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【840号】会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ 大不況を乗り切る修羅場の人間学

2017-09-03

 

久しぶりに、映画を観ました。

いざ、行きつけの品川プリンスシネマへ。

 

戦国時代マニアの私にとって、

待望の映画「関ヶ原」が封切りになったこの週末、

興奮を抑え切れず、いざ〝出陣〟したわけで、候。

 

石田三成役に、今や国民的映画俳優となった岡田准一、

徳川家康役には、日本映画界を代表する名優・役所広司、

そして、三成に仕える忍びor恋人?初芽役に有村架純、という豪華キャスト。

 

なんとまあ、「今どきの関ヶ原」という配役ではありますが、

その豪華キャストの中でも特に嬉しかったのが、黒田長政役の和田正人。

 

和田正人(本名)は、かつて私が外資系生保で品川支社長を務めていた時代に、

生命保険の営業マンとして働いていたことがあり、

舞台との両立によって中途半端な働きぶりだった和田に対し、

「俳優一本に絞って上を目指せ!」と〝退職〟へ導いた経験を持っています。

 

たしかあれは、2005年のことでした。

(彼のプロフィールには書かれていない、もう一つの〝真実〟です)

 

その後、彼がNHK「ごちそうさん」の源太役でブレイクしたときは感動しましたね。

(詳しくは↓拙著「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」P158をご覧ください)

http://tsuitel.in/books/new_book/index.html

 

戦国史上最大である天下分け目の決戦「関ヶ原の戦い」。

 

過去にドラマなどで何度も取り上げられてきた合戦ではありますが、

この映画「関ヶ原」のように、ここまで真正面から〝戦いそのもの〟を描くというのは、

日本映画史上初めての挑戦なのではないでしょうか。

 

監督には、「日本のいちばん長い日」「クライマーズハイ」

「わが母の記」「駆け込み女と駆け出し男」などの作品にて、

数々の監督賞・脚本賞を獲得した名匠・原田眞人

 

しかも、「竜馬がゆく」の司馬遼太郎原作の「関ヶ原」だというのですから、

真っ先に映画館へ駆けつけたいと思う私の気持ち、 お察しいただけますでしょうか。

 

かつて戦国小説だけで、200冊以上は読破してきた私です。

 

歴史ものって不思議ですよね。

その後のストーリーが分かっちゃいながら、面白いなんて。

 

信長・秀吉・家康ら天下人の立身出世のストーリーもよいのですが、

私の場合、従う大名や家老たちといった脇役の武将の目から見た時代背景から、

虚々実々の駆け引きを読み解くのが好きでした。

 

それらの集大成が「関ヶ原」にあるのではないかと。

 

優柔不断な小早川秀秋のキャラなどは最高ですよね。

映画では、裏切り者の小早川秀秋を東出昌大が演じ、

これまでとイメージの違う「義を貫こうとする武将」として打ち出すという

その斬新さにも驚きました。

 

司馬遼太郎版「関ヶ原」は、この複雑にして壮大なるスケールの〝大事件〟を、

神懸かり的な筆致で描き出していった歴史小説の傑作であり、

原田眞人版「関ヶ原」は、本来は映画向きでない長編の〝大群像劇〟を、

美しい映像美とともにリアリティあふれる「緻密な人間ドラマの傑作」に仕上げました。

 

思い返せば、私が「関ヶ原 上・中・下」全1500ページを一気に読破したのは、

10年前のハワイの地でした。

これまた外資系生保の支社長として表彰旅行に参加したときのことです。

 

私は文庫本3冊を小脇に抱え飛行機に乗り込み、

長旅の機中はもちろん、プールサイドやプライベートビーチ、ベッドルームと、

4泊6日の移動中ずっと「関ヶ原」をむさぼり読んでいた記憶があります。

 

コンベンション旅行から帰国した翌月、

私は19年勤めた外資系生保を卒業する決意をし、

役員へ退職を申し出るという「天下分け目の決戦」に臨むこととなったのは、

司馬遼太郎版「関ヶ原」の影響が無関係であったとは言い切れません。

 

戦国武将同様、私の人生の命運をも分けた作品であると言えます。

この本に出会わなかったら、「今の私」は存在しないでしょう。

 

さて、映画に話を戻しますと、この原田監督作品は、

これまで語られてきた「関ヶ原の戦い」を新しい解釈で描いています。

 

映画のキャッチコピーにあるように、

『誰もが知る「関ヶ原」の誰も知らない真実―――』

その真実が今明かされました。

 

歴史に興味がない方もいると思いますので、

難しい時代考証は省きますが…。

 

1600年、徳川家康率いる東軍7万と石田三成率いる西軍8万が関ヶ原の地で激突し、

勝利を収めた徳川家が以後260年にわたる支配体制を確立する戦い、

それが関ヶ原の合戦である、というのは、もう皆さんがご承知の通りです。

 

面白いのは、徳川軍の主力部隊となって活躍したのは、

豊臣系の武将たちであったという逆説的な展開。

福島正則、黒田長政、加藤清正、山内一豊ら豊臣恩顧の大名派と、

石田三成ら五奉行の官僚派との豊臣政権の深刻な「内部分裂」が端を発しています。

 

最終的に、諸隊の裏切りや傍観によって、

拮抗していた勢力は、東軍12万対西軍3万という圧倒的な差がつき、

たった6時間で幕を下ろしたのが関ヶ原の戦いというわけです。

 

今作の映画においては、

石田三成を「正義を信じ、愛を貫く純粋過ぎる武将」として主役に据え、

徳川家康を「野望に燃え、天下取りをもくろむ武将」として対極に置きました。

 

正義を貫いた石田三成の旗印は、「大一大万大吉」です。

 

〝万民が一人ため、一人が万民のために尽くせば、太平の世が訪れる〟

という解釈をすることができますが、これは現代にも通ずる想い。

それはまさしく民主主義の原点であり、

生命保険制度の原点「One for All  , All for Oneなのではないでしょうか。

 

最近の歴史トレンドとしては、

かつてのアンチヒーローが脚光を浴びてきたように思います。

 

石田三成しかりですが、たとえば、「明智光秀」もそうです。

 

関ヶ原と並ぶ歴史的な大事件といえば「本能寺の変」。

これもまた幾たびものドラマや映画シーンで描かれてきましたが、

明智光秀を「正義の主役」として描き切った物語はあったでしょうか。

次はそのあたりを深く描いていく映画に期待したいですね。

 

そのときにぜひとも、原作にしてほしいのは、

垣根涼介の小説「光秀の定理」

http://urx3.nu/FEsH

 

この小説、めっちゃくちゃ面白いですよ。

超おすすめです!

 

明智光秀とは、こんなにも誠実で不器用な男だったのかと、

印象が180度変わりましたからね。

人間的な深さに触れ、光秀が大好きになりますよ。

 

現代小説の奇才である垣根涼介が、

音楽のようなリズムを刻む歴史小説の傑作を生み出してくれました。

 

胸に響く道理=謎解きの知的ミステリーでもあり、

ラストの余韻まで一気読み必至の歴史エンターテインメントです。

 

ぜひ、読んでみてください。

 

さーて、今は組織の「悪役」を演じているあなたも、

そろそろ日の目を見る時代がやってきたのかもしれません。

 

信念を捨てず、正義を貫き、勇気を持って、

後世に遺る〝志事〟を尽くしてまいりましょう。

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(672冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【修羅場の人間学】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.672

『会社人生で必要な知恵はすべてマグロ船で学んだ』 

大不況を乗り切る修羅場の人間学 

ある会社員に告げられた業務命令……マグロ船に乗れ!

そこにあったのは、あの蟹工船よりつらい日々だった!

齊藤正明著

マイコミ新書

 

 

船長…「ええか、齊藤。おいどーらがマグロを捕りに行くとき、

一番大事なことを知っちょるか?」

 

私……「いえ、知りません」

 

船長…「それは『決める』ことど。

おいどーらも、どこにマグロがいるかなんてわからん。

情報集めて、『ここで漁をしよう』と、えいやで決めちょる。

当たり前じゃが、そこにマグロがいるなんて保証はねーんど」

 

私……「保証がないのに、決めるのって勇気がいりません?」

 

船長…「そりゃ、勇気がいるに決まっちょろーが。

でもの、決めないといつまでも海をウロウロすることになるんど。

どうせ、ウロウロしたって、『ここでならマグロが必ず捕れる』なんてわからんど。

それであれば、早く『ここで漁をする』と決めて、漁をしたほうがええ。

マグロが捕れるかどうかは、じっくり考えても、すぐに決めても、

結局、確率は50%ど。それであれば、早めに舵を取ったほうがええ。

ダメだったら次の漁場に移動すりゃええことじゃねーか。

決めた回数を多くすれば、漁ができる回数も増やせるからの」

 

船長からこう言われたとき、私は過去に仕事で迷った出来事を思い出しました。

「実験に失敗したことを上司に伝えたほうがいいか?そのままやり過ごすか?」

「お客さんに対して、こと細かに製品説明をするかどうか。

あまりに細かすぎると嫌がられるのではないか」

などと何日も悩むことがありました。

 

でも、船長が言うように、私の悩みは結局のところ、

上司に報告したり、お客さんに伝えてみたりしないとわからないのです。

 

むしろ悩んでいるだけ時間がもったいなく、余計に気疲れするだけです。

どうするかを決断して、後は結果を待つほうが、よほど気が楽になります。

 

かくして私は、船長の言葉が後押しとなり、

まったく未知の世界であるマグロ船に乗ることを決心したのです。

 

(中略)

 

生き地獄から開放されたのは、その翌日でした。

海は穏やかになり、時速5kmまで落としていた船は、

速度を通常時の時速20kmに上げ、漁場に向かいます。

 

嵐が接近してから去っていくまでの数日間、東丸は沖で足止めを食らいましたが、

漁師は焦ったり、不安を露骨に表すようなことはありません。

 

嵐によって、漁のできる時間や機会が失われたわけですから、

焦ってもおかしくはないと、私は思っていたのです。

 

そのことを疑問に感じた私は、仕掛けのついた縄を巻き上げる作業中、

機関長に「なぜこの船では、マグロの捕れる日と、捕れない日で、

漁師のやる気が変わらないのですか?」

と聞いてみました。すると機関長は、次のように答えました。

 

機関長…「あー? いいことが起きたら喜んで、嫌なことが起きたら暗くなる。

それじゃ犬と同じじゃねーか。人間はの、感情をコントロールできるんど」

 

「すぐにカッとなり怒鳴る」という、私が持つ漁師のイメージとは

かけ離れた言葉が痛いところを突いてきます。

 

機関長…「マグロが捕れんときこそ、感情をコントロールしぇんと人間ダメなんど。

齊藤はそげーなこともわからんのか? 本当にバカじゃのう」

 

短髪で日に焼けた機関長の迫力のある顔から笑顔がこぼれます。

乗船中は、漁師からよく、「バカか?」と言われましたが、

そのなかでも、一番「バカか?」と言ってくるのが、この機関長でした。

 

機関長の言葉を聞いて気づいたのは、

私が今までいかに自分の感情をコントロールできていなかったかということです。

 

仕事が順調にいかなければむしゃくしゃし、上司から叱られれば極端に落ち込み、

雨が降れば憂鬱になるという自分ではいかんともしがたいことにまで、

感情が左右されていたのです。

自分に起きた出来事を感じるままに生きていたと言ってもいいでしょう。

 

しかし、今ではうまくいかないときでも感情をコントロールするように努め、

失敗したときでも、自分にとってこの失敗は必要なものだったと前向き捉えてみたり、

こればかりは自分ではどうにもならないと思われることは、

仕方のないことだと割り切るようにしています。

 

そんなことを習慣づけていったからでしょうか、

友人からは意外なことをよく言われるようになりました。

「さいちゃんは、あんまり『俺に寄るな!』的なオーラを出しているときがないから、

いつでも気楽に話しかけやすい」

と言ってもらえることが、一度や二度ではなくなったのです。

 

(中略)

 

私……「こんなにヒマだと、嫌になってきません?

せっかく5時間もかけて縄を流したのに……」

 

漁師…「別に嫌にはならんど。ここで嫌になるのは陸の人ばっかしぞ」

 

私……「普通、自分がやったことが結果で返ってこないと嫌になると思うのですが……」

 

漁師…「おいどーらは、事前に縄に傷がないか調べたど。針も磨いたど。

エサを針につけたど。縄を入れてから3時間待ったど」

 

私……「それは私も見ていました」

 

漁師…「つまりの、おいどーらは、おいどーらにできることはすべてやったんど。

それから後のマグロが捕れるかどうかなんて、海が決めることど。

齊藤ら陸の人たちは、人間ではどうにもならんことまで、なんとかしようとしちょる。

それが疲るる原因よ」

 

私……「どこの企業にも、売上目標が毎月決められると思うのですが、

漁師にとってはそれが奇妙に感じますか?」

 

漁師…「そげーなこと俺が知るかい!

ただの、海は人間の思いどおりには動かん。

海にうねりが出て、マグロが捕れにくくなる日もある。

そんなときは海をなんとかしようと思っても無理じゃ。

うねりが消えるのを待つか、ほかの場所に移るしかあるめーな」

 

私……「自分にできることをすべてやったら、後のことは考えないのですね」

 

漁師…「おーよ。マグロが捕れんからといって、

海に飛び込んでマグロを捕りに行ってみよ。

齊藤がサメに食われるだけで、マグロは捕れんど」

 

(中略)

 

時には本当に自分の傷を自分で縫うこともあるそうです。

周りが海で、病院も何もないから、そうせざるを得ません。

 

この環境が漁師を超人にしていくのでしょう。

こうした漁師のすごさを見ていると、

何もできない自分がとてもダメな人間に思えてしまいました。

 

私……「漁師って本当にすごいですね。

それに比べて、私には人よりもできることがほとんどなくて……」

 

船長…「それは齊藤が、おいどーらが得意な面だけを見てるからそう思うだけど。

おいどーらは、齊藤のようにパソコンはできんし、書類もつくれん」

 

私……「そうでしょうか?」

 

船長…「齊藤には何でもできると思われているおいどーらも、

海の上ではできることはほとんどねぇ。

どこに魚がいるかわからんし、船の揺れを止めることもできん。

人間の限界をいつも感じるんど。

しょせん、人の能力の違いなんぞ、ドングリの背比べ程度でねーんか?」

 

私……「本当はもっと活躍したいとは思っているんですが」

 

船長…「それは齊藤のうぬぼれど。

『自分はスーパーマンだ!』と思いすぎちょるから現実とのギャップに苦しむんど。

最初はの、『自分は何もできないダメなやつだ』と認めることからど。

そこから一歩ずつ、自分が得意だったり、好きなことを磨くんど」

 

船長からこう言われると、少し悔しくもありました。

なぜなら、自分はできない人間であることを、自分自身が認めないといけないからです。

 

しかし、実際は船長が言うように、そのときの自分は何かできるわけではなかったのです。

まずはそこを認めたうえでどうにかしないといけません。

 

そう思ったところで、船長は話を続けました。

 

船長…「でもの、いくら自分を磨いたって、人間できないことばかりぞ。

さっき言ったとおり、おいどーらも海に出るとできないことばかりど。

『完璧』を目指せば目指すほど、自分にできないところが目立って落ち込む。

結果、完璧とはより遠くなるんど」

 

(中略)

 

そんな出来事があった朝、親方と食事が一緒になり、

以前から気になっていたことを聞こうと思っていました。

それは、マグロ船の漁師は非常に魅力的な人たちに見えたため、

そのことがすごく気になったのです。

 

1日17時間の肉体労働に耐える肉体を持ち、

トラブルが起きてもその場で何とか解決してしまう知能の高さ。

私にとっては超人的な人たちです。

 

親方に、「マグロ船の仕事って、本当にかっこいいのに、

世間的なイメージはそれほど高くないのは残念ですね」

と言うと、「構まん」と、ひと言返事が返ってきました。

 

 

親方…「おいどーらたちは海の仕事が好きでやっちょる。

陸の人たちは、祝いごとがあれば、マグロの刺身を食うじゃねーか。

それは、おいどーらがマグロを捕ってるからできるんど。

そう思えば、マグロ船の仕事は世の中の役に立っちょるし、

何より、海は陸の仕事に比べて自由ど」

 

私……「でも、世間から誤解されているのはつらくないですか?」

 

親方…「それは他人からわかってもらおうとするからつれぇんよ。

自分が自分の仕事に楽しさと誇りを持てば、あとは世話ねぇ話じゃ」

 

親方の話を聞いた後で、今までの自分は、「他人がどう思うか」を気にし、

無意識に世間に合わせようと努力をしていたのではないかと思いました。

 

だから、仕事選びでも、自分の考えより

「どんな仕事に就けば、周りから変な目で見られないか?」

という社会的な評価を気にしていたのです。

 

しかし、それは誤った考え方なのでしょう。

そもそも考え方は人それぞれです。

あることについて、賛成する人もいればそうでない人もいます。

 

「すべての人から賛同を得ることなどありえないのに、すべての人から賛同されたい」

という私の考えには無理がありました。

 

それにもかかわらず、他人の目を気にし、

誰からも批判されないような無難な行動を選んでいたのです。

 

そして、そのような考え方が自分自身を疲れさせていたのではないかと思います。

 

 

 

2017年9月3日(日)

 

【編集後記】

 

マグロ漁船とは、まさに「人生の縮図」ですね。

 

漁師さんたちの生き様は、

過酷なビジネス社会で多くのストレスを抱えている私たちへ、

さまざまな生きるヒントを与えてくれます。
ちなみに、私はお寿司が大好物

特に、マグロがたまらなく好きなんですが、

このたびマグロ漁船の背景を知るに至り、

これからは「漁師さんたちに感謝しながらマグロをいただこう」と、

改めて心に刻み込んだ次第です。

 

【お知らせ】

来週の配信はお休みします。

次の土日で新刊のゲラを校正しなければならず、

申し訳ありませんが、休刊とさせていただきます。

 

では、また再来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【839号】宝くじで1億円当たった人の末路 普通の会社員が下した選択を待ち受ける23の末路 読み進むほど心が軽くなる!

2017-08-26

 

「もう職場には戻らない」

 

そう勤務先へと告げたのは、

全米「宝くじ」史上最高額の7億5870万ドルを手にしたという、

53歳の独身女性・ワンジクさんです。

 

日本円にすると、約830億円

いやー、全米はスケールが桁違いですね。

ホントに凄い。もう驚きです。

 

夢の大金を手に入れ「明日から会社に行かなくていい」なんて、

悠々自適な人生を羨ましいなぁと思う方も多いのでしょうが…。

 

これから彼女はいったいどのような人生を送るのでしょうか。

 

この女性は昨年、消防士の夫をひき逃げ事故で亡くしているそうですから、

人生とは、いつどんな幸不幸が訪れるのか、本当にわからないものですね。

 

ちなみに、当選金を30年の分割払いで受け取れば、

満額の「830億円」が手に入るそうですが、

一括で受け取る場合は、大幅に減額され半分以下になってしまうんだとか。

 

大金で身を滅ぼしたりしないための「不幸防止」の制度であるにもかかわらず、

実際、今回のワンジクさんをはじめとして、

高額当選者のほとんどは「一括を希望」すると言います。

 

まあ、気持ちはわかります。

夢のような大金ですからねぇ。「すぐにほしい」と思うはず。

 

しかしながら、リスクもあります。

たとえば・・・過去の事件。

 

5年前、シカゴで100万ドル当選した男性が毒殺された事件もありました。

また10年前には、フロリダで36億円当選した男性が行方不明後に白骨死体で発見され、

知人女性が逮捕されたという事件も有名です。

 

日本では記憶が新しい2004年、

サマージャンボ宝くじで2億円当選した女性が行方不明になり、

2008年になって元交際相手の男性が殺人容疑で逮捕、遺体が発見されました。

 

今回も、一夜にして億万長者となったワンジクさんをテレビ画面で見ていると、

あんなに派手に浮かれた記者会見を開いてしまって大丈夫なのかと、

余計な心配をしてしまう私です。

 

静かに黙って、当選したことを公表せず、

いつも通り、職場へ出社することはできなかったのでしょうか

 

無理なんですかねぇ、それはやっぱり。

 

あなたならどうしますか?

 

7億円が当たったら、どうなるでしょうか?

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(671冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【宝くじ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.671

『宝くじで1億円当たった人の末路』 

普通の会社員が下した選択を待ち受ける23の末路 

読み進むほど心が軽くなる! 

鈴木信行著

日経BP社

 

 

 

―――7億円とは言いません。1億円でも当たれば、人生が変わる気がするんですが。

 

瀧 宝くじの当選金が払い戻される際、銀行から高額当選者に

『【その日】から読む本』という冊子が渡されます。

中には、「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先すること」

などが書かれています。そういう冊子が配られること自体、

宝くじが当たった瞬間に舞い上がってしまい、家庭内トラブルを巻き起こしたり、

一度に大金を手にしたが故に

身を滅ぼしたりするケースが少なからず存在する証拠だと思います。

 

―――どういう悲劇のパターンがあるのでしょうか。

 

瀧 まずポピュラーなのは、家族・親族内トラブルだと聞きます。

例えば、宝くじを当てると家族はもちろん、

それまで縁遠かった親族までが直接・間接的に〝おすそわけ〟を要求してくる。

家族の間でも、お金以外の話題が食卓の会話に出なくなる。

 

(中略)

 

―――運が悪ければ、「一家離散」のきっかけにすらなりかねない、と。

でも、なんか分かります。「もし宝くじが当たったらどうする」

という話を家族でしていて大喧嘩に発展したことってありませんか。

 

瀧 シミュレーションでさえそうなのだから、

実際にお金が入ってくると、入念な準備がないとトラブルは必至です。

 

―――でも、当てた人が、家族にも親族にも黙っていたら

無用なトラブルは起きないのでは?

たんす預金や海外の金融機関に預けて少しずつ使えば親族にも近所にもばれない。

盗難や、税務署に痛くない腹を探られるリスクは置いておくとして。

 

瀧 現実には、当たる前は「黙っていよう」と思っていても、

多くの人はばれてしまいます。我慢し切れずに自らカミングアウトする人もいるし、

隠そうとしてもついつい生活が派手になり周囲に隠し切れなくなる人もいるようです。

 

―――なるほど。

 

瀧 人間の浪費というものは一回始まるとなかなか止まらないものなんですね。

普段、2000円の寿司を食べている人が、宝くじが当たって

「自分へのご褒美」などといって1万円の寿司を食べたとしましょう。

ところが美味しいものを食べた時に出る脳内麻痺は、

寿司の金額が5倍になっても、比例して5倍になることはありません。

「あれ、おかしいな。じゃあ、3万円はどうだろう」

と、すぐエスカレートしてしまいます。

クルマ、旅行、宝飾品……。浪費はどんどん膨れ上がり、

周囲からすぐに「何かあったな」と勘繰られるようになるはずです。

 

―――「そんなことには絶対ならない。自分は鉄の意志で自制心を失わない」

と思っている読者もたくさんいると思いますが。

 

(中略)

 

瀧 そう思っている人ほど、危ない。

企業側も「急に資産を築いた人」の財布を開くための

マーケティングは研究し尽くしています。

ただでさえ、人は「不慣れな金額の取引」は

金銭感覚が麻痺して失敗しやすいものなんです。

 

普段800円のランチを食べている人が、

別の店に行ってランチが1150円だったらどうします?

 

―――慎重にメニューを吟味します。

 

瀧 でも5000万円の家を買う時、

70万円追加すれば、より生活が快適になるオプションが付きますよと言われたら。

 

―――「そりゃもう5000万円払うんですから、70万円なんて大した金額ではない」

などと思う人もいるでしょうね。

 

瀧 そうですよね。でも、金額的には、

その意思決定はランチの2000倍、吟味すべき対象なんです。

それくらい、不慣れな取引ではいい加減な意思決定をしてしまいがちなんです。

超高級宝飾店で買い物をすれば、

豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。

行けばVIPルームに通される。

この〝あなただけ感〟〝エクスクルーシブ感〟に堪えられる人は多くないですし、

一度味わうとそんな生活を諦めることはより難しくなります。

 

「急な富裕化」というのはそのぐらい危険なことで、

例えば米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は

5年以内に破産しているというデータもあります。

 

―――宝くじが当たった結果、固定費が上がって「かえって貧困」しかねない、

というわけですか。だったら、いっそのこと1億円持って引きこもったらどうでしょう。

金庫に現金を入れて、仕事はせず、高級品は一切買わず、旅行もしない……。

 

瀧 そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりすれば、

事態は一段と深刻になります。まずこれまでも話したように、

1億円は使い始めると想像以上の速さで減っていってしまう。

 

それに、労働が私たちに提供してくれているものはお金だけじゃないんです。

啓蒙主義を代表するフランスの哲学者、ヴォルテールは、

かつて「労働は我々を3つの大きな悪から逃れしめる」と言いました。

退屈、悪徳、欲求です。

 

―――後の2つは分かりますが、最初は退屈ですか。

 

瀧 そのくらい退屈というものは人生にとって辛いものなんです。

宝くじを当てて仕事を辞めてしまえば毎日、その退屈と向き合わねばならなくなる。

 

―――そういや、富裕層の取材などをしていると、

「お金を貯めようと必死になっている時は楽しかったのに、

いざ、一生かけても使い切れないお金を手にしてしまうとつまんない」

といった話をこっそり聞かされます。

 

なるほど、宝くじは「人生のやる気を失う」ことにもつながりかねないわけですか。

ならば、起業は? 起業なら暇にはならない。

 

(中略)

 

瀧 宝くじで得た資金で事業を始めるなんて最もハイリスクな選択です。

飲食店に行っても3億円分は一生かけても食べ切れない。

でも、誤った経営によって3億円を失うのは容易にあり得ることです。

 

晴耕雨読の日々を過ごすのも、起業で第2の人生にトライするのも、

それ自体は全く悪いことではない。

でもそのためには入念な準備が必要で、

宝くじの当選金をきっかけに始めることではありません。

早期退職も起業も、冷静な判断と緻密なプランが欠かせないんです。

 

でも、人はたとえ少額でも、急に不労所得を得ると冷静ではいられない。

身に覚えはありませんか。

 

―――なら、結局、宝くじで1億円当てちゃったらどうすればいいんでしょうか。

 

(中略)

 

 

瀧 そんな皆さんにぜひお聞かせしたいのが古典落語の『芝浜』です。

大体こんな話です。

 

魚屋の勝は、仕事のスキルは高いものの大の酒好きで失敗続き。

そんな彼がある時、浜辺で財布を拾います。

中にはとんでもない大金が入っていました。

 

「これで一生遊んで暮らせる」。

テンションが上がった勝は、仲間といつも以上のドンちゃん騒ぎを始めます。

 

ところが翌日目覚めると、肝心の財布がありません。

 

女房に聞いてもそんなものは知らないという。

 

―――あーあ、せっかくの宝くじが当たったようなものなのに。

 

瀧 ところが勝は、ここで一念発起します。

 

「こんな夢を見るのは楽をして、あぶく銭を手に入れようなどと

不埒なことを思っているからだ」

と反省したんですね。

 

以来、酒を断ち、身を粉にして働き、気がつけば商売は大繁盛。

 

安定した生活を手に入れることができました。

 

そしてある日、勝はこれまでの苦労をねぎらい、

ありがとうと妻に頭を下げます。

 

ここで、妻は意外な告白を始めます。

 

妻はあの日も夫が拾ってきた大金を見て、

発覚すれば夫は死罪になりかねないと思い、

こっそりと落とし物としてお上に届けてしまったんです。

 

―――勝は?

 

瀧 全く怒ることなく、

「あの時、道を踏み外しそうになっていた自分を救ってくれたのは

お前さんが財布を隠してくれたからだ」

とその機転に深く深く感謝します。

 

落語って本当にいいもんですね。

 

―――おお。

 

瀧 感動した妻は夫の長年の頑張りをねぎらい、久しぶりのお酒を勧めます。

 

そこで勝が一言。

 

―――なんと?

 

瀧 「よそう。また夢になるといけねえ」

 

―――お後がよろしいようで。

 

 

 

2017年8月26日(土)

 

【編集後記】

 

宝くじというものは、

1枚買って7億円が当選する確率は1000万分の1以下と、

一生買い続けてもほとんどの人は当たらない、

ものすごく割に合わない「賭け事」らしいですね。

 

控除率50%(競馬・競輪でも25%)が地方自治体へ分配されることから、

「宝くじ=愚か者に課せられる税金」

と定義する経済学者もいるんだとか。

 

なるほど。

それはそうですよね。

そんなこと、わかっちゃいましたが……。

 

はい、では・・・。

私早川「勝」も、決意を新たにしました。

 

「地道に一生懸命働こう」と。

 

 

お後がよろしいようで。(笑)

 

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

******************************

早川勝

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最新刊

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【838号】成功する人は心配性 「不安」を「行動力」に変える〝科学的な〟方法

2017-08-20

 

この夏、家族で唯一の「お出かけ」をしました。

 

昨日の土曜日、妻と娘3人を連れ、いざ東京ドームへ

そう、ジャイアンツ対ベイスターズの野球観戦に行ってきました。

 

野球には、まったく興味のなかったはずの三姉妹が、

突然、何の気まぐれか…、驚いたことに、

「一度、球場の雰囲気を味わってみたい」 と言い出すではありませんか。

 

そこで私は、「おおー、ならば、すぐにチケットを取るよ!」 と、

執筆がひと段落するこのお盆あたりの休日に、

家族5人分の席を用意した、というわけです。

 

もしかすると、ジャイアンツ好きの私へ対し、

娘たちが気を遣ってくれたのかもしれませんが、

まあ、とにかく、死ぬまでないと思っていた「夢の家族観戦」が、

このたび、実現したというわけです。

 

私が一番張り切っていたのは言うまでもありませんが、

ルールさえもよく分かっていない娘たちにとっても、

かなり刺激的だったようで、思いのほか楽しんでいた様子でした。

 

一球一球のプレーに熱狂する5万人の野球ファンを目の当たりにしたことによって、

「父と同じような人種」がたくさん存在する現実を知り、

ちょっとしたカルチャーショックを受けていたようでした。

 

はじめ、高2の三女は、「ディズニーランドのほうがよかった」

という顔をしていましたが、徐々にドームの雰囲気に飲み込まれていき、

成人している長女と次女のほうは、

ビールと巨峰サワーをがぶ飲みしながら、エキサイトしておりました。

 

試合の勝敗のほうは、6対1で巨人の大逆転勝ち

エース菅野が圧巻の快投を披露し、

陽の逆転ツーベースに、マギーの満塁ホームランと、

最高にスカッとするナイスゲームでした。

 

3位のベイスターズに連勝したこの白星によって、

クライマックスシリーズへの出場権に望みが出てきました。

今後もペナントレース終盤戦のゆくえから目が離せませんね。

 

 

そのデーゲームの帰りには、 水道橋近くでイタリアンを堪能。

ファミリーパーティーは大いに盛り上がり、 (特に私一人が……笑)

「ボーノ、ボーノ」を連発しながら、

将来のことなどを家族で語り合う、有意義な時間となりました。

 

窓の外は、激しい落雷と豪雨でしたが、

この当たり前の平穏な日常をしみじみと噛みしめると、

「感謝」の思いで胸がいっぱいに…。

 

 

とまあ、そういうことで、

さてさて、気分も一新したところで、

本日は、新作がゲラになる前の原稿チェックです。

 

『やる気があふれて止まらない』

というこの「仮タイトル」のままで決定するかもしれません。

 

読者ファンの方々、どうぞ10月発売をお楽しみに!

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(670冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【逃げるは恥だが役に立つ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.670

『成功する人は心配性』 

「不安」を「行動力」に変える〝科学的な〟方法 

性格を変えなくても結果は手に入る!

心配性は頭がいい!

不安になるのは「先読み」ができる証拠。

菅原道仁著

かんき出版

 

「彼女からLINEの返信がない。嫌われたのかな?」

「先輩に相談したいことがあるんだけど、忙しそうだし、迷惑かも?」

「責任あるポストについたから、誰にも頼らずに結果を出さなきゃ」

「もし、このまま一生、一人だったら……」

「貯金がほとんどないまま、老後を迎えることになったらどうしよう」

 

生きていれば、このような心配事に囚われることがあるでしょう。

 

人間は思考する生き物ですから、それゆえに、たくさんの不安を抱きます。

だから、さまざまなことが心配になるということ。

これは、ごく普通のことだと思います。

 

もともと日本人は心配性です。

「空気を読む」という文化の中で、

無言のうちに過度な協調性を求められてきた結果、

私たちには他人の表情を深読みする癖が沁みついています。

 

そのせいで他人の一挙一動が気になって、

「この人は不快になっていないか?」

「自分のしたことに失礼はなかったか?」

とさまざまなことが心配になります。

 

遺伝子的に見ても、日本人には心配性の人が多いことがわかっています。

「セロトニン」という人の気分を大きく左右する神経伝達物質があり、

これが「セロトニントランスポーター」と呼ばれるたんぱく質です。

 

日本人はセロトニントランスポーターの働きが弱いタイプの遺伝子を持っている人が多く、

不安を強く感じやすい傾向があるのです。

 

長く続く不景気も、日本人の心配性に拍車をかけているようです。

「すぐに利益を出せない人間はいらない」

という風潮が当然のことのようになった今、

多くの人々は「自分がいつ切り捨てられるかわからない」

という恐れに日々脅かされています。

 

こうしてみると、私たちの多くがつい悲観的にものごとを考えて、

心配事にとらわれがちになるのも無理はないのかもしれません。

 

 

ただ、「はじめに」でもお伝えしましたが、実は心配性はひとつの「才能」です。

 

私は、あなたと同じような才能を持っている方々を、たくさん知っています。

いわゆる「成功者」と呼ばれる人たちです。

 

例えば、インテルの初代CEOであるアンドリュー・グローブの座右の銘は、

「パラノイア(病的なまでの心配性)だけが生き残る」です。

 

大塚商会の創業者である大塚実氏も

「経営には病的なほど心配性であることが必要」と述べています。

 

経営の神様と呼ばれるパニソニックの創業者・松下幸之助さんは、

「社長は心配するのが仕事だ」とさえおっしゃっています。

 

あるいは、2016年11月に引退した元ジャイアンツの鈴木尚広氏。

200盗塁以上の選手では歴代1位の成功率(8割2分9厘0毛)を誇り、

20年にわたるプロ生活で228もの盗塁を決めた彼は、

私の友人でもあるのですが、彼もものすごく心配性です。

 

鈴木さんが出場するのは、基本的に8回や9回など試合終盤。

勝敗を左右する大事な場面での代走です。

代走を成功させるため、彼は試合開始の7時間前には球場入りして、

ストレッチをしたり体のメンテナンスをしたりしながら、本番に備えていました。

 

「限られたチャンスの代走を成功させる」という使命を負った鈴木さんは、

本番でグラウンドをーに立つ数分間に、

自分の持っているベストの力が出せるように、

毎回7時間もかけて準備していたのです。

 

芸能界でいうと、EXILEのリーダー・HIROさんも大変な心配性だとか。

彼の人生哲学を綴った著書のタイトルは『ビビリ』(幻冬舎)というそうですが、

これは心配性な性格が幸いして今があると自己分析した結果だそうです。

 

ワイルドな見た目とは裏腹に、

「心配性だからこそ勉強するし、細心の注意を払う。これがありのままの自分」

と認めたことによって成功できたと、秘訣を語っています。

 

偉大な成功を納め、自らの人生目標を達成した彼らは、

まごうことなき「心配性」です。

 

明日は売り上げを出せないかもしれない。

成績を残せないかもしれない。

舞台に上がれないかもしれない。

仕事を失うかもしれない。

 

そうした不安があったからこそ、

心配性の彼らは、細心の注意を払いながら、

成功を引き寄せるための行動へと移し、

前へ進むことができたのでしょう。

 

(中略)

 

逃げるは恥だが役に立つ

 

心配性の人の中には、「NO」と言うのが苦手な人がいます。

 

相手に迷惑をかけたらどうしよう、

嫌われたらどうしようと不安になるのでしょう。

 

ただ、自分が望まないことに関して、「NO」と言えなければ、

いつまでたっても自分の人生を生きることができず、

人生を浪費することになってしまいます。

 

そもそも、自分の気持ちを主張できないのは、それ自体がストレスです。

 

「NO」と言わずにストレスを溜め続ければ、やがて視野は狭くなり、

「何をやってもうまくいかないだろう」

という思い込みに囚われるようになります。

 

では、相手を不快にさせずに「NO」と言うには、どうすればよいのでしょう?

 

この場合、「Iメッセージ」を使うのが効果的です。

 

Iメッセージとは、「私」を主語にして自分の気持ちを伝える話法。

この対極にあるのが「YOUメッセージ」で、

こちらは「相手」を主語にします。

 

例えば、仕事から帰ってきて疲れているあなたが、

家族から「ごはんを作ってよ」と言われてうんざりしているとします。

 

このとき、「相手」を主語にするYOUメッセージで発信すると、

「あなたが作ればいいじゃない」となりがちです。

 

YOUメッセージで「NO」を返すと、

相手の思惑を批判することになりますから、

批判されたと感じた相手は思わずムッとなります。

 

一方、「私を」主語にして自分の気持ちを伝えるIメッセージの場合、

「私も疲れているから、外に食べにいかない?」となります。

 

Iメッセージなら、誰も批判することがないため、

「NO」と言っても波風が立たないのです。

 

 

あるには、「NO」と言えない人の中には、

「波風を立てるくらいなら、自分がやればいい」

と考える人が少なくありません。

 

これは一見すると、責任感の強い立派な考え方に見えますが、

実態は、機嫌を損ねたくないばかりに相手におもねる考え方です。

 

「自分が我慢すればいいや」で対処し続けると、

常に多すぎる仕事を抱えることになって、

やがてはストレスで心身のバランスを壊すことになりかねません。

 

また、相手によっては、「NO」と言えないあなたにつけこんで、

次々と難題をふっかけてくることもあります。

 

そんな人を相手にしているときこそ、

自分の人生を取り戻すために、

毅然として「NO」を伝えなければなりません。

 

 

「NO」と言うのは、逃げるような気がして嫌だという人もいるでしょう。

 

話は変わりますが、昨年大ヒットした『逃げるは恥だが役に立つ』

というドラマを覚えているでしょうか?

 

このタイトルは、もともとハンガリー語の諺

(Szegyen a futas de hanznos.)の意訳で、その意味は

「今は逃げるけれど、次は戦う場所を選んで準備する」

というものだそうです。

戦うべきでない場所から逃げるのは戦法のひとつなわけです。

 

逃げるのは、他人の目には「恥」と映るかもしれませんが、

自分の人生目的の達成には大いに役に立ちます

 

他人に揶揄されようと、自分の人生を生きるために、

やりたくないことやできないことには毅然とした態度で「NO」を言う。

 

後悔しないためには必要なことです。

 

 

2017年8月20日(日)

【編集後記】

脳神経外科医である筆者の菅原先生いわく、

「成功のために必要なのは、

問題を無視して突き進むポジティブ・シンキングではなく、

アグレッシブなネガティブシンキング。

心配性のまま、勇気を持って、一歩を踏み出すこと」

とおっしゃっています。

 

なーるほど!

いいんですね、心配性でも…。

なんだかとても励まされますね。

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【837号】言葉は現実化する 人生は、たった“ひと言”から動きはじめる

2017-08-12

 

このたびの連休は、新作の執筆がひと段落したこともあり、

ここ数カ月の間、読みたくても読めなかった「小説」を一気に読破しました。

 

まず手にとったのが、又吉直樹の「劇場」

 

遅ればせながら、本日はその感想をお届けします。

 

芥川賞を受賞した大ベストセラー「火花」を世に送り出した

又吉直樹さんの待望の第二作が、その「劇場」です。

 

「火花」だけに〝一発屋〟で終わってしまうのでは?という、

芥川賞受賞から次作品へのプレッシャーも半端なかったと思いますが…。

 

デビュー作の「火花」を超える素晴らしい作品がここに誕生した、

といってよいでしょう。

愚かな青春時代の心の葛藤と孤独を鮮やかに描き切っています。

 

「かけがえのない大切な誰かを想う、切なくも胸にせまる恋愛小説」

というオシャレなキャッチコピーからすると、

さぞかし素敵な主人公が登場するのかと思いきや…。

 

いやはや、とんでもない。

何しろ主人公の永田というのは、人間のクズのような男で、

どうしようもなく身勝手で甲斐性のないその男にイライラしたりムカムカしたり、

もう腹が立って仕方なかったというのが、

「劇場」の前半を読んだ私の率直な感想でした。

 

しかし、まさにそれこそが「又吉ワールド」のなせるワザ

 

その嫌悪感の正体というのは、

次第に、私たちの中にも存在することに気づかされます。

 

男の嫉妬心ほど、みっともないものはないと思って生きてきた私でしたが、

過去をふり返ってみれば、羞恥のオンパレードではなかったのか。

 

一方で、「だめんず」ばかりを引き寄せてしまう天使のような女子が読めば、

また、別の意味で共感できるのではないでしょうか。

 

そしてラストは、二人の想い出の数々がつまっている沙希の部屋。

「永田」と「沙希」が別れる場面が訪れます。

 

このラストシーンに近づくにしたがって、

今まで明るく振る舞ってきた沙希の切なくも悲しい心の内側が見えてきます。

 

不覚にも、泣きました。

 

決してお涙ちょうだいの表現などないのですが、

自然とこぼれ落ちていく涙・涙・涙。

 

なぜ、作品のタイトルが「劇場」であるのかもラストでわかりました。

 

すごい小説ですね。

研ぎ澄まされた非凡な感性とお笑い芸人特有の表現力。

 

「劇場」は又吉文学の傑作です。 ビバ! 又吉!

 

ではここで、「劇場」の中から、

又吉作品ならではの秀逸な一節をいくつかご紹介いたします。

 

(まずは「書き出し」から)

 

 

まぶたは薄い皮膚でしかないはずなのに、風景が透けて見えたことはまだない。

 

 

依然、僕の肉体は街の喧騒を避けて進んでいるようだったが、

時々、僕は僕の肉体に追いついたりもしたので、

あるいは全ての行動が自分の意志によるものだったのかもしれない。

だが、僕が僕の肉体を追い越すことは一度もなかった。

 

 

棚には殺し屋みたいな名前の酒が並んでいた。

 

 

「なんかいい話だね」

「どこが?」

「全員やさしい」

そうとらえた沙希だけが優しいのだと思った。

 

 

「世界にはベンチを汚す者と信用していたベンチに汚される者とが存在する」

と僕が言うと、「うるさいよ」と顔を空に向けながら沙希は言った。

 

 

金魚のほとんどは餌の与え過ぎで死んでしまうらしい。

 

 

ここではないどこかへ行きたいと願うことと、

ここではない別の場所を自分達で作ろうとすることは似ているが、決定的に違うものだ。

 

 

自分を嫌っている人から与えられたものを食べて生きることほど惨めなことはない。

ましてや、僕の場合は与えられてさえもいなかった。

母から娘に送られたものを横から無理やり奪って食っていたのだ。

 

 

曖昧な返事をして、ドアノブから手をはなしたとき、想像より大きな音が鳴ってしまい、

これが感情表現だと受け取られたら不本意だと思った。

 

 

恥を撒き散らして生きているのだから、みじめでいいのだ。

みじめを標準にして、笑って謝るべきだった。

理屈ではわかっているけれど、それは僕にとって簡単なことではなかった。

 

 

「あとな、ディズニーランドって、ウォルト・ディズニーって人を祀ってる神社やろ?」

沙希は笑いながら、「神社じゃないよ」と言った。

 

 

「だって、手つないだら転んだ時に顔面から血でるやん」

動揺を悟られないための言葉だった。

沙希は少し考えるような表情で僕の目を見た。

「両手をつなぐわけではないんだよ」

「そうなん?」

「両手ともつないだら歩きにくくない?」

「ほんまやな」

「でも、小学校の遠足とかでつないだでしょ?」

小学校の頃のことを思い出してみた。

「おれ遠足の時、教頭先生と一番うしろ歩いてた」

「そういうタイプか」

 

 

家の鍵を開けると、沙希が焚いたお香の匂いがした。部屋に灯りがともる。

僕よりも慌ただしくソファーに腰を降ろした沙希が僕を見上げて、

「ここが一番安全な場所だよ!」

と笑顔で言った。

その言葉はいつまでも僕の耳に残った。

たしかに、あの部屋が一番安全な場所だったのだ。

 

 

僕はリンゴより梨のほうが好きだが、なぜか家族にはリンゴが大好物だと思われていて、

食後に梨が出た時も、僕にはリンゴが出され梨を口にすることができなかった。

家族の期待に応えるために梨には興味がないふりさえもした。

 

 

世間から歪なものを排除するなら、真っ先に消えるのは自分だ。

 

 

日の暮れた街を往く人々は劇場の客席にいた人数よりも遥かに多かったのに、

すべての人間が『まだ死んでないよ』の舞台を讃えているかのような耳障りな声がしていた。

 

 

負けを認めたからといっても、

そのなかったことが引き連れている苦しみなり痛みなりが消滅するわけではなかった。

 

 

「手つないでって言うたら明日も覚えてる?」

「うん? どういうこと?」

「明日、忘れてくれてんねやったら手つなぎたいと思って」

「手をつなぐことを恥ずかしいと思ってる人、永くんだけだよ」

沙希の手はとても温かかった。

 

 

僕がそう言うと沙希は笑いながら、「本当によく生きて来れたよね」と言った。

沙希が笑うと安心する。笑っていないと怒られているような気さえする。

なにかから沙希を守ってやれないことに自分はおびえているのだと思っていたけど、

守られていたのは僕の方だった。

 

 

嫉妬という感情は何のために人間に備わっているのだろう。

なにかしらの自己防衛として機能することがあるのだろうか。

 

 

この汚い感情はなんのためにあるのだ。人生に期待するのはいい加減やめたらどうだ。

自分の行いによってのみ前向きな変化の可能性があるという穏やかさで生きていけないものか。

この嫉妬という機能を外してもらえないだろうか。と考えて、すぐに無理だと思う。

 

 

相手から与えられる一方だと気が滅入るので、

今更ながらこちらからもなにか与えようとするのだが、必ず固辞された。

僕の場合、与えるということは「欲求」であって「優しさ」なんかではないのかもしれない。

 

 

誰かに認められたいという平凡な欲求さえも僕の身の丈にはあっていないのだろうか。

世界のすべてを否定されるなら、すべてを憎むことができる。

それが僕の特技でもあった。沙希の存在のせいで僕は世界のすべてを呪う方法を失った。

 

 

そんなことを繰り返し、まともに沙希と話していない日々が続いたあと、

やはり酔って沙希の家に行きベッドに潜り込むと、

「わたし、お人形さんじゃないよ」

と沙希が目を閉じたままつぶやいた。

それまで沙希の口から聞いたことのないような冷たい声だった。

 

 

「永くん、わたしが他の人のお芝居褒めたりしたら嫌な気持ちになるでしょ?」

「ならんわ」

「なるよ! クリント・イーストウッド褒めても機嫌悪くなったんだよ!」

 

 

「その彼女の優しさに寄りかかって、

その状態を、はなから彼女が望んでたみたいな言い方してんじゃねえよ。

お前の母親を否定するつもりなんて微塵もないよ。ただ誰もが、お前の母親じゃねぇんだよ」

 

 

「人のことなんてほんまは考えられへんやろ?

人のことを考えてる自分のことを考えんねん」

 

 

「ずっと昼間で人間の体だけ夜になるのと

夜になるけど人間の体は昼間のままなんと、どっちがきついんかな?」

「複雑すぎてわかんないよ」

 

 

便所の灯りが一番強い。

 

 

「俺、あの時、不安定でさ、死にかけとったからな。

でも、死にかけてるって感じることは、生きたいって願うことやからな」

 

 

「でもこれだけは言わせて。なんでもかんでも笑い飛ばす必要なんてないから。

しんどいことは、しんどいでええし。最終的に笑えたら良いと思ってるから」

 

 

沙希がどうしても幸福そうには見えなくて、

苦しくて、ただただ沙希の痛みを和らげてあげたかった。

その痛みの根源が僕自身なのだからどうしようもない。

沙希の啜り泣く声がいつまでも狭い部屋に響いていた。

 

 

どこかで犬が吠えている。この犬の鳴き声にはなんの意味もないけれど

演劇において意味のない犬の鳴き声というものは存在しない。

犬が鳴くからには、そこになにかしらの根拠が必要になる。

意味のない遠吠えは、意味がないという効果を生み出している。

 

 

沙希の声はラジオのなかから聞こえてくるようだった。

 

 

ただの箱と化していく部屋を見ていると、

それまで呼吸していた部屋が死んでいくようにも思えた。

 

 

どんな言葉も僕は受け入れなくてはならない。

すべての罵倒を受け入れたところで、報いには到底届かない。

僕は何かを消すためではなく、背負うために沙希の言葉を聞きたいと思っていた。

 

 

「帰ったら沙希ちゃんが待ってるから、俺は早く家に帰るねん。

誰からの誘いも断ってな。一番会いたい人に会いに行く。

こんな当たり前のことが、なんでできへんかったんやろな」

 

 

以上です↑

 

やはり、天才ですね、又吉直樹さんは!

重くて「深い」物語でした。

 

ちなみに、昨年、私早川も「小説デビュー」しましたが、

「ツイてない僕を成功に導いた強運の神様」 https://goo.gl/rHnquU )

二作目で壁にぶつかって方向性を見失い、わずか半年で断念。

 

次作品は「ビジネス書」へと舞い戻りました。

 

並行してリアルな路線も追求し続けるとしても、

ふたたび「フィクションにも再挑戦したい」

という気持ちにさせてもらいました。

 

いずれは「恋愛小説」も書きたいですね。

 

もちろん、又吉さんのような純文学や文芸作品は無理ですが、

沸々と「やる気」とアイデアが湧いてまいりました。

 

どうかお楽しみに。

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(696冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【言葉の魔法】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.696

『言葉は現実化する』 

人生は、たった“ひと言”から動きはじめる 

思考だけでは叶わない。

大切なのは口にすること―――。

永松茂久著

きずな出版

 

 

いまから十数年前、

「この世のどこかにある」と人々が噂する、

〝人生がよくなる魔法の力〟を探し続ける、

とある青年がいました。

 

青年はいろいろなところに勉強に行き、そこで学んだ方法を実験しました。

しかし思ったほどの結果が出ず、一人で悶々としていました。

 

「魔法の力。そんなに都合のいいものなんてこの世にはないかも……。

やっぱりたんなる噂に過ぎないのかな……」

 

そうあきらめかけたとき、青年は、偶然一人の賢人に出会いました。

 

「この人に聞いてダメだったら、あきらめよう」

 

そう思いながら、賢人にいままでの経験を話したあと、青年はたずねました。

 

「あの、人生がうまくいく魔法の力はありますか?」

 

賢人は温かい眼差しで青年の顔をじっと眺め、一呼吸おいてこう言いました。

 

「ある」

 

「本当ですか!」

 

「ああ。魔法の力は存在する」

 

青年は、襲ってきたゾクッと鳥肌が立つような不思議な感覚を抑えながら、

賢人の次の言葉を待ちました。

 

「それはたった一つの簡単なことだよ」

 

「その方法を教えてください。お願いします」

 

賢人はゆっくりとした口調で話しはじめました。

 

「それはね、いい言葉を口にすることだよ」

 

青年はとまどいました。

 

「いい言葉を口にする? そんなことで人生がうまくいくはずがない。

やっぱりそんな都合のいい魔法なんてないんだ」

 

そう思ってがっかりしました。

賢人は青年のその心を汲み取った様子で、続けました。

 

「疑うかもしれないね。信じられないかもしれないね。

しかし言葉こそが魔法そのものだよ」

 

「言葉が魔法……」

 

「そう、いいかい青年よ。人は言葉を使い、言葉で心のやり取りをする。

しかし、あまりにも当たり前に使えるがゆえに、

その言葉の力に気づいている人は少ない。

もし仮に気づいていたとしても、

その言葉の力を意識して使い続けている人はもっと少ない。

そしてまた魔法の力を探してあてのない旅に出る。

だから人は苦しむのだ」

 

もがきながらその旅をずっと続けてきた自分の姿が、

青年の頭によぎりました。

 

賢人はそれまでの柔らかい口調から一変し、

青年の目をしっかりと見て力強く言いました。

 

「青年よ。この法則を覚えておくがいい。

いい言葉がいい未来創るのだ。

人生は君の発した言葉の通りになる」

 

言葉に宿る魔法の力。言葉こそが魔法。

青年は賢人のこの言葉を信じることにしました。

 

青年のまわりの多くの友人は、ひたすら仕事のスキルにこだわっていました。

心を変える方法を探し求める旅を続けている友人もたくさんいました。

ほかの多くの友人は、ひたすらお金を追いかけていました。

 

しかし、青年はたった一人、いい言葉を口にすることに集中しました。

 

実験をはじめて二週間も経たないうちに、

青年の人生に不思議な変化が起こりはじめました。

賢人の言ったように、いいことがたくさん起こりはじめたのです。

 

それと同時に青年のまわりにいる人たちも変わりはじめました。

 

そして何より驚いたことは、

自分が口にしたり書き出したことが現実になっていくことでした。

 

賢人の言葉は真実だったのです。

 

 

 

20世紀最大の発見。

それは「思考は現実化する」という法則だと言われている。

 

この法則は、17世紀に発見され、

ごく一部の人々の間で語り継がれる秘宝の真理とされてきた。

その法則が20世紀で明るみに出たのだ。

 

しかし21世紀になり、人間の研究はさらに進み、

思考よりも人間に大きな影響を与える存在が発見された。

 

それは「言葉」である。

 

 

 

 

2017年8月12日(土)

 

【編集後記】

 

著者累計88万部を突破した永松茂久氏の最新刊をご紹介しました。

 

実は、私の新作の担当者でもある「きずな出版」の小寺編集長が、

編集長就任の第一作目に担当したのがこの「言葉は現実化する」なんだそうです。

 

きずな出版のモットーは、 『言葉は力、言葉はぬくもり、言葉きずな』

 

ということで、応援の意味も込めてシェアさせていただきました。

 

皆さんもぜひ、手に取ってみてくださいませ。

 

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【836号】会って3分話して1分 初対面で売れる技術 中身よりつかみでお客様はYESになる

2017-08-05

 

皆さん、大変長らくお待たせいたしました。

本日の836号より「週刊」配信が復活です。

引き続きご愛読のほど宜しくお願いします。

 

このたび、11作目となる次作品が「脱稿」の運びとなりまして、

本当に感無量です。

10月中旬発売予定の新刊タイトルは、

(仮)「やる気があふれて止まらない 40の提言と120の名言」

ササッと読むだけで、あなたのモチベーションが急上昇してしまう一冊が完成。

これから原稿の校正に入りますので、

正式タイトルや発売日などの詳細が決まりましたら、改めてシェアさせてください。

どうぞお楽しみに!

 

さて、新刊と言えば、

私の盟友である井上健哉さんの2作目の著書、

『会って3分 話して1分 初対面で売れる技術』が、

8月1日の発売と同時に「アマゾン第1位(セールス部門)」を獲得されました。

http://u0u1.net/F8fG

 

井上健哉さんは、ソニー生命のライフプランナーとして入社以来、

なんと、「20年連続MDRT」に登録中なんです。

現在は株式会社fpking代表取締役として経営コンサルにも携わっていますが、

2002年から主宰している生保営業向け勉強会「けんや塾」は16年目を迎え、

これまでの通算受講者数883名の内、な、な、なんと、

500人以上がMDRTに認定されるなど、驚愕の成果を出し続けています。

 

講演会についても、全国各地から引っ張りだこの大人気。

講演回数は「5年連続で年間200回」を超えているといいます。

 

その井上健哉さんへ、私はかねてから、

「生保営業向けの本を書いてほしい」

というリクエストを出し続けてまいりましたので、 ついに念願が叶いました。

(しかも拙著「死ぬ気シリーズ」と同じ『かんき出版』より刊行)

 

初対面のお客様の心をグッとつかみ、

「あなたから買いたい」と言ってもらえるかどうかは、

『中身よりつかみ』であると井上さんは言います。
1作目の「売れる販売員の全技術」は、

行動心理学を基にした「売れるための小さなコツ」が 100個書かれていましたが、

今作の「会って3分 話して1分 初対面で売れる技術」では、

「つかみのとり方」がセールスプロセスに従って解析されています。

 

実際に、セールスの現場で使える「ワザ」がてんこ盛りです。

 

このたび、井上さんのご好意により、

新刊の購入特典として、

セールスプロセスに関する「映像」をご用意いただきましたので、

是非、ご覧になってみてください。

 

ご購入特典動画(約12分)はこちらから

↓↓↓

http://www.fpking.jp/book2/

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(695冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【セールスのコツ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.695

『会って3分話して1分 初対面で売れる技術』 

中身よりつかみでお客様はYESになる 

「あなたから買いたい」と言われるつかみトーク16 売れるコツ43

生保業界で15年間にわたり トップセールスの証である

『MDRT』を500名 輩出し続けた「けんや塾」の全ノウハウを大公開!

井上健哉著

かんき出版

http://u0u1.net/F8fG

Amazonセールス本部門「第1位」

 

 

高級ホテルのホテルマン、あるいは

ヨーロッパのラグジュアリーブランドの販売員を思い浮かべてみてください。

彼らはどんなに急いでいるときも、走ったりしません。

ゆっくりと歩き、手を動かします。

 

ゆっくり動くと動作がていねいに映ります

高いものを売る人はゆっくり動くのです。

 

それでは私たちの売っている保険はどうでしょう。

月々の支払いは数千~数万円でも、

10年、20年となるとブランド品以上の高額商品になるはずです。

 

ということは、私たちも、ゆっくりした所作を心がけるべきです。

バタバタした動きは、落ち着きのない印象を与えます。

 

もっとも、常にゆっくりでもいけない。

この人は仕事が早いと思ってほしいときは、テキパキ動いた方がいい。

 

プレゼンで電卓を使うシーンでは、電卓をほとんど見ずに一気に計算する

「この人、実際はこんなにスピーディーなんだ。でも、話し方はゆっくりだな」

というギャップが、好印象につながるのです。

 

(中略)

 

営業の第一歩はお客様にお会いすることですが、

あまりにも冷たくされたり、きついことを言われたりすると、

心が折れてしまいます。

そうなると精神的なダメージが大きく、次のアポに影響しかねません。

 

ですから、新規のお客様との初回面談なら、夕方以降の時間帯がいいでしょう

もし午前中の商談で心がくじけてしまうと、

「今日はダメだ。ついてない」と丸一日を棒に振ってしまうことがあるからです。

電話でアポをとるもの、午後、もしくは夕方がお勧めです。

 

(中略)

 

お客様とのアポをとるとき、始まりの時間を決める人はいても、

終わりの時間まで決める人は少ないのではないでしょうか。

 

私はアポをとるとき、

必ず「何時から何時までの何時間お願いします」

と終わりの時間を明言します

 

そうすればお客様は次の予定を立てられるからです。

 

そして、話を始めるときに腕時計を外して目の前に置きます。

これは「常に時間を管理していますよ」というメッセージでもあります。

 

私の初訪問の時間はだいたい90分です。

でも自分からお客様にお願いするのは基本、60分で、

必要があればプラス30分延ばせますよというアポの取り方をします。

 

当日、予定の60分が経てば、

「一応ここで予定のお時間が来ました。

ひととおりのお話はお伝えできましたが、

もう30分OKなら〇〇のこともお伝えしたいと思いますが……」

と言うと、たいてい90分になります。

 

2回目のアポがとれない人は、1回目に断りなく長居をしすぎた人です

 

1回目のアポは60分で、30分延ばしたとしても、

終わりを5分早く切り上げると、

2回目のアポは格段にとりやすくなります。

 

(中略)

 

私はいつも、プレゼンをショーのように演出します。

よくテレビのニュース番組などで、

ボードに書いた文字の上に紙を貼って、書いてある文字を隠し、

端を小さく三角に折ってペリッと剥がしていったりしますが、

それと同じことをします。

 

「それではお値段です」

 

裏が全面のりになっている付箋を貼っておいて、

お客様の目の前でゆっくり剥がしていく。

 

2万9800円なら、「2」のほうから剥がしてしまってはつまらないので、

1の位からゆっくりと剥がします。

 

「そこまでするか」と思うかもしれませんが、

保険はただでさえ、ケガ、病気、亡くなるという話になりがちです。

 

お客様に買い物を楽しんでいただくことを忘れてはいけません

エンターテインメントに徹するのは私のモットーです。

面白くなければ、その方の契約は決まっても紹介までは出ないのです。

 

(中略)

 

クロージングのもうひとつの手段として、席を外すこともあります。

 

お手洗いに立ったり、

「ちょっとすいません。2つ3つ着信があったので、

ちょっと外で5分くらい電話させてもらってきていいですか」

と言って、その場を離れる。

 

私がいなくなれば、残ったお客様だけで、

「どうする?」という相談が始まるので、

電話を1、2本かけに行くくらいがちょうどいいでしょう。

 

戻ってくれば、だいたい結論が出ているものです。

 

私は、クロージングは営業パーソンがかけるものではなく、

夫婦のどちらかがパートナーにかけるものだと考えています。

 

ご夫婦で買い物に行くときもそうです。

奥様が「これでいいんじゃない」と言ったらご主人は買う。

奥様が渋い顔をしたら、結局、ご主人は買わない。

これは、はっきりしています。

 

やはりクロージングはパートナーからかけてもらうのが力強いでしょう。

 

(中略)

 

保険というのは大きな買い物です。

それを買うという大きな決断を下したのですから、

お客様は普段とは違う心理状態にあります。

 

緊張から解放されて、ほっとした気分になっているお客様は、

「ついで買い」をしやすくなることがわかっています。

 

これを「テンション・リダクション(緊張状態の消滅)」といいます。

 

もうひとつ、決断を下したあとは、

保険を買ったという自分の行動を正当化したくなります

 

それまでは、「どうしようかな、まあ見直すのもいいか」

という程度だったのに、

買うと決めた瞬間、急に〇〇生命のファンになる。

ならないと自分の行動が正当化できないからです。

 

そんな精神状態のときが、紹介をお願いする絶好のチャンスです。

 

(中略)

 

2017年8月5日(土)

【編集後記】

これから夏季休暇という方も多いかと存じます。

素敵なバケーションをお過ごしください。

 

bon voyage!

 

私は「執筆活動」が最高のバケーションですが…。

 

さあ、これから新作執筆の締めくくりとして

感謝感謝の「あとがき」を書きます。

 

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

最新刊

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【835号】キングダム 最強のチームと自分をつくる これが将軍の見る景色です

2017-07-15

 

5週間振りの配信です。

 

おかげさまでその間は、新作の執筆に集中でき、

待望の11作目もなんとか9割方まで書き進みました。

予定通り、10月中旬頃の発売となりそうです。

 

この夏はまだ不定期配信が続きますが、

毎週号の配信パターンに戻るまで、しばらくお待ちくださいませ。

 

さて、ここ最近もいろいろな出来事がありました。

とてもすべては伝え切れませんが・・・、

一番の特別なニュースは、

「愛車が逝った」ことでしょうか。

 

このたび、15年もの長い間乗り続けた我が家の愛車を、

「廃車」としました(涙)

 

思い起こせば、納車されたのは私が39歳だったあの夏の日

現在では高校2年生に成長した三女が、

当時はまだ1歳半でベビーシートに乗っていたことを考えると、

本当に感慨深いですね。

 

私自身、実はクルマには何の興味も愛着もなく、

ほとんど運転することがありません。

なんと15年間でたった6万キロしか走っていないほどです。

地方の人などに話すと、走行距離のあまりの少なさに驚かれます。

子どもたちが小さい頃は家族サービスで遠距離も走りましたが、

最近の私は、ほとんどハンドルを握ることもなくなりました。

 

元々は妻の誕生日プレゼントにと、 当時の夏のボーナスをはたき、

キャッシュでポンッと買ってあげたあのクルマ。

(あの頃は、羽振りがよかった…笑)

 

クルマなんてただ走ればいいと、めったに洗車することもなく、

これまでぞんざいに扱ってきた私です・・・、

しかし、いざこうして、15年共に駆け抜けてきた相棒が去っていくと、

思いがけず、切なさと哀愁で胸がいっぱいになりました

 

家族をひとり失ったような気持ちにさいなまれ…。

 

車検を通せばまだまだ走れただけに、後悔の念がよぎり、

次の新車が届くまでの3週間は、寂しさが募るばかり。

 

と、と、ところが、

新しいクルマが納車されるやいなや、気分一新。

すっかりテンションが上がりました。

 

いや~、やっぱり、クルマは新車に限ります(笑)

 

ナンバープレートも、やっと、 名古屋ナンバーから品川ナンバーに変わりました。

 

それにしても、この15年の「技術の進化」に驚きを隠せませんね。

あれもこれも、性能・機能が凄まじいです。

ホント、すごい。

びっくりしました。

(クルマ好きの皆さんにとっては、当たり前の機能かもしれませんが…)

 

仮にまた、今から15年間、この新車にずっと乗り続けたとすると、

そのとき私は70歳を迎えようという年齢になってしまいます。

 

そのときは、どこまで新車の性能は進化しているのか

私には想像もつきませんが…。

 

もしかすると、

もはやクルマは空を飛んでいるかもしれませんね(笑)

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(694冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【倫理観】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.694

『キングダム』 

最強のチームと自分をつくる 

これが将軍の見る景色です

孫正義の心をつかみ、3000人のリーダーを指導してきた著者が

超人気マンガを読み解く!

伊藤羊一著

かんき出版

 

 

志が大事だという話をした。

志は、自身が持つ価値観や倫理観がその土台となる。

価値観とは、何が大事か、何が大事でないか、何が好きで、何が好きでないか、

など、自分にとって何に価値を感じるか、についての考え方だ。

 

たとえば「私は世のため、人のために仕事がしたい」という価値観もあれば、

「個人として成功し、金持ちになりたい」という価値観もある。

 

価値観は人それぞれで、みんな違って、みんないい。

 

価値観とは「人として守るべき道、善悪の判断基準となるもの」だ。

 

たとえば「信号無視してはいけない」のように、法につながるものもあれば、

「親孝行はすべきだ」といった道徳もある。

 

普遍的なルールがありそうだが、全てが明文化されているわけではない。

 

だから、一つひとつの事がらに対する倫理観は、

「自分自身がどうありたいのか?」

という志と密接につながっていて、人により異なってくる。

 

ただ、倫理観は「みんな違って、みんないい」というわけにはいかない。

 

我々が生きる社会が求める倫理観は守るべきだし、

一人ひとりが高い倫理観を持たなくてはならない。

 

 

秦の白起将軍は、長平の戦いで趙軍に勝利した後、

投稿した趙の四十万の捕虜を土のなかに生き埋めにしたという。

 

それ以来、趙国民は秦に対し強い恨みを抱くようになる。

 

信に六国合従軍との戦いで倒された趙将の万極は、

長平の戦いで父を生き埋めにされた。

 

だから、秦に対し尋常ならざる怨念を持っていた。

 

その万極を斬った後、

信は「俺は長平みてェなことは絶対にやらねェし! 絶対 やらせねェ!!」と誓う。

 

信にとって、投稿した兵士を生き埋めにすることは、

自身の倫理観から許せないことだった。

 

信は、魏攻略戦でも、自身の倫理観に従った。

敵の町民に凌辱を行う秦兵に対し怒り、

相手が千人将だろうが将軍だろうが王様だろうが関係ねぇ!!

と首謀者を切り捨てる。

戦いに勝っても、略奪や凌辱をしていいわけがない、という倫理観だ。

 

 

私たちが仕事をするときにも、高い倫理観が問われる。

 

まず、法律や定められたルールを守る、嘘はつかない。

 

「そんなことは当然だ」と思うかもしれない。

だが、会社や個人はみな、法律やルールを守っているだろうか?

 

残念ながら、決算をごまかす会社は後を絶たない。

組織的に行われるケースも多い。

また一時期、食材、産地、資材など、様々な「偽装」が明らかになった。

 

顧客の感覚からはありえないことが、繰り返される。

なぜだろう?

 

法律やルールに限らず、道徳的なものも含め、

倫理観が問われる出来事は日々起きている。

 

インターネットの世界でも、頻繁にある。

なぜこんなことが起きるのか。

 

「みんながやっているから」と、つい罪の意識がなくなる。

 

実績を上げるためには仕方がないと思ってしまう。

 

「バレない」と思い込んでしまうこともありそうだ。

 

倫理観は意識しないとブレる。

 

「何が正しいのか」と常に自分に問い、意識的に鍛えて、少しずつ育まれる

 

みんながやっているからいい、ではない。

実績を上げるのは、「正しさ」が前提だ。

 

バレないからいいわけはないだろう。

 

そうやって自分に問い続けよう。

 

 

 

2017年7月15日(土)

 

【編集後記】

 

「キングダム」(かんき出版)を編集担当したのは、

〝死ぬ気シリーズ4部作〟をベストセラーへと育ててくれた編集者のYさん

https://kanki-pub.co.jp/pub/longseller/die.php

 

さすがYさん、今作もまたまた大ヒットしているようです。

https://kanki-pub.co.jp/pub/book/details/9784761272616

 

マンガの「キングダム」を読んだことがないという皆さんも、

ぜひ、書店で手に取ってみてくださいませ。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

【ホームページ】http://tsuitel.in

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【834号】NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法 新しい環境も「自己肯定感」でうまくいく!

2017-06-03

 

3週間振りの配信になりますが、

(10月発売予定の「11作目の新刊」執筆は順調です) 本日は「緊急告知」です。

 

「早川勝・講演会」のお知らせ。

ここ最近は、企業・団体様からの講演依頼が多く、

一般の方もフリーで参加できる講演は久しぶりです。

 

どうかこのチャンスをお見逃しなく。

 

明日5日、月曜日の夜、

お仕事帰りに「銀ブラ」でもいかがでしょうか?

 

平成29年6月5日(月)

時間:18時30分開場 19時00分開演~21時00分

会場:中央会館「銀座ブロッサム」7階マーガレット

中央区銀座2-15-5

東銀座駅5番出口より徒歩8分

新富町駅1番出口より徒歩1分

参加費:2,000円

講師:早川勝

テーマ: 「ビジネスで必要な幸運は自らの意志と実践でつかめる」

~ツイてない僕を成功に導いた強運の神様~

主催:中央区倫理法人会

 

法人会の会員でなくても、飛び入り参加可能です。

(百数十名の方々が参加予定とのこと)

 

講演後は、書籍サイン会

そして、懇親会(参加費別)もあるそうです。

 

元気注入の「熱いトーク」を堪能いただいたあとは、

一緒に飲みましょう!

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(693冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【自己肯定感】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.693

NYの人気セラピストが教える 自分で心を手当てする方法』 

新しい環境も「自己肯定感」でうまくいく!

TVで話題沸騰 いちばん売れている心理セラピー

ガイ・ウィンチ=著 高橋璃子=訳

かんき出版

 

 

待合室に座っているところを想像してください。

 

部屋には知らない人が二人います。

そのうち一人が、何気なくテーブルの上のボールを手にとり、

もう一人に向かって放り投げます。相手はボールをキャッチしたあと、

部屋を見まわしてあなたにボールを投げます。

 

あなたは難なくボールを受けとめ、

最初の人に投げ返します。

 

次に、最初の人がもう一人に向かってまたボールを投げますが、

今度はあなたのところにボールがまわってきません。

 

ボールは最初の人にまた投げ返されます。

いつのまにか、あなた以外の二人のあいだだけで

ボールが行き来しているのです。

 

さて、あなたはどう感じたでしょう。

 

心が傷つき、いやな気分になったのではないでしょうか。

なんとなく自信がなくなる感じがしませんか?

 

くだらないと思うかもしれません。

たかがキャッチボールで、

知らない人がボールをまわしてくれないからといって、

誰がそんなことを気にするでしょう?

 

ところが実は、きわめて多くの人が気にするのです。

 

この状況を再現した心理学の実験があります。

 

二人の他人は実験の協力者で、

実験の対象となる人だけが何も知らされていません

(まったく違う実験に参加するつもりで待合室に来ています)。

何気なくキャッチボールが始まり、最初の1~2回のあとで、

自分にボールがまわってこなくなります。

 

この実験の結果、仲間外れにされた人は

「大きな精神的苦痛」

を感じることが明らかになりました。

 

注目すべきは、この実験のシチュエーションが

現実の拒絶体験よりもかなり軽度であるという点です。

相手はただの他人ですし、

キャッチボールなどたわいもない暇つぶしにすぎません。

 

それなのに、人は大きな苦痛を感じるのです。

 

だとしたら、日々の生活で直面するリアルな拒絶体験は、

人にどれほどのダメージを与えるのでしょう。

 

 

恋人にふられたとき、

私たちは自分で思っている以上に深く傷つきます。

仕事の面接で落とされたり、

友達の集まりに誘われなかったりしたとき、

私たちの心は非常に大きな痛みに襲われているのです。

 

拒絶体験の痛みは、ほかのどんな精神的苦痛よりも

明確な「痛み」として感じられます。

 

「胸が張り裂けそうだ」とか「頬を張られたような」

という比喩が使われるのは偶然ではありません。

 

拒絶体験の痛みを肉体的痛みにたとえると

「麻酔を使わない分娩」や「がんの治療」に匹敵する

という心理学の調査結果もあるほどです。

 

それにくらべると、不安や失望、欲求不満といった

その他のネガティブな感情は(ひどく不快ではありますが)

拒絶ほどに強い痛みを引き起こしません。

 

なぜ拒絶体験の痛みは、

そんなにも強烈なのでしょう?

 

その答えは、どうやら人の進化プロセスにありそうです。

 

 

人は社会的な動物です。

まだ文明のない時代、仲間に拒絶されることは、

そのまま死を意味しました。

 

群れの助けなしには食べ物が手に入らず、

危険から身を守る手段がなく、

孫を残すこともできないからです。

 

仲間外れは、そのまま死刑宣告を意味しました。

 

ですから人の脳にとって、

仲間に受容されるかどうかはまさに死活問題なのです。

 

少しでも仲間から排除されそうな経験をすると、

私たちの脳は危険を感じて激しく警告を発します。

 

それが痛みとなり、激しい苦痛を引き起こすのです。

 

このことは脳のスキャンを見ても明らかです。

 

誰かに拒絶されたとき、私たちの脳内では

肉体的苦痛とまったく同じ部分が活性化します。

 

 

(中略)

 

 

拒絶体験は痛みだけでなく、

怒りと攻撃性を引き起こします。

 

自分を拒絶した人に怒りを覚えるのは当然ですが、

ときには無関係な人たちに怒りが向くこともあります。

 

いわゆる「八つ当たり」です。

 

世の中のドアや壁たちは、このことをよく知っています。

失恋した人の拳を、彼らは幾度となく受けとめてきたからです

(ただしコンクリート壁の場合、壁よりも

殴った人の骨のほうがダメージを受けますが)。

 

壁を殴るなんて乱暴なやつだ、と決めつけないでください

どんなに心やさしい人でも、

拒絶された直後は多かれ少なかれ攻撃的になります

 

ほんのささいな拒絶体験が、普段は温厚な人を

ひどく攻撃的に変えることも珍しくありません。

 

たとえばサイバーボール実験が終わった直後、

参加者たちは無関係な人に悪態をつく機会を与えられました

(相手がキャッチボールの操作に関わっていないことは明確に説明済み)。

 

その結果、キャッチボールの仲間外れにされた参加者は、

そうでない人よりもずっと大きな声で、

長い時間にわたって相手をののしったのです。

 

悪態の代わりに、激辛ソースを無理やり食べさせるというバージョンもあります。

この場合も、拒絶体験をした参加者は、そうでない人よりも

4倍多く激辛ソースを盛ることがわかりました。

ひどくまずい飲み物を飲ませたり、

聞くに堪えない音を聞かせる実験でも同様の結果となりました。

科学者もよく次から次へと罰ゲームを思いつくものです。

 

しかし、冗談ではすまされないこともあります。

拒絶体験の傷を手当てせずに放置すると、

高まった攻撃性はまわりの人間へと向かいます。

 

その攻撃性は、ときには激辛ソースよりも

ずっとたちの悪いものになります。

 

 

(中略)

 

 

自分を注入するエクササイズ

 

1 自分の性格や特徴のなかで、

いいと思うところを5つ選んで紙に書きだしましょう。

とくに、拒絶体験のシチュエーションに関係するもの

(恋人にふられたあとなら、恋愛に関する長所)を選ぶと効果的です。

 

2 その5つの長所を、

自分にとって大事な順に並べ替えましょう。

 

3 上位3つの長所について、

思うところを短い文章に書いてみましょう。

 

・なぜその特徴が大事だと思うか。

 

・その特徴のおかけでどんないいことがあったか。

 

・その特徴は、自分という人間にどんな影響を与えているか。

 

 

(中略)

 

 

あなたは、自分であることに満足していますか?

 

自分を肯定し、価値あるものとして受け入れること。

これを心理学の言葉で自己肯定感(セルフ・エスティーム)といいます。

 

心の健康のためには、自己肯定感が欠かせません。

 

自己肯定感が低く、自分なんかだめだと思ってしまうと、

心の免疫力が大きく下がるからです。

 

自己肯定感が低いとき、

私たちの心はちょっとしたことでも傷つきやすくなります。

なんとなく気分が沈み、悲観的で消極的な態度になりがちです。

憂うつや不安が高まり、過食症や拒食症になる危険もあります。

さらには人間関係の満足度が下がることもわかっています。

 

一方、自己肯定感を高めれば、

心の免疫力が強化されて多少のことではへこたれなくなります。

 

 

自己肯定感を高めることは、自分大好き人間になることではありません。

 

世の中には自分が大好きで自信に満ちあふれた人もいますが、

それはそれで困った面があります。

 

人の批判を聞き入れなかったり、

自分の失敗を認めなかったり。

自分の正しさを主張しすぎて、周囲の人とトラブルになることもあります。

 

その極端なケースがナルシストです。

ナルシストの人は自己愛が異常に強く、

ちょっとでも批判的にことを言われるとひどく傷つき、怒ります。

 

誰かに否定されたと感じたら、全力で相手に報復します。

自分の肥大化した自己を守るためなら、手段を選ばないのです。

 

そういう自己愛の強すぎるケースとくらべれば、

自分に自信がないくらいのほうがましかもしれません。

 

自己愛は強すぎても弱すぎてもあまりよくないようです。

 

理想的なのは、自分をしっかりと肯定しながら、

自己愛におぼれない堅実さを保つことです。

 

そのように安定した自己肯定感を持っている人は、

心がもっとも健康であるといえます。

 

 

(中略)

 

 

どうしても自分が好きになれないと言って

セラピーにやってきたある若者は、

自分の体型をけなすだけでなく、

有名人の体型も全力で批判していました。

 

ブラッド・ビットのことさえ

「手足がひょろひょろでみっともない」と言うのです。

 

私は思わず言い返しました。

「自分の体が気に入らないのはわかりました。

でもあなたは、誰の体も気に入らないんでしょう。

問題は、すべてがネガティブに見えることみたいに思えますね。

どうです、最近憂うつ気分になっていませんか?」

 

気分が憂うつなとき、

私たちはものごとを必要以上にネガティブに捉える傾向があります。

 

自分だけでなく他人も批判したくてしかたがないときは、

うつ傾向になっているかもしれません。

 

 

 

2017年6月3日(土)

【編集後記】

 おかげさまで「自己肯定」しながら、

「11作目の執筆」に集中しております。

かなり書き進みましたが、まだ3分の1程度です。

 

ということで、まだまだ不定期の配信は続きます。

またしばらくの間は「休刊」となりますので、

何卒、ご了承くださいませ。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【833号】なぜあの人が話すと納得してしまうのか? 価値を生み出す「バリュークリエイト交渉術」

2017-05-14

 

昨晩は、厚木中学時代の同窓会でした。

はるばる「本厚木」まで行ってまいりました。

 

なんとなんと40年振りに旧友たちとの再会を果たした次第です。

 

中学の同窓会は、卒業以来一度も開催されておらず、

「きっと死ぬまで中学時代の友と会うことはないんだろうなぁ」

と思っていたのですが、このたび、55歳を前にして、

約50名の地元の同窓生と旧交を深めることができたのです。

 

やはり参加してみると、予想していたことではありますが、

お互いに年老いた外見は、あまりにも変わり果てており、

一見すると、誰が誰だか分からず

皆はじめは戸惑っていました。

 

しかし、話していくうちに、 遠い過去の記憶が段々と蘇えってくるものです。

 

中学生時代の記憶だけにとどまらず、

小学生時代や幼少期の昔懐かしい記憶までも

「脳の格納フォルダ」がパカパカ開き始める感覚というのは、

なんとも表現できない楽しさでしたね。

 

今現在の見た目は大きく変化しても、

友達それぞれのキャラクターは当時のままでした。

不思議な感覚です。

 

年月が経って大人になっても

人ってそんなに変わらないものなんですね。

 

ほとんど昔のまんまでしたから…。

 

その中でも、最も驚いたのは、

自分自身のキャラクターについて。

 

私の「バラ色の人生」においては、

唯一の暗黒時代が中学3年生の一年間

私の人生からは「なかったこと」として抹殺していた時代です。

 

「自分嫌い」で過ごした、楽しくない一年でした。

 

ですから、自分が記憶していた「中学生・早川勝」のキャラクターというのは、

「暗い」「地味」「控え目」「無口」「自己卑下」

だと思い込んでいました。

 

ところが、

旧友たちの記憶にある「早川勝」の印象というのは、

真逆だったのです。

 

怯まずに正論を主張する口の達者な奴。

そう、いわゆる「今の私」に近いキャラクター。

 

そんなバカな。

「変わったよね」と言われるとばかり思っていたのに、

彼らの印象は、「変わってないよね」だったのです。

 

私は「自己改革」を施してここまでやってきた、

と自負していたのですが、

本物の自分は変わっていなかった、という不思議。

 

これには驚きました。

ホントに意外でした。

 

なぜ、過去の自分にマイナスのレッテルを貼りつけてしまったのか。

論理的に説明するのは難しいのですが、

自己卑下の仮面を被ったアナザー(もう一人の自分)のしわざーとでもいいましょうか。

 

中学時代の自分と「直面」し、仮面を外してみたら、

もやもやしていた「自尊心」を完全に取り戻せたような気がします。

心の霧が晴れて、なんだかスッキリしましたね。

 

40年間、閉ざしていた暗闇を抜け出して、

明るい光が差してきた感覚です。

 

その頃の自分自身を「許して」あげることができ、

今は、心穏やかな安堵感に包まれています

 

いやー、今回の同窓会に参加してよかった、とつくづく思いましたよ。

 

中学の友達としてただ一人、偶然Facebookでつながっていた石鍋君には、

本当に感謝・感謝です。

 

ちなみに、石鍋君というのは、

元生徒会長であり、休み時間にピンクレディーを踊る人気者キャラ。

現在は横浜で歯科クリニックを経営しています。

 

彼の誘いがなければ、同窓会の存在さえ、知る由もありませんでした。

 

不思議な運命を感じるのは、

石鍋君と私は10月20日生まれの同じ誕生日である、ということです。

 

半世紀前の同じ日に生を受けた彼によって、

新たに生まれ変わった私の人生が再スタートしました。

 

皆さま、これからもどうぞ宜しくお願いします。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(692冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【交渉ツール・巨大隕石と北極星】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.692

『なぜあの人が話すと納得してしまうのか?』 

価値を生み出す「バリュークリエイト交渉術」 

超一流は「Win-Win」なんて言わない。

大森健巳著

きずな出版

 

 

あるところに口喧嘩をしている2人がいたとしましょう。

その2人の頭上に巨大な隕石がせまっているとします。

落ちたら地球環境が変わるほどの大規模な隕石です。

それがぐんぐん近づいてきます。

 

はたしてこの2人の口喧嘩はどうなると思いますか。

 

言い争っている場合ではなくなりますよね。

そして生き延びるために協力するという「共通の基盤」を持つわけです

 

この心理法則が巨大隕石です。

 

では相手と自分にとっての巨大隕石とは何を指すのでしょうか。

 

それは「お互いにとって共通の敵」です。

 

ただしこの際の注意点は、

特定の個人を共通の敵にしないということです。

 

もっと大きなもの、たとえば「業界の制度」とか

「時代」や「流行」などといったものがおすすめです。

 

ほかには、利益が減ることや時間が無駄になること、

人材が流出すること、チャンスを失うことなども有効です。

 

たとえば、取引先の社長に早く納品してもらいたい場合。

 

「原価が上がって大変ですよね。

この不景気のなか、お互いよくやっていますよね」

と言ったあとに

「ところで〇〇の納期なのですが」

と切り出します。

 

ほかには「時代」を敵にすることもあります。

その場合は「最近はなんでもスマホで済ませたがりますよね」

などという現象を使ったりします。

 

「業界」の場合であれば

「この業界は、閉鎖的ですよね」といった具合です。

 

すると相手からは「うーん、そうだよね」

という反応が出てきます。

 

このようにして一緒に共通の問題を解決する同志となってもらうのです。

 

巨大隕石を設定する目的は、

相手と一緒に考える「共通の敵」を持つところにあります。

 

一方、北極星とは「長期的なビジョン」を指します。

 

空に輝く北極星を指して「あれを見て」という感じで、

お互いにとっての長期的な展望に意識を向けます。

 

5年後には、10年後には、

20年後にはといった観点で考える問いかけをするのです。

 

たとえば、

「5年後には、大きく成長していますよね」

「10年後には、お互い業界のトップランナーになっていますよね」

といった使い方です。

 

そのように長期的な視野で会話をすることで、

目先の条件に目くじらを立てたりせず、

最適な方法をお互いに考えられるようになるのです。

 

 

2017年5月14日(日)

 

【編集後記】

 「巨大隕石」と「北極星」を組み合わせて使うと、より効果的でしょう。

良い協力関係が築けそうです。

 

交渉時には、ぜひ、試してみてください。

 

 

さて、前号でもお知らせした通り、

「11作目の執筆」に集中するため、

しばらくは不定期の配信となります。

 

何卒、ご了承くださいませ。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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最新刊

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【832号】売れるまでの時間―残り39秒 脳が断れない「無敵のセールスシステム」

2017-04-29

 

神宮球場へナイター観戦に行ってきました。

といっても、観たのはヤクルト戦ではなく、高校野球。

 

はい、そうです、お目当ては、早実の「清宮幸太郎」

春季東京都大会の決勝戦、

「早稲田実業VS日大三高」を観戦してきました。

 

清宮人気によって、高校野球としては異例のナイター開催となり、

チケット売場が大行列となったニュースをご覧になった方も多いのではないでしょうか。

(インターネットのTV放送でも100万人が視聴したらしい)

急遽、外野席も開放し、スタジアムは超満員の人でごった返していました。

 

奇跡的にその夜のスケジュールが空いていた私は、

同僚のS君を誘い、「話題の試合」へ駆けつけたというわけです。

 

運よく、バックネット裏の見晴らしの良い席を確保でき、

この目で生観戦した清宮選手は、期待通り、いや、

期待を大きく上回る2本のホームランをかっ飛ばしてくれました。

 

通算本塁打はこの2発で83号、84号となり、

大阪桐蔭時代の中村剛也(西武)の記録をあっさり抜き去ったのですから、

本当に驚きです。

 

ライトスタンド上段まで特大ツーランを放り込んだと思ったのも束の間、

9回裏には、14対17の劣勢から、

バックスクリーン横へ起死回生の同点スリーランを

2打席連続で「おかわり」したのですからたまりません。

球場全体が興奮のるつぼと化しました。

 

神宮の夜空に両校合わせて7本(早実・野村も2本)打ち上がった花火大会。

その中でも清宮のホームランは、ひときわ大きな放物線を描いていました。

 

なんと、この決勝戦は、逆転、逆転、また逆転の末、

延長12回までもつれにもつれた挙句、

早実が「18対17」でサラナラ勝ちするという、

もの凄いノーガードの乱打戦となりました。

まさに、「超ルーズヴェルト・ゲーム」と名付けたいですね。

野球の試合とは思えないラグビーのようなゲームでした。

 

おかげで、肌寒かった神宮のナイター観戦も、

それはもう熱く熱く燃え上がることができました。

 

ゲームセットが22時を過ぎる4時間超の試合も、

まったく長さを感じないほどの大熱戦。

こんな凄い試合は、長いこと生きてきて一度も観たことがありません

清宮抜きで考えても、ホントに面白い試合でした。

「観に行ってよかった」とつくづく思いましたよ。

 

と、2日経ってもまだ興奮が冷めやらない私ですが…。

来月の関東大会も楽しみになってきました。

 

きっと「ひたちなか市民球場」にも、

神宮球場の2万人を超える大観衆が押しかけるのでしょうね。

 

おそらく清宮選手は、その大会でもホームランを量産して、

中田翔(大阪桐蔭→日本ハム)の87号を豪快に抜き去り、

夏の甲子園大会までに通算「100号」に到達することは、

もはや間違いありません。

 

清宮選手は、今秋のプロ野球ドラフト会議の超目玉です。

 

第1巡指名で消えることは既成の事実でしょう。

私早川は個人的に、セ・リーグならジャイアンツ

パ・リーグならバファローズに入団してほしいと思っています。

 

イチロー監督に率いられたバファローズの若き四番バッター清宮が、

早実の先輩スターであるファイターズの斎藤佑樹投手から

プロ第1号ホームランを打ち、ついに引退へ追い込む、

という因縁のドラマを期待しちゃいます。

 

または、大谷翔平がメジャー挑戦前の最後のバッターとして

三振に切って取った相手が「清宮」であった、

という展開のほうがドラマティックでしょうか。

 

どちらにしても、

近い将来のビッグな「スター誕生」を予感させてくれた、

GW前のエキサイティングな一夜となりました。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(691冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【許可をとるセールス】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.691

『売れるまでの時間―残り39秒』 

脳が断れない「無敵のセールスシステム」 

科学的に最速で「ほしい!」と決断させる。

遠藤K.貴則著

きずな出版

 

自然に売れている状況には、常にあるものが3つある。

1 「TRUST(信頼)」

2 「TIMING(機会)」

3 「TROUBLE(苦悩)」

この3つだ。

信頼がなければ売れない。

タイミングが合わなければ売れない。

苦悩と思えるほどの問題があり、

それを認識していなければ売れない。

 

相手があなたの言葉に耳を傾けているなら、

すでに売れる状況にいる。

 

それにも拘らず、あなたはそのチャンスを無駄にしている。

 

今この本を読んでくれているあなたは、

きっと信頼関係のない人と商談はしないし、

空気も読める人で、

相手の問題も本当に解決したい人なのであろう。

 

何よりすばらしい商品・サービスを提供していると想像できる。

 

しかし注意してほしい。

よい品であることは「売れる条件」に入らない

 

売りやすい、紹介しやすい要因にはなるが、

それ単体で売れるわけではない。

 

もし高品質のものが自然と売れるならば

世界は日本製品だけであふれているはず。

 

商品・サービスがすばらしいものほど自然と売れない。

 

なぜなら商品開発とサービスばかりに

時間と労力と人材と資金を投資していたら、

ブランディング、広報、マーケティング、

セールスにはまったく使えないから。

 

これこそ、〝売れない良品〟の典型的な方程式である。

 

なので、この本を読んでいるあなたは、

すばらしい商品・サービスが日の目を見るのに

貢献していると覚えておいてほしい。

 

ここで伝えておきたい。

だからこそ「許可なく売らないでほしい」と。

 

別に法律的な許可の話をしているわけではない。

当然それも大事だが、〝会話のなかでの許可が必要〟という意味だ。

 

あなたは許可なく売ってくる人に出会ったことはないだろうか?

 

俗に言う「セールスマン」のイメージの人たち、

または繁華街の客引きのような人たち、

いきなり売り込みを始める人たち、

会話に〝売り込み臭〟が激しくする人たち……。

 

相手に許可なくセールスをおこなうと、

ニューロマーケティングでいうところの「広告拒否」が起きる。

 

ちなみに広告拒否とは、相手が無意識にあなたを拒否する行動をとる状態のこと。

 

では、許可とは何か?

 

「何をしている人なんですか?」

「ここ最近本当に△△(本心の問題)があって大変なんですよ~」

「□□(解決策)があったら助かるんですよね~」

 

これらのどれかを相手が言う、または相手から引き出したなら

「39ピッチ」を放つ準備ができた証拠である。

 

共通点は、あなたに興味を持ったと知らせる質問を相手がしたこと。

 

許可があるならば、あなたはセールスピッチを言える。

 

(中略)

 

手っ取り早く、見る人が反応する確率を上げる方法を知りたいだろうか?

 

それは広告業界でいうところの「BBB」

「3B」と言われるものに当てはまる。

 

つまり「Beauty(美女)」「Beast(獣)」「Baby(赤ん坊)」だ。

 

これらを広告のどこかに絵か写真で入れたら売れる。

実際私の生徒の1人が、

商品とはまったく関係のない赤ん坊の写真を広告に入れたら、

チラシの反応率が7倍になったと喜んでいた。

 

ではそれぞれを見ていこう。

 

まずは「Beauty(美女)」について。

 

脳科学的な補足を入れるとしたら、

よく言われる「美女の黄金律」というキレイの基準を守っているならば、

別にBeautyは〝絶世の美女〟である必要はない。

 

ベストは買い手に似ている年代と性別にしたほうがいい。

 

ときには共感を得るため、逆に美しくない、

一般人風がいい、ということもある。

 

そして、その一般人のまわりを美男美女にするほうが反応は取れたりする。

 

理由は共感を得て、願望を叶えるからである。

 

(中略)

 

次に「Beast(獣)」という表現にしているが、

じつは虫でも魚介類でもかまわない。

 

脳が反応するのは人間以外の生き物で

「危険」「愛くるしい」「謎めいている」の3種類。

 

キャラクタービジネスをやっているところは大体この3つを押さえている。

 

では、そうじゃない生き物って何? と思うかもしれない。

 

希少性がなく、さらに害はないが利点もない生き物がそれにあたる。

 

たとえば、毒々しくないカエルやトカゲ、

毒のない昆虫(テントウムシやセミ)、

家畜じゃないが脅威のない草食動物(山羊やシマウマなど)が、

使っても反応が取れないBeastのカテゴリに入っている生き物である。

 

(中略)

 

そして「Baby(赤ん坊)」には、誰もが注目する。

 

赤ん坊の写真を見せた0.15秒後には

脳の内側眼窩前頭皮質という部位が活性化する。

 

ここが活性化すると社会的にいいとされ、

喜ばれる(報酬が支払われる)行動の決断を促す能力があるとされている。

 

つまり手紙に赤ん坊の写真があるなら返信を書くし、

落ちた財布に赤ん坊の写真が入っているなら警察に届け、

広告に赤ん坊の写真があるならそれをしっかり読もうとする。

 

つまり私の生徒の1人が赤ん坊の写真を入れて広告の反応率が上がったのも、

そういった意思を表面に出させた結果であろう。

 

赤ん坊の写真はとくに買い手が親ならば効果的である。

 

女性ならば赤ん坊を見た場合、

愛そうとするホルモンである「オキシトシン」が分泌される。

 

これは購買に有利に影響する。

 

男性も似たようなホルモンが分泌される(女性より少ないが)。

 

(中略)

 

「セールスとは助けることである」

 

私が常に心に留めている言葉だ。

 

私はもともと研究職のほうが得意で、

臨床やセラピーやカウンセリングは間違えて選んだ結果だ。

じつにセールスとは程遠い場所にいた。

 

しかし、私がほかのセラピストを抜いて1番と言われるようになったわけは

「何が何でも助ける」と覚悟したからである。

 

オバマ元大統領の選挙日に、

車を乗り捨て逃げ去る女性患者を革靴で走って追いかけ捕まえて、

公共の場でセラピーをおこなったくらいである。

 

それ以外にもギャングのメンバーのケンカの仲介、

DVの旦那と殺されそうな奥さんの現場で交渉、

女マフィアのボスの更生などが日常茶飯事におこなわれた。

 

そうしているうちに、

最速・最短・最良の結果を出せるように脳が対応していった。

「39ピッチ」はその副産物とも言える。

 

セールス時、私は「助ける」と決めたならば

失敗したことがない。

 

経験、技術は関係なく、

最後は売れると思っているか思っていないか。

 

その深層心理はどのくらいの人たちを

どれだけ助けたいかである。

 

人を助けるのを恐れず、喜び、楽しんでいただきたい。

 

 

 

2017年4月29日(土)

 

【編集後記】

 

「セールスは人生の縮図」です。

 

やはり、人生(セールス)に欠かせないのは、

「人を助けたい!」という〝使命感〟ですよね。

 

 

さて、お知らせです。

来週号はGWにつき「休刊」とさせていただきます。

 

これから新刊の執筆に集中するため、

しばらくは不定期の配信となります。

(隔週~月1回程度)

何卒、ご了承くださいませ。

 

 

ではまた「次号」にて!

素敵なGWをお過ごしください。

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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【831号】奇跡の営業所 仲間と働く喜びに気づく物語 全国最下位の営業所が日本一へ!

2017-04-22

 

先週、雨の月曜日、 「大塚」まで足を運ぶ機会がありました。

 

都内に長く住み(大田区)、勤務(港区)している私ですが、

池袋よりも奥地にある大塚(豊島区)までは、

めったに足を運ぶことがなく、

見知らぬ街並みというのは、なんとも新鮮でした。

 

実はこのたび、

M生命の管理職として活躍されていたKさんが早期退職され、

かねてからの念願だった「居酒屋」をオープンさせたとのこと。

そこで、前職の元同僚たちと共に大塚までかけつけた、というわけです。

 

Kさんは56歳にして「夢」を実現されました。

前職時代からバイタリティ溢れる人でしたが、

これはもう、素晴らしいチャレンジですよね。

応援したくなります。

 

そのお店の名は、「漁師酒場・海亭」。

 

高級感&清潔感があり、

それでいてとても温かな雰囲気のお店です。

 

九州の漁港から毎朝直送されるという「魚」が絶品でした。

築地より早く届く新鮮さが売りだそうです。

 

鮮度にこだわったお刺身の盛り合わせは、

味も満点ですが、迫力も満点。

特に、Kオーナーのイチ押し「カツオの塩タタキ」が最高でしたよ。

これぞまさに大人の贅沢!

 

高級料亭で長年腕を磨いてきた「料理長のこだわり料理」は、

どれもこれもすべて絶品でした。

 

庶民派の私は、「アジフライ」がお気に入り。

 

〆に食べた「タイメシ」(漬け鯛の卵かけご飯)は、

この丼ぶりを食べに来るだけでも価値がある一品です。

 

レアな焼酎や日本酒も、お魚と一緒に味わえます。

鹿児島の秘湯”野乃湯温泉”でしか飲めない幻の芋焼酎「旅の途中」

本格芋焼酎でありながらも飲みやすく、上品な味わいに感動しました。

この幻の焼酎が飲めるのは、東京では「このお店だけ」らしいですよ。

 

お酒好き&グルメな皆さん、ぜひ、旅の途中にお立ち寄りください。

(M生命の方々、Kさんに会いに行きましょう!)

 

【漁師酒場・海亭 KAITEI】

豊島区南大塚南大塚3丁目51-10 TKビル1F

03-6912-7422

Facebookホーム↓

https://www.facebook.com/ryoshisakabakaitei/

食べログ↓

https://tabelog.com/tokyo/A1323/A132302/13203069/

 

 

今宵あなたも、人生という旅の途中に一献かたむけ、

「海亭のおもてなし」を満喫してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(690冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【心のスイッチ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.690

『奇跡の営業所』 

仲間と働く喜びに気づく物語 

すべての営業リーダー、営業マンに読んで欲しい1冊

全国最下位の営業所が日本一へ!

本当にあった話には人を動かす力がある

森川滋之著

かんき出版

 

 

「今月のノルマが達成できなければクビだ!」

 

ブラック企業では、よくある光景かもしれません。

しかし、解雇される不安を抱えたまま力が発揮できるものでしょうか?

 

吉見さんの営業所ではスタッフのほとんどが派遣社員で、

解雇の不安は正社員以上でした。

 

そこで吉見さんが最初に行ったことは、

「個人の成績が悪くても解雇はしない」

と全スタッフと約束することでした

 

そして、「ダメなときに最初にクビになるのは私だ」

と付け加えたそうです。

 

この約束で、スタッフ全員が解雇の不安から解放されるとともに、

所長である吉見さんを信頼するようになりました。

 

(中略)

 

業績が悪くても解雇しないと言っても、

行動してもらわなければ契約にはつながりません。

 

とはいえ営業初心者がほとんどですから、

できることは限られています。

 

その限られた中で

最終的には契約につながる行動をさせる必要があります。

 

この時点で、多くのマネージャーは

頭を抱えてしまうのではないでしょうか?

 

しかし、そこには経験豊富な吉見さんです。

営業スタッフには以下の約束をさせました。

 

  • ノルマは顧客訪問1日2件だけ(午前中1件・午後1件)
  • 訪問目的は商談ではなく、聞き取り調査(ヒヤリング)
  • 売り上げではなく、持ち帰った情報の質で評価

 

訪問目的が商談、すなわち売ることであれば、

営業初心者にはハードルが高すぎます。

 

またいきなり「商品説明させてください」では、

相手は売りつけられると思うでしょうから、

会ってもらうことさえ困難です。

 

 

(中略)

 

 

実際、彼らは劣等感が強く、

また自分の居場所を求めている人たちでした。

 

物語の中でアネゴが、表現は悪いですが、

「何も結果が出せない人たち」と言っています。

これはあながち誇張ではありません。

 

潜在能力はあるのですが、自信がないうえに、

力の発揮の仕方がわからない人たちばかりだったのです。

 

ところが数カ月で、

彼らは「自律的に働く人間の集団」に変わりました。

心のスイッチが入ったからです。

 

では、いったいどうしてスイッチが入ったのでしょうか?

 

1つは評価されたということが大きいでしょう。

 

誰でもできる約束ではあっても、それを毎日やることで評価されました。

また、売れなくても有益な情報を聞き出してくれば、高く評価されました。

朝礼での褒め合いもやる気を向上させる要因になりました。

 

これらの施策が最終的に契約につながり、もちろんそれも評価されました。

 

このようにして、「やればできる」という自信が芽生えました。

 

少しずつでも結果が出て、成長しているという実感があれば、

人はやる気になるものなのです。

 

こういったことを続けるうちに、スタッフの中に

「この営業所は自分たちの居場所だ」

という意識が芽生えてきました。

 

これが大きかったと吉見さんは言います。

自分の居場所を守るためには、実力以上にがんばるものです。

 

(中略)

 

以上は、元々優秀なスタッフが集まっている組織でも応用できます。

 

優秀なスタッフが辞める理由は、

他にもっと待遇がいい職場を見つけたということが多いのですが、

しかしきっかけは「ここは自分の居場所じゃない」

と思ってしまうことなのです。

 

優秀な人は上司のやり方を押しつけられるのが嫌いですし、

放っておいても仕事をするので、上司側は放任しがちになります。

 

ところが放任が続くと、

自分は上司から顧みられていないと解釈し、

組織への帰属意識が低下します。

 

そして転職先を探し始めます。

 

どんなに優秀でも

自分の居場所が欲しいことに変わりはないのです。

 

 

 

2017年4月23日(日)

 

【編集後記】

 

当たり前のことですが、改めて思いました。

 

共に働く仲間たち全員が、

「ここが私の居場所だ」

と思えるチームにしたいものですね。

 

 

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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