【868号】「原因と結果」の経済学 データから真実を見抜く思考法

2018-04-08

 

4月26日(木)19時~、クレディ・スイス生命OB会が開催されます。

今回は4年振り3回目のOB会となりますが、

転勤・独立・卒業していった懐かしいメンバーとの交流…、本当に楽しみです。

 

まだ連絡が届いていない元クレディ・スイス社員の方々、

名古屋支社の初代MDRT会長の幹事・山幡君まで、ご連絡をお待ちしています。

https://goo.gl/s8o4V7

↑↑↑ Facebookページ(クレディ・スイス生命OB会)

 

かつて私が19年勤め上げた外資系生保というのは、

野武士キャラ軍団が活躍するエキサイティングな組織で、

愛すべき仲間たちに恵まれていました。

 

思い起こせば、私早川が名古屋支社へ支社長として赴任したのは、36歳のとき。

当初は業績が低迷していたどん底の営業チームでしたが、

あれよあれよという間に優秀な最強メンバーが集結し、

在籍100名にまで拡大した3年目のMDRT(※)の数は、

なんとメンバー 3 分の 1の 35 が登録するまでに成長していました。

(※)Million Dollar Round Tableの略、トップ数%の生保営業が集う世界的な組織

 

全国の支社の中ではダントツのチャンピオンとなり、皆、表彰台の常連でした!

実績もトップ、達成率もトップ、生産性もトップ、陣容も件数も継続率もすべてトップで、

「10冠王」を獲得し、エクセレントブランチの称号を得ることができたのは、

ひとえに当時のメンバーたちのもの凄い頑張りのおかげです。

(私早川自身は、反省・反省・反省ばかりの未熟な支社長でした……。いや、ホントに!)

 

そんな名古屋支社を母体として、東海支社、そして中京支社と、

次々と2つ目・3つ目の新支社が分離・設立され、

それぞれの支社が成績優秀な組織として、さらなる拡大を遂げることとなりました。

 

2008年にアクサ生命と合併して「クレディ・スイス生命」の社名は消滅しましたが、

現在も生保業界のいたるところで、その〝魂〟は生き続けています。

 

こうして十数年経った今もなお、その伝統は業界内外へと受け継がれ、

代理店などで活躍しているメンバーが数多く存在します。

 

それにしても、あの頃は、みんな若かったなぁー。

毎日がお祭りのような盛り上がりでした。

 

長い年月を経て歳はとっても、

元気に再会できるというのは、ホントに嬉しいですね。

 

今回のOB会では当時の武勇伝を振り返りつつ、大いに語り合いたいと思います。

 

「原点回帰」できる、刺激的な一夜となることでしょう。

 

 

 

以上、本日の前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(673冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【因果関係と相関関係】。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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『「原因と結果」の経済学』

データから真実を見抜く思考法

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最新手法をわかりやすく解説。

2017年「ベスト経済書」1

中室牧子 津川友介 著

ダイヤモンド社

 

チョコレートに含まれるフラボノールは、

認知機能を高めることが動物実験などによって明らかになっている。

このことに着目したコロンビア大学の医師が2012年に行ったデータ分析によると、

1人あたりのチョコレートの年間消費量が多い国ほど、

ノーベル賞を受賞している人の数が多いということがわかった。

 

この分析結果は、臨床医学の世界で最も権威がある雑誌の1つである

『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』に掲載されたため、

さまざまな議論を呼んだ。

論文の著者は、国民が1人あたり年間400g多くチョコレートを摂取すると、

その国のノーベル賞受賞者の数が1人増えると主張した。

荒唐無稽な話に思えるが、権威ある雑誌に載るほどの研究なので、信用してよいのだろうか。

 

「はじめに」の議論を思い出そう。

「1人あたりのチョコレート」の年間消費量」と「ノーベル賞受賞者数」の関係は、

因果関係と相関関係のどちらなのだろうか。

「チョコレートを消費する量が多いからノーベル賞受賞者が多い」

(因果関係)のではなく、

「ノーベル賞受賞者が多くなるような国ほどチョコレートの消費量が多い」

(相関関係)だけかもしれない。

 

論文中にも掲載された図表1-13を見てみると、

ヨーロッパで人口1人あたりのGDPの高い国が右上に集中しているのがわかる。

チョコレートは生きていくのになくてもよいいわゆる贅沢品であるので、

裕福な国ほど摂取量が多くなるのは当然である。

また国が裕福になれば、教育にもお金をかけられるようになるので、

ノーベル賞受賞者を輩出できる可能性は上がると考えられる。

 

つまり、これは因果関係ではなくて相関関係である可能性が高い。

 

あえて『ニューイングランド・ジャーナル・オブ・メディスン』誌の立場を擁護するなら、

これは研究論文として発表されたものではなく、

個人の見解を述べる「不定期のメモ」というコーナーに掲載されたものである。

このコーナーは「個人の経験や一般的な医学研究の分野には

含まれないようなことがらを声明する」ためのものだ。

 

実はもっと最近になってから、フラボノールを摂取したあとに

脳のMRI画像診断と記憶テストをほとんど摂取していない高齢者と比べて

脳の機能と記憶力が改善していたことが報告されている。

 

チョコレートを摂取するとノーベル賞受賞者になれるという可能性が高くなる

というのは言いすぎにせよ、記憶力がよくなるくらいの効果はあるかもしれない。

 

 

 

2018年4月8日(日)

 

【編集後記】

 

毎週配信している、この「早川勝メールmagazine」ですが、

これからしばらくは、隔週をベースに「不定期配信」とさせてください。

長文のボリュームも少し控え目にしたいと思っております。

 

そろそろ本格的に「次の本」を執筆する準備に入り、

土日祝日・GW休暇などをフル回転して書きまくるつもりです。

 

どうかご了承くださいませ。

 

 

では、また再来週あたりに!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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