早川勝メール【580号】仕事ができない人は話も長い

2011-08-07

 

昨日8月6日は広島平和記念日。
そう、「原爆の日」ですね。

広島にとって特別なその「8月6日」に…、
なんと53年ぶりに広島でプロ野球公式戦が開催されました。
(今までは条例により開催できなかったそうです)
戦後、原爆で廃墟と化した広島復興の象徴として誕生した広島カープ。
その広島対巨人戦を、私はCSテレビで試合前のセレモニーから観戦しました。

試合結果は、ジャイアンツの打線が連日の大爆発で対広島戦6連勝、
カープをBクラスに引きずり落としてしまいました。
ジャイアンツファンの私としては嬉しいのですが、
記念の日であるということを考えると、空気の読めない展開で、
ホントすいません(笑)

でも、「鳴り物の応援自粛」、
というのも静かでいいですね。

その試合前の慰霊セレモニーでは、全員で黙とう、
「被爆したピアノ」を使ってピアニストの萩原麻未さんがレクイエムを演奏し、
女優の斉藤とも子さん(なつかしい!)が詩を朗読しました。
「8月6日」という高木いさおさんの詩だったのですが、
「忘れてはいけない」という言葉が何度も繰り返されていて、とても印象的でした。

この「高木いさお」さんの作品には、そのほかにもたくさんの素晴らしい詩があります。
ご存知の方も多いと思いますが、
そのほかの詩の中の一節に次のような言葉を見つけましたので、
少しご紹介します。

↓↓↓

愛することと優しさについて

人間は
苦労したから優しくなる、ということはない
優しくされたから優しくなる、ということもない
愛されたから優しくなる、ということでもない

人間は
誰かを愛したことによって優しくなるようだ

愛する人への愛(かな)しみが
その愛しみの深さだけ人間を優しくするのだと思う

だから
優しくない人に接すると
誰も愛さなかったその人の人生が見える気がする

↑↑↑
なるほど。
深いですね。

平和に感謝しながら、
優しい気持ちで大好きなプロ野球を観戦できた…、
そんな一日となりました。

 

…と、
前置きはこれくらいにして、
本日は、
「私の本よりためになるオススメ書籍シリーズ・全468冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けします。

本日のテーマは
【努力しない自由】です。
お役に立てれば幸いです。
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「仕事ができない人は話も長い」
宋文州著
日経BP

日本に来たばかりの頃、びっくりした日本の挨拶がある。
それは別れ際の「頑張ってくださいね」だった。
今は確かに深い意味はないと分かるが、
当時はなぜ初対面の人に「努力しなさい」と言われなくてはならないのか、
と真面目に考えたものである。

今となれば自分もたまに使ってしまうが、やっぱりどこか不自然だと思う。
伊藤忠商事の丹羽宇一郎会長は「頑張ります」と挨拶した社員に、
「君は頑張らなくていいから仕事をしなさい」と答えたと言う。
頑張ることと仕事で成果を出すことは、意外と無関係である。
「成果が出ない=頑張らない」という暗黙の方程式に基づく上司の指導には、
極めて重大な問題が隠れている。
まず、部下の成果が出ないのはいろいろな理由がある。
その大きな原因は、管理者にある場合も多い。
また、管理者に原因がなくても、管理者がその原因を取り除ける場合が多い。
直接、あるいは間接的に管理職に原因が多いのに、
全部、部下の努力不足を理由に挙げるのは、管理職の基本責任を放棄するようなものである。

次に、頑張れば本当に成果が出るのだろうか、という質問である。
そうとは限らないことは、人生経験のある人なら誰でも分かっていることである。
努力することの重要性自体は、否定できない。
問題は、成果が出ない時の原因をいつまでも単純に努力不足とリンクすると、
成功しない本当の原因を解明できなくなる点にある。
さらに、いつまでも「努力不足」を持ち出すと、部下の心理に暗黙の誤解が生まれるのである。
それは、成功することよりも努力することが大事である、という誤解である。
この誤解は、顧客の満足よりも汗をかくことが重要、成果の量よりも仕事の量が重要、
顧客の問題解決よりも顧客訪問件数が重要、という非効率を引き起こしている。

最後に、「なぜ頑張らないんだ」と上司に言われるのは、心外である。
「なぜ頑張らないといけないのか」と聞かれたら、答えられる上司はいるだろうか。
多分、きっと、「きっ、君、何をばかなことを言うんだ」と顔を紅潮させて言葉に詰まるだろう。
そう。我々が他人に言われるから努力するケースは、ほとんどない。
努力したい時に努力しているだけである。

努力したくなるような環境を作ることが、上司や親ができるせいぜいの「努力」である。

その最も良い環境とは、努力したい人が努力できるようにすること、
その努力が成果につながりやすいようにすること、
その成果を公正に、そしてリアルタイムに評価してあげることである。

我々には、努力しない時があるから努力する時がある。
一生努力しなさいと言われたら、人生に希望がなくなる。

もし我々に努力する自由があるとすれば、
まず努力しない自由が与えられよう。

 

 

2011年8月7日(日)

 

 

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