【861号】Healthy Aging東大が考える100歳までの人生設計 ヘルシーエンジング 

2018-02-18

 

羽生(はにゅう)と羽生(はぶ)が明暗を分けました。

「羽生」が勝って、「羽生」が負ける、というビッグニュースが

この週末、日本中を駆け巡りましたね。

 

怪我を乗り越えた羽生結弦がフィギュア「金メダル」を獲得し、

66年振りの冬季オリンピック連覇に沸く一方、

国民栄誉賞を授与された「永世七冠」の羽生善治竜王を、

弱冠15歳の藤井聡太五段が撃破しました。

 

なんというドラマなのでしょうか。

 

さらに朝日杯決勝へと勝ち進んだ藤井聡太五段は広瀬八段をも打ち負かし、

史上最年少での「棋戦優勝」と「六段昇段」という快挙を果たしました。

四段から五段に昇段してからたった半月で、もう六段とは!

 

凄まじい怒涛の29連勝はまだ記憶に新しいところですが、

公式戦で羽生永世7冠を破ってのこの快挙はホントに凄い!

いやー、凄すぎますよね。

 

スーツ姿にスニーカー履きという初々しい中学3年生は、

獲得した優勝賞金の750万円をいったい何に使うのでしょうか。

それどころか十代のうちにタイトルを次々と獲得していき、

やがて「億」を稼げる棋士になることは間違いでしょう。

 

どこまで将棋界の最年少記録を塗り替えていくのか、

これからの活躍が楽しみで仕方ありません。

 

ちなみに、藤井君の強さの秘密は何なのか、

敗れた羽生さんは「パターン認識能力」だと言います。

「先を読む力はもちろん、この形はいい悪いというパターン認識能力が非常に高い」

と分析しているのです。

 

なるほど、私たちビジネスマンも、レベルの違いはあるにせよ、

この「パターン認識能力」を大いに磨いていきたいものですね。

 

 

 

以上、本日の前置きはここまでといたしまして、

メインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(692冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、【ヘルシーエンジング】

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.692

『Healthy Aging ヘルシーエンジング 。』

東大が考える100歳までの人生設計

2050年の日本100歳以上の人口が100万人を突破する

東大が提言する、自立して生きるための戦略。

東京大学高齢社会総合研究機構 監修

幻冬舎

 

 

平均余命で見れば、現在65歳の人の平均的な寿命は男性84歳、女性89歳。

さらに、同年齢の人達の中で最も多数の人が死亡する年齢(死亡年齢最頻値)は、

男性86歳、女性92歳である。

 

このように、90歳や100歳まで生きることは当たり前の時代になっているわけだが、

問題はピンピンコロリとは逝けず、

死ぬ前に要介護や寝た切りになって自立的に暮らせなくなること。

 

たとえば、2009年に亡くなられた方の平均的要介護期間(要介護2以上の期間)は、

男性1・6年、女性3.・5年だった。

これは平均値なので、要介護にならずに亡くなられた方もいれば、

何年も寝た切り生活をされた方もいるわけだ。

 

(中略)

 

寝た切りになってオムツをあてられて何年も生きながらえるのは嫌だし、

重い認知症になって家族や社会に迷惑をかけるのもつらい。

でも、なかなか死ねない。

 

なんとかお迎えが来るまでは、身心が多少衰えてきても、

そこそこ元気に楽しく、自分らしく、できるだけ自立的に暮らし続けたい。

 

こうした歳のとり方を、最近では「ヘルシーエンジング」と呼ぶようになってきた。

 

永遠に歳をとらないフォーエバーヤングではなく、

「老いてなお盛ん」をめざすアクティブエイジングでもなく、

ほどほどに穏やかな歳のとり方をめざす考え方である。

 

(中略)

 

アルコールのカロリーは身につかないので「エンプティカロリー」と呼ばれる、

といった俗説がネットなどで流布しているが、これは誤解。

 

アルコールは、体内で、アセトアルデヒドに変わり、

次に酢酸に変わり、全身に行き渡る。

酢酸は脂肪酸の一種であるが、これは、全身の組織で、エネルギーとして消費される。

 

使い切れなかった分は、肝臓や脂肪組織に脂肪として蓄えられる。

肝臓にたまった脂肪が多くなると脂肪肝になるわけだ。

 

このように、アルコールからできた酢酸は、

体内で、真っ先にエネルギーとして消費されるので、

確かに、少量のアルコールならば、身につかない。

が、酢酸でまかなったエネルギーの分だけ、炭水化物や脂質が消費されずに余り、

脂肪として体に蓄えられることになる。

 

なので、酒を呑む人は、日本酒1合、ビール中瓶(500㎖)が、

ごはん軽く1膳に相当するカロリーであること、

ウォッカやウイスキーのシングルやワイン(グラス1杯)などは、

その1/3にあたることを覚えておいた方が良い。

 

(中略)

 

食物繊維が玄米よりもっと多いのは蕎麦。

そば1枚(茹で上がり260g)は約300㎉、タンパク質12・5g、食物繊維4g。

もりそばを1日に5枚(1500㎉)食べれば、それだけで必要なタンパク質が摂れる。

 

アミノ酸バランスも良く、ビタミン、ミルラル、食物繊維も豊富なので、

蕎麦は完全食品といわれる。

 

ただし、ビタミンA、C、脂質は足りない。

もりそばではなく、卵と青菜・海苔をトッピングした

月見蕎麦(350㎉・タンパク質20g)や、

ネギと油揚を入れたキツネ蕎麦(440㎉・タンパク質21g)などの

種物の蕎麦にすれば、さらに栄養豊富。

 

(中略)

 

しっかり噛んでものが食べられるかどうかは健康長寿の分かれ道。

美味しいものをしっかり噛んで食べることは栄養摂取・体力維持のためだけでなく、

認知症予防にも有効。

 

口腔内の雑菌を減らすケアは風邪の予防や誤嚥性肺炎の予防にもなる。

 

しっかり噛むことで、口の周りの筋肉を鍛えると、ものを飲み込む力も回復する。

 

大人の歯の数は、親知らずを別にすると、上下で28本。

80歳でも20本以上の歯を残そうという「8020運動」を

日本歯科医師会が始めたのは1989年。

当時、80歳で20本以上の歯が残っていた人はわずか数%だったところ、

今では4割近いという。

 

また、歯がほとんどないのに入れ歯を使わない人や、合わない入れ歯をしている人は、

認知症になる危険度が高く、20本以上残っている人は危険度が低いという。

 

噛むことが、脳の血流に影響を与え、脳を刺激するからだという

(毎日新聞2014年11月8日東京本社朝刊)。

 

年に一度は歯科医院に行って、

歯や歯周病の点検を兼ねて、歯垢や歯石をとってもらおう。

入れ歯の人は入れ歯の調子をチェックしてもらおう。

歯の噛み合わせ(咬合)に問題のある人は歯の矯正や咬合の調整をしてもらおう。

 

(中略)

 

食品添加物は、それ自体に毒性・発がん性があるというより、

添加物を多用する食品の質が低いことに問題がある。

 

安い粗悪な素材を使って工場で大量生産したものを、

流通過程に長く置いても痛まないよう、

また風味や食感、鮮度が悪いのをごまかすために、濃い味つけにし、

化学調味料や防腐剤、色素その他の添加物を使う。

 

こうした食品は、作ってから時間がたっているので油が痛み、

風味が飛んでしまって素材本来の味がしない。

 

脂肪・アミノ酸・ミネラル・ビタミンのバランスも悪い。

おいしくないので欲求不満でつい量を食べすぎる。

この種のものを食べ続けると味覚が狂ってくる。

 

濃い味の脂っこいものを多量に食べる食生活になり、

その結果、メタボ、糖尿病、高血圧になる。

 

つまり、添加物自体に害があるというよりも、

添加物を使わないと成立しないような、

鮮度の低い・栄養バランスの悪い・味の濃い・美味しくない食物を食べることに害がある。

 

また、ph調整剤などに使われるリン酸塩は、毒性はないが、

過剰に摂取するとミネラルの吸収を妨げ、体のミネラルバランスを崩すといわれる。

腎臓に悪いという説もある。

 

リン酸塩は、ph調整剤・変色防止剤としてだけでなく、

ハム、ソーセージ、カマボコなどの練りものや、

プロセスチーズ、ビスケットやドーナツ、中華麺のかん水など、

いろいろなものに添加されている。

 

しかも、厚労省の添加物使用基準では使用料の制限は特に定められていない。

過剰摂取は避けたい。

 

(中略)

 

離婚(離別)した男性は、妻帯者(有配偶者)より寿命が10年も短い

未婚の人と比べても2年近く短いというデータがある。

 

また、妻を亡くした(死別した)男性は、妻帯者よりも4年ほど寿命が短い。

 

女性の場合は、死別で2年、離婚で5年しか寿命が短くならない。

 

病気や失業によって離婚した人が平均余命を下げていることもあるだろうが、

死別でも寿命が4年ほど短いので、

やもめになった男性が生活のリズムをつかめず

不健康な生活になって寿命を縮めていることも考えられる。

 

一人暮らしになっても健康に暮らせるスキルを身につけておくだけでなく、

一人暮らしでも楽しく暮らせる人間関係と心構えをつくっておくこと

 

つまり一人暮らしの生活設計をしておくことが重要だ。

 

 

 

2018年2月18日(日)

 

【編集後記】

 

「人生100歳」の時代へ突入していくわけですが、

出来る限り、要介護まっしぐら、とならないよう、

若いうちから「ヘルシーエンジング」を目指したいものですね。

 

 

では、また来週!

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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