【890号】今日が人生最後の日だと思って生きなさい 明日に宿題を残さずに生きる

2018-12-23

 

本号を持ちまして、今年最後の「早川勝メールmagazine」の配信となります。

 

一年間に渡り、自由奔放なロングメールにお付き合いいただきまして、

誠にありがとうございました。

おかげさまで今年も、最高の一年となりました。

こうして感慨深い年の瀬を迎えることができますのも、

ひとえに皆さんのご支援のおかげであると心から感謝しております。

 

今年一年を「漢字一文字」に例えるならば

「鬼」または「増」、でしょうか。

 

『営業の鬼100則』http://tsuitel.in/booksが、

発売たちまち8刷となる“末広がり”の大増刷となり、

さらに、ゼロから立ち上げた我が直販営業チームは、

8支社300人規模の組織へと成長いたしました。

まさに、増刷、増員、増刷、増員、という右肩上がりの一年でした。

 

「執筆」と「生保ビジネス」との二刀流は、

ライフワークとして、より一層、定着してきたようです。

 

ご多分に漏れず、この「師走」も駆け巡っておりまして。

特に先週は、ハードスケジュールでしたー!

月曜の渋谷を皮切りに、火曜は福岡へ飛び(JALの飛行機はミッキーマウス号でした)、

水曜は大阪経由で名古屋へ入り、木曜は再び大阪へ戻って、

金曜の夜は虎ノ門ヒルズの懇親会でフィニッシュとなりました。

いくつもの研修講師、式典出席、打ち合わせをこなしつつ、

夜はすべて忘年会などの宴席続きで、胃腸肝臓も疲れ気味です。

もうかれこれ2週間以上、本社へ出勤できていません。

(週明けは久しぶりに赤坂本社へ)

まだ今年の仕事は終わっていませんが、

大きなヤマを越えた今、ほどよい達成感に浸っております。

 

本当に今年もお世話になりました。

ありがとうございました。

 

年末年始の長期休暇は、すべて「執筆」に集中するため、

完全に引き籠もる計画です。

5月発売の次作『鬼シリーズ・第2弾』をお楽しみに!

 

平成が終わり新元号の時代に入りましても、

引き続き皆様のお役に立てるメッセージを発信してまいる所存です。

より一層のご愛顧を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。

 

来年も皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。

「笑顔と幸せがあふれて止まらない」よい年をお迎えください。

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(692冊目)として、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【生きる意味】です。

 

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.692

『今日が人生最後の日だと思って生きなさい』

明日に宿題を残さずに生きる

ホスピス医 小沢竹俊著

アスコム

 

 

死を前にした親が

子に望むのは「人格」と「人望」

形のあるものは失われる。

だから、心を残したいと人は願う

 

 

私がこれまでに看取りに関わった患者さんの中には、

幼いお子さんを残していかれる方も、たくさんいらっしゃいました。

そうした方々の多くは、決してお子さんに

「地位や名誉を手にしなさい」「お金をたくさん稼ぎなさい」などとは言いません。

 

女親であれ男親であれ、会社員であれ経営者であれ、みな

「勉強はそこそこでもいいから、人に愛されてほしい」

「周りの人と支え合って生きていってほしい」と望むのです。

 

たとえば、私が受け持っていたある会社の社長さんは、

がむしゃらに働いて、一代で会社を大きくしました。

彼は人を信頼するのが苦手で、

どんな仕事でも最終決定は自分で下していたため、常に多忙でした。

もちろん、家庭や自分の健康を顧みることもなく、

がんが発見されたときには、病状はかなり進行していました。

体力は急激に衰え、当然のことながら、出社どころではありません。

 

ワンマンだったため、社員との関係もうまくいっておらず、

がんであることがわかったとたん、

部下や取引先は潮を引くように離れていきました。

 

その患者さんは、「自分の人生は、いったい何だったんだろう」

「自分の生き方は正しかったのだろうか」

と考えるようになり、私にこう言いました。

「私は心のどこかで、自分はみんなから好かれている、信頼されていると思っていました。

でもそれは、おごりでした。みんなが信頼していたのは私ではなく、

私が動かしている仕事やお金、それだけだったのです。

あれだけ飲んで食べて語り合って、わかり合えるところがあると思っていましたが……。

こんなに寂しいことはないですね」

 

大切に育ててきた会社すらも失うことになってしまい、

彼は「せめて子どもには、人間関係の大切さを、ちゃんと伝えたい」と思ったそうです。

この世を去る前に、本当に大切なこと、お子さんに伝えたいことがわかり、

気持ちに変化が訪れたのでしょう。

その患者さんはとても穏やかな表情になっていました。

 

(中略)

 

死が目前に迫り、意識がなくとも

周りの声は届いている

もし、大切な人を看取るなら、

この世を去るまで語りかけてほしい。

あなたの声に包まれて、穏やかになれるから

 

私は、死が目前に迫った患者さんに対し、

ご家族の方や周囲の方から「語りかけ」をしていただくようにしています。

「耳には聞こえていますから、どうぞ声をかけてあげてください」とお願いするのです。

 

その際、たとえば、患者さんが高齢の男性の場合には、

「おじいさんが話せたら、今、息子さんや娘さん、お孫さんに、

どのような言葉をかけると思いますか?」とご家族に尋ねます。

 

もし「おじいちゃんは、

『おばあさんをよろしく頼む』『兄弟仲よくやっていけ』

と言う気がします」という答えが返ってきたら、

「では『おばあさんのことは任せてください』『兄弟仲よくします』

とおじいさんに言ってあげてください。その内容が合っていたら、

きっとおじいさんは『そうそう』『そうなんだよ』と頷きますから」と伝えます。

 

語りかけをお願いするのは、一つには、

亡くなられる方と残される方との間に、つながりをつくりたいからです。

こうした訓練をしておくと、患者さんが亡くなったのちも、

残された方は、それぞれの心の中で会話をすることができます。

 

先の例でいうと、ご家族は

「おじいさんは今ごろ、どんな思いで僕たちを見ているんだろう」

「おばあさんの面倒をみていること、兄弟仲よくしていることを、

喜んでくれているだろうか」と、折に触れて考えることができるのです。

 

そして、先に亡くなった人と、心と心の絆をしっかりと築くことができれば、

孤独を感じることはなくなります。

ご自身が苦しいとき、悩んでいるときにも、そのつながりが必ず支えになるはずです。

 

一方で、語りかけをお願いするのは、

患者さんが穏やかな気持ちで最後のときを迎えられるようにするためでもあります。

 

間もなく命を終えようとしている人が、何を望み、何を聞きたがっているのか。

パートナーやお子さん、お孫さんを残していく患者さんなら、

「家族のことは心配いらないよ」という言葉かもしれません。

音楽好きな人なら、好きな歌を聴きたがっているかもしれません。

 

いずれにせよ、別れが近づいていることをただいたずらに悲しむのではなく、

最後の瞬間まで相手の気持ちを思いやる。

 

そうすることが、この世から去っていく人にとって、何よりの支えになり、

たとえ意識がなくても、大切な人たちの声と思いは必ず届いている。

私はそう信じています。

 

(中略)

 

肉体が死に向けて、

きちんと準備を整えてくれる

老いや病気は、辛いことではない。

あなたを心豊かにする友と思えばいい。

 

みなさんは、多かれ少なかれ、死というものに恐怖心を抱いていると思います。

当然のことながら、死を経験した人は誰もいません。

また、医療の進歩や核家族化などにより、

現代人は昔に比べて、死に接する機会が減ったといわれています。

 

正体のわからないものに、人は不安を覚えるものです。

しかし、一度、老衰などにより自然な形で最期を迎えた人を看取ると、

多くの人は、死がゆっくりと枯れて、最後は土に還っていくように、

本来、人間の死とは、とても静かなものなのです。

 

穏やかな死は、おおむね、次のような形で訪れます。

まず、歩ける距離が少しずつ短くなり、ベッドや布団で過ごす時間が長くなります。

次に、食事量が減っていき、昼間でも寝ている時間のほうが長くなっていきます。

 

赤ん坊が大きくなるのとは、反対の道筋をたどるわけです。

 

やがて、死が間近に迫ってくると、呼吸が浅くなって回数も減り、

意識のない状態が長く続いたのちに、ひっそりと息を引き取ります。

ドラマや映画などでは、よく亡くなる人が死の間際まで意識を保ち、話をしていますが、

そのようなケースはほとんどありません。

 

なお、何人もの患者さんを看取るうちに、

私は食事の量や起きている時間、呼吸の状態などから、

残された時間があとどれくらいなのか、おおよその予測がつくようになりました。

 

たとえば以前、ある末期がんの患者さんの看取りに関わったことがあります。

その患者さんは、一か月前には、食事は家族と同じ量を召し上がっていて、

車を運転して会社に行くことができていたそうです。

しかし、私が初めてご自宅に伺ったときには、

患者さんは歩くことができなくなっていて、

食事もほぼ水分だけとなっていました。

 

こうした身体の状態から、私は残された時間が少ないと判断し、ご家族に

「早ければ一、二週間以内にお迎えがくると思います。

もう少し時間が経てば会話もままならなくなりますから、

伝えたいことは、今のうちに伝えてあげてください」

とお話ししました。

 

最初のうちはなかなか信じていただけなかったのですが、

患者さんは八日後、眠るように静かに息を引き取りました。

 

もちろん、人それぞれ個性が違うように、亡くなり方も一人ひとり異なります。

全員が穏やかな死を迎えられるわけではなく、

残念ながら、不慮の死を遂げられる方もいます。

 

しかし多くの場合は、

肉体が死に向けて、きちんと準備を整えてくれるのです。

 

 

 

2018年12月23日(日)

 

【編集後記】

 

私たちにも、いつか必ず「死」が訪れるでしょう。

生きていることは当たり前ではありません。

ただ、今は生かされているのです。

 

大切なのは、明日の死を意識して、今日一日を悔いのないように生きること。

そう、「死ぬ気」で生き切ることですよね。

 

世界のあちこちでは、 異常気象による甚大な被害、

地震・噴火・竜巻などの大災害、テロや紛争の悲劇と大飢饉による食糧難、

そして、凄惨な事件・事故も相次いだ一年でした。

 

そんな世の中にあって、私たちは平和と豊かさに恵まれた環境で暮らしています。

日々「衣・食・住」に苦労することなく、

心身共に家族全員が健康に生きられ、素晴らしい仲間たちにも恵まれて、

こうして平穏な年の瀬を迎えようとしていること、それは奇跡です。

 

感謝しても感謝しても感謝し切れません。

 

 

さて、年末年始はしばらく配信をお休みしますので、

これが今年最後のメルマガとなります。

 

本年も一年間に渡りましてロングメールにお付き合いいただき、

誠にありがとうございました。

 

ではふたたび、新春2019年にお会い致しましょう!

 

ステキなクリスマスイブを!

そして、よい年をお迎えくださいませ。

 

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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