【682号】SHOU DOG 靴にすべてを。フィル・ナイト 世界最高のブランド ナイキを創った男

2018-02-25

 

平昌オリンピックでの日本選手団の活躍、お見事ですね!

冬季五輪史上最高のメダルラッシュとなっています!

 

その中でも、女子スピードスケートの活躍ぶりは素晴らしい!

特に、「高木姉妹」は凄いですねぇー!

姉の菜那選手が金2つ、妹の美帆選手が金・銀・銅をすべて獲得するという、

姉妹揃っての離れ業に、日本中が感動に沸いています。

本当に彼女たちは、ニッポンの「誇り」です。

 

ちなみに、下世話な話題で恐縮ですが、その感動の裏側も覗いて見ますと、

JOC(日本オリンピック委員会)とスケート連盟からの報奨金は、

菜那選手が2000万円(金1000万円×2)、

美帆選手が1600万円(金1000万円+銀400万円+銅200万円)とのこと。

そのほか、スポンサー関連など諸々のお金も動くでしょう。

 

といっても世界から見れば、日本人メダリストが手にするお金などたかが知れています。

海外の選手は桁違いの報奨金を手にしているようですから。

 

一方、アメリカの放送局NBCは複数回のオリンピック放送権料として、

なんと1兆円を超える額を支払っているというのですから驚きです。

となればやはり、夏も冬も、その国の視聴率が取れるテレビ放送時間の都合で、

開催月や競技時間を決めていくのは、おそらく必然なのでしょう。

 

主役であるアスリートのコンディションを一番に考えるならば、

夜中の競技や真夏の開催など(東京五輪は7月24日~8月9日)、

本来なら避けてほしいところです。

40℃の炎天下でのフルマラソンって…、正気の沙汰とは思えません。

 

おっと、「金(きん)」の話から、「金(かね)」の話になってしまい、

大変失礼しました。

 

話をメダルに戻しましょう。

 

そうそう、実は、我が家にも、「銀メダル」が届きました。

 

いったい何だと思いますか?

 

そうなんです。

今週の水曜日2月28日は、私たち夫婦の結婚記念日なのです。

1993年に横浜みなとみらいで結婚式を挙げてから25年が経ち、

我が夫婦も無事に「銀婚式」を迎えることとなります。

 

人生、山あり谷ありの難コースでしたが、

共に走り続けてきたダブルスの長距離ランナーとして、

このたび、勝手に〝銀〟メダルをいただいたつもりでおります。

 

銀婚式の記念に、世界一周旅行か一大イベントでも、と思いましたが、

そこは、派手なことを好まない妻でございまして…、

当日の夜は2人でしっぽりと、有名店の寿司でもつまもうかと計画しています。

 

いうならば「銀シャリ婚式」ですかね(笑)

 

結婚以来ずっと記念日には、大きな「花束」を贈ってきましたが、

ここ最近では、すっかり「花より団子」が恒例となっています。

 

一説に銀婚式というのは、

25年の時を経て、「磨けば光るいぶし銀のように奥深く美しい夫婦」

を祝うとも言われています。

(我が夫婦はまだまだですが…)

 

そもそも銀婚式などの結婚記念日を祝う風習は、

イギリスが発祥の地だと伝わっています。

日本でも明治天皇が「大婚二十五年祝典」のお祝いを執り行ったことから、

「銀婚式」は日本人にとって特に馴染みの深いものとなってきたようです。

 

世界的に共通している結婚記念日の名称を1年目から順を追って見ていくと、

年数を経るごとに、結婚の象徴がやわらかく頼りない物から固くしっかりした物へ、

また、価値も高い物へと、移り変わっていくことが分かります。

 

【1】紙婚式 【2】藁婚式【3】革婚式 【4】花婚式 【5】木婚式

【6】鉄婚式 【7】銅婚式 【8】ゴム婚式 【9】陶器婚式 【10】錫(すず)婚式

【11】鋼鉄婚式 【12】絹婚式 【13】レース婚式 【14】象牙婚式 【15】水晶婚式

【20】磁器婚式 【25】銀婚式 【30】真珠婚式 【35】珊瑚婚式 【40】ルビー婚式

【45】サファイア婚式 【50】金婚式 【55】エメラルド婚式 【60】ダイヤモンド婚式

さらに海外では75年目にプラチナ、80年目に樫、85年目にはワインを贈るそうです。

 

私の場合、プラチナを贈る歳には、105歳となってしまいますので、

なんとか50年目の「金婚式」に向かって健康長寿をまっとうし、

叶うならば、妻に「人生の〝金〟メダル」をかけてあげたいと思います。

 

 

 

以上、本日の前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(693冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【禅】

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.693

『SHOU DOG』

靴にすべてを。

PHIL KNIGHT フィル・ナイト

世界最高のブランド ナイキを創った男

フィル・ナイト著 太田黒奉之〔訳〕

東洋経済新報社

 

 

 

私はそうしますと約束した。だがその前に、まず東京を見物したかった。

 

ガイドブックとミノルタのボックスカメラを持って、

空襲で焼け残った寺や神社などを探し求めた。

 

私は壁に取り囲まれた境内のベンチに何時間も座って、

日本の代表的な宗教である仏教と神道の本を読んだ。

顕正、つまり悟りという目もくらむような一瞬で訪れる閃きの概念に驚嘆した。

ミノルタカメラの一瞬のきらめきのようなものだ。

私はそれを体験したいと思った。

 

だがまずは考え方全般を改めないといけない。

私は一直線に考えるタイプだが、禅では一直線の考えは幻想に過ぎず、

私たちを不幸にするものの1つとされる。

現実は一直線ではないと禅は教える。

未来も過去もなく、あるのは現在のみ。

 

あらゆる宗教では、自己は障害であり敵とされるようだ。

それどころか禅では、自己は存在しないと明確に述べられている。

自己とは自分を映し出す鏡であり、熱に浮かされて見た夢である。

 

自己の存在を頑なに信じるがために己の人生を無駄にし、人生を縮めている。

自己とは自分に対して日々繰り返す虚言であり、

幸福になるためにはこの虚言を見抜き、消し去らねばならない。

 

曹洞宗の開祖である13世紀の禅僧、道元は、

「己を知ることは己を忘れることなり」と語っている。

 

心の声も外の声もすべては同じで、それを分かつ境界線は存在しない。

 

特に競争がそれに当てはまる。

禅では勝利は自己と敵の存在を忘れた時に訪れるそうだ。

敵とは全体を半分に分けたうちの1つに過ぎない。

 

哲学者オイゲン・ヘリゲルの著書『弓と禅』でそのことが述べられている。

「武士道が完成に至るのは……己にも相手にも、敵にも敵の持つ刀にも、

己の刀にもその振り回し方にも翻弄されなくなった時だ……すべては無である。

己自身もきらめく刀も、それを振り回す武力も無である。

無の概念すらもはや存在しない」

 

あれこれ考えて頭がくらくらしてきたので、

一休みして禅とは対極の場所を訪れることにした。

 

実際、日本で最も禅とは相いれない場所、

男たちがもっぱら自分のことだけに熱中する場所、東京証券取引所だ。

 

東証が入っているビルは、巨大なギリシャ風の柱が立つ大理石のロマネスク調で、

向かいの道から見るとカンザスの静かな街にある退屈な銀行みたいだった。

 

だが一歩中に入るとそこは野戦病院みたいだった。

数百人もの男たちが手を振り、髪を引っ張り、金切り声で叫んでいる。

コーンフェルドのもぐりの証券会社をさらに荒廃させたようだ。

 

私は目をそらさず、大きく見開いて自問した。

これが見たままの現実なのだろうか。

私もそちらの若者と同じで金は大事だと思うが、

自分の人生は金では測れないものにしたい。

 

東証を後にして、心の平穏が欲しくなった。

街の中の深い静寂の地、明治神宮を訪れた。

巨大な精霊の力があるとされる場所だ。

 

私はきれいな鳥居の近くにある、風にそよぐイチョウの木の下に座って瞑想し、

お祈りした。ガイドブックを読んで鳥居は聖なる場所への入り口だと知り、

聖なるもの、静けさの中にどっぷり浸かろうとした。

 

翌朝、ランニングシューズのひもを結んで、

築地という世界最大の魚市場までジョギングした。

 

ここもまた東証みたいなところで、取引の対象が株からエビに変わっただけだ。

水揚げした魚を木の台の上に並べ、怖い顔をした商売人たちが値段を言い合っていた。

 

その晩、バスに乗って箱根北部の湖畔まで行った。

偉大な禅の詩人たちを刺激した場所だ。

「自らが道そのものにならなければ、道を旅することはできない」

と言ったのはブッタだが、私は畏敬の念を持って、

透明な湖から雲に囲まれた富士山まで続く道の前に立った。

 

富士山は雲を抱いて完璧な三角形をなし、故郷のフッド山を思い起こさせた。

日本人にとって富士山に登ることは神秘的な体験であり、祝福の儀式でもあるそうで、

私も登ってみたいという気持ちを抑えられなかった。

雲に上ってみたい。いつかお祝いごとがあったら、この地に戻ってこよう。

 

(中略)

 

私が自分の馬鹿げたアイデアを話すと、2人は少し興味を持ち、

コーヒーを淹れ、座りなさいと言って、

君が輸入を考えている靴会社があるのかと聞いた。

 

私はタイガーというブランドがカッコよくて気に入っていると言った。

関西の大都市、神戸にあるオニツカという会社が製作しているブランドだ。

 

「そうそう、見たことがある」と2人は言った。

私はそこへ行って、オニツカの人と会いたいと言った。

 

元米兵の2人は、それなら日本でビジネスをする時の心得を教えておこうと言った。

 

「コツは、ごり押ししないことだ。

典型的なアメリカ人つまり典型的な外国人みたいに、

不作法に大声で攻撃的に振る舞わず、ノーと言わないことだ。

日本人は押しの強さに反応してくれない。交渉はソフトで柔軟に行われる。

アメリカ人とロシア人がヒロヒト天皇を説得して降伏させるのに

どれくらいかかったと思う? 降伏した時、彼は国民に何と言ったと思う?

『戦争は日本の優位には進まなかった』というふうに言ったんだ。

間接的に表現する文化なんだ。

 

誰も君を叩きのめしたりしない。直接ダメだとも言わない。

かといってイエスとも言わない。

彼らは輪になって話し、明確な主語とか目的語とかを言わない。

落ち込まなくてもいいが、調子乗ってもダメだ。

散々だったと思ってオフィスを出ても、向こうは契約に乗り気なのかもしれない。

契約を結んだと思ってオフィスを出ても、実は断られていることもある。

本音がどうにもわからないんだ」

 

私は顔をしかめた。

どれほどお膳立てが整っていようが、私は交渉が得意ではない。

それなのに、マジックミラーの付いたお化け屋敷に交渉しに行くみたいだ。

普通のルールが当てはまらないとは、いったいどんなところだろうか。

 

1時間にわたり2人の教えを嫌というほど聞いて、

私は2人と握手を交わし別れを告げた。

ぐずぐずしてはいられない。すぐに行動しなければ。

2人の言葉が頭の中に残っているうちに。

 

ホテルに戻り、小さなスーツケースとリュックに荷物をすべて押し込み、

オニツカに電話して、アポイントを取った。

その日の午後遅く、西に向かう列車に乗った。

 

 

 

2018年2月25日(日)

【編集後記】

本日は、保険業界の人たちへ朗報です。

 

このたび、我が盟友・井上健哉氏が、実践的かつ革新的なDVDを発売しました!

その名はなんと【DVD「保険税務のすべて」を使った保険営業】

 

新日本保険新聞社とのコラボレーション企画、

「商売繁盛DVDシリーズ」の第81作目にして、

発売数日間でシリーズ過去最高の販売レコードを達成したそうです。

凄いですよねぇ!

 

保険実務の現場で活用され続けてきた「保険税務のすべて」は、

保険に携わる者なら誰でも一度は手に取ったことがあるはず。

しかしあくまでもその活用法というのは、

分からないことを調べる時の「参考書」のような存在であり、

1500ページを超える分厚い「辞書」に戸惑いを覚える方も多いのではないでしょうか。

 

そんなあなたのために、実践のプロである井上健哉氏が、

保険営業に役立つ「税務のツボ」を指南するDVDを完成させてくれました!

 

このDVDでは、「保険税務のすべて」を使ったアプローチ法を、

「知識」ではなく即効性のある「法人つかみトーク」として解説してくれます。

 

「保険税務のすべて」を「営業話法」に変換する法人攻略マニュアルです!

 

↓【DVD紹介ページ】

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↓【井上健哉氏からのメッセージ】

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私早川からも超オススメです。

どうぞ、お役立てください。

 

 

では、また来週!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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