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【897号】半径3メートル以内を幸せにする あなたが「心から大切にしたい」と思う人は、誰ですか?

2019-04-14

 

今週は、韓国ソウルへ行って〝講演〟してきます。

「アジア保険フォーラム」から、スピーカーとしてご指名をいただきました。

 

ちょうど『営業の鬼100則』の韓国語翻訳版が出るタイミングでもあり、

かつて、『死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる』の韓国語版も出しており、

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

これをきっかけに、韓国の人々に少しでも拙著が広まったら嬉しいですね。

 

アジア保険フォーラムというのは、中国・韓国・日本3国の新聞社共催ということで、

中国からも多くの方々が参加されるそうです。

これから『営業の鬼100則』は中国語版(電子書籍と紙書籍で)も出版されますし、

ますますよい機会に恵まれました。

 

ただ今回は、韓国・中国の大学教授・政治家・当局関係者、保険会社MDRT役員など、

幹部クラスの方々が数多く参加されるそうで、

私のふざけたスピーチをどれだけ正確に「同時通訳」してもらえるのか、

それだけが心配です(笑)

 

というか、そもそも私の講演でいいのでしょうか。

 

どうやら、MDRT日本会のイベントと日程がブッキングしているらしく、

生保関係者は皆、神戸へ行ってしまい適任者不足という事情もあり、

こうして私早川へお鉢が回ってきたようなのです。

なるほど。

こうなったら、何とか生保業界へ恩返しができるよう、

精一杯、務めを果たしてまいりたいと思います。

 

くれぐれも国際問題にならないよう、気をつけて行ってまーす!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(698冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【白魔術と黒魔術】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.698

半径3メートル以内を幸せにする

 あなたが「心から大切にしたい」

と思う人は、誰ですか?

僕がたどり着いたのは、

結局、目の前の人を笑顔にすることだった。

大切な人も、そして自分も――

みんなが幸せになってしまう、ステキですごい考え方!

本田晃一著

きずな出版

 

 

ある未開の地に住む、部族の話です。

 

未開の部族といっても僕たちと同じ人間。

いさかいが起こることもあれば、暴力や盗みなど、

コミュニティの平和を乱すようなことをする人もいます。

ただ、僕たちと違って、彼らには憲法も法律もありません。

弁護士も検察官も、裁判官もいません。

だから彼らは、誰かが悪いことをしたらコミュニティ全員で、

その人をグルリと取り囲んで「あること」をするのだそうです。

さて、なんだと思いますか?

 

鉄拳制裁とばかりに、力で思い知らせる?

いいえ、違います。

 

コミュニティの一員としての責任感やモラルを説いたり、

被害にあった人の苦しみを伝えたりして、言葉でわからせる?

いいえ、違います。

 

でも「言葉を使う」という点だけは正解です。

悪いことをした人を取り囲んで、

彼らは口々に、こんなことをいい合うそうなのです。

 

「こいつは幼いころ、よく、足が不自由な俺の手を引いてくれたもんだ」

 

「うちの子が川で溺れたとき、真っ先に飛び込んで助けてくれたのは、こいつだった」

 

「食べ物が不足して困っているときに、

こいつは、高いところになっている木の実を見事にとってきてくれた」

 

そう、彼らは悪いことをした人を取り囲んで、

罰するのではなく、その人の存在によって、

どれほどコミュニティが幸せを感じることができたかを披露し合うのです。

すると、悪いことをした人は、もう二度と悪さを働かず、

まさに全員がそろって表現したような〝いいやつ〟になるといいます。

罰しないで更生させる、それが彼らのやり方なのです。

 

また、彼らの年間行事のひとつに「大泣きする日」というものがあるそうです。

この日は、過去1年の間に死んでしまった人を思って

「あいつは、こんなところが素晴らしかった」「いいやつだった」と、

みんなで大泣きするのだそう。

 

この部族の話を、作家のアラン・コーエンさんから聞いたとき、

僕はすごく心があたたかくなりました。

何事においても、人のいい面に目を向ける。

この点を徹底しているって、なんて素敵な人たちなんだろう、と。

それと同時に、僕たちがやっているのは、彼らとは正反対のことだよな……と、

なんともいえない気持ちになりました。

 

「悪いことをした人を罰しないなんて、小さなコミュニティだからできることだ」

「人のいい面だけを見るなんて、巨大な資本主義経済が発展した先進国では、

そうはいかないでしょ?」

はい、国の制度として見れば、たしかにそうですよね。

 

だけど、ごくごく私的な日常生活として見たらどうでしょうか。

やっぱり僕たちは、人の悪い面ばかり見る。

ともすれば罰する……という生き方をしがちで、

それはすごく寂しくて悲しいことのように思えるのです。

 

人は、自分の見方次第で、周囲の人に「黒魔術」も「白魔術」もかけられると、

僕は思っています。

いったん「あいつ、いいやつ」と思うと、

その人のすべてが「いいやつ」的に見えてくるし、

実際に、自分にいいことばかりしてくれるようになります。

これが白魔術です。

なぜこうなるのかというと、

人は「自分が見ている世界が増幅された現実」を生きるようにできているから。

ある人の嫌な面を見ると、その嫌な面が増幅した現実になるし、

ある人のいい面を見ると、そのいい面が増幅した現実になるということです。

だとしたら、白魔術のほうが、ずっと幸せだと思いませんか?

しかも、そのつもりで周囲を見渡してみると、

実際、いかに自分がまわりからよくしてもらっているかに気づくことができます。

そんな素敵な事実に気づくだけで、人生はずいぶんと幸せなものになっていくのです。

 

 

 

2019年4月14日(日)

 

【編集後記】

 

「ピエール瀧容疑者」が出演している映画、

『麻雀放浪記2020』を観てきました。

 

若かりし時代に観た、真田広之主演の『麻雀放浪記』とは、

まったく違う世界観の〝コメディ〟として描かれており、

いろんな意味で衝撃的な映画でした。

 

私の想像をはるかに超えるエンターテインメントで、

正直に言うと、やや期待外れ、というところでしょうか。

 

『孤狼の血』で映画賞を総ナメした白石和彌監督作品ということで、

「坊や哲」や「出目徳」の芸術的なイカサマ(ツバメ返し・元禄積み)を、

どんな緊迫感で描くのか、胸を躍らせて劇場へ向かったのですが、

禁断の未来・2020年は、奇想天外でハチャメチャ過ぎました。

 

しかも、出演者が麻雀シーンでの牌を操る手さばきは、

麻雀未経験者だとすぐにわかる、素人っぽいおぼつかなさ。

これは、残念でした。

 

それにしても、ピエール瀧の出演作を公開して物議をかもした割には、

彼の出演シーンはほんの一部しかなくて…。

あれだったらカットしてもストーリーに大きな支障はないような…。

編集可能だったのでは?・・・と、

映画を観た人なら、誰もが感じるのではないでしょうか。

 

おそらく、監督らのプロのこだわりと、

何か「大人の事情」があったのでしょうね。

 

最も印象的だったのは、AIアンドロイド役の「ベッキー」

昭和時代のクラブ・ママとの二役が、不思議な味を出していました。

 

あっ、そうそう、

これからご覧になる方のために、一つだけ注意事項があります。

エンドロールが流れ出しても席を立ってはいけませんよ。

おしまいに、強烈なラストシーンがまだ残っていますから。

 

皆さん、それぞれのお好み次第で、十分に楽しめる映画です。

 

野生の血が騒ぎだし、人生にロマンを見出すかもしれません。

平和ボケの今の時代を「ボーッと生きてんじゃねーよ!」

と背中を押される人もいることでしょう!

 

ぜひ、ご覧あれ!

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

【オフィシャルサイト】http://tsuitel.in

 

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『リーダーの鬼100則』

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【896号】サイボーグ時代 リアルとネットが融合する世界で やりたいことを実現する人生の戦略

2019-03-31

 

 

「プロ野球は、生き様を映すドラマだ!」

 

スカパーのCMで流れている、このキャッチコピー、いいですね。

 

さあ、球春到来!

いよいよプロ野球の2019年シーズンが開幕しました。

 

毎年のことですが、この時期になると、ワクワクが抑え切れません。

テレビの中継画面をチラチラ見ながら、

なかなか「ゲラの校正」に集中できない私です。

 

いやーしかし、こうして各チームの「開幕戦」を見ていると、

今年は特に、新人選手の活躍が目覚ましいですね。

 

バファローズの頓宮(ドラフト2位)は、いきなり2点タイムリーヒット、

タイガースの木浪・近本の1番2番コンビは、スタメンで走攻守の大活躍、

マリーンズのドラ1藤原も、高卒新人野手としては数十年振りのスタメンで初ヒット、

ホークスの甲斐野にいたっては、延長戦の10回11回をリリーフ登板し、

剛速球とフォークボールで5奪三振の快投、劇的なサラナラゲームでの勝利投手に!

 

とまあ、早くも開幕戦から、フレッシュに躍動するルーキーたち

新しいスター誕生の予感に、胸が高まります。

プロ野球界にも世代交代の波が押し寄せているようですね。

 

我々企業戦士も、プロ野球チーム同様に、勝ち続けなければいけません。

とすれば、やはり、優秀な新人のリクルート力こそが、組織発展のカギを握ります

 

4/1には、弊社にも多くの新人君たちが入社してまいりますが、

若きエネルギーと共に、ますます成長する新年度にしていきたいものです。

 

皆さまも、よい新年度をお迎えください。

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(697冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【自分をタイムトラベラーだと思う】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.697

『サイボーグ時代』

リアルとネットが融合する世界で

やりたいことを実現する人生の戦略本

自らをアップデートせよ、

人とマシンはやがて高度に融和する。

吉藤オリィ著

きずな出版

 

 

もしもあなたが、いまから20年前の日本にタイムスリップしたら、

そこでの生活をどう感じるだろうか。

本書執筆時から20年前(1998年)あたりの日本は、こんな世の中だ。

 

  • 携帯電話にインターネット、メール、カメラ機能がない
  • 写真を撮影しても、その場ですぐ確認できない。フィルムを現像に出す必要があった
  • 『タウンページ』という分厚い冊子に、個人の固定電話の番号が公開されていた
  • 車には分厚い地図帳があり、初めて行く旅行先では助手席に乗った人がその地図を見ながらナビゲーションしていた
  • 電車に乗るには毎回切符を買わなければならない
  • SNSがない
  • 連絡先が変わった友人とはもうほとんど会えない
  • 世間の情報はテレビ、新聞、ラジオくらいからしか取得できない
  • 飛行機や新幹線、オフィスでも普通にタバコが吸えた
  • LGBTやセクシャル・マイノリティ(性的少数者)という概念は世間一般にはほぼ知られていなかった
  • 白衣が白かった

 

こんな風に、まあ「古きよき日本」といえなくもないが、

いまから考えればかなり不便な部分があるし、

人々の認識の違いにより一部の人が我慢するのが「当たり前」だった。

我々がタイムスリップしたら、もどかしいことばかりだろう。

 

しかし、当時の人はこれらを「不便だ」「我慢しなきゃ」とは意識せず、

当たり前のこととして受け止めていた。

 

このことから私が提案したいのは、

「自分を20年後から来た未来人だと思う」という思考実験だ。

 

1998年に生きていた人たちにとって

当時の暮らしが当たり前のことだったのと同じように、

現在を生きている私たちも、いまの暮らし、

日常を当たり前のこととして受け止めている。

 

そこで、「もしも自分が2038年からタイムスリップしてきた人間だったら」

などと考えることで、現代の不便さを浮き彫りにしてみるのである。

 

たとえば2018年は、

  • 子どもは地域によって決められた学校に通うことが当たり前だった
  • 文字の入力にキーボードを、情報の表示にモニターを使っていた
  • 現金や大量のカードの入った財布をまだ使っていた
  • 個人情報が書かれた名刺が大量にばらまかれていた
  • 横の人にぶつかるほどの満員電車に乗っていた
  • 街を歩く人が歩きスマホをして人にぶつかっていた
  • 高校卒業と同時に大学へ行く人が大多数だった
  • 男女は平等だが老若平等の概念がなかった
  • 子育ては親がするのが当たり前とされていた
  • 化粧という文化があり、毎日メイクに時間をかけた
  • 顔で他人を識別していた
  • 人との出会いは運命的だった
  • 信号機を見て道を渡っていた
  • スーツを着るのが普通だった
  • 毎日職場へ行き、家に帰っていた
  • 風呂は各家に1つだった
  • 寝たきりの人が寝ていた

 

などといったことが想像できる。(あくまで想像だ)

テクノロジーや常識は20年くらい経つとがらっと変わってしまう。

 

だから、いったん自分の視点を未来に持って行き、

そこから現代を見るトレーニングは

世の中の不条理さ、不自由さ、不便さなどを見つけることに役立つ。

 

(中略)

 

人生というのはほとんどが「実験」だ。

過去の先人の知恵は大切で、それを学習し、時代を読む力も大切だが、

結局のところ、どういう結果が起きるのかは、やってみないとわからない。

行動力と好奇心は生ものだ。

 

だから、あれこれ考える前に

まずは「とりあえずやってみる」という精神を持っていたほうがいい。

 

注意しておきたいのはリスクだが、これはつまり「可逆性」である。

 

たとえば、その挑戦に失敗したらケガ人や死人が出てしまうような実験には、

きわめて慎重になるべきだろう。

やるかやらないかを考えるときは「最悪のケース」を考えておくといい。

 

一見するとなんだかネガティブな思考に聞こえるが、

これはけっこうポジティブなものの考え方である。

 

たとえ最悪のケースを考えた結果、

だれかに嫌われたり、お金を失うだけだったら、

それはあとあとリカバリー可能だ。可逆性がある。

 

最悪のケースを考えると、

最終的には「別に死ぬわけじゃないしな」という考え方に到達する。

 

最悪のケースをイメージできたら、とるべきステップはDoである。

 

つくりたいものがあれば、さっさとつくり始める若さを失ってはいけない。

 

 

 

2019年3月31日(日)

 

【編集後記】

 

明日4/1は、新元号の発表です。

 

世間では、新元号の予想合戦が盛んなようですね。

マスコミのアンケート予想によれば、

「安久」が一番人気とのことですが、さて、どうでしょうか。

 

私個人としては、早川家の娘3人が「〇永」「〇永」「〇永」と、

「〇え」という名前に「永」の字が入っているので、

「永〇」または「〇永」という元号になってくれたらと願いつつ、

または、母・栄子の「栄」でもいいかな、と。勝手に妄想を膨らませています。

 

どちらにせよ、国民が安らかで豊かに暮らせるような、

愛と幸福に満ちた「新元号」に期待しています。

 

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【895号】前向きに生きるなんて ばかばかしい 脳科学で心のコリをほぐす本

2019-03-16

 

今週は、我が三人娘の「二女」が大学の卒業式でした。

先週は、「三女」が高校の卒業式で、この春からは大学生

と、我が家はお祝い続きです。

 

娘たちの成長は、私にとって何よりの励みであり、

とても感慨深いものです。

 

と同時に、〝息子たち〟の成長にも感動しています。

特に、難産の末、12番目に生まれた息子の活躍ぶりが目覚ましく…。

 

そう、それは息子ほどの愛着がある、拙著『営業の鬼100則』のこと。

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少し前に、「韓国語翻訳版」が発売されることになったと、

お伝えしたばかりですが、

今度は、台湾の出版社からも翻訳本のオファーがありました。

ついに、「中国語翻訳版」としても海を渡ることになり、驚いています。

しかも、紙書籍も電子書籍も、両方同時に、とのこと。

どうせなら、中国全土に広まって「10億部」くらい売れてくれるといいなぁ…、

なんて(笑)

 

そのおかげかどうかわかりませんが、

来月、海外で「講演」することになりそうです。

詳しくはまた、次号以降で情報をシェアいたします。

 

さて、『営業の鬼100則』は、3万部突破の勢いに乗り、

3月19日(火)の日経新聞に、またまた大きい「広告」が載ります

 

再加速に期待しつつ、鬼シリーズ第2弾に繋げたいと思います。

 

何とかかんとか、『リーダーの鬼100則』は脱稿し、

(2週もメルマガを休刊してしまい、すいません)

これから「ゲラ」の修正作業に入ります。

 

十三男坊(13作目)は、わりと安産で、さささっと書き上がったのですが、

私の気合いと思い入れが強過ぎたためか、「鬼」度が半端ないんですよ。

編集担当者いわく、

前作を超える「愛」と「覚悟」と「矜持」を感じさせる内容。

とてもいい。十分に一番の代表作を狙える作品です』と、大絶賛の嵐。

恐縮ですが、まさに今、もの凄い達成感に浸っている私です。

 

新元号となるGW明けの5月14日に、

全国の書店へ配本される予定となっていますので、

どうかお楽しみに!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(696冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【失敗が脳を作る】です。

大ヒット中の「妻のトリセツ」と同じ著者さん。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.696

『前向きに生きるなんて ばかばかしい』

 脳科学で心のコリをほぐす

AI研究者が解き明かす、

本当の自分を生きる力

黒川伊保子著

マガジンハウス

 

 

子どもの失敗におびえて、先へ先へと情報を与える親もいる。

赤ちゃんを抱いたお母さんから「英語教育は1歳からで大丈夫でしょうか。

やはり0歳から?」と質問されたことがあり、

なぜそんなに焦るのかと聞いたら、

「だって、小学校から英語教育が始まるそうじゃないですか。時間がないです」

と泣きそうな声で答えてくれた。

「ん? だったら、小学校から始めればいいんじゃない?

小学校で、先生が教えくれるでしょう?」と言ったら、

「だからそれまでにペラペラにしておかなくては」と息巻く。

 

私には、このアドバンテージ感がよくわからない。

学校は、勉強を教えてくれるところであって、親の予習力を試すところじゃない。

小学校1年の授業なんて、完璧に予習して行ったら、

はっきり言って退屈でしょうがない。

知に出会う喜びは、教室に取っておいてあげればいいのに。

 

先へ先へ、要領よく、脳にすべきことを叩きこんでいく。

効率がいい感じがして、親は気持ちいいかもしれないが、子はたまらない。

 

子の脳は、好奇心を感じる前に答えを与えられるのである。

おなかがすく前に、次から次へと食べ物を与えられているのと同じ状態だ。

それでは、食べ物が美味しいと感じられないように、

出会った知が脳に与える喜びは、圧倒的に少なくなってしまう。

 

脳も「おなかがすいてから食べる」が正解。

必要としないうちから、だらだらとチェーン食いさせていてはいけない。

 

 

失敗を、先へ先へ阻止していくことは、ありがたい親心だけど、ほんっと要らない。

 

ましてや、親から独立した大人までが、自分自身の過去の失敗にくよくよし、

未来のまだ起こってもいない失敗をぐずくず言うのは止めなければならない。

 

どうも、欧米の国々に比べ、日本は、失敗に弱いような気がする。

 

(中略)

 

そういえば、欧米の就職面接では、過去の失敗事例を尋ねられるという。

成功事例よりも、失敗事例のほうが、その人の経験値を測れるからだ。

「そんな修羅場をくぐり抜けてきたのなら、ぜひ、うちに来てください」

となるそうである。

 

そういう風潮だから、試合中のたった一回の失敗で「メルトダウンして総崩れ」

なんて現象があまり起こらない。

宇野昌磨選手のように、かえって高揚してくるのである。

 

残念なことに、わが国は、昔から

「羹(熱いもの)に懲りて、膾(冷たいもの)を吹く(吹いて冷ます)」

というお国柄。たった一回の失敗の影響力がうんと強い国なのである。

国際競争力を上げるのなら、このことわざから消さなきゃいけない。

 

それにね、人工知能と協働する時代に入ると、

人工知能が、教育ママ並みに、失敗を事前に阻止してくれるようになる。

若者の脳の学習機会は、さらに失われてしまうのである。

これから先、失敗は、貴重な体験になる。

 

そんな時代に、失敗を忌み嫌っていたら、脳はセンスを手に入れられない。

 

失敗を未然に防ぐ、なんて、こざかしい目標を立てるから、失敗にショックを受けるのだ。

「失敗を未然に防ぐなんて、ばかばかしい」。

そう声に出して、言おうじゃないですか。

 

(中略)

 

脳の書き換えは、生まれたときからずっと続いているのだが、

脳が著しい入力をやめる28歳から、より劇的になっていく。

 

言い換えれば、脳が個性を作っていく時期だ。

脳は失敗によって、いらない回路を知ることで、

「本質を見極める大事な回路」を知るようになる。

 

つまり、センスがよく、発想力があって、頼りがいがあって柔軟な脳になるためには、

失敗を重ねなければならない。

 

30代は失敗適齢期。

選択肢だけは山ほど浮かんできて、選ぶのに迷うし、選んだ後もまだ迷う。

しかも失敗する確率が高いから、実に苦しい。

でも、失敗したら「しめた。これで脳がよくなった」と思おう。

 

そうこうするうちに、いらない回路に信号が行かなくなるので、「もの忘れ」が始まる。

もの忘れは、脳が進化していくうえでの大事な機能のひとつ。

もの忘れが始まると、生きるのがものすごく楽になる。

 

40代は、もの忘れが進むと共に、惑いが消え、成功事例が増えて、

比較的幸せな10年間を過ごす。

 

そして、その果てに56歳、脳の完成期がやってくる。

出力最大期への突入だ。連想記憶力と言われる能力が50代半ばから最大になる。

これが、本質を見抜く力。

十分に失敗を重ね、本質の回路だけが残った脳は、

何をしても「腹に落ちる」という時期がやってくる。

 

60代になると、本質を知る回路の抽象度が上がって、

直感の領域で本質を感じるようになる。

だから、相手は人間でなくても本質を見抜くのだ。

野に咲く花にも、人生の真髄を教わるような達観の域に入ってくるのである。

 

60代、70代は旅と習い事の好機。

初めての街に降り立っても、その街の本質がストンと胸に落ちる。

文化の担い手になるのもこの年代だ。

 

脳を知れば知るほど、60代になるのも、70代になるのも楽しみで仕方ない。

 

(中略)

 

4歳になると、子は質問期に入る。

あらゆることを「なんで?」と聞いてくる。

あれももちろん、脳にとって重要なイベントだ。

 

私は、脳と付き合って35年になるが、深く腹落ちしていることがある。

それは、「脳は、一秒たりとも無駄なことはしない」ということだ。

 

「女の無駄話」も「男のぼんやり」も脳の大事な機能性の一部だった。

「夫婦が互いにイラつく」ことも、

互いの生存可能性を上げるための大事な仕組みの一つだったのだ。

 

「失敗」も、脳の成長にとって不可欠のエクササイズ。

「ボケ」も「徘徊」も、楽に死ぬための脳の仕掛けだ。

これらの話は、長くなるから、別の場所で話そう。

 

いずれにしても、脳科学を極めていくと、

ネガティブなことなんか、この世にはないのがわかる。

 

中でも、誰もが通る道(「夫婦のイラつき」「失敗」「ボケ」)は、

脳に人間力を発揮するために不可欠なイベントである。

2歳の実験期、4歳の質問期もそれにあたる。

 

4歳の質問期。脳が無邪気に質問を繰り出してくるのを、

馬鹿にして笑ったり、邪魔くさがって叱ってはかわいそうだ。

 

なぜなら、質問力こそが、命題を見つけ出す力。

将来、科学の大発見をしたり、ビジネスの新発見をしたりするのに、

最も使う能力なのである。

 

そして、命題を見つけ出すことこそ、定形タスクをAIに譲る時代に、

人間のすることのコアになる。

 

自噴してきた質問力を阻止しないことこそ、人工知能時代の子育ての重要ポイントだ。

子どもが質問してきたら、「いいところに気づいたね」と、

まずは、その質問を祝福しよう。

 

とはいえ、子どもの質問は、本当に答えにくい。

「虹はなぜ7色なの?」「人はなぜ死ぬの?」「お湯はなんで沸くの?」

 

答えられなかったときは、「あなたはどう思う?」と聞いてみよう。

まるで一遍の詩のような答えが返ってくることがあるし、

「わからない」と言われたら、

「ママもわからない。あなたがいつかその答えを見つけたら、教えてね」と言えばいい。

 

4歳の質問力を、ウザがらないで。

そのわずかな時間を惜しまないで。

その力が、将来の彼(彼女)を、どれだけ救ってくれるかわからない。

 

(中略)

 

人は誰かのために生きるとき、免疫力が上がるのだという。

 

2010年のチリの落盤事故で、33名が69日も地下深く閉じ込められた。

あまりにストレスフルな日々に耐え抜いて、全員が生還した。

一人一人が地中から出てくるときの画像が、今も忘れられない。

 

このとき、NASAの危機管理の専門家がテレビでこう語っていた。

「彼らが素晴らしかったのは、他者を見守るというタスクを作ったことです」

 

33人を3つのチームに分けて、3つのタスクをそれぞれに割り当て、

8時間ごとに、そのタスクを順繰りに回していったのだそうだ。

その3つのタスクとは、「寝る」「生活する」「他社を見守る」。

 

他人を案じている間、人は、自分に起こっていることを考えている暇がない。

 

「寝る」「生活する」以外の時間に、ストレスをためないようにする最善策だったと、

NASAの専門家は絶賛していた。

 

 

 

2019年3月16日(土)

 

【編集後記】

 

私は現在、「56歳」です。

 

脳の完成期とは! なんとも励まされるお言葉。 出力最大期へと突入し、連想記憶力が最大になるだなんて。

 

そういえば最近、何事もよく「腹に落ちる」。

この「本質を見抜く力」を使い、56歳になってから書き始めたのが、

新作である『リーダーの鬼100則』。

 

ああ、なるほど。どおりで…。

何かが「降臨」していた気がします。

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【894号】パラダイムシフトの心理学 「人に見せるための生き方」はおやめなさい

2019-02-24

 

先週、出版社より、またまた「重版」決定との吉報が届きました。

皆さまの応援のおかげを持ちまして、

『営業の鬼100則』が、「3万部」を突破いたしましたー!

http://tsuitel.in/books/index.html

本当にありがとうございます。

 

春に刊行される「鬼シリーズ」第2弾とともに、

ロングセラーになってくれることを祈りつつ、

これからも執筆活動に力を入れていきます。

 

ちなみに、今朝は「4時」に起きて執筆しています。

昨晩は21時に就寝し、しっかりと7時間睡眠、

休日は、めっちゃ規則正しい生活です。

(平日の夜は、飲み過ぎてしまうことも多いですが…)

 

そして、もう一つ、お知らせ。

 

来週は久しぶりに、特定の団体・企業向けではなく、

一般の方も自由参加できる「講演会」で1時間スピーチします。

しかも、参加費は「無料」とのこと。

栃木・埼玉方面の方は、ぜひ、お越しくださいませ。

 

◎スペシャルイブニングセミナー

日時:平成31年3月4日(月)18:30~19:30

場所:栃木県小山市東城南4-1-12

小山城南市民交流センター(ゆめまち)

テーマ:『やる気があふれて止まらない「鬼100則」』

https://www.facebook.com/events/1666435360122712/

 

その後の懇親会にも、参加させてもらう予定です。

 

 

お申し込み希望の方は、下記までご連絡ください。 ↓

小山中央法人会

主催者 堤恵美

T E L 0285-31-0611

jimukyoku@oyamachuo-rinri.com

事務長 鈴木裕希  事務局 仲木照美

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(695冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

先週号に引き続き、『人生を後悔することになる人・ならない人』の中から、

心に刺さるフレーズを選んでみました。

 

本日のテーマは、【苦しみから逃げない】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.695

『人生を後悔することになる人・ならない人』

 パラダイムシフトの心理学

「人に見せるための生き方」はおやめなさい

あなたは「目の前の現実」から逃げずに、

きちんとそれと向き合えますか?

不安、悩み、苦しみからあなたを解放する、

心のレッスンを展開します。

加藤諦三著

PHP研究所

 

 

生きることは誰にとっても試練の連続である。

棺桶の蓋が閉まるまで試練は続く。

人は、試練に「耐えて、耐えて」自らを向上させる。

「神様、もう勘弁してください」と思っていると、

神様はその上にさらに重荷を乗せてくる。

その重荷に耐えることで、人間は磨かれる。

「成長欲求に従って生きる」という困難以外に人間を磨くものなどない。

別の言葉でいうと、「自分自身が、生まれ持って来た夢に忠実であれ」ということである。

夢に忠実であろうとすれば、成長欲求に従わざるを得ない。

夢を捨ててはいけない。

 

(中略)

 

自分が不安や孤独に弱いことを恥じる必要はない。

むしろ、弱いということを認めないことを恥じる方が良い。

現実とまさに向き合うことである。

 

個性化の過程に成功するためには、決意が必要である。

シーベリーは「自分自身になり得ないなら、悪魔になった方がましである」という。

個性化の過程で躓きそうになった時には、

悪魔になるか、自分自身になるかと自分に問うことである。

人に生まれて悪魔になるのか、自分自身になるのか。

人間だけが個性化の過程で躓いて、自分を忘れる。そして悩む。

モグラは空を飛ぼうと思わないから悩む必要がない。

 

(中略)

 

会社も家庭も何もかも嫌になってアルコールに逃げる。

そしてアルコール依存症になる。

無意識で生きることが嫌になった。

そして心の底で生きることから何もかも逃げ出したい人が、

不幸になるだけの努力に逃げる。

不幸依存症の人は、心理的に未解決な問題を抱えて、

そこから目をそらすための努力を始めた。

不幸になるだけの努力に逃げたのである。

 

(中略)

 

自分が無気力だと自覚していれば、無気力は悪くない。

無気力は自覚すればかえって安らぎになる。

無気力を受け入れること。

シーベリーがいうように不幸を受け入れることで、することがわかってくるように、

無気力を受け入れることで生きるエネルギーが湧いてくる。

無気力な自分をせめているうちは立ち上がれない。

自分を可愛がろう。

その時にはじめて立ち上がれる。

無気力は希望の前の幼い心である。

 

(中略)

 

ワーカホリックの人は、自分は仕事熱心だと思っていることがある。

社会もワーカホリックの人を、アルコール依存症のようには非難しない。

でも実は、ワーカホリックもアルコール依存症も心理的には同じことである。

人は小さい頃からさまざまな屈辱を味わう。多くの人は、劣等感で心が傷ついている。

その心の傷を癒したい。そのために、社会的に成功して世の中を見返そうとする。

その劣等感を動機とした努力は、残念ながら人を救わない。

世界中の人から賞賛を浴びても劣等感に苦しんでいる人がいる。

世界的に有名なスターやセレブが、薬漬けになったり、

自殺したりが、ご存知の通り珍しくない。

 

(中略)

 

逆に幸せになれるパーソナリティーというのがある。

欲求達成タイプ、過程重視、マインドフルネス、

自己実現が動機になる、無心、能動性、積極性等である。

幸せになれないパーソナリティーは、価値達成タイプ、結果重視、マインドレスネス、

劣等感を動機として行動する、自己執着が強い、受動性等である。

この二つの違いがアドラーのいう「人生のスタイル」であろう。

全体としての人間のあり方の問題である。

 

(中略)

 

神経的傾向の強い人は心理的健康な人とつき合うのは辛い。

心理的健康な人は、問題を解決するために現実的な努力をする。

神経症的傾向の強い人は現実的な努力をしない。そうした努力は辛いから逃げる。

そこで神経症的傾向の強い人は現実的な努力をしないで、ただ欺いている。

そうしても接することが出来る人と接する。

だから自然と、心の病んだ人は、心の病んだ人とつきあっている。

それがお互いに楽だからである。

問題解決に向けて現実的な努力をしないで、後悔したり

一緒になって人を批判していることの方が心理的に楽である。

 

(中略)

 

「基本的に自我防衛はいつも自己欺瞞に至る」

というフロイドの指摘は、本書の主張の通りである。

自我防衛の強い人は孤立するか、そういう人の集団を作る。

何を見ても「あんなことくだらないよ」と馬鹿にして、自分たちの態度を守る。

つまり無意識の領域では自分で自分をくだらないと思っているのである。

 

(中略)

 

愚痴と批判だけの「やる気のない人」の中にいるだけで、人は無意識で虚しくなる。

しかし自我防衛の強い人は、どうしても

愚痴と批判だけの「やる気のない人」の仲間に入っていく。

「私はやる気のない人の中にいた」と気がつくだけで、もう春はそこまで来ている。

 

(中略)

 

幸せになりたいという願望と、退行欲求との葛藤に苦しんでいる人は多い。

それは「幸せになりたい」といいながら、暗い顔をしている人たちである。

もっとひどい例は、「私は幸せです」といいながら、

心の底で暗い気持ちに悩んでいる人たちである。

「笑顔のうつ病」という言葉がある。

自分の内面の苦しみを隠すために笑うことである。

 

 

(中略)

 

苦しめば苦しむほど人生のトラブルから解放される。

苦労が多ければ多いほど、人生のトラブルは少なくなる。

アドラーは小さい頃、足が不自由で仲間とのつきあいに苦労が多かった。

ユダヤ人で人種差別され、病気がちであった。貧乏学生だった。

アドラーはいろいろと苦労した。

そうしてその苦労こそが、その後の人生の試練を乗り越えるときに役に立った。

苦労人の方が人の気持ちを理解している。

苦労している人の方が人間関係は上手くいく。

 

(中略)

 

興味と関心で動いている人は、それほど弱点にこだわらない。

悩んでいる人の話を長々と聞いていても、

悩んでいる人には、「私はこうしたい」という意思がない。

 

(中略)

 

「乗り越し乗車の支払は、最後の駅ではしなければならない」

という言葉が、ネイティブ・アメリカンの言葉にあった。

ツケの支払いはいつかしなければならない。

今の悩みは今までの生き方のツケだと認識できれば、今の苦しみは半減する。

苦しみの意味が分かる。

そして「今までの生き方のツケ」を払うことで、疑似成長が本当の成長になる。

つまりツケを払っているときは、人生の土台を作っているときである。

ツケを払っているときというのは、苦しんでいるときである。

 

今の人間関係の困難は、過去の人間関係の未解決な問題が起こしたものである。

ベラン・ウルフがいうように悩みは昨日の出来事ではない。

 

(中略)

 

キケルゴールのいう〝善〟とは、閉じ込められた人間が、

自由の基盤に立って自己を再統合するため挑戦することを意味する。

 

この言葉の意味を私なりに訳せば、「善とは苦しむことである」となる。

自分が自分を閉じ込めてしまうことが現実逃避である。

How to develop yourself を怠った。

自己実現を怠った。

自我の確立を怠った。

カルト集団で集団自殺していった人たちは、自分で悩みを解決できない。

母なるものを持った母親を体験していないから、悩みを解決してもらおうとしている。

この人たちは、やるだけのことをやっていない。

だから満足して死んでいかれない。

自殺していった人たちの最後の本音は

「どうせ生きていてもしょうがないから死ぬのよ」である。

ありのままの自分を隠しているから、いつも怯えている。

 

(中略)

 

実は、現実から逃げることは、死ぬことに等しいのである。

 

自我価値の剥奪を怖れて現実から逃げた結果、最も恐ろしいことが起きた。

つまり自己の内なる力の喪失である。

社会的に成功しても、それはフランクルのいう「成功と絶望」の成功である。

成功しても、心は絶望している。

成功することではなく、心理的課題を解決することで人生に意味が生まれてくる。

もともと人生に意味があるのでもなければ、もともと人生は無意味なのでもない。

どう生きるかで人生は意味ある者にもなり、無意味なものにもなる。

 

(中略)

 

人に気にいられるために自分を裏切り続ける。

依存心が強いから人に気にいられることで、幸せになれるような気がする。

頑張って、相手に気に入られる。でも不安。

 

なぜ人は服従しようとするのか?

それは安全で、保護されるから。

服従していれば、私は一人でないから。

 

(中略)

 

インフルエンザにかかって高熱で苦しんでいる。

体が三九度の熱。何をしても苦しい。

苦しみの原因は、会社の上司でもなければ、自分を捨てた恋人でもなければ、

自分を裏切った友人でもなければ、給料の安さでもない。

今の苦しみの原因はインフルエンザである。

心の病も同じことである。

外側がどうなっても心が病でいれば生きるのは辛い。

 

(中略)

 

現実逃避のために酒を飲めば、《悪魔の水》となり、

楽しみのために酒を飲めば、《百薬の長》となる。

人生も同じである。人生にどう立ち向かうかで天国にもなれば、地獄にもなる。

この本は、「ここが天国と地獄の分かれ道ですよ」

ということを先哲から学ぼうとしたものである。

 

 

 

2019年2月24日(日)

 

【編集後記】

 

さあ、あなたは「天国」へ行きますか?

それとも、「地獄」へ??

 

やはり、先哲から学ぶことは多いですね。

加藤諦三先生の本はすごい。

 

それから私は今、寝る前に少しずつ「信長の原理」を読んでいます。

いやー、すっごく面白いですよ。超オススメです。

 

垣根涼介先生の「光秀の定理」が面白かったので、

「信長の原理」も読みたくて読みたくて、

文庫本になるのが待ち切れずに「単行本」を買ってしまいました。

重くて分厚い588ページ。

 

信長の組織論、リーダー論が、サクサク読めて学べます。

深いんだなー、これがまた!

さすが、直木賞候補作品。

 

ちょうど今、私もリーダー本を書いているところなので、

信長の「鬼的」なところは参考にしつつ…(笑)

 

戦国の世の武将にも、「ニ・六・二の法則」が当てはまるとは…。

興味深いですね。

今、3分の2まで読みましたので、読後にまた感想をシェアしましょう!

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【893号】人生を後悔することになる人・ならない人 パラダイムシフトの心理学

2019-02-11

 

今年に入ってから不定期配信となっておりまして、

毎週楽しみに待っていてくださる方々には、大変申し訳なく思っております。

 

ただそのおかげで、執筆の時間を確保できていますので、

ものすごい集中力で新作『リーダーの鬼100則』を書きまくり、

早くも原稿の「100分の75」まで仕上がりました。

 

あと残り、4分の1(4章分の1章)となり、

いよいよゴールが見えてきましたー!

 

シリーズ前作の『営業の鬼100則』を超えるクオリティであると、

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自画自賛しながら、書き進めております。

 

見開き2ページずつに1テーマを凝縮して書く「鬼パターン」に慣れてきたのか、

執筆のスピードが格段に早まってきているのを感じています。

 

実際は、その2ページを仕上げるためには、

先にその倍以上の4~6ページを思いつくまま乱雑に書き上げ、

そのあとに、文章を削って削って磨き上げるという作業をしています。

ですから、200ページの原稿のために、

実質500ページ分の文字数を執筆している計算になります。

 

限られたフレーム内(2P)に「フレーズを出し入れ」するのも、

なかなか大変なんですよ。まさに、「文章のパズル」です。

でもそのおかげで、類書にはない個性的な原稿になっていると自負しています。

 

構成で気をつけているのは、その限られた2ページの中に、

「辛口・毒舌・ブラックユーモア」でグサッとくる問題提起をして、

「リーダーあるある」的なユニークな比喩で事例を紹介し、

「強烈なインパクト」と納得感のある答えを必ず盛り込み、

「現実的にすぐ解決に向かえる」アクションプランも提示する、

そして、「余韻の残る名言タッチ」で結論を締めくくる

とまあ、こんなパターンが100通りです。

 

休日の間、ずっとパソコンと向い合っていると、

正直疲れますが、楽しいですね。

机上のスポーツとでも言いましょうか。

風呂上がりの「発泡酒」1本がめっちゃ旨いです!

(ビールは控えて「糖質ゼロ」にしています)

 

さあ、ラストスパートに全力を尽くします!

『リーダーの鬼100則』

どうか5月発売をお楽しみに!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(695冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【傷つくことから逃げない】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.695

『人生を後悔することになる人・ならない人』

 パラダイムシフトの心理学

「人に見せるための生き方」はおやめなさい

あなたは「目の前の現実」から逃げずに、

きちんとそれと向き合えますか?

不安、悩み、苦しみからあなたを解放する、

心のレッスンを展開します。

加藤諦三著

PHP研究所

 

 

 

その人の心が、さまざまな人生の問題を抱えているということは、

その人が生きている証である。

人生のさまざまな問題は不可避的なもので、

どんなに避けたいと願っても避けることは出来ない。

人生が楽しくないのは、それらの問題を解決する意志がないからである。

 

真の自我防衛とは、「コミュニケーション能力の育成」である。

社会的成功ではない。

そこを間違えて、劣等感から優越感を求める人がいる。

そうして成功を求める。

 

しかしどんなに成功しても真の安心感はない。

どんなに成功しても、それで自我防衛はできない。

 

失敗すれば劣等感に苦しむ。

人間は絶えず、自我価値の崩壊のリスクを背負っている。

しかし価値剥奪のリスクを怖れると、自我価値を防衛しようとして、

小さな世界に閉じこもるしかない。

そうなれば、どうしても人と親しくなれない。

 

(中略)

 

人生の問題は煎じ詰めれば、現実否認するか、

「現実の自分」を受け入れて自己実現するかである。

 

「現実の自分」は、今の自分が望んでいる自分ではない。

それを認めずに無理に頑張っても能率が下がるだけ。

頑張っても何も解決しないのだから。

 

「現実の自分」を受け入れれば、元気になる。

もっと意欲的になる。

努力する目標が見つかるからだ。

 

(中略)

 

よく「愛されるためにはどうしたらいいか?」という相談がある。

 

理屈は簡単なことである。

自分を愛してくれる人を自分の方から排除しなければいい。

それだけで人は愛される。

 

二人で食事をしている時、「その食べ方、おかしいよ」と注意してくれる人が、

あなたを愛している人である。

ふれあっているからそういえる。

 

「私は愛されない」と不満な人は、

そういってくれる人を自分の方から遠ざけている。

だから愛してくれる人が、そういう人の周囲にはいなくなっただけのことである。

 

(中略)

 

自分を理解すると幸せの扉が開く。

お腹が空いたときに冷蔵庫に首を突っ込めばいいものを、

タンスに首を突っ込むようなことをする人が多い。

ネクタイを食べてもお腹はふくれないのに、それで文句をいっている。

入れ歯なのに堅い煎餅を食べてしまうような生き方をして、

人生は辛いと歎いている人がいる。

 

人は、心理的にいえば安全第一で、傷つくことを避ける。

傷つくことから逃げる。

 

普通の人は安全第一で、成長欲求と退行欲求の葛藤で退行欲求を選択する。

別れた方が幸せになれる相手とも別れない。

ことに劣等感の強い人は、どうしたら傷つかないかということばかりを考えていて、

自己実現の心の姿勢がない。成長欲求を選択しない。

 

その結果、自分の能力を使う喜びの体験がない。

格好をつけてしまうことで息苦しくなる。

 

道を間違えたとき大人に聞けばよいものを、赤ん坊に聞く人がいる。

その方が恥ずかしくなくて聞きやすいからである。

 

人から拒絶されることを恐れて自己主張できない。

まさに勇気の欠如である。

拒絶されることを恐れながらも自己主張するのが勇気である。

その苦しみが成長と救済に通じることである。

 

(中略)

 

コロンブスは、安全に背を向けて西へ向かって船出した。

そしてアメリカを発見した。

 

もちろん無謀にではなく、計画を練りに練り、

自らの実力を磨いて、磨いての話である。

コロンブス自身が、「可能な限り全ての種類の勉強をした」と書いている。

「地理の勉強、歴史の勉強から哲学の勉強まで」。

私の注意を引いたのは、哲学の勉強をしたということである。

彼はインドに行きたいと思っていたのだから、

地理の勉強、歴史等の勉強をするということは常識で理解出来る。

だが、哲学となると話は別である。

 

コロンブスは哲学を学んだということから、彼は「人間いかに生きるべきか」

ということを考えていた人だったのではないかと私は推測している。

 

当時の船乗りは皆、東へ向けて船を走らせた、

しかし、コロンブスは「西へ行こう」といった。

 

彼が「西へ行こう」と決意したことには、

地理や歴史や航海記録の勉強に加えて、「私はこうして生きるのだ」

という彼の人生哲学があわわれているのではないかと私は思っている。

 

彼のこの「西へ行こう」という決意こそが、

人類の歴史上の大きな「パラダイムシフト」だった。

航海の常識をぬりかえ、それによって歴史が変わったことを、現在の私達は知っている。

 

(中略)

 

お漏らしをした子どもがいる。

おむつかぶれが出来ている。子どもは気持ちが悪い。

でも、お風呂に入れて、綺麗にして、おむつかぶれをなおしてあげようとする人は、

子どもにとってイヤな人である。

それをすると、しみて痛いから。

 

悩んでいる大人でいえば、成長を促す人は、嫌な人になる。

おむつかぶれを、放っておいて付き合ってくれる人がいる。

すると子どもにとって、その人は「いい人」になってしまう。

 

心理的にいえば、成長しないことは、その人にとって楽なことである。

だから解決策を考えない人は、「いい人」になる。

 

本当の意味で面倒を見ない人を、子どもは「いい人」と思う。

これは大人でも同じである。

 

心理的に病んでいる人は、自分の問題を解決してくれる人を嫌がる。

慰めを求めているのであって、解決を求めているのではないからである。

 

したがって心理的に病んでいる人の周りには、不誠実な人が集まる。

それに対して心理的に健康な人の周りには、成長を促す人が集まる。

それが良い人間関係というものである。

 

(中略)

 

その名言の一つに、次のようなものがあった。

 

深く情熱的に愛しなさい。傷つくこともあるかもしれないが、

それが人生を精一杯生きる唯一の術だから。

 

私は次のような解説を書いた。

 

やはり人生で大切なことは深く情熱的に愛することであろう。

今の若者は傷つくのが嫌だから人と深くかかわらないという。

しかし深くかかわらなければ恋愛はしょせん「愛されるゲーム」でしかなくなる。

だから何かあるとすぐに別れる。逆に嫌いでもしがみついている。

そして何よりも恋愛がステレオタイプになる。

そこで「愛している」という言葉が大切になったりするが、嘘がある。

 

退行欲求が満たされない人間にとって、安全とは、

人に認められ受け入れられることである。

人に嫌われないこと。人に軽蔑されないこと。拒絶されないことである。

 

安全とは、自分が今属している集団から追放されないこと、

人間関係で孤立しないことである。

人から評価され、愛されることである。

 

安全とは、保護されることであり、確実な人生を保証してもらうことである。

人はこれらが得られないことを恐れるがゆえに成長できないで、

幸せを願いつつ、地獄のような人生を送る。

 

逆に、これらが得られるとなれば、本来の自分自身を裏切ることも辞さない。

そして自分喪失しかねない。

時には魂を差し出しかねない。

 

 

 

2019年2月11日(月・祝)

 

【編集後記】

 

加藤諦三先生の著書は、20代前半の頃からもうかれこれ30年以上、

何十冊も読み続けて来ました。

 

それぞれテーマや切り口は違っても、 深層心理を繰り返し繰り返し学ぶうちに、

私の脳裏と心の底にすっかり擦り込まれてきました。

 

やはり、今までこうして人生の「苦しみ」を乗り越えてこられたのは、

加藤諦三先生の著書のおかげであると感謝しております。

 

その昔、新卒で入った会社の営業車の中でよく聞いていた「ラジオの人生相談」、

どうやら加藤諦三先生をパーソナリティとして、まだ続いているようなんです。

半世紀に渡る長寿番組って、ほかにありますかね? 凄いです。

 

ということで今回、加藤諦三先生の「人生を後悔することになる人・ならない人」、

あまりにも抜粋したい名文が多かったもので、

次号でも引き続きご紹介したいと思います。

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【892号】神メンタル 「心の強い人」の人生は思い通り 

2019-01-26

 

映画を観てきました。

 

今年一番はじめに鑑賞した映画は……、

「アリー/スター誕生」

〝レディー・ガガ〟で今年はスタートしよう、と決めていました。

 

昨年末、平成最後の年の瀬に観たのは、

「ボヘミアン・ラプソディ」でした。

締めくくりは〝クイーン〟にしよう、と決めていました。

 

いやー、どちらも感動しましたー!

魂が震えました!

 

おそらく、今年のアカデミー賞は、

「アリー/スター誕生」か「ボヘミアン・ラプソディ」、

この2作品のどちらかで決まりでしょう。

 

あなたは、「レディー・ガガ」と「クイーン」、

どちらの映画がお好きでしょうか。

 

アカデミー賞の下馬評では「ボヘミアン・ラプソディ」が有力かもしれませんが、

私早川は断然、「アリー/スター誕生」推しです!!

 

思い起こせば、私の青春時代はクイーン全盛期であり、

歳をとった今もなお、表彰式やMCなどの私の登場曲は、「クイーン」です。

それほどの思い入れですから、

「ボヘミアン・ラプソディ」でどれだけ私が感動したか。

まさかふたたび史上最高のエンターテイナー、フレディ・マーキュリーに出会えるとは!

涙なしには、見られませんでしたよ。

 

 

しかし! しかしです。

それでも私は、「アリー/スター誕生」の感動がそれを上回ってしまいました。

現代最高の歌姫、レディー・ガガが満を持して映画初主演した今作。

アリーのドラマチックな人生は、かつてクラブのダンサーから才能を見出され、

一躍スターダムにのし上がったレディー・ガガの半生そのものでした。

ガガ自身を投影したかのような役どころを体当たりで熱演しています。

 

歌手を夢見るものの、ウエイトレスとして働くアリー(レディー・ガガ)と、

国民的人気を誇るミュージシャンのジャクソン(ブラッドリー・クーパー)との出会いが、

彼女の人生を大きく変えていきます。

彼に歌の才能を見出され、一気にスターダムを駆け上がっていくアリーの運命の恋、

そして、栄光と葛藤が描かれていきます。

「奇跡の歌声」はアリーを夢まで押し上げていきますが、

一方で、ジャクソンは難聴とアルコール依存という深刻な問題を抱えていました。

 

人生を変えた恋には、思いもよらない過酷な運命が待ち受けていたのです。

そして、感動のラストステージへ。

 

この映画は、決して安っぽいサクセスストーリーなどではなく、

正真正銘、王道の「ラブストーリー」でした。

 

実は、かつて私が映画少年だった中学生時代、

リメイク前の「スター誕生」(『A Star Is Born』)を劇場で観ているんです。

そう、「バーバラ・ストライサンド版・スター誕生」を!

もうかれこれ40年前の記憶ですが、

今もこうして鮮烈に蘇る青春時代の衝撃。

 

バーバラ・ストライサンドの歌声は「神」でした。

でも、レディー・ガガはそれを超えましたね!

 

鼻の大きさはどうでしょうか。

バーバラ・ストライサンドとレディー・ガガの「大きな鼻」、

劇中では、コンプレックスになっている設定のその「鼻」もよく似ています。

 

レディー・ガガの〝素顔〟って、はじめてじっくり見ましたが、

決して嫌いじゃないですよ。だんだん魅力的に見えてきます。

いや、感情移入してしまった私としては、すっかりハマっている次第です。

今までの奇抜なメイクや奇想天外なファッションよりも、

私はこの〝素顔〟のほうが好きですね。

 

そっくりといえば、相手役のブラッドリー・クーパーと、

40年前のクリス・クリストファーソンとは、ヒゲの風貌もそっくり。

それにしても、

「アメリカン・スナイパー」で狙撃手役だったブラッドリー・クーパーが、

こんなに歌とギターが上手いとは、驚きましたよ!びっくりです

しかも、クーパーは監督兼脚本も、ですからね!天才ですね!

 

そうそう、昭和の時代には、「スター誕生」というオーディション番組があって、

ピンクレディや山口百恵ら出身歌手が活躍していた頃でしたから、

てっきり人気番組から「邦題」をパクったのかと思いきや。

戦前にも公開されていた古典的な名作だったらしく、

きっとテレビのほうが、マネたのでしょうね。

 

まあ、それはともかく、

大人になって観る映画「レディー・ガガ版・スター誕生」は圧巻のパフォーマンスでした。

いや~、よかった、ホントに感動して、魂が震えました。

 

ここで私が、今さらレディー・ガガの音楽的才能を語るまでもないのですが、

この映画のために書き下ろされたというオリジナル曲の数々が、どれも最高!!

全編に流れるカントリー・バラードがいいんですよねぇ。

 

とにもかくにも、レディー・ガガの奇跡の歌声が素晴らしい!

やはり〝本物〟は違います。

 

特に、以下の「4曲」が心に響きました。

(ここからネタバレ注意)

 

初めて出会った夜にアリーが口ずさんだメロディをも元に、

ジャックがいつの間にか曲を完成させておき、

いきなりステージに呼び出されたアリーと彼が二人で歌う「シャロウ」

事実上の映画の主題歌ですから、皆さんもCMなどでサビを聴いたことがあるでしょう。

「Shallow」↓

https://www.youtube.com/watch?v=bo_efYhYU2A

あれから私の耳に残って離れません。

気がつくと、鼻歌を歌っている自分がいます。

 

2人のツアー中に「俺の好きなあの曲を!」とジャックからリクエストされ、

アリーが初めてソロで歌う「オールウェイズ・リメンバー・アズ・ディス・ウェイ」

絶頂期の2人が幸せを刻んだ曲であり、同時にひとつの章の終わりを告げます。

「Always Remember Us This Way」↓

https://www.youtube.com/watch?v=5vheNbQlsyU

正直、このピアノの曲が一番感動して、鳥肌が立ちました。

家に帰ってからYouTubeで何度も何度も聴き返したほど。

レディー・ガガって、「凄い」のひと言!

 

アリーのソロデビュー前にカフェでノートに書いていた曲を、

スタジオで歌う「ルック・ホワット・アイ・ファウンド」

収録に戸惑うアリーを見かねたジャックは、強引にピアノをスタジオへ持ち込む。

「Look What I Found」 ↓

https://www.youtube.com/watch?v=8uGVZoqJjn4

お店のテーブルを挟んで「ラッタッタタタッ♬」と口ずさむシーンが可愛く、

一緒にリズムを刻んでしまう、レディー・ガガ渾身のソウル・ポップです!

 

ジャックの追悼公演でアリーが歌う、哀しみを誘う一曲。

アル中の彼がリハビリ施設にいるときに見つけたノートに、

アリーに捧げた歌詞が書かれていた「アイル・ネバー・ラブ・アゲイン」

「Ill Never Love Again」↓

https://www.youtube.com/watch?v=52nfjRzIaj8

ジャックがアリーに捧げた愛の歌を、夫を想いながら歌い、物語はクライマックスへ。

泣けた、泣けた、頬をつたう涙が止まりませんでした。

 

ということで、オススメの映画です。

あなたもぜひ、劇場であの感動を!

 

 

あっ、それともう一つ、おまけのお知らせ。

 

明日の1/27日曜日の日経新聞の朝刊に、

『営業の鬼100則』の広告が掲載されます。

https://www.facebook.com/photo.php?fbid=2110516489034536&set=a.554125581340309&type=3&theater

これで、なんと5回目の広告掲載になりまして、

ホントに有り難いことです。

 

ただ今、鬼シリーズ第2弾『リーダーの鬼100則』の執筆も、

「100分の51」まで順調に進み、なんとか折り返しました。

どうぞ、5月発売をお楽しみに!

 

 

 

以上、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(694冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【確信という名の思い込み】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.694

神メンタル「心の強い人」の人生は思い通り』

仕事 健康 お金 恋愛 人間関係 目標達成

すべてに効果抜群!

好きな時に、好きな場所で、好きなシゴトをする生き方へ

星渉著

KADOKAWA

 

 

あなたの変化を最もジャマするものは、何だと思いますか?

それは、あなたの「脳」です。

 

あなたは、生きていく上であなた自身の脳が最優先に考えていることを理解していますか?

生きていく上であなたの脳が最も大切にしていること……。

それは、「死なないこと」です。

つまり、あなたの脳は「(あなたの)生命の維持」を最優先に考えている。

 

ですから、あなたが「今、生きている」のであれば、

脳はあなたが何か新しいことを始めようとしたり、何かにチャレンジしようとすると、

あなたが変化しないように、あの手、この手を使い全力でジャマをします。

 

「〝今の状態〟で生きていられるんだから、何かを変える必要はないだろう」

「頼むからチャレンジだとか余計なことはしないでくれ!」といわんばかりに。

 

(中略)

 

このようなあなたの脳の「変化を止めようとする動き」のことを、

専門的には「心理学的ホメオスタシス(心理学的恒常性)」といいます。

 

あなたの脳が最優先しているのは、残念ながら「今のままのあなたでいること」。

心理学的ホメオスタシスこそが、

「あなたの変化をジャマする最大にして最強の力」であるわけです。

 

ここで大切なのは、まずは

「自分が変化しようとしている時には、心理学的ホメオスタシスが働くのだ」

とい事実を知っておくということです。

知っているのと、知らないのとでは、その時にとれる行動も大きく変わるはずです。

 

私も何か新しいことを始める時はドキドキしたり、不安を感じたりします。

でも、そんな時にも「ああ、これは〝心理学的ホメオスタシス〟が発動してるんだ」

と考えれば、すぐに冷静になれます。

 

心理学的ホメオスタシスの存在を知らなければ、

その時の不安感や感情に戸惑い、右往左往しているかもしれません。

自分を変える行動をする時に、自分の変化を防げる力を知っておくことで、

あなたが実現したいことを叶えるスピードも自動的に速くなるのです。

 

(中略)

 

1マイル(=約1・6km)。これを人類が4分以内に走破することは無理だと、

何百年もいわれ続けていました。1マイル走競技の歴史を見ると、

1923年にフィンランドのパーヴォ・ヌルミ選手が

4分10秒3で1マイル走の世界記録を樹立します。

 

これは当時の世界記録を2秒更新するものでしたが、

たったの2秒の更新でも世界は驚愕しました。

なぜなら、このたったの2秒を更新するのにも37年かかったからです。

 

それでもやはり、4分を切ることができなかった。

「人類が4分を切るのはやっぱり無理なんだ」

という認識が世界中に広がりました。

当時このことは「Brick Wall」(れんがの壁)と呼ばれ、

「1マイル4分の壁はエベレスト登頂よりも、南極点到達よりも難しい」

といわれました。

 

そんな背景の中、イギリスで

医学生ランナーのロジャー・バニスターという選手が現れます。

彼もまた果敢に1マイル4分の壁に挑むのですが、

やはりなかなか記録は伸びませんでした。

 

「1マイル4分を切るのは無理なのか……」そう思い込んでいたところ、

バニスターは視点を変えることにしました。

彼は「もう4分を切ることを目指すのはやめよう。

これからは自分の記録を毎回16分の1秒

(=0・0625秒)縮めることだけを目標としよう」と考えました。

 

毎回たったの16分の1秒ずつタイムを縮めることはそんなに難しくない。

これを繰り返していけば、いつか4分は切れる。

つまりは、乗り越える壁を、4分という

〝人類には不可能といわれているとてつもない大きな壁〟から、

たった16分の1秒という〝これならできると思える壁〟に変えたわけです。

 

結果、16分の1秒ずつ更新することは容易く、

最終的に1954年5月にバニスターは3分59秒4という、

人類発の1マイル4分の壁を破る世界記録を樹立したのでした。

 

ただし、4分10秒3という前の世界記録からここまでは31年かかっています。

それくらいこの「4分の壁」というのは、

人類が越えるには非常に大きな壁だったわけです。

 

ところが……。

バニスターが「1マイル4分の壁」を破ったことで、

それまで世界で思われていた「人類1マイル4分を切るのは不可能である」

という「思い込み」が崩壊しました。

「あれ? 実は4分切れるんだ」となったわけです。

 

すると、バニスターが4分の壁を破ってから1年以内に、

4分の壁を破る選手がなんと23人も現れたのです。

 

「絶対できない」と思い込んでいたものが

「いや、できるんだ!」とわかった瞬間に、

何百年もできなかったことができるようになったわけです。

この話は、心理的な思い込みがあなたの人生にどのような影響を及ぼすのかを知るのに、

とてもわかりやすい例だと思います。

 

この「1マイル4分の壁」の話では、

「いい思い込み」と「悪い思い込み」が存在しました。

 

「いい思い込み」とは、あなたのパフォーマンスや今を変えてくれる思い込みです。

バニスターが4分を切ったことにより

世界中に「できるんだ」という視点が生まれて行動が変わり、

結果も変わった部分です。

 

悪い思い込みとは、自らのパフォーマンスを制限する思い込みです。

全世界が「1マイル4分の壁を破るのは人類には不可能」と思い込み、

世界はその通りになってしまっていたという部分です。

 

あなたの日常にも、少なからずこの「いい思い込み」と

「悪い思い込み」が存在するはずです。

でもここで重要なのは、人類には不可能だと言われていたことでさえ、

思い込みが変わると実現できる」ということです。

 

ならば、意図的にあなたの「今の思い込み」を変えることができれば、

あなたの「今」も変わるということになります。

 

 

 

2019年1月26日(土)

 

【編集後記】

 

先日、この本の著者である星 渉(わたる)さんと4年振りに再会しました。

 

その当時、星さんの受講生へ私の本を推薦してくれていたご縁から、

情報交換などの交流がはじまったのがきっかけでした。

 

今回は、品川のストリングスホテルのラウンジに招かれたのですが、

星さんがすっかり「大物」になっていたことに驚きました。

数千人規模を集める講演会を全国各地で開催され、

パリやロンドンなどの海外でも、大規模なイベントを行っているのだとか。

すごいですよね。

 

心理学や脳科学を学び独自のビジネス手法を構築された星さんは、

2作目となるこの「神メンタル」が、7万部突破の大ヒット中なんです。

この勢いであれば、おそらく10万、いや20万部は突破するでしょう!

 

「ブレイン・プログラミング」をもっとわかりやすく学びたい方などには、

特にお薦めしたい1冊ですね。

 

星さんは仙台市生まれの35歳で、

大手損保会社で働いていた当時、岩手県で東日本大震災に遭われ

「人生すべて好きなことに費やす」と決めて独立起業されたそうです。

 

いろいろとお話を聴かせていただき、

私自身も、執筆へのさらなる刺激を頂戴しました。

 

これからは、「神」の背中を追いかけながら、

「鬼」のように走り続けます!

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【891号】世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業 一流の最後の敵は、自分である

2019-01-13

 

新年号のご挨拶&配信が遅くなりまして申し訳ございません。

年末年始の休暇中は、次作「リーダーの鬼100則」の執筆に集中しておりました

 

謹んで新春のお喜びを申し上げます。

旧年中は一方ならぬお引き立てを賜りまして、誠にありがとうございました。

本年も、相変わらぬメルマガのご愛読を宜しくお願い申し上げます。

 

毎号、長文にて恐縮ではございますが、

皆さまの人生がより豊かになる「名著のご紹介」と

自由奔放でユーモラスな「前置き文」をお届けする所存です。

 

さて、我が家の年越しは恒例、娘たち3人と派手なカウントダウンで新年を迎え、

ハイタッチで盛り上がることができました!

 

東京の南雪谷に城を構える我が家は大家族、

一つ屋根の下に7人(父・母・妻・長女・次女・三女)で暮らしています。

こうして今年も、家族と笑顔で年を越せた幸せに、心の底から感謝しています。

 

元旦は、家族揃って近所の「雪ヶ谷八幡神社」への初詣

雪ヶ谷八幡神社は、450年前の昔より「雪ヶ谷の里」を守り続けている氏神様で、

昭和の大横綱「大鵬の出世石」でも有名な古寺です。

おみくじを引いてみると、夫婦そろって 『大吉』でした

さらなる大躍進の年へ、お正月早々、モチベーションは上がるばかりです。

 

 

1月12日には、同居の「父」が87歳の誕生日を迎えました

父は現在、これといって重い持病もなく、足腰も健康そのもの、

歳の割にはまだ脳のほうも明晰で、「寒いダジャレ」も、孫たちには人気です。

微妙に「ボケ切れない」ところが、ボケ防止につながっているのかもしれません。

 

昨日は、7人家族と共に、私の姉(父の長女)とその娘である姪っ子(父の孫)夫婦も

我が家に集結して「誕生会&新年会」を開催しました。

 

バースデーケーキには、「87」という数字の蝋燭に火をともし、

「ハッピーバースデイトゥーユー♬」の歌声にのって吹き消すおじいちゃんは、

かわいい孫たちからプレゼントや手紙も手渡され、笑顔満面でした。

 

そして何と言っても、普段はなかなか聞くことのできない、

誕生日恒例のインタビューコーナー、

おじいちゃん・おばあちゃんの「想い出話」が面白い

 

たとえば、昭和ひと桁生まれの両親のさらに親世代になると、

いわゆるそう、明治生まれの人たち、ですよね。

女性の名前は、意外にも動物の名前も多かったらしく、

当時の我が家の右隣の家のおばあちゃんの名前は、「とら」。

左隣の家のおばあちゃんの名前は、「さい」

 

その名の通り、二人の仲はもの凄く悪かったらしく、

「とら」さんと「さい」さんは、大ゲンカが絶えなかったんだとか。

 

我が家のおばあちゃん(私の父の母)の名は「ハナ」さん。

ケンカを止めることができず、ただそこに咲いているだけ…。

さしずめ、間に挟まれ、まさに「押し花」のようだったとか。

 

そこで、仲の悪い二人のケンカをいつも止めていたのが、

お向かいに住んでいたおばあちゃんで…。

 

その名は、なんと、「とめ」さん。(笑)

 

本当に落語のような「実話」です。

 

そのように、たくさんの〝すべらない話〟の中でも、

とりわけ孫たちの興味を引いたのは、

独身時代のおじいちゃんが、

いかにしておばあちゃんを「口説いたのか」という裏話。

 

拙著「死ぬ気で行動する人にだけ運は必ず味方する」の中でも書きましたので、

すでにご存知の方もいるかと思いますが、

実は、その話にはまださらに続きがあったのです。

 

昭和30年代前半、60年も前の話です。

映画「三丁目の夕日」の時代背景を想像してもらうといいでしょう。

 

私の母が若かりし頃は、街でも評判の「美人すぎる理容師」として

お目当ての男性客が行列をつくっていたらしく(ホントかいっ!)、

父はその床屋さんに足しげく通っていました。

 

そのとき、父には強力な「恋のライバル」が3人いたのだとか。

 

金持ちのぼんぼん。

秀才のエリート。

長身のイケメン。

 

ちなみに、父は、どれにも該当しない「ただの短足な日本人」です。

普通なら勝ち目はありません。

 

さて、その〝強敵〟に勝つために、いったい父はどうしたのか。

どんな戦略で母のハートを射止めたのか。

 

孫たちは興味津々に耳を傾けています。

(映画「タイタニック」での回想するシーンのように…)

 

しかし残念ながら、昭和のジャック(父)は、「無策」でした。

 

やはり、典型的な昭和ひと桁生まれの男です。

愚直にも、ただひたすら床屋に通い詰めただけ。

消極策の極みですね…。

 

そうして毎週のように、父は髪を切りに行くものですから、

当然のごとく、どんどん短髪になっていき、

最後にはもう「頭をまるめる」しかなかったようです(笑)

 

結局、その「マメな想い」が通じたおかげで、

この世に誕生できた私が、今こうして「マメに」メルマガを書いているわけです。

 

いや〜、あぶないところでしたね。

私がこの世に生まれてこられたのも、

まさに、「紙一重」ならぬ、「髪一重」(笑)

 

といっても、ただマメに通ったというだけでは、

「結婚」という重大な決断には至らなかったはずです。

 

最終的に母が結婚を決めた要因とは、いったい何だったのでしょうか。

 

孫たちのそんな疑問に対し、母はこう答えました。

 

元々、母が育った家庭というのは、

厳格といえば聞こえはいいのですが、

いわゆる男尊女卑の思想を持つ母の父(私の祖父)による独裁的な一家でした。

まあ、明治生まれの無骨な祖父でしたからね。

「ちゃぶ台返しの星一徹」のような日常。

その時代では珍しくはなかったのかもしれません。

 

それに対して、父の家庭というのは、

女性中心(姉が2人に、妹が3人)の明るい雰囲気に包まれていました。

母はその温かな光景を目の当たりにして、

強烈なカルチャーショックを受けたといいます。

父の妹たち(私の叔母たち)が冗談を言いながら居間で寝そべっている姿など、

母の実家では「あり得ない」ことだったらしく、それはもう、びっくりしたそうです。

 

母が結婚を決めた理由、

それは、父の魅力ではなく、「家庭」の温かさだったのです。

 

しかし実は、最初のデートで、父は大失敗をやらかしていたのです。

父に対して、まったく興味のなかった母でしたが、

「映画でも行かない?」という誘いを〝映画が観たくて〟OK。

(このパターンって、今も昔も、同じなのですね)

まあ、ここまではよかった…。

 

映画のタイトルは、「レ・ミゼラブル」

1957年に公開されたフランス映画です。

今の時代となっても、何度もリメイクされている不朽の名作を、

若かりし頃の両親が観ていたとは、映画ファンの私としては、ちょっと嬉しく、

いや、かなり感動しました。

 

てっきり、東映のヤクザ映画か、座頭市みたいな時代劇だと思っていたところ、

ハイカラさの欠けらもない2人がまさかフランス映画とは、なんだか笑えます。

 

神奈川県の田舎街、当時の厚木市にも、「映画館」があったというのは、

高校生時代に厚木の映画館でアルバイトをしていた私にも、

まったく聞かされていなかった話でした。

うーん、運命を感じます。

 

そう、たしかに、映画のチョイスまではよかった、のですが、

そのあとがいけなかった…。

父は、映画の開始時刻をろくに調べもせず、

行き当たりばったりで行ったものですから、

上映途中からの鑑賞となってしまい、母曰く、

「まったく、ストーリーが理解できなかった」と、今も不満たらたら。

 

その後の父は、町田のお寿司屋さんで奮発したものの、

失敗をリカバリーすることはできませんでした。

(私は大学が町田にあり、青春の思い出が詰まった街なので、これもまた運命か)

 

結局、図らずも2度目のデートコースを「家」に選んだ、

素朴な父の〝無策〟が功を奏したのですから、

人生とは、わからないものですね。

 

以上、「バックトゥザフューチャー・早川家バージョン」でした。

 

 

 

とまあ、新年のご挨拶&前置きは、これくらいとさせていただきまして、

今年最初のメインコンテンツに入ります。

 

 

本号も、お薦め書籍(693冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【美しい心を意識して今を生きる】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.693

『世界中の億万長者がたどりつく「心」の授業』

一流の最後の敵は、自分である。

心を理解することから、すべては始まる。

Nami Barden 河合克仁著

すばる舎

https://ux.nu/q1i9f

 

 

仕事がある、家庭がある、別段経済的に困っているわけでもない、

プライベートもそれなりに充実しているなど、

特別不満のある環境ではないはずなのに、なぜか「空虚感」に襲われている。

そんなケースに出会うこともよくあります。

 

思い悩むまではいかないまでも、何となく人生の目的を失くしているような、

「自分が本当は何をしたいのか」がわからない、という人は実は多いのです。

 

たとえば「何が何でも資産10億円を築く」と目標を立て、

がむしゃらに仕事に精を出してきた人が、

実際に10億円を手に入れたとき何が起きるでしょうか。

 

達成した瞬間は、自分の努力が報われたと喜びに浸ることができます。

「これまでの努力はムダではなかったのだ!」と、

その余韻はまさに夢のような心地です。

 

ところが、その感覚は長くもちません。

時間が経つにつれて、徐々に喜びや快感が薄れ出すのです

次第に、「私が手に入れたかったのは、こんなものだったのか?」

という空虚感や、数字が減っていくことへの恐怖感が生まれてきます。

 

すると、その空虚感を埋めようと、恐怖感から逃れようとして、

さらなる目標設定をしていくのです。目標はどんどん上がり続け、

数字やステータスに追われながら人生のサイクルが続いていきます。

 

息をつく暇もなく仕事に勤しみ、目標を達成し続け、

さまざまなものを犠牲にしながらも努力を続ける。

その姿はまわりからすると、「すごい。圧倒的な努力である」

と尊敬されることもあるでしょうが、残念ながら本人には一切満足感がありません。

「なぜかわからないけれど、むなしい感じがする」のです。

 

そのサイクルに疲れてしまうと、病気に陥ってしまったり、

自分が築いてきたものを失う恐怖に苛まれるようになります。

最終的に「自分の人生とは何だったのか?」と、

ぬぐいきれない孤独感やむなしさに襲われている人は少なくありません。

成功を追い求め、達成したさらなる成功を追い求め……

というサイクルにはまっているときは、幸福を後回しにして生きている状態です。

 

では、なぜ幸福感や満足感が得られないのかというと、

「今を生きていないから」です

生きている時間のほとんどを未来に費やしているので、

今を生きている時間が少ないのです。

 

(中略)

 

心を美しい状態に戻すことは、すべてが「意識的に生きる」ことにつながります。

私たちのあらゆる行動は、ほとんどが無意識に行われています。

朝起きてから夜眠るまで、意識的に選択している行動は少ししかありません。

 

たとえばコロンビア大学のシーナ・アイエンガー教授の研究によると、

人は1日に平均70の選択をしていますが、

そのうち90%は無意識に行われていると言います。

 

つまり、行動のほとんどが無意識に(なかば自動的に)行われているので、

感情にふりまわされ、他人にふりまわされ、

しかし、ほとんどが無意識による行動なので、なぜそうなるのかが理解できないのです。

 

4つのステップを行っていくときにまず重要なのは、

できる限り意識的になり、無意識で行っている多くの選択や行動に気づくことです。

無意識に行っていることに気づいたときに、苦悩の心の状態のままでいるではなく、

美しい心の状態になると初めて選択できるようになります。

そして、「自分は美しい心の状態でいたい」と決意することで、

「今は美しい心の状態かどうか」と意識的になり、

日々の小さな選択(決断)・行動が変わってくるのです。

 

(中略)

 

心が苦悩の状態であるとき、私たちの意識は

「アイコンシャス(自分中心の意識状態)」になっているとお伝えしました。

 

心に余裕がないために、すべて「自分(私)」というフィルターを通して、

「私の物」「私の家」「私の家族」「私の仕事」「私のお金」……

と世界を(無意識のうちに)見て、行動しています。

すべての行動が自分本位になるので、人と調和できず、

なかなかいい結果につながりません。結果が出たとしても、長続きしないのです。

 

一方、心が美しい状態に戻ったとき、

私たちの意識は「ワンコンシャス」になっていきます。

 

ワンコンシャスとは、「すべては1つである」という意識であり、

より簡単に言うと、たくさんの人との関わりの中で自分は生きている、という意識です。

 

この意識状態になると、世の中はすべてが関連し合って

(つながって)いることが素直にわかり、

家族や職場など周囲の人への感謝や、彼らへの協力が自然とできるようになります。

そこに損得勘定はありません。

 

ワンコンシャスでいるときの感覚を一言でいえば、「圧倒的な安心感」です。

「自分は自分のままでいていいのだ」と、ゆるぎない本当の自信を得られます。

それはたとえるなら、母親の胸に抱かれている赤ちゃんのような感覚です。

だから背伸びしてカッコつける必要もなければ、

自分は成功者であるとアピールする必要もなく、

自分を卑下することもありません。

 

自分に欠けているものを埋めようとしなくてもいいし、

人をうらやむことも落ち込むこともない、

自分のしたいこともはっきりとわかり、

今自分の前にある幸福に目を向けることもできます。

 

なぜそうなるのかといえば、自分の主観的な視点ではなく、

もっと大きな視点で物事を捉えられるようになるからです。

「私」というフィルターを通して世の中を見るのではなく、

世界の中の一部として自分は存在している、とフォーカスを変えて行動していくと、

いかに自分中心の意識にこだわることが無意味で儚いことかがわかります。

 

物事の本質がつかみやすくなり、

意地を張ってがんばるのではなく、

自然と自分がしたいことのために努力をしていけるのです。

 

そのような美しい心の状態になれたとき、

ありとあらゆる物事が本当の意味で見え始め、

意識的に生きていくこともできるようになってくるのです。

 

「無意識」でいることに気づき、「美しい心の状態」で生きていくと決める。

そうすることで、美しい心の状態でいる時間でいる時間はどんどん長くなっていき、

どんな苦境にあっても、心を平穏に保つことができます。

 

 

 

2019年1月13日(日)

 

【編集後記】

 

実は、この本の著者である河合克仁氏とは深いご縁がございまして、

私早川が人材教育コンサルティング会社で営業本部長を務めていた時代、

彼とは、上司と部下という関係で一緒に働いていたのです。

 

彼は、その頃からもの凄く優秀で、

コンサルタントとして、歴代最高の営業記録樹立をはじめ、

社長賞、MVPなどの社内表彰の常連中の常連、いわゆる「エース」でした。

 

2014年に独立し、「株式会社アクティビスタ」を設立、代表取締役に就任

100年企業向けの組織開発や人財開発支援に情熱を注いでいます。

筑波大学の非常勤講師としてキャリア教育の授業も担当。

内閣府と連携し地方創生の活動も推進するなど、国内外にも活躍の場を広げています。

 

その河合氏の渾身の第1作目が、この「心の授業」というわけです。

発売たちまち「増刷」も決定したとのことで、同じ著者仲間としても嬉しく、

微力ながら私も応援したいと思っている今日この頃。

 

タイトルから誤解されてしまうかもしれませんが、

決して億万長者を目指そうという人の本ではありません。

 

失敗を恐れる、落ち込む、イライラを人にぶつける、見栄を張る、自信を喪失する…。

といった悩めるすべての人たちに読んでほしい一冊です。

 

そんなネガティブな感情や苦悩は、なぜ起きるのでしょうか?

 

それらはすべて「自分の問題」である、と「心の授業」は教えてくれます

環境がどうのこうのではなく、他人をどうするかでもなく、

自分の「あり方」に目を向けることで、問題は解決されていくんですね。

 

改めて、「美しい心」で「今」を生きることの大切さを学ぶことができます。

 

 

 

それではまた、次号をお楽しみに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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【890号】今日が人生最後の日だと思って生きなさい 明日に宿題を残さずに生きる

2018-12-23

 

本号を持ちまして、今年最後の「早川勝メールmagazine」の配信となります。

 

一年間に渡り、自由奔放なロングメールにお付き合いいただきまして、

誠にありがとうございました。

おかげさまで今年も、最高の一年となりました。

こうして感慨深い年の瀬を迎えることができますのも、

ひとえに皆さんのご支援のおかげであると心から感謝しております。

 

今年一年を「漢字一文字」に例えるならば

「鬼」または「増」、でしょうか。

 

『営業の鬼100則』http://tsuitel.in/booksが、

発売たちまち8刷となる“末広がり”の大増刷となり、

さらに、ゼロから立ち上げた我が直販営業チームは、

8支社300人規模の組織へと成長いたしました。

まさに、増刷、増員、増刷、増員、という右肩上がりの一年でした。

 

「執筆」と「生保ビジネス」との二刀流は、

ライフワークとして、より一層、定着してきたようです。

 

ご多分に漏れず、この「師走」も駆け巡っておりまして。

特に先週は、ハードスケジュールでしたー!

月曜の渋谷を皮切りに、火曜は福岡へ飛び(JALの飛行機はミッキーマウス号でした)、

水曜は大阪経由で名古屋へ入り、木曜は再び大阪へ戻って、

金曜の夜は虎ノ門ヒルズの懇親会でフィニッシュとなりました。

いくつもの研修講師、式典出席、打ち合わせをこなしつつ、

夜はすべて忘年会などの宴席続きで、胃腸肝臓も疲れ気味です。

もうかれこれ2週間以上、本社へ出勤できていません。

(週明けは久しぶりに赤坂本社へ)

まだ今年の仕事は終わっていませんが、

大きなヤマを越えた今、ほどよい達成感に浸っております。

 

本当に今年もお世話になりました。

ありがとうございました。

 

年末年始の長期休暇は、すべて「執筆」に集中するため、

完全に引き籠もる計画です。

5月発売の次作『鬼シリーズ・第2弾』をお楽しみに!

 

平成が終わり新元号の時代に入りましても、

引き続き皆様のお役に立てるメッセージを発信してまいる所存です。

より一層のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

来年も皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。

「笑顔と幸せがあふれて止まらない」よい年をお迎えください。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(692冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【生きる意味】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.692

『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』

明日に宿題を残さずに生きる

ホスピス医 小沢竹俊著

アスコム

 

 

死を前にした親が

子に望むのは「人格」と「人望」

形のあるものは失われる。

だから、心を残したいと人は願う

 

 

私がこれまでに看取りに関わった患者さんの中には、

幼いお子さんを残していかれる方も、たくさんいらっしゃいました。

そうした方々の多くは、決してお子さんに

「地位や名誉を手にしなさい」「お金をたくさん稼ぎなさい」などとは言いません。

 

女親であれ男親であれ、会社員であれ経営者であれ、みな

「勉強はそこそこでもいいから、人に愛されてほしい」

「周りの人と支え合って生きていってほしい」と望むのです。

 

たとえば、私が受け持っていたある会社の社長さんは、

がむしゃらに働いて、一代で会社を大きくしました。

彼は人を信頼するのが苦手で、

どんな仕事でも最終決定は自分で下していたため、常に多忙でした。

もちろん、家庭や自分の健康を顧みることもなく、

がんが発見されたときには、病状はかなり進行していました。

体力は急激に衰え、当然のことながら、出社どころではありません。

 

ワンマンだったため、社員との関係もうまくいっておらず、

がんであることがわかったとたん、

部下や取引先は潮を引くように離れていきました。

 

その患者さんは、「自分の人生は、いったい何だったんだろう」

「自分の生き方は正しかったのだろうか」

と考えるようになり、私にこう言いました。

「私は心のどこかで、自分はみんなから好かれている、信頼されていると思っていました。

でもそれは、おごりでした。みんなが信頼していたのは私ではなく、

私が動かしている仕事やお金、それだけだったのです。

あれだけ飲んで食べて語り合って、わかり合えるところがあると思っていましたが……。

こんなに寂しいことはないですね」

 

大切に育ててきた会社すらも失うことになってしまい、

彼は「せめて子どもには、人間関係の大切さを、ちゃんと伝えたい」と思ったそうです。

この世を去る前に、本当に大切なこと、お子さんに伝えたいことがわかり、

気持ちに変化が訪れたのでしょう。

その患者さんはとても穏やかな表情になっていました。

 

(中略)

 

死が目前に迫り、意識がなくとも

周りの声は届いている

もし、大切な人を看取るなら、

この世を去るまで語りかけてほしい。

あなたの声に包まれて、穏やかになれるから

 

私は、死が目前に迫った患者さんに対し、

ご家族の方や周囲の方から「語りかけ」をしていただくようにしています。

「耳には聞こえていますから、どうぞ声をかけてあげてください」とお願いするのです。

 

その際、たとえば、患者さんが高齢の男性の場合には、

「おじいさんが話せたら、今、息子さんや娘さん、お孫さんに、

どのような言葉をかけると思いますか?」とご家族に尋ねます。

 

もし「おじいちゃんは、

『おばあさんをよろしく頼む』『兄弟仲よくやっていけ』

と言う気がします」という答えが返ってきたら、

「では『おばあさんのことは任せてください』『兄弟仲よくします』

とおじいさんに言ってあげてください。その内容が合っていたら、

きっとおじいさんは『そうそう』『そうなんだよ』と頷きますから」と伝えます。

 

語りかけをお願いするのは、一つには、

亡くなられる方と残される方との間に、つながりをつくりたいからです。

こうした訓練をしておくと、患者さんが亡くなったのちも、

残された方は、それぞれの心の中で会話をすることができます。

 

先の例でいうと、ご家族は

「おじいさんは今ごろ、どんな思いで僕たちを見ているんだろう」

「おばあさんの面倒をみていること、兄弟仲よくしていることを、

喜んでくれているだろうか」と、折に触れて考えることができるのです。

 

そして、先に亡くなった人と、心と心の絆をしっかりと築くことができれば、

孤独を感じることはなくなります。

ご自身が苦しいとき、悩んでいるときにも、そのつながりが必ず支えになるはずです。

 

一方で、語りかけをお願いするのは、

患者さんが穏やかな気持ちで最後のときを迎えられるようにするためでもあります。

 

間もなく命を終えようとしている人が、何を望み、何を聞きたがっているのか。

パートナーやお子さん、お孫さんを残していく患者さんなら、

「家族のことは心配いらないよ」という言葉かもしれません。

音楽好きな人なら、好きな歌を聴きたがっているかもしれません。

 

いずれにせよ、別れが近づいていることをただいたずらに悲しむのではなく、

最後の瞬間まで相手の気持ちを思いやる。

 

そうすることが、この世から去っていく人にとって、何よりの支えになり、

たとえ意識がなくても、大切な人たちの声と思いは必ず届いている。

私はそう信じています。

 

(中略)

 

肉体が死に向けて、

きちんと準備を整えてくれる

老いや病気は、辛いことではない。

あなたを心豊かにする友と思えばいい。

 

みなさんは、多かれ少なかれ、死というものに恐怖心を抱いていると思います。

当然のことながら、死を経験した人は誰もいません。

また、医療の進歩や核家族化などにより、

現代人は昔に比べて、死に接する機会が減ったといわれています。

 

正体のわからないものに、人は不安を覚えるものです。

しかし、一度、老衰などにより自然な形で最期を迎えた人を看取ると、

多くの人は、死がゆっくりと枯れて、最後は土に還っていくように、

本来、人間の死とは、とても静かなものなのです。

 

穏やかな死は、おおむね、次のような形で訪れます。

まず、歩ける距離が少しずつ短くなり、ベッドや布団で過ごす時間が長くなります。

次に、食事量が減っていき、昼間でも寝ている時間のほうが長くなっていきます。

 

赤ん坊が大きくなるのとは、反対の道筋をたどるわけです。

 

やがて、死が間近に迫ってくると、呼吸が浅くなって回数も減り、

意識のない状態が長く続いたのちに、ひっそりと息を引き取ります。

ドラマや映画などでは、よく亡くなる人が死の間際まで意識を保ち、話をしていますが、

そのようなケースはほとんどありません。

 

なお、何人もの患者さんを看取るうちに、

私は食事の量や起きている時間、呼吸の状態などから、

残された時間があとどれくらいなのか、おおよその予測がつくようになりました。

 

たとえば以前、ある末期がんの患者さんの看取りに関わったことがあります。

その患者さんは、一か月前には、食事は家族と同じ量を召し上がっていて、

車を運転して会社に行くことができていたそうです。

しかし、私が初めてご自宅に伺ったときには、

患者さんは歩くことができなくなっていて、

食事もほぼ水分だけとなっていました。

 

こうした身体の状態から、私は残された時間が少ないと判断し、ご家族に

「早ければ一、二週間以内にお迎えがくると思います。

もう少し時間が経てば会話もままならなくなりますから、

伝えたいことは、今のうちに伝えてあげてください」

とお話ししました。

 

最初のうちはなかなか信じていただけなかったのですが、

患者さんは八日後、眠るように静かに息を引き取りました。

 

もちろん、人それぞれ個性が違うように、亡くなり方も一人ひとり異なります。

全員が穏やかな死を迎えられるわけではなく、

残念ながら、不慮の死を遂げられる方もいます。

 

しかし多くの場合は、

肉体が死に向けて、きちんと準備を整えてくれるのです。

 

 

 

2018年12月23日(日)

 

【編集後記】

 

私たちにも、いつか必ず「死」が訪れるでしょう。

生きていることは当たり前ではありません。

ただ、今は生かされているのです。

 

大切なのは、明日の死を意識して、今日一日を悔いのないように生きること。

そう、「死ぬ気」で生き切ることですよね。

 

世界のあちこちでは、 異常気象による甚大な被害、

地震・噴火・竜巻などの大災害、テロや紛争の悲劇と大飢饉による食糧難、

そして、凄惨な事件・事故も相次いだ一年でした。

 

そんな世の中にあって、私たちは平和と豊かさに恵まれた環境で暮らしています。

日々「衣・食・住」に苦労することなく、

心身共に家族全員が健康に生きられ、素晴らしい仲間たちにも恵まれて、

こうして平穏な年の瀬を迎えようとしていること、それは奇跡です。

 

感謝しても感謝しても感謝し切れません。

 

 

さて、年末年始はしばらく配信をお休みしますので、

これが今年最後のメルマガとなります。

 

本年も一年間に渡りましてロングメールにお付き合いいただき、

誠にありがとうございました。

 

ではふたたび、新春2019年にお会い致しましょう!

 

ステキなクリスマスイブを!

そして、よい年をお迎えくださいませ。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【889号】「意識しない」力 うまくいくときは、結局みんな、自然体潜在能力を引き出す科学的な方法

2018-12-16

 

 

神戸製鋼がラグビー日本選手権で優勝を果たしました

近年では、王者サントリーの時代がしばらく続いてきましたが、

決勝でそのサントリーを破り、なんと18年振りに栄誉を取り戻したのです。

 

神鋼ラグビーといえば、忘れもしない平成元年1月(昭和63年度大会)の優勝から、

(私早川が生保業界に飛び込んだのが「平成元年」)

7連覇の偉業を達成し、王者・新日鉄釜石からその栄冠を奪取しました。

そう、「平尾・大八木」を中心とした黄金時代の幕開けでした。

 

その平尾GMが、がんで他界したのが、つい一昨年のこと、

神鋼のV7で新しい世の幕開けとなった「平成」でしたが、

その平成最後の日本選手権で神鋼ラグビーが蘇るとは、

まさに奇跡のドラマですね。

 

私の場合、職業柄どうしても、

監督の采配やチームづくりに目がいってしまいます。

 

スミス総監督の下、さまざまな改革が断行されました。

その中でも、大きな目玉は3つかと。

 

1つ目は、「黄金の左足」カーター選手のリクルート(スカウト)に成功したこと

「世界一のコーチ」と尊敬する元ニュージーランド代表のスミス監督に誘われ、

約2億円の世界最高年俸だったフランス1部・ラシン92の残留オファーを断り、

9000万円の神戸製鋼を選んだというのですから、「男気」ですね。

決勝では見事なゴールキックも決め、まさに、優勝請負人の本領を発揮してくれました。

 

2つ目は、「共同主将制」を導入し、複数のリーダーを育成したこと

選手一人ひとりがリーダーシップを持って、監督の方針・作戦を実行していき、

キックで前進を図っていた昨年の攻撃から、

果敢にパスを回すニュージーランド代表のような

アタッキングラグビーに変貌を遂げました。

決勝戦でも、ほとんどキックを蹴らずに展開し、8トライを奪って大勝したのです。

 

3つ目は、スミス総監督からの熱いメッセージ。

「倒れてから起き上がるまでが遅すぎる。その速さこそがチーム愛だ!」

監督の〝チーム愛〟が選手へと伝播され、

選手たちの「リ・スタート」が目に見えて早くなりました。

ボール争奪戦である「ブレイクダウン」を次々と制圧していったのです。

 

私たちビジネスマンの世界でも同じようなことが言えます。

 

まず大事なのは、採用(スカウティング)と、リーダー候補の育成。

そして、チーム愛の醸成。

倒れても(失敗しても)すばやく立ち上がり、「リ・スタート」を切る

全員にそのファイティングスピリッツなくして、チームの成功はあり得ません。

 

やはり、指揮官の采配一つで、組織はここまで変わるのです。

 

神戸製鋼本社では「製品データ改ざん」が発覚し、暗い話題が影を落としましたが、

こうして平成最後の日本選手権を制し、かつての「黄金期の輝き」を取り戻せるのか、

神鋼ラグビーのこれからの活躍が楽しみですね。

 

いよいよ来年は、ワールドカップが日本で開催されます。

にわかラグビーファンが一気に増え、ラグビーブームが訪れる予感がしています。

五郎丸を超えるスーパースターが、彗星の如く現れるかもしれません。

私も、時流に乗り遅れてしまわないように、

野球ばかりでなく、ラグビーにももう少し興味を持っておきたいですね。

 

そうそう、我が組織には、元神鋼ラグビー部・日本代表だったM君がいますので、

彼からいろいろとレクチャーしてもらうおうかと思っている今日この頃です。

 

 

さてさて、またまた『営業の鬼100則』の話題にて大変恐縮でございますが、

https://goo.gl/dd1QQF

おかげさまで、今週、重版8刷(3000部)が決まり、

これで累計発行部数は、2万7000部となりました。

本当にありがとうございます。

 

何よりも嬉しいのは、数多くの読者の方々より、 「鬼本が営業の役に立っている」

というメッセージが次々と送られてくることです。

 

年末から新年にかけ、さらなる読者の方がどれだけ増えていくのか、

これからが楽しみで仕方ありません。

 

今年のクリスマスは、皆さんの周りの親しい営業マンの方々へも、

ぜひ、「鬼100則」を1冊プレゼントしてみては、いかがでしょうか?

 

鬼のように、喜んでもらえるかも!

 

どうか、ハッピーな「鬼クリクスマス」を!

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(691冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【無意識】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.691

『「意識しない」力』

うまくいくときは、結局みんな、自然体

潜在能力を引き出す科学的な方法!

その悩み、「意識」が〝悪さ〟をしています。

医療現場、アスリート指導で実証済み!!

小林弘幸 著

文響社

 

 

「ゾーン」は、科学的に見ると、

自律神経の交感神経と副交感神経が両方ともハイレベルで高まったときに現れやすい

とされています。

自律神経については次の章で詳しく述べますが、

交感神経は心身が集中・緊張したときに優位になるモードであり、

副交感神経は心身がリラックスしているときに優位になるモード。

この両者は互いに拮抗した役割を果たしつつ、

私たちの心身の動きをコントロールしています。

 

そして、ゾーンが出現するのは、交感神経と副交感神経のふたつの神経が、

両方とも究極的なレベルでバランスよく高まっている状態のときが多いのです。

 

つまり、「究極の集中(交感神経)」と「究極のリラックス(副交感神経)」とが

絶妙のブレンドで高まったときに、心身のコントロール力が最高のレベルに達して、

物事が自然にうまくいくように感じられたり、

思いのまま自在に身体を動かせるように感じられたりするようになる。

そしてこれにより、神がかり的なパフォーマンスが発揮されるようになるというわけです。

 

(中略)

 

交感神経は、車にたとえるならアクセルの働きをしている神経。

仕事で緊張しているときや他人と何かを争っているとき、

身の危険を感じたようなときに、

私たちはなんとか力を振り絞って目の前の状況を打開しようとします。

 

交感神経はそういうときにグイッとアクセルを踏み込んで、

心身を戦闘モードにします。

このアクセルが踏み込まれていると、

心拍数や血圧が上がり、呼吸が速くなり、血管が収縮して、

心と体がアグレッシブな方向へシフトするのです。

 

一方、副交感神経は、車ならブレーキの働きをしている神経。

ひとりでくつろいでいるとき、気心の知れた人と談笑しているようなとき、

私たちは肩の力が抜けているものです。

 

こうしたときにリラックスした状態でいられるのは

副交感神経のブレーキがかかっていることによります。

このブレーキがきいていると、

心拍数や血圧が下がり、呼吸はゆっくりになり、血管は適度に拡張して、

心と体がより効率よく休めるような状態にシフトしていくわけです。

 

これらふたつの自律神経は、互いに異なった働きをしながら、

私たちの心や体の状態をコントロールしてきます。

 

車はアクセルとブレーキをうまく使い分けて初めて乗りこなすことができるもの。

それと同じように、私たちの心身も、ときにはアクセルをかけ、

ときにはブレーキをかけて、バランスよく使い分けながら

コントロールしていく必要があるのです。

 

すなわち、アクセルの交感神経とブレーキの副交感神経を両方うまく使って、

自律神経のバランスを整えていく姿勢が重要だということです。

 

先ほど申し上げたように、自律神経バランスは心身の好不調のカギを握るシステムです。

もしこのバランスが大きく崩れてしまったら、

私たちの心身は「アクセルやブレーキが不調の車」のように、コントロール不能に陥り、

不調や病気などのトラブルへまっしぐらに突き進んでいってしまうことでしょう。

 

(中略)

 

突然ですが、直感予感が当たった経験がありますか?

 

〝なんとなくこっちを選んだほうがいいな〟

という直感が当たって大きな成功につながったり、

〝なんとなくこっちへ行ったらマズイ気がするな〟

という嫌な予感が的中してトラブルを回避できたりといった経験です。

きっと、誰しもけっこう思い当たるフシがあるのではないでしょうか。

 

私は、こういった直感や予感も、無意識のなせるワザだと考えています。

 

直感や予感はいわば、無意識がささやく〝声〟のようなもの。

無意識の〝ささやき声〟は、意識には上がってこないけれど、

〝なんとなく感じる〟直感・予感というかたちでかなり多くのことを訴えかけています。

そして、じつはそうした無意識の〝なんとなく〟のささやきは

私たちの行動にかなり大きな影響を与えているものなのです。

 

たとえば―――。

本屋さんで〝なんとなくの直感〟で手に取ってみた本が、

あなたの人生を変えるような内容の1冊だったとしましょう。

その本を〝なんとなく〟手に取ることができたのは

無意識の力に導かれていたせいかもしれません。

 

ビジネスで売り込みをかけてきた業者に対し、

あなたは〝なんとなく怪しいな〟と感じて取り引きをするのをやめたとしましょう。

そうしたら、数週間後、粉飾決算などが明るみに出て

その業者が倒産したというニュースが……。

あなたの〝なんとなく〟の予感が的中したのも、無意識のおかげかもしれません。

 

仕事上のパーティーでたまたま隣り合わせて〝なんとなく〟話をした人が、

後々ビジネスで成功を得るための欠かせないパートナーになったとしましょう。

そうした〝なんとなく〟の巡り合わせも、

無意識が引き合わせたものだったかもしれません。

 

こんな例ばかり挙げていると、非科学的でスピリチュアルな方面に

どっぷり浸かってしまったかのように誤解されてしまうかもしれません。

しかし、こうした「なんとなくの直感や予感(=無意識の声)」が

私たちの行動に大きな影響を与えるということは、

目下、脳科学や心理学、行動経済学などでさかんに論議されているテーマであり、

決して非科学的というわけではありません。

 

私はむしろ、こういう「なんとなく感じる無意識」の影響の大きさを

科学的に解明していくことが、人間の認知や行動などの学問や

コンディショニング・メソッドを発展させていくカギになると確信しています。

 

その点を踏まえたうえでいわせていただくと、私は、

「無意識には『自分が求めている答え』を勝手に見つけてくれる力」

があると考えています。

 

無意識はあなたが進みたい方向も、あなたが何を求めているのかも

〝なんとなく〟わかっている。

だから、ヘンに頭で考えず、直感、予感に従い、

無意識のささやく声に従ってしまうほうが、うまくいく力が強くなるのです。

 

(中略)

 

みなさん、ビートルズの名曲「レット・イット・ビー」は、もちろんご存知ですよね。

私も大好きで、数あるビートルズナンバーの中でもいちばんこの曲が気に入っています。

 

ところで、私の勝手な解釈なのですが、この「レット・イット・ビー」は、

「ヘンに難しく考えて悩むよりも、自分の中の声に従って『あるがまま』に行けばいい」

という境地を謳ったものなのではないかと思うのです。

 

「レット・イット・ビー」は、日本語に訳すと

「あるがまま」「なるがまま」といった意味です。

この曲がつくられた頃、ビートルズはほとんど分裂状態にあり、

ポール・マッカートニーは、ビートルズをどうしたらいいか、

ジョン・レノンとの確執をどうしたらいいかという問題に、

さんざん頭を悩ませていました。

 

そんなとき、まどろんでいたポールの夢枕に、

亡き母メアリー・マッカートニーが降りてきて

「あるがままに受け入れなさい」とささやいたのだそうです。

この不思議な体験にインスピレーションを得て、

ポールは「レット・イット・ビー」を書いたのだとされています。

 

きっと、ポールはかなり悩んだのでしょう。

でも、ああでもない、こうでもないと悩み抜いていると、

ふと力を抜いたときに、自分が必要としている答えが目の前に浮かんでくることがある。

ちょっと手を休めたときなどに、雲間からパーッと光が差すように

新たな地平が見えてきて、〝そうか、これでよかったんだ〟と気づく。

ポールの体験はそんな感じだったのかもしれません。

 

そしてこれは、「自分の中の内なる声(=無意識のささやき)」が、

自分が悩んでいたことの答えを見つけてくれて、

自分の進むべき方向を気づかせてくれたということなのではないでしょうか。

 

ご存知のように、ポール・マッカートニーはその後、

ソロで活動することを宣言し、ビートルズ解散に踏み切りました。

きっと、「もう悩むことはない、あがいたり、もがいたりせずに、

自分の答えをあるがままに受け入れていこう」という決意を固めたのでしょう。

 

まさに「レット・イット・ビー(あるがままに)」。

他人や周囲に左右されずに、自分の中の内なる声に従い、

やりたいことを追求する道へと進んでいったわけです。

 

 

 

2018年12月16日(日)

 

【編集後記】

 

私も、ビートルズの「レット・イット・ビー」が大好きです。

2作前に出した小説版『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様』の中でも、

追い詰められた主人公がふと入ったバーでこの曲が流れている場面を書き、

「あるがまま」の自分で生きろというメッセージを込めました。

 

※参考

https://goo.gl/ZAooUn

↑『ツイてない僕を成功に導いた強運の神様

~「最高の自分」に生まれ変われる8つの教え』
 

この本もXmasプレゼントに最適です。

ぜひ一冊、「幸運」を贈ってみてはいかがでしょうか?

 

または、今、「読んでみたい」と、〝直感〟したあなた、

それは〝あなたの人生を変える一冊〟になるかもしれませんね!

 

 

では、また来週号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【888号】大人のための国語ゼミ 論理トレーニングは国語に行き着いた!

2018-12-09

 

先週号で「年内には」電子書籍が出ます、とお知らせしたのですが、

すでに12/3から『営業の鬼100則』のKindleが発売開始されていたようです。

https://goo.gl/dd1QQF

電子書籍でしか読まない、という方々には朗報でございます。

この機会に、どうぞお役立てくださいませ!

 

Bookサイトの書籍一覧へも↓月曜日までにはアップされますので、

http://tsuitel.in/books/book_list/index.html

ぜひ、ご覧ください。

 

 

さて、いよいよ本号にて「888号」の配信となりました。

十年以上継続してまいりました「早川勝メールmagazine」ですが、

こうして「末広がりの8並び」の号となり、

まだまだ多くのご縁が広がりそうであると、特別な思いが込み上げてきます。

 

いつもご愛読ありがとうございます。

東京五輪を迎える年には、記念の「1000号」をお届けできることになるでしょう。

 

それまで引き続き、どうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(690冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【国語力】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.690

大人のための 国語ゼミ』

論理トレーニングは国語に行き着いた!

野矢ゼミ開講!

もう国語の授業から離れてしまった人のために、

つまり子どもたちのためではなく、

大人たちのために、国語の授業をしよう。

野矢茂樹 著

山川出版社

 

 

私たちは完全に分かりあえない。それはあたりまえのことだ。

他人の言うことがすべて完璧に分かるなどということがあるはずはないし、

私の言うことがすべて完璧に他人に伝わるということもない。

 

だから、「どうして分かりあえないのだろう」と嘆く必要はない。

「誰とでもどんなことでも分かり合える」というのは幻想にすぎない。

そしてその幻想は、分かりあえない相手を切捨てる力として働きかねない危険な幻想でもある。

 

だが、「どうせ分かりあえないのだから」と諦めてしまい、

最初から分かろうとも分かってもらおうともしないのは、もっと危険である。

完全には分かりあえないということはなるほどあたりまえだ。

しかしそうだとすれば、不完全ながら分かりあえるということも、あたりまえのことなのだ。

 

私たちは、完全にではないけれども、分かりあえる。

分かりあえないことをネガティブに捉えるのではなく、

少しでも分かりあえたことを喜ばなくてはいけない。

 

「分かりあう」ということは二つのことから成っている。

理解することと、納得すること。

それぞれ、私から相手へと相手から私へという二つの方向があるから、

合計四つと言うべきかもしれない。

 

――私が相手の言うことを理解する。相手が私の言うことを理解する。

私が相手の言うことに納得する。相手が私の言うことに納得する。

 

納得するためには理解しなければならない。

しかし、理解できたからといって納得できるとはかぎらない。

言っていることの意味は理解するが、同意はできないということも、ごくふつうにあるだろう。

 

理解しあうことも難しいが、納得しあうことはもっと難しい。

また、みんなが完全に納得しあうことが望ましいというわけでもない。

全員がどんなことについても同じ考えに同意するなどという方がよほどおかしいのであって、

さまざまな考えがあるというのは健全なことである。

 

だがこれも、「考えは人それぞれ」でおしまいにするわけにはいかない。

合意を形成しなければ一緒に何ごとかを為すことができない場合も多い。

考えの多様性を尊重しながら、なお歩み寄る努力が求められる。

 

さらに、「考えは人それぞれ」で終わらせてしまうと、

自分の考えを深めることも、改善することもできない。

また、新しい考えに気づかされるということもなくなってしまう。

 

だから、難しいことではあるけれども、自分の考えに納得してくれない他人や

あなたが納得できない意見を言う他人が現れたとき、

そこでお互いを切り離してしまうのではなく、納得しあおうと努力しなければいけない。

そして、少しでも納得しあえる方向に進んだならば、それはとても喜ばしいことだ。

 

分かりあおうとする努力、それを支えるのが、言葉の力である。

本文中にも書いたことだが、ここには負のスパイラルと正のスパイラルがある。

言葉の力が不足していると、分かりあおうとするのもたいへんで、すぐに諦めてしまう。

すぐに諦めてしまうから、国語力も育たない。

こうして負のスパイラルに陥る。

 

他方、分かりあおうとする強い気持ちをもち、そこで言葉の力を身につけると、

分かりあおうとする努力がその分だけ楽になる。

楽になれば、もっと分かりあおうと努力するようになる。

そうなればそれによって国語力も鍛えられていく。

こうして正のスパイラルに入っていく。

 

 

 

2018年12月9日(日)

 

【編集後記】

 

たしかに「国語力」は大事ですね。

ハートで繋がっていれば言葉はいらない、

というのは、ときに誤解が誤解を生みます。

 

ちなみに、私の学生時代、得意科目は「国語」でした。

というより、他の科目がからっきしダメだったので、

国語〝しか〟できなかったとも言えますが…。

 

高校生のときは、遊んでばかりだったにもかかわらず、

「現代国語」のおかけで大学へ進学することができました。

 

大人になってからも「国語力」を磨いてきたおかけで、

運よく生き延びてきたような気がします。

 

ぜひ皆さんも、「大人のための国語ゼミ」で、

学び直してみてはいかがでしょうか。

 

 

では、また来週号をお楽しみに!

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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