早川勝メール【579号】あなたの話はなぜ「通じない」のか

2011-07-30

 

先週、配信いたしました衝撃的な「悪魔Bとの直接対決」、
大きな反響をいただきありがとうございました。

「大変興味深く読みました」
「話に引き込まれ凄く面白かった」
「早川さん、すごいことしますね」
「続きが待ちきれませんでした」
というようなお褒めの言葉の数々、励みになります。

さらに数名の方から、
「どうやって大昔の同級生の連絡先をつきとめたの?」
と聞かれましたので、
本日はその疑問にお答えしましょう。

まず、航空地図で厚木市旭町付近を探してみました。
「たしか、このへんだったよなぁ」と、
一軒一軒追って見ていくと…、
4丁目に見つけました。Bという名字の家を発見!
今でもちゃんと当時の実家が残っていたのです。
そして、NTT104の案内で電話番号を調べて、実家に電話をかけてみました。
するとその電話には、Bのお母さんらしき人が出てくれました。
最初は「オレオレ詐欺」じゃないかと怪しんでいたようでしたが、
「中学校の同窓会の連絡です」と説明して、
私の携帯番号をB本人へ伝えてもらえるようお願いしました。
そうしたら、2日後に電話がかかってきたんですよ、Bから…。

私は電話でBにこう言いました。

「まあ、同窓会と言っても、二人だけの同窓会なんだけどね!」と(笑)

ははっ、
悪魔Bの話題はもうやめましょう。

それはそうと、
ここんところ、私の生い立ち系の話題が続いていますねぇ。
なんだか自分のことばっかりで恐縮です。

でも本日もこのままの勢いで、
高校〜大学のときの話を付け加えておきますね。

実は私、17歳から21歳の誕生日までの間、
毎日毎日、一日もかかさず、大学ノートに日記をつけていました。
今でいうところの「ブログ」ですよね。

まだパソコンが普及していない30年前、
すでに私は「1460日連続更新」の記録を持っていたんです。

毎日、学校が楽しくて楽しくて、
「青春の自己改革」に成功したバラ色の人生が、その日記に書き連ねられています。
今では、私の財産です。

あなたは、30年前の今日、7月30日に何をしていたか具体的に言えますか?
または、18歳のときの7月30日に何が起こったか詳細に覚えていますか?

そんなこと、普通の人はわかりませんよね。
でも、日記を保存している私は、事細かに語ることができます。

ちなみに、
私が30年前の今日、何をしていたか?

その「日記」によれば…、

大学1年生だった私は、
町田の大丸ビアガーデンにて呼び込みとホール係のアルバイトをしていました。
さらにその日は、バイト終了後、

私が密かに思いを寄せていたチケット売り場の一歳年上の女子大生に「愛の告白」をしています。
日記を確認しながら、自分でも「おお〜、なんと、そんなことが…」という、お恥ずかしい展開です。

えっ?!
告白の結果?ですか?

う〜ん、実はイイところまでいったんですけどねぇ。
三角関係がもつれにもつれて、最後には現彼氏の「慶応ボーイ」が出てきて修羅場になり、
結局、見事にフラれました(笑)

私の「思い」は、生ビールの泡のように(ビアガーデンの恋だけに…笑)一瞬で消えていきました。
「恋のチケット」は、売り切れていた(チケットの売り子さんだけに…笑)みたいです。

数日後、大丸ビアガーデンのチケット売り場には、別の女子大生が座っていました。
アントニオ猪木にそっくりの女の子だった、と日記には書いてあります。
私にとっては、まさにあの時の…「アントキの猪木」ですね(笑)

そう…です、いとしの彼女はバイトを辞めてしまったのです。
私にとっては、あまりにも新旧受付嬢のギャップが大き過ぎて、
一気に働く意欲を失ってしまいました。
「それまで一度に12個の大ジョッキを運べていたのに、
やる気がダウンして大ジョッキ8個しか持てなくなってしまった」、
と、日記には書いてありました(笑)

それ以上のことは日記に書いてありませんでしたが、
もしかすると、新しいチケット売り場の女子大生は、
失恋した私に対して、こう言って励ましてくれたかもしれません…、

「元気があれば、何でもできる!」と(笑)

切ない思い出ですが…、
今となっては、楽しかった青春の「1ページ」(日記だけに…笑)です。

 

…と、
前置きはこれくらいにして、
本日は、
「私の本よりためになるオススメ書籍シリーズ・全468冊」の中から
好評だったバックナンバーをお届けします。

本日のテーマは
【SkillよりもWill】です。

お役に立てれば幸いです。
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『あなたの話はなぜ「通じない」のか』
山田ズーニー著
筑摩書房

自分のことをまったく知らない人に、
自分をどう説明し、信頼してもらうか?

基礎はあとでお話しするとして、
いきなりこんな「離れ技」から見てほしい。

アルピニストの野口健さんが、一芸入試で、みごと合格をつかんだ技だ。

自分を何で証明するか?

亜細亜大学の一芸入試は、その名のとおり、自分の「一芸」を試験官にプレゼンテーションして選抜される。
学力入試はいっさいない。全国各地から、一芸に光る受験生がやってくる。

試験当日、会場に集まった輝かしい受験生たちが、順に一芸をアピールしていった。

「私は、インターハイで優勝しました! 」
「私は国際コンクールで入賞しました!」
という具合に、まばゆいばかりの経歴が、次々と披露される。

野口さんは、はじめ、びびった。
野口さんいわく、高校まで勉強で落ちこぼれ、不良のレッテルを貼られていた。
一芸入試も、学科試験がないという、なしくずしの理由で受けた。

停学をくらったときに「登山」に出会ったものの、このときまだ大きな山を2つ登っただけ。
登山家として誇れるような実績も腕もなかった。

「こんなすごい受験生の中で、自分の何をアピールしろというのか?」

コンテストでの受賞、試合での勝歴、免許とか、級とか段とか、IQとか、自分を客観的に証明するものがないとき、
どうやって自分のことを信じてもらえればいいのだろう?

野口さんは追いつめられた。

しかし、自分の番がくるまで、他の受験生の輝かしい一芸をさんざん聴かされているうちに、うんざりしてくる。

「これは自慢だな」

「過去」は確かにすごい。
でも、だからどうだというのだろう?受験生たちは、輝かしい過去を自慢しているだけだ。

自慢もえんえんと聞かされるとあきる。
「試験官は?」と見ると、やっぱり、自慢のオンパレードにあきている。

野口さんの番が来た!

野口さんは、視野を過去ではなく、「未来」に向けた。

入学後自分がどうなるかを書き出して伝えた。

1990年 8月 ヨーロッパ大陸 モンブラン登頂
1990年12月 アフリカ大陸 キリマンジャロ登頂
1992年 9月 オーストラリア大陸 コジアスコ登頂
1992年12月 南米 アコンカグア登頂
1993年 6月 北米 マッキンリー登頂
1994年12月 南極 ヴィンソンマッシーフ登頂
1996年 1月 ロシア エルブルース登頂
1997年 5月 アジア チョモランマ登頂

私を大学に入れてくれたらこうなります。

野口さんは7大陸の最高峰制覇を期限入りで予告した。

自慢できる経歴がないから、それしかしようがなかったというが、
他の受験生とまったくちがうプレゼンテーションに、試験官たちは、身をのりだした!

拍手喝采。

WILLとSKILL

野口さんは、見事合格した。

入学後、予告どおり、史上最年少で7大陸の最高峰を制覇した。

大学は、未知の若者を信頼して機会をひらき、若者は、信頼に応えて大学の名誉を上げた。

野口さんの話だと「自慢組」は落ちたそうだ。
試験管は、受験生たちの輝かしい「スキル」より、野口さんの「ウィル」に賭けた。

SKILL= 熟練、技量、腕

WILL = 意志

経験も実績も、それゆえまだ実力も、何一つ持たない若者が、
自分を「意志」で証明し、
輝かしい経歴の持ち主より人の心をつかんだ。
これは事実だ。

僕のWILLを買ってください!!!

これが、「僕の夢をきいてくれ」でなかったところがミソだ。

いかにでっかい夢を語ったとしても、
単なる夢物語ととられてしまったら、うさんくさがられるだけだ。

「ぼくの夢は、7大陸の最高峰ぜーんぶ登ることです」

「へぇー、すごいね」
で終わってしまう。

野口さんのプレゼンテーションには、夢とWILLを分けたポイントがある。

それは、「時間」を入れたことだ。

時間を入れるには、そこに絡むさまざまな事柄への判断が求められる。
期限を入れた以上、果たせなかったときも明らかだ。
だからこそ、時間を刻んだ野口さんのWILLは、潔く、説得力がある。

失敗のリスクをとるからこそ信頼されるのだ。

 

 

2011年7月30日(土)

 

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生きてるだけで「ツイてる!」

感謝感謝の「早川 勝」でした。
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