【822号】課長から部長、そして役員へ 戦略的に出世する技術 出世に「偶然」はない。

2017-02-19

現在、大学2年生の次女が入院中でございまして、

木曜日の手術直後は一日だけ集中治療室へ

(決して重症というわけではなく…)

 

娘は、駆けつけた私たち家族の姿を見て安心したのか、

大きな瞳から頬をつたう3粒の涙…。

 

全身麻酔の手術は無事に成功しましたが、

酸素マスクや管につながれたその痛々しい姿に

胸が潰されそうになりました。

 

でも、若さゆえか、

翌日には歩き出すという驚異的な回復力をみせてくれ、

ホッと胸を撫で下ろしています。

実は、手術を回避する選択肢もあったのですが、

娘が自ら望んでチャレンジした今回の手術でした。

 

10日間ほどで退院できる予定です。

退院する翌日は長女(姉)の誕生日でもありますので、

家族揃って盛大にお祝いしたいと思います。

 

 

そうそう、お祝いといえばですね、

今やベストセラー作家として大ヒット作を連発している、

西沢泰生さんの最新刊が発売されました。

 

「朝礼・スピーチ・雑談 そのまま使える話のネタ100 」

https://goo.gl/negPUX

 

その本の中に2か所、

皆さんに見逃してほしくないところがありまして。

23ページまたは38ページを開くと、

私早川勝の破天荒な朝礼ネタが紹介されています。

 

(参考書籍「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」)

http://tsuitel.in/books/new_book/index.html

 

西沢さんの新刊から厳選した面白いネタは、

次週823号の「お薦め書籍シリーズ」にてシェアいたします。

 

 

 

以上、前置きと来週号の予告はここまでといたしまして、

今週号のメインコンテンツに入ります。

 

本号も、お薦め書籍(681冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【リーダーシップはパワーではない】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

↓↓↓↓↓↓↓

私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.681

『課長から部長、そして役員へ 戦略的に出世する技術』 

出世に「偶然」はない。

課長止まりの人と役員まで上り詰める人は、何が違うのか――?

数百名のエグゼクティブの「行動パターン」からわかった

出世する人のロジカルな行動法則

加谷珪一著

かんき出版

 

若手だった時には出世候補だったのに、

管理職になってからは、

目立って業績を上げられなくなる人がいます。

 

このような人は、役職が上がったことによる、

ニーズの変化を自覚できていない可能性があります。

 

ある企業で管理職に昇進したSさんは、

管理職として思ったような成果を上げられませんでした。

 

彼が部下のマネジメントに失敗したのは、

部下が自分と同じ考えを持っていると

勘違いしてしまったことにあります。

 

ある部下に、取引先との交渉を任せた時のことです。

Sさんは部下に具体的な交渉のやり方を説明し、

相手の出方に合わせていくつかの回答を用意してあげました。

そして、相手がどれにも当てはまらないことをいってきたら

「私にはわかりません」といって

持ち帰ってくるよう指示したのです。

 

Sさんは、自分としては、最高にいい上司だと思っていました。

 

仕事の方向性を伝え、選択肢を用意し、

どうしてもダメだったら持ち帰ってくればよいといったのです。

 

部下は、交渉の進め方に悩む必要はないですし、

最終的な責任はSさんが負ってくれます。

 

部下に対して、

全力で取り組める環境を提供したと思っていたわけです。

 

ところが部下は、選択肢にない話を先方から振られ、

指示通りに持ち帰ることはせず、

悪い条件で、その話を受け入れてしまいました。

 

Sさんは、なぜそうしたのか何度も問い詰めたのですが、

明確に答えは得られませんでした。

 

あとからわかったのですが、

部下は、厳しい環境で交渉すること自体が嫌だったようです。

持ち帰ってしまうと、また次回も交渉が続くことになります。

彼は、その場で交渉が終わることを優先したわけです。

 

Sさんは仕事ができる人でした。

彼は自身が管理職になるまで、

多くの人が自分と同じ価値観を持っていると信じていました。

 

Sさんは仕事ができるがゆえに、

管理職という新しい労働市場における

「管理職としてのニーズ」に気付かなかったのです。

 

管理職とは極論すると、

「自分と比較してはるかに劣っている人に、

うまく仕事をさせるための仕事」

と言い換えることができます。

 

しかし、この事実に気付いていない人は意外に多いのです。

 

 

(中略)

 

 

リーダーシップとは、組織の中で影響力を行使して、

チームを1つの方向性に持っていく能力のことを指しています。

 

以前はリーダーシップと呼ばれるものは、

生まれつき持っている天性の資質と考えられていました。

確かに、カリスマ経営者や

ベンチャービジネスの創業者が持っている特殊な能力は、

生まれつきのものかもしれません。

 

しかし、それなりの規模の組織では、

特別な資質がないとリーダーシップは、

発揮できないという考え方もあります。

一方で、リーダーにふさわしい行動様式というものがあり、

一定以上の能力があれば、それを体系的に学ぶことで、

リーダーシップを発揮できるという見方もあります。

 

どちらが正しいのかについて

明確な答えがあるわけではありませんが、

これは一般的なビジネスマン社会においても、

知らず知らずのうちに議論していることが多いテーマなのです。

 

仕事ができる、できないとは関係なく、

リーダーにふさわしい人とそうでない人がいて、

両者の違いは最初から決まっているという考え方は、

実は広く普及しています。

 

会社の中でも

「彼は営業マンとしては優秀だが、管理職には向いていない」

「彼は内向きな性格だからリーダーにはなれないよ」

といった会話が飛び交っていると思います。

こうした話題の多くは、

リーダーの資質がもとから備わっているということを

暗黙のうちに了解しています。

 

一方で、当初はリーダーとして頼りなく見えた人が、

実際にそのポストに就いて、仕事を重ねるうちに、

リーダーとしての振る舞いができるようになってくる事例もたくさんあります。

 

リーダーとしての資質が生まれつきのものなのか、

あとから身に付けることができるものなのかは、

実はよくわかっていないのです。

 

経営学の世界では、

以前はリーダーの「資質」に関する議論が盛んでしたが、

徐々に行動様式のほうに関心が移ってくるようになりました。

 

資質だけに着目してしまうと、

リーダーを育成することができなくなってしまうからです。

 

また、多くの企業においてリーダーシップの研究が進んだことから、

現在では、ある程度の能力があれば、

リーダーにふさわしい行動特性を学ぶことによって、

誰でもリーダーになれる可能性がある

との考え方が一般的になっています。

 

リーダーシップの基本的な機能としては、

以下のようなものがあります。

 

1 組織のミッションや価値観を定義する

2 仕事のやり方を指示する

3 メンバーのモチベーションを維持する

4 メンバーの仕事を適切に評価する

 

 

こうした機能を総合的に作用させることが

組織におけるリーダーの役割ということになります。

 

2から4については、

多くの人がイメージしやすい仕事だと思います。

部下をうまく動機付けて成果に結び付け、

それを適切に評価するのは上司の基本的な仕事です。

 

また仕事のやり方を指示するというのも、

リーダーにとっての大事な仕事です。

「やってみせ、いって聞かせて、させてみて、

褒めてやらねば、人は動かじ」

という言葉は、元海軍大将山本五十六の名言ですが、

これはまさにリーダーの仕事を端的にまとめたものといってもよいでしょう。

 

リーダーシップで勘違いしてはいけないのは、

リーダーシップとは1で示しているように、

ミッションを示すことであり、

単にパワーを行使するだけではないという点です。

 

確かに、リーダーシップを発揮するためには、

人事権などを使って相手に圧力をかけるなど、

パワーの行使を伴う面もあります。

 

しかし、金銭や人事権だけを使った組織のマネジメントは

長続きしないというのが一般的な理解となりつつあります。

 

ネット企業最大手のグーグルは、

従来とは異なるリーダーシップ像というものを

提示して話題になりました。

 

同社ではわかりやすく、

ボスとリーダーの違いを説明しています。

 

ボスは人に指示をしたり、命令したりして

業務を進める人のことを指しています。

一般的な上司のイメージはこのボスのイメージということになるでしょう。

しかし、リーダーは必ずしもボスであるとは限りません。

 

ここでいうリーダーとは、

チームが何らかの問題に直面した時に、

適切なタイミングで自分が口火を切り、

その問題解決をリードできる人のことを指しています。

 

つまり、役職とは直接関係しないということです。

 

こうした能力を身に付けた人が、

最終的には高いリーダーシップを発揮できる

と同社では考えているようです。

 

 

2017年2月19日(日)

 

【編集後記】

やはりリーダーシップとは、

饒舌で押しの強いボスパワーのことをいうのではなく、

内に秘めたインティグリティ(高潔さ)のことをいうのだと、

再認識した次第です。

 

 

ではまた来週!

今週も素敵な一週間をお過ごしください。

 

本日も最後までお読みいただきまして、

ありがとうございました。

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早川勝

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