【839号】宝くじで1億円当たった人の末路 普通の会社員が下した選択を待ち受ける23の末路 読み進むほど心が軽くなる!

2017-08-26

 

「もう職場には戻らない」

 

そう勤務先へと告げたのは、

全米「宝くじ」史上最高額の7億5870万ドルを手にしたという、

53歳の独身女性・ワンジクさんです。

 

日本円にすると、約830億円

いやー、全米はスケールが桁違いですね。

ホントに凄い。もう驚きです。

 

夢の大金を手に入れ「明日から会社に行かなくていい」なんて、

悠々自適な人生を羨ましいなぁと思う方も多いのでしょうが…。

 

これから彼女はいったいどのような人生を送るのでしょうか。

 

この女性は昨年、消防士の夫をひき逃げ事故で亡くしているそうですから、

人生とは、いつどんな幸不幸が訪れるのか、本当にわからないものですね。

 

ちなみに、当選金を30年の分割払いで受け取れば、

満額の「830億円」が手に入るそうですが、

一括で受け取る場合は、大幅に減額され半分以下になってしまうんだとか。

 

大金で身を滅ぼしたりしないための「不幸防止」の制度であるにもかかわらず、

実際、今回のワンジクさんをはじめとして、

高額当選者のほとんどは「一括を希望」すると言います。

 

まあ、気持ちはわかります。

夢のような大金ですからねぇ。「すぐにほしい」と思うはず。

 

しかしながら、リスクもあります。

たとえば・・・過去の事件。

 

5年前、シカゴで100万ドル当選した男性が毒殺された事件もありました。

また10年前には、フロリダで36億円当選した男性が行方不明後に白骨死体で発見され、

知人女性が逮捕されたという事件も有名です。

 

日本では記憶が新しい2004年、

サマージャンボ宝くじで2億円当選した女性が行方不明になり、

2008年になって元交際相手の男性が殺人容疑で逮捕、遺体が発見されました。

 

今回も、一夜にして億万長者となったワンジクさんをテレビ画面で見ていると、

あんなに派手に浮かれた記者会見を開いてしまって大丈夫なのかと、

余計な心配をしてしまう私です。

 

静かに黙って、当選したことを公表せず、

いつも通り、職場へ出社することはできなかったのでしょうか

 

無理なんですかねぇ、それはやっぱり。

 

あなたならどうしますか?

 

7億円が当たったら、どうなるでしょうか?

 

 

 

以上、前置きはここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(671冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【宝くじ】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

 

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.671

『宝くじで1億円当たった人の末路』 

普通の会社員が下した選択を待ち受ける23の末路 

読み進むほど心が軽くなる! 

鈴木信行著

日経BP社

 

 

 

―――7億円とは言いません。1億円でも当たれば、人生が変わる気がするんですが。

 

瀧 宝くじの当選金が払い戻される際、銀行から高額当選者に

『【その日】から読む本』という冊子が渡されます。

中には、「当選した興奮と付き合い、落ち着いたらローンなどの返済を優先すること」

などが書かれています。そういう冊子が配られること自体、

宝くじが当たった瞬間に舞い上がってしまい、家庭内トラブルを巻き起こしたり、

一度に大金を手にしたが故に

身を滅ぼしたりするケースが少なからず存在する証拠だと思います。

 

―――どういう悲劇のパターンがあるのでしょうか。

 

瀧 まずポピュラーなのは、家族・親族内トラブルだと聞きます。

例えば、宝くじを当てると家族はもちろん、

それまで縁遠かった親族までが直接・間接的に〝おすそわけ〟を要求してくる。

家族の間でも、お金以外の話題が食卓の会話に出なくなる。

 

(中略)

 

―――運が悪ければ、「一家離散」のきっかけにすらなりかねない、と。

でも、なんか分かります。「もし宝くじが当たったらどうする」

という話を家族でしていて大喧嘩に発展したことってありませんか。

 

瀧 シミュレーションでさえそうなのだから、

実際にお金が入ってくると、入念な準備がないとトラブルは必至です。

 

―――でも、当てた人が、家族にも親族にも黙っていたら

無用なトラブルは起きないのでは?

たんす預金や海外の金融機関に預けて少しずつ使えば親族にも近所にもばれない。

盗難や、税務署に痛くない腹を探られるリスクは置いておくとして。

 

瀧 現実には、当たる前は「黙っていよう」と思っていても、

多くの人はばれてしまいます。我慢し切れずに自らカミングアウトする人もいるし、

隠そうとしてもついつい生活が派手になり周囲に隠し切れなくなる人もいるようです。

 

―――なるほど。

 

瀧 人間の浪費というものは一回始まるとなかなか止まらないものなんですね。

普段、2000円の寿司を食べている人が、宝くじが当たって

「自分へのご褒美」などといって1万円の寿司を食べたとしましょう。

ところが美味しいものを食べた時に出る脳内麻痺は、

寿司の金額が5倍になっても、比例して5倍になることはありません。

「あれ、おかしいな。じゃあ、3万円はどうだろう」

と、すぐエスカレートしてしまいます。

クルマ、旅行、宝飾品……。浪費はどんどん膨れ上がり、

周囲からすぐに「何かあったな」と勘繰られるようになるはずです。

 

―――「そんなことには絶対ならない。自分は鉄の意志で自制心を失わない」

と思っている読者もたくさんいると思いますが。

 

(中略)

 

瀧 そう思っている人ほど、危ない。

企業側も「急に資産を築いた人」の財布を開くための

マーケティングは研究し尽くしています。

ただでさえ、人は「不慣れな金額の取引」は

金銭感覚が麻痺して失敗しやすいものなんです。

 

普段800円のランチを食べている人が、

別の店に行ってランチが1150円だったらどうします?

 

―――慎重にメニューを吟味します。

 

瀧 でも5000万円の家を買う時、

70万円追加すれば、より生活が快適になるオプションが付きますよと言われたら。

 

―――「そりゃもう5000万円払うんですから、70万円なんて大した金額ではない」

などと思う人もいるでしょうね。

 

瀧 そうですよね。でも、金額的には、

その意思決定はランチの2000倍、吟味すべき対象なんです。

それくらい、不慣れな取引ではいい加減な意思決定をしてしまいがちなんです。

超高級宝飾店で買い物をすれば、

豪華なパンフレットやインビテーションが届くようになります。

行けばVIPルームに通される。

この〝あなただけ感〟〝エクスクルーシブ感〟に堪えられる人は多くないですし、

一度味わうとそんな生活を諦めることはより難しくなります。

 

「急な富裕化」というのはそのぐらい危険なことで、

例えば米プロバスケットボールNBAを引退した人の60%は

5年以内に破産しているというデータもあります。

 

―――宝くじが当たった結果、固定費が上がって「かえって貧困」しかねない、

というわけですか。だったら、いっそのこと1億円持って引きこもったらどうでしょう。

金庫に現金を入れて、仕事はせず、高級品は一切買わず、旅行もしない……。

 

瀧 そんなふうに大金が入った勢いで仕事を辞めてしまったりすれば、

事態は一段と深刻になります。まずこれまでも話したように、

1億円は使い始めると想像以上の速さで減っていってしまう。

 

それに、労働が私たちに提供してくれているものはお金だけじゃないんです。

啓蒙主義を代表するフランスの哲学者、ヴォルテールは、

かつて「労働は我々を3つの大きな悪から逃れしめる」と言いました。

退屈、悪徳、欲求です。

 

―――後の2つは分かりますが、最初は退屈ですか。

 

瀧 そのくらい退屈というものは人生にとって辛いものなんです。

宝くじを当てて仕事を辞めてしまえば毎日、その退屈と向き合わねばならなくなる。

 

―――そういや、富裕層の取材などをしていると、

「お金を貯めようと必死になっている時は楽しかったのに、

いざ、一生かけても使い切れないお金を手にしてしまうとつまんない」

といった話をこっそり聞かされます。

 

なるほど、宝くじは「人生のやる気を失う」ことにもつながりかねないわけですか。

ならば、起業は? 起業なら暇にはならない。

 

(中略)

 

瀧 宝くじで得た資金で事業を始めるなんて最もハイリスクな選択です。

飲食店に行っても3億円分は一生かけても食べ切れない。

でも、誤った経営によって3億円を失うのは容易にあり得ることです。

 

晴耕雨読の日々を過ごすのも、起業で第2の人生にトライするのも、

それ自体は全く悪いことではない。

でもそのためには入念な準備が必要で、

宝くじの当選金をきっかけに始めることではありません。

早期退職も起業も、冷静な判断と緻密なプランが欠かせないんです。

 

でも、人はたとえ少額でも、急に不労所得を得ると冷静ではいられない。

身に覚えはありませんか。

 

―――なら、結局、宝くじで1億円当てちゃったらどうすればいいんでしょうか。

 

(中略)

 

 

瀧 そんな皆さんにぜひお聞かせしたいのが古典落語の『芝浜』です。

大体こんな話です。

 

魚屋の勝は、仕事のスキルは高いものの大の酒好きで失敗続き。

そんな彼がある時、浜辺で財布を拾います。

中にはとんでもない大金が入っていました。

 

「これで一生遊んで暮らせる」。

テンションが上がった勝は、仲間といつも以上のドンちゃん騒ぎを始めます。

 

ところが翌日目覚めると、肝心の財布がありません。

 

女房に聞いてもそんなものは知らないという。

 

―――あーあ、せっかくの宝くじが当たったようなものなのに。

 

瀧 ところが勝は、ここで一念発起します。

 

「こんな夢を見るのは楽をして、あぶく銭を手に入れようなどと

不埒なことを思っているからだ」

と反省したんですね。

 

以来、酒を断ち、身を粉にして働き、気がつけば商売は大繁盛。

 

安定した生活を手に入れることができました。

 

そしてある日、勝はこれまでの苦労をねぎらい、

ありがとうと妻に頭を下げます。

 

ここで、妻は意外な告白を始めます。

 

妻はあの日も夫が拾ってきた大金を見て、

発覚すれば夫は死罪になりかねないと思い、

こっそりと落とし物としてお上に届けてしまったんです。

 

―――勝は?

 

瀧 全く怒ることなく、

「あの時、道を踏み外しそうになっていた自分を救ってくれたのは

お前さんが財布を隠してくれたからだ」

とその機転に深く深く感謝します。

 

落語って本当にいいもんですね。

 

―――おお。

 

瀧 感動した妻は夫の長年の頑張りをねぎらい、久しぶりのお酒を勧めます。

 

そこで勝が一言。

 

―――なんと?

 

瀧 「よそう。また夢になるといけねえ」

 

―――お後がよろしいようで。

 

 

 

2017年8月26日(土)

 

【編集後記】

 

宝くじというものは、

1枚買って7億円が当選する確率は1000万分の1以下と、

一生買い続けてもほとんどの人は当たらない、

ものすごく割に合わない「賭け事」らしいですね。

 

控除率50%(競馬・競輪でも25%)が地方自治体へ分配されることから、

「宝くじ=愚か者に課せられる税金」

と定義する経済学者もいるんだとか。

 

なるほど。

それはそうですよね。

そんなこと、わかっちゃいましたが……。

 

はい、では・・・。

私早川「勝」も、決意を新たにしました。

 

「地道に一生懸命働こう」と。

 

 

お後がよろしいようで。(笑)

 

 

では、また来週!
本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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