早川勝メール【575号】ココロでわかると必ず人は伸びる

2011-07-03

 

皆さんは、自分が幼稚園児の頃の記憶の中で、
何か覚えていること…、ありますか?

私はほとんど記憶がありません。
まったくと言っていいほど覚えていないのですが、
その少ない記憶に中で、かすかに蘇ってくる記憶が二つだけあります。

私は幼稚園から帰ってくると、母親からもらう30円のお小遣いを握り締め、
全力疾走で近所の駄菓子屋まで走って行くのが日課でした。

1本5円の「ちびっこコーラ」を飲みながら…、
近所の悪ガキたちと駄菓子屋でたむろしていました。
絵にかいたような古き良き昭和の世界…。

まさに、映画「ALWAYS三丁目の夕日」の世界ですね。

そんなある日…、
幼稚園の先生が家庭訪問にやって来たことがありまして…。
その光景だけは今でも鮮明に覚えています。
なぜならば、
私は担任の先生に対して「小さな怒り」を覚えたからです!

先生は母に聞きました。
「まさる君へのお小遣いはどれくらいあげているんですか?」
と。
母は正直に答えます。
「はい、毎日、30円渡しています」
と。
すると、先生は言います。
「30円ですか。ちょっと多すぎませんかぁ…」
と。
まあ、たしかに1960年代の貨幣価値を考えると、
だいたい今の10分の1ってところでしょう…。
ってことは、一日のお小遣いは300円位ってことになりますから、
ひと月あたり約1万円の計算ですよね。

そりゃあ、幼稚園児の分際で1万円は多すぎますよね。
先生の言い分もわかります。

いや〜、でも、私の立場からすると死活問題です(笑)

家庭訪問での先生のお言葉は続きます。
「お母さん、30円は多すぎますから、せめて一日20円に減らしてください」
と。
おいおい、先生様…、それはないでしょ〜、と私は心の中で叫びました。
だって、30円から20円に減らされるということは、
30万円の月給をいきなり20万円に減らされるようなもんですよー。
皆さんだって、抵抗しますよねぇ。

しかし、今思うと、
贅沢なガキでした。

そんなバブリーで傲慢な幼稚園児だった私にも、
胸を張れる記憶が一つだけあります。

それは、初詣でのお参りで行った「厚木神社」でお祈りした内容…。

皆さんは覚えていますか?
神様に何を祈ったか?

普通は覚えていませんよねぇ?
5歳の頃、初詣で何を祈ったかなんて…。

でも、私ははっきり覚えています。
しかもそれは、普通の子供ならばまず祈らないような「高潔な願い」だったのです。

実は私、当時は、戦争を体験している祖父と同居しておりましたので、
ことあるたびに祖父から戦争ネタで脅かされ続けてきました。
私がちょっとでもわがままを言うと…、
「戦争が始まったら、毎日毎日、配給のさつまいもしか食べられないなんだぞー」とか、
「戦争が始まって軍隊に入ったら、毎日上官から往復ビンタされるんだぞー」とか、
「毎晩、爆弾が空から落ちてくるから、電気を消して防空壕で暮らすんだぞー」とか、
それはもう子供にとっては、恐ろしいたとえ話ばかりでした。

素直な私は、それを信じきって「戦争だけはイヤだ」と心底おびえていました。

はい、そうなんです。
私が幼稚園生のときに神社で心から祈ったのは、

 

「世界平和」だったのです。

 

5歳の私は、手を合わせて祈りました。

「神さま〜、どうかお願いですから、戦争だけは起こりませんように!」
と。

なんという、素晴らしい子供なんでしょう(笑)

 

それにしても、
天国のおじいちゃん!!!
ちょっとちょっと〜、
小さい子供を脅かし過ぎなんだよー。

でも、おかげで、
今でも「世界平和」を心から祈っている大人に成長いたしました。

 

亡き祖父のおかげです。

 

…と、
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「ココロでわかると必ず人は伸びる」

感動の数だけ力に変える6つの“教え方”

木下晴弘 著

総合法令
人の気持ちは最初にグッと引き寄せろ!

 

「コラアッ!」 大声を放った私は、自分の前の机を思い切り蹴倒した。
そこは地域でもワルの多いことで知られる男子校の教室である。
初対面の生徒たちのオシャベリがピタッと止まり、静まりかえったなかで私はこう切り出した。
「お前ら、好きな女はおれへんのか?」
このセリフでおわかりのとおり、私は大阪生まれの大阪育ちである。 話し方も穏やかなほうだと思う。
こんな荒っぽいどなり方なんてふだんは決してしない。

ましてや机にキックを入れるなんて、「なんだコワモテが売りか」などとはどうか思ないでほしい。
私は学生のときから学習塾で講師をしてきた。

以来、兵庫県西宮市にある関西屈指の進学塾で若い生徒たちの学力を伸ばし、

そして彼らのやる気をいかに引き出すかに心血を注いできた。
そして、二〇〇一年からは塾を離れ、 これまで培ってきた独自の学習指導ノウハウを今度は先生たちに伝えるため、

講習や研修会などいろいろな活動をしている。
ところがどうしたことか、 「木下さんから生徒たちに直接、学習意欲の湧くお話をしてください」という依頼も多い。
その役こそ私が先生たちに期待していることなんだけどなあ、と言いたいところもあるがそれはそれ。
冒頭のシーンも男子校の先生から「ぜひに」ということでお引き受けした際のことなのである。
ワルぶりは想像以上にひどかった。
「あんまり失礼な態度だったらお話の途中で打ち切られてもけっこうですから」

事前に先生たちが気を遣いこうおっしゃってくださったのだが、

実際に話を始めたところ、 生徒たちは私を無視し、半数が後ろ向きになって勝手なオシャベリをしている。

残りの半数はその相手だから、つまり誰もこっちの話を聞いていない。
そこで思わず、私らしくない乱暴な「ご挨拶」となった。
「好きな女」という言葉の効果はテキメンだった。
「彼女がいるなら手を挙げてみい」と言うと何人かの手が挙がった。
反応があれば最初の「つかみ」は成功だ。
「オー」と、冷やかしとも賛嘆ともつかない声が湧いて急に盛り上がり、彼らは話題に乗ってきた。
あまりの変化にむしろこちらが驚いた。
そこで私は続けた。
「お前ら、その女の子とエッチしたらどうなる?」。
同席していた先生たちの顔色が気になったが仕方がない。
すると
「子どもができる」

「そうや、なら、できた子どもをその辺に捨てるか?」。
このあたりから教室がシーンとしてきた。
「そんなことでけへんよな」 「・・・・・・・」
「お前らな、男というのは好きな女ができて、はらませて子どもを産ませたら、 愛する者を守っていかなアカンのや。

ではどうやったら守れる?
今日はその話をしに来とるんや」
もちろん男女関係なく、家族を守るには仕事をしてお金をしっかり稼ぐ必要がある。
「そのためには今の勉強が大事なのだ」という意味のことを私は丁寧に説いた。
結局、最後までよく聞いてくれたのであるが、
私には塾での長い体験から、こちらが熱意を持って、そして少しの工夫を加えて語りかければ、

どんな生徒でも心を動かし勉強に興味を持ってくれると固く信じていたからである。
だから私は少しばかり「非教育的」な話題から入った。
聞き手にとって関心のあることを入り口にすることこそ私の工夫の一つであるのだが、 案外、学校のほうもさばけていた。
「その手があったか。あんなふうに言えば彼らも勉強について考えるんだな」
と喜んでくれた。 よほどふだんから学習指導に手を焼いていたりだろう。
このときつくづく思い知ったのだが「自分は、過去どんなに良い環境で仕事をしてきたのか」ということだ。
長年お世話になった学習塾では、みな少なくともこの高校の生徒たちのように耳を閉じることはなかった。

仮に心は閉ざしても、顔だけは私に向けてくれた。
そこで私はさまざまなことを学び、考え、そして実践してきたのである。

 

 

2011年7月3日(日)

 

 

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