」

「三日後の朝、父は一度も意識を取り戻すことのないまま、病院で息を引き取った。

「そうか。いいよ、いいよ。また会える」

あれが父とかわした最後の言葉になった。

倒れる日の朝、父が、

「明日は典子が来るから、竹の子ご飯にして、みんなで食べような」

と、楽しみにしていたと、病院で弟から聞いた。

私は白い壁にコンコンと頭をぶつけながら思いだそうとした。

(いつだっけ? 最後に家族で食卓を囲んだのは、いつだっけ?)

私は、急いで時間を駆け戻ろうとした。

過去に戻れると思っていた。そして、戻れないことを知った。

平凡で陳腐に思えた家族四人のだんらんは、二度と戻らないものになっていた。

その「二度と」という言葉の冷たさに、私は立ちすくんだ。

人間は、ある日を境に「二度と」会えなくなる時が必ずくるのだ……。

 

(中略)

 

会いたいと思ったら、会わなければいけない。

好きな人がいたら、好きだと言わなければいけない。

花が咲いたら、祝おう。

恋をしたら、溺れよう。

嬉しかったら、分かち合おう。

幸せな時は、その幸せを抱きしめて、百パーセントかみしめる。

それがたぶん、人間にできる、あらんがぎりのことなのだ。

 

だから、だいじな人に会えたら、共に食べ、共に生き、だんらんをかみしめる。

一期一会とは、そういうことなんだ……。

 

 

 

令和元年8月4日(日)

 

【編集後記】

 

「日日是好日」

今年、この本の映画が公開され、ぜひとも見たかったのですが、

タイミングが合わず見逃してしまいました。

 

時を経て、また改めて本をパラパラと読み直してみると、

まさに、この本に書いてある通り、

わかっていなかった〝別もの〟が、スーッと入ってきました。

 

なるほど。私も、少しは成長したのでしょうか。

 

小説は抜粋箇所が選びにくいため、ご紹介するケースは少ないのですが、

今回は、「うーん、なるほどぉ」「ああ、これは深い」

「おお、これはすごい!これも、これも」

と、皆さんへお伝えしたい抜粋箇所を、

たくさん見つけることができました。

 

まさに、このメルマガ配信も「一期一会」ですね。

今日、この配信が「最期」かもしれません。

(私にも、いつ何があるか、わかりませんから)

 

ということで、しばらくの間「さようなら」

来週と再来週は、配信をお休みします。

 

皆さんも、夏季休暇の時期かと思いますし…、

実は、次の新刊の原稿が遅れ気味でございまして。

(先週の9連休も、ダラダラとあまり執筆が進まず…)

 

そろそろ集中しようかと、決意を新たにしたところです。

「いま、ここにいる」という境地で…)

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

素敵な「真夏のバカンス」を!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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『リーダーの鬼100則』

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【910号】シリコンバレー式 自分を変える 最強の食事 毎日0.5キロ痩せて、パフォーマンスが最大化する!

2019-07-28

 

本日まで「9連休」の夏休みをいただきました。

 

もちろん、気分はリゾート地で〝バケーション〟です。

そう、私にとってのバケーションとは、皆さんご存知のとおり「執筆」。

ずっと一人で〝別荘〟に籠り切り、新作へパワーを注入しておりました。

 

そのあいだ、誰とも(家族を除いては…)直接言葉を交わすことなく…、

一歩たりとも外へ出ずに、ただただ孤独な日々

 

おかげで、鬼シリーズ第3弾も、4分の1ほど書き上がり、

昨晩は、ひとまず7/末目標達成の「ひとり打ち上げ会」。

ウナギをつまみに発泡酒(糖質ゼロ)を飲みながら、

隅田川花火大会をテレビで見て、夏の風物詩を堪能いたしました。

 

とまあ、ささやかな幸せ…。

 

無人島で生活していたかのような髭ボーボーの風貌なもので、

これから散髪屋へ寄ってサッパリしてきます。

 

さーて、明日からは社会復帰。

いきなり「大坂出張・夏の陣」でスタートします!

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(707冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【頭をよくする食事】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.707

シリコンバレー式 自分を変える 最強の食事』

毎日0.5キロ痩せて、パフォーマンスが最大化する! 

IQを20ポイント上げ、集中力を激増させた驚異の食事

なるほど、そういうことだったのか!

目からウロコが落ちまくるNYタイムズ・ベストセラー!

デイヴ・アスプリー著 栗原百代[訳]

ダイヤモンド社

 

 

あなたも体重に悩みがあるなら身に覚えがあるのでは?

心の底では、何度ダイエットに挑戦しようとも、いつかは自制心が切れ、

ダイエットから「脱落」して、禁断のピザをやましい気分で口にしてしまい、

どうせまた必要になるだろうと思って、

クロゼットに「デブ用」ジーンズを隠しているのでは?

僕のデブ用ジーンズは何年ものあいだ、僕がまた失敗するのを手ぐすね引いて待っていた。

サイズは、ウエスト117センチ。

僕は完全無欠ダイエットを考案してはじめて、

やっと、このジーンズと永久におさらばでき、

意志の力を使わなくても食べすぎないようになった。

さあ、あなたも張り切って体重を減らし、

潜在能力をフルに発揮できるようになって、デブ用ジーンズを捨て去ろう。

 

(中略)

 

安いコーヒーが低コストなのは、低品質の豆を使っているだけでなく、

カビ毒に冒されがちな傷んだ豆を高い割合で含んでいるからだ。

加工技術はコーヒーに風味を添えるが、意図せずにカビ毒の含有量を高めてしまう。

 

(中略)

 

ポリフェノールは抗酸化物質で、

バクテロイデス門のプレバイオティクス(善玉菌を増やす食物成分)の働きもする。

有色野菜にも見られるが、洋食で最大のポリフェノール源といえば、断然コーヒーだ!

チョコレートもまたポリフェノールたっぷり。

こうしたスーパーフードを食事にもっと加えることで「痩せ型」細菌を養える

 

(中略)

 

誤った研究のせいで悪評をこうむったが、

正しい種類の脂肪はヘルシーで、生命維持に不可欠だ。

その栄養素はすべて体内で使うために変換される。

正しい脂肪はクリーンに燃焼し、栄誉たっぷりで、

満足をもたらすエネルギー源で、体も脳も最大限に機能させてくれる

(中略)

多くの人が脂肪をひどく恐れるようになってしまったが、

じつは正しい種類の脂肪は食べても体重が増えることも、

いかなる健康上のリスクを受けることもない。

ヘルシーな脂肪が体内のホルモン値を維持調整してくれれば、

体重は増えるよりもむしろ減るのである。

 

(中略)

 

短期集中のダイエットでは空腹ホルモンと代謝が乱されて、

通常食に戻ったらリバウンドしやすいというのは、いまや周知のことだ。

インスリン抵抗性、シプチン抵抗性、テストステロン低値、甲状腺異常などが、

低カロリー・ダイエットの結果として生じうる。

食事の第一の目的は、頭と体に燃料と栄養を届けることだ。

脳が1日のカロリー消費のじつに25%までを占めるのは知っていただろうか?

これを念頭に置けば、減量のために運動を増やしてカロリーを減らしたら、

疲れて、やる気が失せるのも無理はないのではないか?

ラブラドール脳がカロリーをとってしまって、人間脳はガス欠になってしまうのだ。

 

(中略)

 

あなたは何度「もっと野菜と果物を食べなきゃダメ」と、

しかられたことがあるだろうか?

まるで「野菜と果物」で一つの単語みたいに。

しかし、栄養学的には野菜と果物は、魚と自転車ほどしか共通点はない。

人は果物を「自然のキャンディ」として健康にいいと持ち上げたがるけれど、

じつは果物は野菜よりキャンディとのほうが共通点が多い。

野菜が低糖で栄養価がきわめて高いのに対し、

果物はおおむね糖と水とわずかな食物繊維でできている。

 

(中略)

 

実際には、減量には運動より食事のほうがずっと重要である。

バイオハックの過程で運動に関して発見した。

さらに驚愕の事実は「過剰な運動はむしろ体重を増やす」ということだ。

過剰なワークアウトは、減量という目的にはかえって裏目に出る。

もしあなたが毎日痩せるために運動しているなら、

自分で自分の首を絞めているようなものだ。

体はきつい運動に対し、他のストレス要因に対するのと同様に反応して、

体内のコルチゾール値を上昇させる。

コルチゾールは、血糖を増大させ、免疫系とともに骨形成までを抑制するホルモンだ。

コルチゾール値がずっと上昇したままだと、

おなじみの体重増加、筋肉減少という結果を招く。

 

(中略)

 

これまで塩の健康への悪影響が喧伝されてきたが、

低塩ダイエットはむしろ体に害になることが科学的に証明されている。

「アメリカ高血圧学会誌」掲載の23件の研究のサマリーによれば、

塩分(ナトリウム)摂取を1日2500ミリグラム以下に制限した場合には、

先ほど説明したようにアルドステロンが調整できなくなるばかりか、

血漿レニン活性が高まって、心臓発作のリスクが劇的に高まる。

加えて、インスリン抵抗性も高め、肥満を招く。

 

(中略)

 

タンパク質からブドウ糖を作ってエネルギーに変えるのは難しい。

なぜなら、タンパク質を効率よく加工するには肝臓に燃料が必要であり、

その燃料は脂肪かブドウ糖から得なくてはならないからだ。

これが、低脂肪・加糖ゼロ・高タンパクの食事をとって、そのときは満足できても、

あとでまた甘いものが欲しくなる理由の一つだ。

グリコーゲン(糖源)と脂肪が豊富にないと、

体はタンパク質をすっかり分解するのに糖が必要になる。

この30年間にわたり、高タンパク質ダイエットは、

たいてい糖と脂肪を少ししか食べないとの理由で健康の代名詞になった。

だが実際には、高タンパク質・低脂肪ダイエットは、

高炭水化物ダイエットよりはいいかもしれないが、

適量のタンパク質とたっぷりのヘルシーな脂肪も摂取するダイエットこそ、

最善の結果をもたらすのだ。

 

(中略)

 

多くの炭水化物を長くカットしつづけたとき、

まず起こる症状の一つが、激しいドライアイだ。

炭水化物がここまで不足すると、睡眠の質も悪くなる。

 

(中略)

 

小麦は特に避けるべき要注意の穀物である。

なぜなら小麦などの穀物に含まれるタンパク質、グルテンの悪い副作用が多いからだ。

(中略)

これはヘロインのようなアヘン系ドラッグと同じ脳の受容体を刺激する。

もしラブラドール脳が、穀物の消化で生成されたアヘンに「中毒」してしまったら、

あなたの人間脳は、最後に穀物を食べたあと数日間はつづく

飽くなき渇望と食欲を経験するだろう。

パンを一切れ見るたびに欲しくなり、

食べるまで意志力を吸い取る誘惑の罠が張られるのだ。

 

(中略)

 

バターがその素材であるミルクよりもヘルシーなのは、

有害な乳タンパク質(カゼインやカソモルフィンなど)があまり含まれていないからだ

発酵バターにはわずかに残る乳タンパク質は、発酵過程で酵素が変性していて、

ほとんどの人には問題にならない。

(中略)

しかし、どのバターも同じにはできていない。

この食品から可能なかぎり健康への利益を得たければ、

グラスフェッドの牛由来のバターを食べることが望ましい。

グラスフェッドの大さじ1杯には、500IU(国際単位)のビタミンA、

ニンジンより多いカロチン、多量のビタミンK2、D、E、が含有されている。

 

(中略)

 

チーズはミルクから加工される過程で毒素を蓄積するせいで、さらに問題が大きい。

チーズはどれも酵母菌やほかの菌やバクテリアなどの働きを利用して作られるが、

その組み合わせが生む毒素は、人間をさまざまに害する。

アメリカでは一般的な製法のチーズの40%以上にカビ毒が見つかっている。

 

(中略)

 

どんな長さでもファスティング(断食)をすると思うと

ちょっと怖く感じるのは、もっともなことだ。

これはラブラドール脳が、人が食べるのをやめたときには

世界の終わりが近づいていると考えるよう訓練されているから。

たとえそれが、ほんの18時間であったとしてもだ。

しかし短期間の断食には、代謝を上げたり、

集中力を増すなどのメリットがあることは間違いない。

(中略)

断続的ファスティングはよく研究されていて、

「体重減少」と「集中力増強」のほかにいくつも健康に良いことが発見されている。

ファスティングの一形態である「隔日断食」は8週間ほどの短期間でも、

慢性病を防ぎ、中性脂肪を減らし、

悪玉コレステロールなどの指標に有意な改善をもたらすことが証明されてきた。

 

(中略)

 

多くの人がまだ「良い眠り=8時間連続で眠ること」と考えているが、

カリフォルニア大学サンディエゴ校の睡眠に関する研究論文や

110万人の老化に関するデータを見直すと、

「一晩に6.5時間睡眠よりも長く眠るべき統計学的な理由はない」

と結論づけられる。

むしろ6.5時間睡眠のほうが8時間睡眠の人より長生きだった

 

(中略)

 

22時45分~23時ごろ、自然に疲れが出る時間帯がある。

これは季節によって若干変動する。

このときに寝つかず夜更かしすると決めると、

午前2時まで起きていられるよう、

コルチゾール主導の「元気回復(セカンドインド)」がもたらされる

 

(中略)

 

ストレスの多い仕事をしているのに、めいっぱい運動をしたら、

コルチゾール値が跳ね上がってしまう。

すると体重は増加し、筋肉は失われ、テストステロン値は低下し、

バーンアウト(燃え尽き症候群)を起こす

これは研究で証明されているばかりか、僕自身に起こったことでもある。

 

(中略)

 

ウエイトトレに関しては、週1~3回がベストだ。

睡眠と回復のための時間があり、時差ボケがないという条件のもと

「週3回まで」にとどめるべきだ。

覚えておいてほしい。運動は一定の水準を超えると成果が出なくなるものだ。

必ずしもたくさんするのが良いのではなく、過剰なトレーニングは害になる。

トレーニングは毎回20分以上つづけてはならない。

10~15分もすれば充分だ。

 

(中略)

 

食べておいしい一価不飽和脂肪酸の植物性供給源であるアボカドは厳密には果物だが、

含有する栄養素ははるかに野菜に近い。

あなたが食べることのできる最も完全無欠な食品の一つだ。

 

(中略)

 

オリーブは厳密には果物だが、野菜のように機能するので食べるべきだ。

何世紀も前から「パーフェクトフード」と考えられてきたのには、

もっともな理由がある。

オリーブに毒素はごくわずかしかなく、きわめて安全な植物性脂肪の供給源だ。

 

(中略)

 

アスパラガスは炭水化物とカロリーはかなり低いが、

栄養素はたっぷり含有している。

豊富なのは、ビタミンK1、鉄、チアミン(ビタミンB1)、リボフラビン。

腸内細菌のえさになる水溶性繊維もそこそこの量を含んでいる

 

(中略)

 

豆類はでんぷん質をとても多く含むので、

たとえ体質に合っていても、摂るのは夕食のみにしたほうがいい。

 

(中略)

 

もしパフォーマンスを台なしにし、脳機能を低下させ、

健康を損ない、寿命を縮める脂肪を一つ選ぶなら、

マーガリンなど含有している人工トランス脂肪酸だ。

HDL(善玉)コレステロールを減らし、心臓病リスクを高め、

中性脂肪(トリグリセリド)値を上昇させ、動脈と心臓にダメージを負わせる。

これらは脳内にも炎症を起こすので、特に脳機能に悪い。

人工トランス脂肪酸は、がん、認知症、アルツハイマー病、

肝損傷、不妊症、うつ病と関係があることがわかっている。

 

(中略)

 

ジャムは、高圧・高温で調理されるので、

果物のもつ有益な抗酸化物質と栄養のほとんどが破壊されてしまう。

調理後に残るのはほぼ純粋な糖分で、

たいていの果物のジャムには大量の甘味料、安定剤、保存料が加えられている。

しかしジャムにされる果物は、たいてい痛みだして売り物にならない「廃棄」果実だ。

 

(中略)

 

一般のチョコレートバーがハイリスク食品なのは、

糖、乳製品、人工甘味料が添加されているからだが、

ダークチョコレート自体はじつはとてもヘルシーな食品だ。

チョコレートはフリーラジカルと闘うポリフェノールなどの抗酸化物質が豊富で、

パフォーマンスを高めるカフェインを適量含んでいる。

研究によると、カカオの配合率が85%のダークチョコレートは

善玉のHDLコレステロール値を高めながら、

インスリン抵抗性や炎症や体重増に影響しなかった。

しかしリスクはある。チョコレートはすべて発酵で作られるが、

試料とした南米産チョコレートの80%はカビに汚染されていた。

チョコレートを発酵させる微生物の64%は、カビ毒を生み出す。

ヨーロッパ産チョコレートのカビ毒は最も低い傾向があるが、

これは規制が他の地域より厳しいからだ。

チョコレートは賢く選ぼう。

カカオ85%以上のダークチョコレートだと確かめてから、召し上がれ!

 

(中略)

 

直火や鉄板で焼く調理法、バーベキューで、肉はとてもおいしくなるが、

いくつか深刻な問題も生じる。

脂肪が炭に落ちると、がんや炎症を起こす複素環アミンと

多環芳香族炭化水素が生成される。

また、たいがいのバーベキューソースには糖とグルタミン酸ナトリウムが含まれている。

 

(中略)

 

ゆでれば「薬」になり、

あぶれば「毒」になる。

 

 

 

令和元年7月28日(日)

 

【編集後記】

 

私、この1週間で、少し太ったようです。

散歩さえしませんでしたからねぇ。

室内で、体操、ストレッチ、スクワッドを毎日15分ほど、

最低限、カラダは動かしましたけど…。

 

執筆の休憩タイムは、読書or野球テレビ観戦or吉本のニュース、

という1週間でした。

 

思わぬ展開に〝吉本新悲劇〟から、まだまだ目が離せませんね。

やっぱり、よしもとは、おもしろい。

 

 

それではまた、来週号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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『リーダーの鬼100則』

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【909号】自分を許せば、ラクになる。ブッダが教えくれた心の守り方 怒り・嫉妬・不安はすべて「妄想」です

2019-07-20

 

先週、奇跡の男をこの目で見ました!

前WBA世界ミドル級チャンピオン・村田諒太、その人。

 

昨年ラスベガスでの防衛戦で負けたブラントとのリベンジマッチを

鬼気迫る猛ラッシュでKO勝ち!

見事に王座へと返り咲いたのです。

 

いやー、素晴らしい偉業に感動しました!

 

ここで、新聞の手記の一部をご紹介したいと思います。

 

チャンピオンの頃は雑念が多かった。

流されやすくて、ボクシングもいろいろと変化を求めていた。

楽をしてしまうんです。

基本の繰り返しが大切だけど、周りが言えば「そうかもしれない」と思ったり…。

勝つための必殺技みたいなもの、スペシウム光線が常に欲しいと思っていた。

地に足がついてなかった。

王座を守るためには地道なことをするしかないのに…。

そこに気づかなくても倒せていたし、勝てていた。

ブラントとの敗戦で気づかされた。

世界王者でなくなった時、喪失感はあまりなかった。

むしろ王者だった時に失ったものもあると思う。

周りからちやほやされ、自分が自分でなくなるみたいな感覚があった。

「チャンピオン!」と呼ばれ、近づいてくる人もたくさんいた。

もちろん、世界王者は価値あるものだけど、本来ある村田諒太の価値ではない。

王者の時と、そうでない時の自分。人としてどちらがいいのか。

年齢を重ね、経験もあり、今の方が内面を成長させられている。

世界チャンピオンであっても「王様」にはなりたくない。

メンタルまで横柄になるのは嫌。人間、自分を省みることがないといけない。

自分にも嫌な側面を見ることがある。

これからはどこまで自省できるか。

人生の課題になると思う。

 

いやー、しびれるコメントですよねぇ。

世界級王座を奪還しても、まったく驕っていない。

過去の失敗を、正直に、そして冷静に俯瞰し、反省しています。

 

私たちもついつい楽をして「スペシウム光線」を求めてしまいますし、

チャンピオンと持ち上げられたらすぐに「裸の王様」です。

 

2度目のチャンピオンベルトは、さらに「価値」が高まった気がしますね。

そもそも日本人でこの重い階級の頂点に立つというのは、もの凄いことです。

 

次のファイトは、統一王座決定戦でしょうか。

さらなる強敵へ、超ド突き合いの打撃戦を仕掛け、

スカッとノックアウトしてほしいものですね。

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(706冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【正しい思考VS無駄な妄想】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.706

『自分を許せば、ラクになる。』

ブッダが教えくれた心の守り方 

怒り・嫉妬・不安はすべて「妄想」です

「物語」で身につく仏教のノウハウ

読むだけですべての悩みが消えていく―――

草薙龍瞬著

宝島社

 

 

ひねくれ者の僕が、友人の言葉になんとなく引っかかったのは、

そのときの彼の態度が静かな自信に満ちていたからだ。

 

学生時代の彼は、人見知りのおとなしいやつだった。

だからこそ、押しの強い僕と逆に性が合ったのだろうか。

二人で話すときは、僕が一方的に話して、

彼は照れたような笑いを浮かべて聞いているだけだった。

サークルの先輩への不満や、世間の話題への批判めいたことを語っても、

友人は黙って聞いている。そういう関係だった。

 

卒業して十年近く経って再会した今回も、同じようなノリになるだろうと思っていた。

しかし、違ったのだ――。

僕が仕事の愚痴をこぼしたり、同僚の悪口を言ったりしても、彼は頷かない。

あからさまに否定はしないが、「それはどうかな」という顔を見せる。

 

ちょっとムッとした。エイコと喧嘩別れした話もしたが、

彼女への不満を語った僕を、友人はまっすぐ見つめて何も言わなかった。

ドキリとした。

こいつは、かつての男じゃない――そんな気がした。

 

別れた後、小さな敗北感が胸に刻まれた。

夏休み明けに同級生に再会したら、背を越されていたという感じ。

友人は、いつの間にか成熟していた。

 

その落ち着いた姿に比べて、小さなことでイライラしている自分が、

ずいぶん幼い人間に思えた。

 

いったい、何が彼を変えたんだ――?

 

このときの友人が、宗教の勧誘などをしていたら、僕は一笑に付して終わっていただろう。

「こいつ、宗教に逃げたんだ」みたいな、不遜な感想を向けていたに違いない。

 

だが、友人は何も語らなかった。

その姿は、あまりにも自然だった。

何かに勧誘するでも、意見を語るでも、自分の成長を誇示するわけでもない。

泰然自若と呼ぶのがふさわしい佇まいだった。

 

だからこそ、僕の中に焦りが生まれた。

彼が変わった理由を知りたいと思った。

正直かなり軽く見ていたやつが、僕以上に成熟した人間になっている。

その謎の答えが知りたかった。

 

(中略)

 

人間は四六時中、何かを考えている。

しかしその多くは「無駄な妄想」であって「正しい考え方」ではない――

それが、日曜午後の和尚の話だった。

 

「正しい考え方」と「無駄な妄想」は、一点において明確に違うそうだ。

その一点とは「善き方向性に沿って考えているか」ということだ。

 

善き方向性というのは、目標の達成や、快適な暮らしや、仕事の充実など、

自分が魅力を感じる将来のことだ。

かなうとしたら、何をめざすのかを考える――

それは「もっと人に優しい自分」でもいいし、「仕事で望みうる最高の成果」でもいい。

思い描いたときに、幸せを感じられること、元気が湧いてくること――

そういう「善き方向性」は、大事にすべきだという。

 

その一方、「無駄な妄想」とは、

方向性もなく、あれこれと言葉や映像を思い浮かべている状態だという。

 

和尚によれば、心は単に動き回りたがるもの――

心は、そもそも反応を求めて動き続けるエネルギーみたいなものだ。

だから妄想するのは致し方ない。

大事なのは「正しい考え方」を習慣にすることだという。

 

「正しい考え方と無駄な妄想とを、どう見分けるのですか?」と質問があった。

和尚はこう答えた――

 

方向性を確認して、今何ができるかを考えて、行動に移すのは、正しい思考。

方向性が見えない、何ができるかを考えない、行動しないなら、無駄な妄想。

 

たとえば、朝起きて、一日のスケジュールを思い出して、

よし頑張ろうと動き出すなら、正しい思考だが、

ぐずぐず布団に潜ってあれこれ夢想しているだけなら、無駄な妄想ということになる。

 

方向性と、方法(具体的になすべきこと)と、実際の行動――

この三つがそろった状態が、正しい思考なのだという。

 

和尚が最後に言った言葉が、印象に残った――

「正しい思考が人生を変えることもあります。

特に生き方に迷ったとき、決断するか躊躇ったときは、

正しい思考を思い出してください

ひとは、好ましくない結果をふと想像して、前に踏み出せなくなることがあります。

そんなときこそ〝これは心に何が起こっているのだろうか?〟

と冷静に分析してみてください。もうみなさんにはわかりますね。

悪い結果を恐れるというのは、悪い妄想に反応してしまった状態なのです。

 

〝これは妄想でしかない。善き方向性は何だったか?〟と考え直してください。

かなうとしたら何を望むか。そして何ができるのか、方法を考えること

自分で考えてわからなければ、学んでください。

 

たいてい、方法はあるものです。

方法があるなら、行動に移してみることです。

正しい思考が身に着くと、もっとラクに、はるか先まで進めます。

 

正しい思考ができるようになるためにも、

感覚を意識して、無駄な妄想にとらわれないように努めるのです」

 

 

 

 

令和元年7月20日(土)

 

【編集後記】

 

「保険毎日新聞」7月11日号にて、

アジア保険フォーラムでの講演記事が掲載されました。

左手で抱えているのは拙著の韓国語翻訳版です。

https://www.facebook.com/masaru.hayakawa2/posts/2390780734341442?notif_id=1563588032153135&notif_t=feedback_reaction_generic

 

 

さーて、さてさて、本日より9連休の夏休みウイーク。

〝別荘〟に引きこもり、一人ぼっちになる時間です。

 

先週は酒の席の付き合いが多く、かなり飲み過ぎましたので、

今週はアルコールを控え目に「休肝ウイーク」とします。

 

それではまた、来週号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【908号】信長の原理 何故おれは、裏切られ続けて死にゆくのか。

2019-07-13


 

超ハードスケジュールの2週間だったため、

メルマガ配信は1回スキップさせてもらいました。

毎週楽しみに待っていてくださる方々、すいません。

 

今月に入り、7月入社の新人たちを迎え入れる研修が始まり、

これでいよいよ私たちの新規直販チャネルも300人規模の組織に成長。

さらにこの2週間は、「新任マネジャー」たちへの濃密な研修を実施し、

私はいつものように「熱血講師」を務めました。

他社ではあり得ない、マル秘エグゼクティブ・トレーニング。

まだまだ3か月に渡り「特訓」は続きます。

 

プラス、夜の懇親会や地方出張、様々なアポイント等、

超多忙なその合間を縫い、息抜きに映画を2本鑑賞してきました。

 

1本目は、「パピヨン」。

かつて私が若き日の40数年前に観た脱獄劇「パピヨン」のリメイク版、

当時の作品は、スティーブ・マックイーンとダスティン・ホフマンという、

名優2人の「夢の競演」でしたが…。

 

今作では、主演のチャーリー・ハナムの目元や雰囲気が、

かの大スター「スティーブ・マックイーン」にそっくり

カッコよすぎて、気持ちは青春時代へプレイバックしましたよ!

なつかしくもあり、鬼気迫る熱演にしびれました。

 

前作でダスティン・ホフマンが演じたドガ役には、

「ボヘミアン・ラプソディ」のフレディ・マーキュリー役で大ブレイクした、

あの〝ラミ・マレック〟が見事なハマり役の大好演!

 

超大ヒットしたクイーン映画公開以前の2017年に完成していた作品が、

今ごろになって公開されたところをみると、

おそらく「ボヘミアン・ラプソディ」の大ブームと、

ラミ・マレックのアカデミー賞受賞などが影響していることは間違いないでしょうね。

 

凄惨で残酷な刑務所から脱獄するハラハラドキドキ感も楽しめますが、

まったく違うタイプの2人、対照的なパピヨンとドクが互いを利用しながらも、

やがては深い友情で結ばれていく姿が見どころです。

 

本当の自己を発見する成長の物語ですね。
ぜひ、若い方も、もちろんオールドファンの方も、

劇場へ足を運んでみましょう。

 

 

そして2本目は、大阪の社員・K君オススメの映画、

「ウィーアーリトルゾンビーズ」

 

いやー、こんな映画はじめて観ました

筆舌に尽くしがたいほどの変わった映画です。もう超びっくり!

でも、凄い。これは名作です。

 

いわゆる「ゾンビ映画」ではないのですよ。

火葬場で出会った13歳の4人組は、みんな両親を亡くしたばかり

バス事故で両親とも事故死。

実家の中華店がガス爆発で焼死。

虐待DVの父の借金苦で自殺。

変質者のピアノ教師が両親を殺害。

 

両親が死んで悲しいはずなのに、

これっぽっちも泣けない子どもたち。

 

そう、まるでゾンビみたいに感情がない

 

夢も希望も歩き出す気力もないゾンビたちは、

ゴミ捨て場の片隅でとびきりのバンドを結成する。

その名も「LITTLE ZOMBIES」。

 

うーん、この作品は、上質のミュージカルでもあるのです。

 

またたく間に「LITTLE ZOMBIES」の動画は拡散され、

両親が死んだ少年少女の4人組バンドは社会現象となります。

 

ファーストアルバムのタイトルは「殺したのは誰だ?」

 

全編ブラックユーモアだらけのシニカルな物語なのですが、

この作品は、彼らが人の心を取り戻すために歩んだ冒険の記録であると言えるでしょう。

 

ベルリン国際映画祭やサンダンス映画祭で絶賛されたときには、

審査員が皆、口を揃えて叫んだらしい、

「こんなの初めて」と

 

子どもたちがゾンビなら、スマホばかり見ている大人たちもゾンビなのだと、

この映画は皮肉っています。

(スマホを見ながらふらふら歩くゾンビのような大勢の大人たちも登場)

 

何より、死生観を問い、哲学的な領域にまで踏み込んでいきます。

映画のサブタイトルもシャレていますよね。

 

「生きてるくせに、死んでんじゃねえよ。」

 

ゲームのような現実と空想の世界が、

ゴミ清掃車に乗って、これでもかこれでもと展開される終盤で、

突然、リアルな「出産シーン」が映し出され、

親が子の誕生を喜び、愛情を受けていたことを知るというシーンも印象的でした。

 

映画のラストは、広い草原をそれぞれ別々の方向へと歩き出す4人を、

空中からのカメラが俯瞰し引いていくロングショット。

 

主人公の子どもたちが新たな世界へ自由を求めて旅立つ姿を描きます。

 

でも実は、まだ物語は終わらず、エンドロールのあとにも続きがあって、

冒頭の葬式のシーンに戻り、主人公をクローズアップして締めくくるのです。

まだまだこれからも物語は続いていく、という象徴的なカット。

 

ラストの音楽が「お経」っていう映画は、初めて観ましたよ。

そう、終わりが始まりなのです。

いやはやなんとも、インパクトあり過ぎでしょ。

 

「現実はくだらな過ぎて泣くに値しない」

「僕の人生はクソみたいだ」

「核戦争で全世界が吹っ飛んでしまえばいいのに」

というような世紀末を望む厭世感に騙されてはいけません。

 

なぜなら、決して彼らは死を選ばず、

「希望」を抱いているからこそ、現実社会を皮肉るのです。

 

劇中で子どもたちは、何度もつぶやきます。

「絶望、ダッサ」と。

 

なるほど、絶望はダサいのか。

 

この作品をひと言で表現するならば、

「人生に絶望しない物語」なのです。

 

ぜひ、皆さんもご覧あれ。

 

きっと、「なんなんだ、この映画は!」と叫ぶでしょうね。

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(705冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【リーダーの器】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.705

『信長の原理』

平成最後の直木賞候補作

何故おれは、裏切られ続けて死にゆくのか。

織田信長の苦悩と行動原理を抉り出す、革命的歴史小説!

信長の飽くなき渇望。家臣たちの終わりなき焦燥。

その組織構造の瑕疵が、「本能寺の変」を呼ぶ。

垣根涼介著

角川書店

 

 

末森城家中の者はすべて、最近の勝家が

信勝から徹底して冷遇されていることを知っている。

だから話し合いが白熱しても、勝家が遠慮して発言しなかったのだと、

同情の視線で見られていた節がある。

とはいえ、本来は勝家が信勝付きの一番家老であり、

いざとなれば最も頼れる武将だということも分かっている。

さらには賛成派と反対派の主張がいつまでも平行線を辿り、

みな、いい加減議論に倦み始めていた。

誰かが話の落としどころをうまく見つけてくれるのではないかと期待する空気が、

暗黙裡に広間に満ち満ちていた。

 

さっそくその勝家の発言に飛びついたのが、

先ほどからなかなか進まぬ話し合いに疲れ、やや苛立ち始めていた土田御前だった。

「権六の申すこと、もっともであると思うが、みなはどうじゃ」

そう、場に詰めていた家臣に問いかけた。いや、問いかけというよりは、

既に自分の気持ちを決めた後の念押しのような口調だった。

 

紛糾する議論にやや疲れ始めていた信勝も、その尻馬に乗るようにして言った。

「わしもそうしようかと思う。たとえ兄者にまだ迷いがあったとしても、

懇ろに見舞ってその気にさせ、譲り状さえ書かせてしまえば、あとはこちらのものだ」

と、すっかりその気になっている。

 

さすがにこの母子の意向には、蔵人も黙り込むしかなかった。

ほんのわずかだが、蔵人のことが気の毒になった。

一年前のおれなら。まさしく今の蔵人のように反対していた。

こいつもこいつで、必死に信勝の身を案じて具申しているのだ。

 

が、勝家は既にこの母子を完全に見放していた。

だから、その後はまた無言を貫いた。

秀貞は言っていた。

あのお方では、織田家は持たぬ、と……。

確かにその通りだ。

この軽率さ。自分の大事にもかかわらず、ある種の野放図な無責任さ。

つまり、じっくりと長考する精神の粘りの無さや、長引く話し合いへの耐性の弱さだ。

まったくうんざりする。

 

以前、信長が陣触れを出した合戦――萱津の戦いや村木砦の戦いなど――に、

禅正忠家の筆頭武官として何度か馳せ参じたことがある。

確かに信長は、個人として見れば欠点だらけの若者だ。

短気で、無礼で、時には暴力衝動を抑え切れず、

失態を犯した小者を平気で手打ちにしたりもする。

重臣に対しても、人を人とも思わない。

頭ごなしに物を言うような傲慢な態度もしばしばとる。

 

が、戦の前の軍議となると、これが同一人物かと疑うほどにその態度は一変する。

武官たちの間で相反する戦術について議論が百出しても、

ほとんど口を挟まずに、最後まで我慢強く聞いている。

議論の途中で大将が下手に意見を挟めば、それに無意識に阿ろうとする家臣も出てくる。

話の全体の方向が、万一にも間違っているかも知れない自分の意見に

引き摺られることを、恐れているからだ。

おそらくは無意識だろうが、大将とはどうあるべきかを骨の髄まで分かっている。

粘り強く色々な可能性や方向性を考えられるだけ揃えたうえで、

その中から慎重に決断を下す。

 

一方で、大局的な戦略――その戦自体をやるのかやらないのか、

やるとしたらいつ始めるのかなど――は、誰にも相談せず、

自分の中で長い時間をかけてじっくりと検討する。

それは、大将が己の責任において一人で決断することだからだ。

少なくとも信勝のように重臣からの上申で右往左往することはない。

この点も、分かっている。そんな禅正忠家としての方向性を衆議にはかろうものなら、

たちまち敵対している他家に漏れ、戦う前から相手に防戦の準備をさせてしまう。

だから、一人で思い悩むことになる。

孤独の中で常に武門の重みを背負うことに耐え続ける。

悩み、苛立ち、躊躇しながらも、流動的な状況の中で、

いくつかの選択肢の中のどれが最善なのかを、常に考え抜くことが習慣化している。

 

勝家も、つらつらとこうして考えてみて初めて分かることだが、

だから結果として信長は、いつも憂鬱かつ不機嫌そうな顔をぶら下げているのだ。

その執拗さ、神経の太さ、耐性の強さ。

武門の棟梁としては必須であるこの三つの資質を、信長はすべて併せ持っている。

 

この違いだけでも、信長は信勝よりはるかに優れている。

家臣として恃むに足る。

 

対してやはり信勝には、一門の長たる器量はない――。

 

 

 

令和元年7月13日(土)

 

【編集後記】

 

今回は、柴田勝家が心で語る、

「兄・信長」と「弟・信勝」を対比する場面を抜粋してみましたが、

この本、「信長の原理」、最高に面白いですよ。

 

織田信長が組織における「二・六・二の法則」に悩む葛藤、

悪名高い松永久秀に再び裏切られる失態、

古参の功労者・佐久間信盛を罷免する決断など、

現代のビジネス社会で戦う我々とも共通する場面もあり、

垣根涼介タッチの描写にグイグイ惹き込まれます。

 

終盤は明智光秀の出番が多くて〝光秀の原理〟かと、混乱しそうになりますが、

それはそれで、明智光秀や柴田勝家の視点から織田信長を「知る」こともでき、

いろいろな角度から楽しめる物語です。

 

垣根涼介先生の前作に「光秀の定理」という、これまたメッチャ面白い小説があります。

どちらかというと、その「光秀の定理」の物語も含め、

最近の私は「明智光秀ファン」なのかも。

 

どちらの本も、話の展開に夢中になってしまい、

ページをめくる手が止まらず、一気読みしてしまいました。

 

来年の大河ドラマも光秀が主人公だと聞いて、楽しみで仕方ありません。

そう、「いだてん」がイマイチなだけに…(視聴率も低迷しているそうですね)。

 

きっと来年は「明智光秀ブーム」が来ます

単なる裏切り者の悪いイメージを一新することになるでしょう。

 

皆さんも、予習をしておいたほうがよいのではないでしょうか。

 

 

さて、鬼の織田信長の話に続いて、

「鬼の報告」です。

 

おかげさまで、『リーダーの鬼100則』

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七夕を前にして、4刷目の「重版」が決まりました

ありがとうございます。

 

さらなるヒットを心から願う、七夕の夜でございました。

 

 

それではまた、来週号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【907号】このまま今の会社にいていいのか?と一度でも思ったら読む 転職の思考法

2019-06-30

 

6月最終週は、東京で表彰式~北海道へ表彰旅行というスケジュール。

 

都心のホテルには、全国の支社から数百名の直販メンバーが大集結、

称賛の拍手を浴びる側の社員だけでなく、拍手する側の社員も一堂に会し、

盛大で華やかな式典が執り行われたのでした。

 

「未来の勝ち組」へもエールを贈るそのシーンは美しく、

祝福し合う仲間たちの姿は、眩しく輝いていました。

 

プロジェクションマッピングを駆使したド派手な3D演出にも、 圧倒されっ放しの数時間。

とはいえ、かつて私が外資系生保に所属していた頃のゴージャス感はありません。

心のこもった手作り感いっぱいのイベントだったのではないでしょうか。

 

さらにその夜、表彰パーティーのスペシャルMCは、この私早川が務め上げ、

軽妙なアドリブをツッコミ放題、大いに盛り上げました。

 

表彰者のご家族にもご参加いただいて手紙の朗読あり、

遠い故郷からは祝福のビデオレターも届き、

感動に次ぐ感動の嵐は、泣いて笑ってまた泣いて、

一生の思い出に残るパーティーとなりました。

 

翌日からの北海道旅行では、熱く素敵な仲間たちと共に、

大いに語り合い、大いに飲み食べ歩き、大いに「太り」ました。

雰囲気だけで、何でも美味しく感じてしまう純粋無垢な私です。

 

そして、大いに学べる「研修」のデザート付き。

おっと、研修はデザートではなかった…、メインディッシュです。

 

詳しい学習内容は企業秘密ですが、

デッカイ北海道のように、

ひと回りも、ふた回りも大きく成長を遂げた私たちでした。

 

 

以上、前置きはこれくらいにしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(704冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【人生の意思決定】です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.704

このまま今の会社にいていいのか?

と一度でも思ったら読む 転職の思考法』

会社を辞めるべきかは「緊張と緩和のバランス」でわかる

自分の「市場価値」を測り、高める4つのステップ

人生を左右するほど大切だけど

誰にも聞けないこと、教えます。

転職に関するイメージを根本から変える画期的な作品

北野唯我著

ダイヤモンド社

 

 

「いいか。ひとつ問いたい。なぜ、初めての転職が多くの人にとって怖いと思う?」

「そりゃ、転職先がもし潰れたらどうしようとか、考えるからでしょうか」

「違う。いいか、転職というのは多くの人にとって『初めての意思決定』だからだ。

だから、怖いんだ」

「初めての意思決定?」

「そうだ、お多くの人は普通、じつは何も意思決定していないで生きている。

君は自分で大学を選び、就職先も自分で選んできたと思っているかもしれない。

しかし、それは、ただ単に、これまでレールの上を歩いてきただけで、

自分で何も決めていない。電車に乗り、目的地に進んでいく。

大学であれば世の中からいいといわれる大学を目指し、

就職先も、世間的にいい会社を選んできただけ。

だがな、意味のある意思決定というのは必ず、何かを捨てることを伴う。

これまでの人生で、そんな決断をしたことがあるのか?」

「捨てることを伴う意思決定……」

「多くの人が、転職に恐怖を感じるのは、何かを手にするからではない。

人生で初めて何かを手放すことになるからだ。しかも自分の意思で」

「……」

「これまで受験や仕事に頑張ってきた人のほうが、その投資分が大きく見えてしまい、

恐怖を感じる。そしてそれは転職した後も、しばらく付きまとう。

これでよかったのかな? あっちの道のほうがよかったんじゃないか? と。

さて、君はどうするんだ? わたしと契約するのか、しないのか」

 

正直、僕は自信がなかった。

自分を変えたい、それは強く思っていた。

だが、はたして何かを捨てる、そんなことができるのだろうか。

変化は誰にとっても本当は怖いものだ。誰もが、変化に柔軟なわけではない。

ましてや、黒岩のように何でもできるスーパーマンでもない。

だけど、このとき、僕の頭の中で蘇ったのは会社で働く人々の表情だった。

「目が死んでいる」、そう思ったのは事実だった。

金曜日だけを楽しみに生きている、それでいいのだろうか。

定年まで逃げ切ることしか考えていない、それでいいのだろうか。

言われた仕事以外は誰も責任を取りたがらない、それでいいのだろうか。

どの仕事にだって、ビジョンはそれなりにある。僕もそれに共感して今の会社に入った。

でも実態はどうか?

 

会社のビジョンと今自分がやっていることには、どうしても乖離がある。

いつからか、理想を追いかけるのをやめるため、自分に言い聞かせるようになった。

「転職しても何も変わりはしない。変わる確証なんてない」。

そして今の年になり、自分の目の前に引かれた白線を越えようとしなくなった。

結果、本当に何もできない大人になっていくのだろう。

 

(中略)

 

「いいか。組織にいると、給与は当たり前のようにもらえるものと勘違いする。

そして大きな会社にいる人間ほど、実力以上の給与をもらっていることが多い。

その中の多くの人間は、会社が潰れそうになったり、不満があると、

すぐに社長や上の人間のせいにする。だがな、勘違いするんじゃない。

君が乗っている船は、そもそも社長や先代がゼロから作った船なんだ。

他の誰かが作った船に後から乗り込んでおきながら、文句を言うのは筋違いなんだよ」

「じゃあ、僕らはどうすればいいって言うんですか?」

「金を稼ぐ力を身につける。それしかないに決まっているだろ。

一生下僕として生きていくのか。

上司から言われたことにイエスだけ言い続けて、

いつか、しがらみから解放される日を待つのか?

だがそんな日は来ないぞ。どれだけ出世しても上には上がいる。

君が課長になっても部長がいる。部長になっても本部長がいる。

本部長になっても役員がいる。仮に君が社長になっても、もっと偉い人がいる。

銀行と株主、そしてクライアントだ。

君が『自分の人生を選ぶ力』を得るまでは、永久に自由になどなれない」

「自分の人生を選ぶ力……」

「実地演習はここまでだ。どこかで続きを話そう」

 

(中略)

 

「転職活動をする際には注意点がある。

それは、転職を考えていることは、信頼できる人間にしか絶対言わないことだ。

この国は異常だからな。君の場合、口の軽い人間に言ってしまった。

それが完全に失敗だったな」

「でも……まさか言うとは」

「当たり前だろ。いまだにこの国では、転職をよく思っていない人間も多い。

いつの時代の脳みそなのか、俺は問いたくなるぐらいだがな」

「『転職は裏切り者のすることだ』……そう言われました」

「ふん。ハッキリ言っておこう。真逆なんだよ。会社にとっても、社会にとっても」

「真逆?」

「あぁ、考えてみろ。転職しようと思えばできる人がたくさんいる組織と、

転職したくてもできない人間、それどころか今の会社にしがみついて

足を引っ張るような人間だらけの会社。

どちらの会社が強いと思う?」

「それは……たしかに前者だと思います」

「強い会社というのは普通の発想とは逆なんだよ。

いつでも転職できるような人間が、それでも転職しない会社。それが最強だ。

そんな会社だけが今の時代を生き残れる。

だから、現代の経営者は考え直さないといけないんだ、

優秀な人間が2年、3年でも、御輿を担いで一緒に頑張ってくれたら御の字だってな」

「頭ではわかるのですが、そうは言っても

僕は新卒から今の会社一筋で……愛着もあります」

「ふん。馬鹿にされてもそれでも愛情があるのか。君の粘着性は異常だな。

だがな、冷静に考えてもみろ、君が言ったことが本当なら、

そんな会社が大きくなることに意味があるか?

従業員を大切にしない、足の引っ張り合いをする会社が大きくなることに意味はあるのか?

たとえるなら、腐ったミカンが腐ったミカンを増やしているようなものだ。

私が転職の手伝いをしているのは、そんな腐った会社の中から、

まだ腐っていない若者を見つけ、チャンスを与えるためだ」

「でも……今の会社にも、いいところはあるんです」

「ふん。まぁいい。それで、質問はなんだ?」

 

(中略)

 

「まさに今、僕はそのやりたいことで悩んでいました。

この半年いろんなことを考え、ようやく、やりたい仕事を見つけました。

ですが、二つあり、どちらも魅力的で正直迷っています。答えは出ないのです」

黒岩は答えた。

「世の中で最も恐ろしい言葉のひとつは、失敗という言葉だ。

これほど定義が難しく、残酷な言葉はない。

多くの成功者が言うように、最後さえ成功すれば、その途中の失敗も、

すべては『必要だった』と言える。要は考え方次第なんだ。

だが、その中でも『100%失敗を招く、唯一の条件』というものがある。

それは腹を括るべきタイミングで、覚悟を決めきれなかったときだ」

「覚悟を決めきれなかったとき……」

「そうだ、誰にも人生に数度は、腹を括るべきタイミングが存在する。

私にとっては最初の転職がそうだった。

そのときは覚悟を決めきれない。

これが100%後悔するための唯一の条件だ。

反対に腹を括り決断した人間には、長い目で見ると失敗などない。

誰に笑われても馬鹿にされても、何度でも立ち上がり未来を向くからな。

これがこの世の意思決定にまつわる最大の真理なんだよ」

 

 

 

令和元年6月30日(日)

 

【編集後記】

 

生保業界で30年、スカウト活動の場面において、

私自身も同じようなセリフを語り続けてきたなぁと、

しみじみ回想しながら「転職の思考法」を読み進めました。

 

「転職を考えていない」という若手ビジネスパーソンにこそ、

ぜひ、一読してほしい本ですね。

 

さて、『リーダーの鬼100則』の最新情報ですが、

この週末は、日経新聞の広告効果もあり↓

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ぐぐぐーっんと、ランキングがアップしました。

 

さらに、『リーダーの鬼100則』Kindle版の電子書籍化も決定しました。

電子派ファンの方々には、発売日が分かり次第、またシェアしますねー。

 

それではまた、来週号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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