早川勝メール【496号】徹底マネジメント

2009-12-06

 

先日、総合法令出版という出版社のN社長と親しくさせていただく機会がありまして、
「今この本が売れている」と一押しの書籍を紹介いただきましたので、
本日は皆さんにもシェアしたいと思います。
全日本男子バレーボールの植田辰哉監督の著書です。
ご存知ですよねぇ?植田監督。
記憶の新しいところでは昨年の北京オリンピック世界最終予選のアルゼンチン戦。
フルセットまでもつれての最終セットもジュースとなり、
一点を争う壮絶な試合の末に悲願の五輪出場権を獲得したその瞬間、
コートにうつぶせの格好で大の字なったあの監督ですよ(笑)
思い出しましたか???
テレビのニュースで何回も映し出されたのをご覧になった方も多いのではないでしょうか???

本日は・・・
「424冊目」のオススメ書籍として、
その一部を抜粋した「なるほど!」という文章をご紹介します。

今回のテーマは…
【組織改革の原点】です。

私、最近になってようやく、
ドラマ「ROOKIES」再放送分の録画しておいたものをまとめて見たのですが…。
恥ずかしながらそれはもう毎回毎回号泣に次ぐ号泣の連続で…。
私も最近「熱さ」が足りなくなっていたかも…?と反省したと同時に、
全日本男子バレーボールチームも
きっと「ROOKIES」のように乱れていたんだろうなぁ…と、
しみじみ考えさせられました。

それでは・・・、どうぞ。
お役に立てれば幸いです。
↓↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「オススメ書籍」シリーズ【No.424】
「徹底マネジメント」
植田辰哉著
総合法令出版

熱血指導の裏には、
考え抜かれた
戦略があった !

低迷していた全日本チームを、
16年ぶりにオリンピックへ導くという
驚異のV字回復を成し遂げた
指揮官の手腕に迫る!

緻密な戦略と実践的なリーダーシップによって、
結果を出す組織へと改革を進める、
現役全日本監督のノウハウ全公開!

第1章
勝利のコーチング
・・・より一部抜粋
↓↓↓
そのとき現場では
何が起こっていたか?

次に内部要因を見てみよう。
企業の改革では、組織のさまざまな要素について、
あらゆる角度から現状の問題点を検討しているのではないだろうか。
このとき大切なのは、現場で何が起こっているかを把握することだと思う。
業績が低下している組織は例外なく、職場の雰囲気は停滞しているはずだ。
現場の人間のモチベーションは低くなり、モラルが下がっているのではないか。
あるいは、個人の意欲はあっても、それがまとまって全体の力に集約されていない組織も多いだろう。
全日本男子チームも同じことが起こっていた。
私は、現役引退後、新日鐵監督を経て二〇〇二年から全日本ジュニアのコーチ、二〇〇三年に監督となった。
つまり、ジュニア監督として、シニアチームの様子を間近に見ることができたわけだ。
約三〇年間、低迷しているチームの現場は果たしてどうなっていたか?
当時の全日本男子バレーボールチームには、茶髪の選手が数名いた。
中には無精ヒゲを生やし、タバコをパカパカ吸いながら、東京の渋谷や六本木を闊歩する選手もいたという。
男子バレーボールのトップクラスの選手たちが連れ立って、ポケットに手を突っ込んでタバコを吸いながら繁華街をプラついていたと聞いて、
私は大変な危機感をもった。
茶髪だろうと何だろうと、自分の仕事、すなわちバレーボールに真剣に取り組んでいるならかまわないじゃないか、
と言われるかもしれない。
しかし、練習を見てみると、チームとして足並みが揃っているようには見えなかった。
能力の高い選手が多く「おれが、おれが」という意識が強いため一体感が希薄だった。
これはバレーボールに限らず、チームスポーツにとって致命的である。
チームスポーツでは、試合展開によって、選手は瞬時に自分の役割を判断していかなければならない。
当たり前のことだが、すべての試合で、すべての場面で、全員が主役になれるわけではない。
あるときは脇役に回り、人を生かすこともしなければならない。
そうした意識が練習から根づいていなければ、試合でできるわけはないのだ。
一方、練習から離れたところでも、選手のアスリートとしての自覚は失われていた。
たとえば、強化のプロセスにおいて、体づくりの基礎になる食事はどうなのか?
全日本の合宿の食事でも、それぞれが自分の好きなものだけをとって食べていた。
なかには、自分で皿にとったにもかかわらず、全部食べないで残してしまう選手もいる。
とくに若い選手は概して食が細く、体格も貧弱だった。
さらに体育館を出るとどうなるのかといえば、食事や睡眠をしっかりとらず、不摂生をしている選手が見受けられた。
きちんとした挨拶ができない選手が少なくない。
あるいは社会人としての言葉遣いができていない、といった基本的な問題点も見えていた。
体育館に入ったら入ったで、ダラダラ練習をしている選手がいようと、
サボっている選手がいようと注意するリーダーもいない。
全日本ジュニア監督をしていた私の耳には、外部の中学、高校の監督たちのいろいろな声が聞こえてきた。
いわく「子どもたちに、シニアの練習は見せられない」。
トップを夢見て頑張っている中高生にとって、見本にならないというのだ。
実際、戦績もかんばしくなく、試合をすれば世界ランキング四八位のパキスタンにも負ける状況にまでなっていた。
長きにわたる男子バレーボールの低迷は、相対的に外の国が強くなったからだけではなく、
内部にも大きな原因があったのである。
おそらく、一般の企業でも業績が低迷していると、社員のパフォーマンスは下がり、
仕事中でも無駄話をしたりしているではないだろうか。
あるいは、身だしなみがだらしなくなったり、遅刻が増えたり、細々とした問題があらわれていると思う。
現場のささいな問題が積み重なって、全体に大きな影響を与えるのはどんな組織でも同じだろう。
外部環境そのものは、組織がいくら努力しても変えることはできない。
しかし、内部要因の問題は、自分たちで改善できることだ。
組織はつまるところ人だと思う。
成績が下がっているときには、現場で起こっていることを見て見ぬふりはできないし、してはいけない。
内部の人間の意識をどう変えるか、そこがはっきりしていなければ、改革の実現は難しいからだ。

【まとめ】
内部の問題を洗い出すには、
現場で何が起こっているかをしっかり把握しよう

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生きてるだけで「ツイてる!」
感謝感謝の「早川 勝」でした。

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