【789号】リッツ・カールトン たった一言からはじまる「信頼」の物語 一生の結びつきを作るための、ほんの小さなプロのコツ

2016-06-05

 

久しぶりに、映画館に足を運びました。

ナイトショーで鑑賞した今回の映画は、

「神様メール」。

 

察しのいい方は、もうお分かりと思いますが、

このたび、私が「神様の小説」を出版するにあたり、

( 6月22日発売の「ツイてない僕を成功に導いた強運の神様」)

「おっと、この『神様映画』は、チェックしておかないと!」

と思い立ち、

胸を躍らせながら、一路、日比谷シャンテへ。

 

「神様メール」は、

今年のゴールデン・グローブ賞外国語映画賞にノミネートされ、

フランス、ベルギー、スイスでは興行収入第1位となるなど、

欧州各国で熱狂的に支持されたコメディです。

 

ついに日本にも上陸してくれました。

 

一体どんな神様が登場するのか興味津々、

(私の小説には、8人の神様キャラが登場)

前のめりで鑑賞した私でしたが…。

 

舞台は、ベルギーの首都ブリュッセル。

スクリーンの中の「神様」は、どうしようもないイヤな男で

妻(女神)と娘に対しても、高圧的な態度。

パソコンでいたずらに世界を操作し、支配しています。

「不幸の法則」を作り、人間を苦しめている傲慢な奴。

 

主人公は、その神様の娘であり、

神の子イエスの妹・エア。

 

エアは、人間には運命に縛られず自由に生きてほしいと願い、

神様のパソコンから世界中の人々へ

「余命」を知らせるメールを一斉配信します

 

寿命を知らされ死期が近いことを悟った人々は悲嘆に暮れますが、

下界へと降り立ったエアは、

重い孤独や虚しさを抱えた奇想天外なキャラクターと共に、

次々と奇跡を起こしていきます。

 

自分を檻に閉じ込め、人生のウェイティングルームいた人間たちも、

神様の娘エアが、パンドラの箱を開けてくれたおかげで、

「人生は自分自身で創り出していくものだ」

ということに気づきはじめます。

 

テレビのニュースキャスターは、

「謎の余命宣告があってから、

世界中の交戦地域において戦闘が停止しました」

と告げます。

 

やがて人間たちは、死を明確に意識することで、

いかにして限られた時間を大切に過ごすのか、

というポジティブな発想へ転換していきます

 

「本当にやりたいことをやる」

という自由を手に入れ、

明るい未来へと踏み出していくのです。

 

「恐れないで、好きなことをやろうよ」

という人生賛歌、

それが「神様メール」からのメッセージなのでしょう。

 

「神様メール」は、まさに最高のエンターテインメント。

期待通りの映像美とユーモラスでファンタジックな世界観に

すっかり魅せられました。

 

この映画は、私自身が描きたいと願っていた物語そのもの、

そう、それは「ヒューマン・ファンタジー」でした。

 

それにしても、

ゴリラと恋に落ちるカトリーヌ・ドヌーブには驚きました。

遥か彼方の青春時代に名画座で出会った世界的大女優と、

こんな役どころで再会できるとは…、

つくづく時の流れを感じます。

 

 

ということで私は、この休日、

「神様が降臨するブリュッセル」に想いを馳せ、

ベルギーチョコレートとベルギービールで

「神様」気分を味わってみようと思います。

ホント、映画とは、

私にとっての「アモーレ」です(笑)

 

 

 

と、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

 

今週も、お薦め書籍(650冊目)の中から、

ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

 

本日のテーマは、

【何が人を惹きつけるのか】

です。

お役に立ちましたら幸いです。

それでは、どうぞ!

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私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ  No.650

『リッツ・カールトン たった一言からはじまる「信頼」の物語』

一生の結びつきを作るための、ほんの小さなプロのコツ

毎日、素敵な物語が生まれる仕事をしていますか?

高野登著

日本実業出版社

 

 

どんな人からも

「この人と一緒に仕事がしたい」

と思われる瞬間があります。

 

それは、「仕事が好き」、「この会社が好き」

という気持ちが、相手に伝わったときです。

 

 

ある有名住宅会社に勤務する女性の話です。

 

彼女は住宅展示場の受付をしていたのですが、

なんと、ある年の年末に

9000万円以上の家を2棟も受注していたのです。

 

年末と言えば出費が多いですから、

業界では最も家が売れない時期として知られています。

しかも、彼女は営業ではなく、受付をしています。

受付の女性から家を買うというのは、まずあり得ないことです。

 

ある日、営業マンの名刺を持ったお客様が受付にやってきました。

 

「営業の〇〇さんはいますか?」

「申し訳ありません。ただ今、席を外しております。

15分ほどしたら戻ってくると思うのですが、よろしければご用件を承りましょうか」

「いや、ちょっと家のことで相談があって来たんだよ」

「そうでございますか。私に何か揃えられる資料はございませんか?」

「じゃあ、〇〇さんが帰ってくるまで、〇〇の資料を見せてもらおうかな」

 

彼女は、お客様から「こんな資料ある?」と聞かれれば、

ニコニコと嬉しそうにしながら「すぐお持ちします」と対応していました。

 

その様子を見て、お客様は

「あなたはいつもニコニコしているけど、嬉しいことでもあったの?」

と尋ねました。

 

彼女の答えはこうでした。

「この会社が大好きなんです。

当社で家を買ってくださった人達は、皆さん喜んでくださって。

よい家を作ることを目指しているのですが、

それでも年月が経ってくると不具合が出てくるものです。

そんなときは担当者がすぐに飛んで行くんです。

そうすると、お客様はとても喜んでくださるんですよ」

 

その後、一旦、お客様は別の会社のモデルハウスへ足を向けました。

 

数日して、そのお客様が戻って来ました。そして、

「やっぱり、ここに決めます。

そのかわり、受付の〇〇さんから買いたい」

と言ったのです。

 

営業担当者が驚いて事情を聞くと、

「彼女の『この会社が好き』という一言が決め手になった」

とのお話でした。

 

しかも、同じ日に、もう1件同じようなことが起こりました。

どちらのお客様も、

彼女が棟上げ式に参加することを条件に

家を購入したと言います。

 

彼女は、翌年の1月に社長賞を受けたのですが、

あくまで謙虚に「私、何もしていないのに」

とおっしゃっていたのが印象的でした。

 

彼女の快挙は営業担当者達にも伝わっていますから、

今では彼らがお客様に彼女の自慢話をするようです。

 

それを聞いたお客様と営業担当者の間で、

さらに会話が広がっていきます。

 

「ここで働いている人は、皆さん会社が好きなんですね」

「そうなんですよ。私も、この会社にいて

本当によかったと思っているんです」

 

一連の会話を通じて、

お客様はその会社の仕事に安心感を持つ

という好循環が生まれたのです。

 

「お客様は誰から買いたいか」

の答えは、

「自分の会社が好きでしょうがない人」

です。このことを、受付の彼女が、

ほかの営業担当者に気づかせてくれたのです。

 

 

「生活費を稼ぐために仕方なくやっている」

としか思えない働き方をしている人は、

世の中に少なからずいるものです。

 

そういう気持ちは、口には出さずとも

暗黙のうちに伝わってしまいます。

誰しもそんな人から物を買ったり、

一緒に仕事をしたいとは思わないでしょう。

 

仕事や会社、自分が取り扱っている商品に自信とプライドを持ち、

仕事をする喜びや、

「この会社のものだから売りたい」

という気持ちを持つ。

 

それが、お客様と築き上げる信頼の

最も根底の部分ではないでしょうか。

 

 

 

 

2016年6月5日(日)

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早川勝

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