早川勝メール【738号】フランス人は10着しか服を持たない パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣

2015-02-08

 

このたび、僭越ながら、
「IT media エグゼクティブ」
からのご指名をいただきまして、
「ビジネス著者が語るリーダーの仕事術」
というWEBページの連載に、私早川勝の原稿記事が掲載されました。

ぜひ、ご覧ください。

http://mag.executive.itmedia.c……ws015.html

「IT media エグゼクティブ」とは、
上場相当企業の課長職以上のエグゼクティブを対象とし、
多角的な経営戦略を議論する会員制コミュニティーです。
“ 企業の変革をつかさどるリーダーとしての役割 ”など、
経営者やリーダー層向けにさまざまな情報を発信しています。

最近の記事一覧には、
下記のような著名な方々の「ビジネス書とメッセージ」が
掲載されていて、ものすごく勉強になります。

http://www.itmedia.co.jp/keywo……hosha.html

ドリームズカムトゥルー:中村正人氏、
ライフネット生命代表取締役会長兼CEO: 出口治明氏、
ギネスブック級作家:中谷彰宏氏、
フランクリン・コヴィー・ジャパン副社長:竹村富士徳氏、
元サイバーエージェント常務取締役:坂本幸蔵氏、
ショーケース・ティービー取締役COO:永田豊志氏、
経済アナリスト:中原圭介氏、
エリートコメンテーター:荘司雅彦氏、
人気放送作家:野呂エイシロウ氏、
クラウドファンディング:板越ジョージ氏、
行動科学マネジメント研究所所長:石田淳氏、
など多数。

このような素晴らしい著名な方々と、
原稿を並べていただき大変“光栄”に感じるとともに、
それ以上に“恐縮”しております。

一昨年、憧れだったあの高尚な月刊誌「致知」出版から取材を受け、
4ページもの特集記事を載せてもらったとき以来の感動ですね。
(「致知」2013年7月号)

それでは、「IT media エグゼクティブ」より、
私の記事全文を以下の通りご紹介します。
(原稿のコピーを貼り付け、
読みやすく改行を入れました)

ビジネス著者が語る、リーダーの仕事術:

リーダーは「孤独」を楽しめ
――死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる

リーダーは決して群れてはいけないのだ。
厳しいビジネスの世界で生きているかぎり
孤独になることを恐れず、
チームを統率しなければならない。

今でこそ私は、数多くの部下を率いて、
社外のパートナーたちとタフに仕事をこなしているが、
かつてはどうしようもない軽薄なリーダーだった。

部下との距離感に戸惑いながら、
悩み多き境遇で働いていた。

当時の自分が、どんな姿だったかというと、

「“部下を育てること”に責任と重圧を感じ、
日々のルーチンワークに逃げ込んでいた」

「待望の管理職になったものの、
目先の成果に追われる一方で、
チームを活性化させるような未来像を示せなかった」

「部下からの反発や軋轢を恐れて、
踏み込んだ指導ができていなかった」

などなど、数え上げればきりがない。

そんな私がマネジメントの袋小路から脱出するきっかけになったのは、
リーダーとして「死ぬ気で働く」ことだった。
私自身の覚悟と行動が変わっていったことで、
チームメンバーたちの行動も明らかに変わっていった。

ここでは、拙著
「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」
(かんき出版)
の中で、最も多くの人に響いたエッセンスを紹介したい。

リーダーは孤独を楽しめ。

仲良しチームは始末に負えない。
一見、和気あいあいとチームワークが良さそうにも思えるが、
業績を見れば一目瞭然。
たいていは散々な結果だ。

単なる仲良しクラブではいずれ統率が取れなくなり、
バラバラになる運命が待っている。

やはり馴れ合いにならずに、
悪い結果は厳しく受け入れ、
互いに「悪いものは悪い」と指摘し合えるような
緊張感のあるチームが理想的だ。

いったい誰がリーダーなのか分からないのが、
仲良しチームの特徴だ。

リーダーを中心に取り組んでいることは何かといえば、
主に「傷の舐め合い」である。

お互いに励まし合うのではなく、
慰め合うことが習慣になっている。

部下たちの本性はといえば、
勝手気ままに、拘束されることなくマイペースで働きたい。
とやかく指示されたり強制されたくないのだ。

だから、仲良し第一のリーダーは、
つい「事なかれ主義」になり、
部下の行動を黙認し、放任してしまう。

部下たちの自主性に任せることも、
たしかに重要ではある。

しかし、リーダーが部下からの反発や衝突を恐れ、
管理・指導をすることを避けていては、
チームとしての統率は取れなくなる。

気を引き締めなければ、
低きに流されていくのが大半のビジネスパーソンだ。

リーダーたるもの、いざというときには
命令を下すことから逃げてはいけないのだ。

部下の拒絶反応からリーダーが逃げてさえいれば、
チームの羊たちはおとなしくしているのかもしれない。

しかし、それではチームがバラバラになっていくだけだ。

彼らを守っていくには、
リーダーの踏み込んだ指導が必要不可欠なのである。

「羊たちの沈黙」ほど、恐ろしいものはない。
いざとなれば抵抗してストやクーデターも辞さないケースがある。
しかし、リーダーはサボっている集会の場に
「踏み込んで」でも、彼らの行動を正さなければならない。

従順さという「羊の皮を被った狼の群れ」ほど、
やっかいな集団はない。
リーダーは決して、羊たちと共に群れてはいけないのだ。

厳しいビジネスの世界で生きているリーダーの仕事は、
孤独になることを恐れず、
チームを統率することである。

リーダーとは、「孤独」と運命を共にすることを代償にして、
高い給料をもらっているようなものだ。

理不尽大魔王の上役から無理難題を押し付けられ
困った状況であるのに、笛吹けど踊らず。
部下の羊たちは様子を窺いながらピクリとも動こうとしない。
そんなときには、
「自分は地球上でたった一人なのではないか」
と思えるくらい孤独な気持ちに追い込まれるのではないだろうか。

リーダーが孤独を避け、部下たちへ迎合し始めたら危険だ。

はじめは「いいリーダーである」と歓迎されるかもしれない。

しかし、部下からの評価が「いいリーダー」から
「無能なリーダー」に変わっていくのに、
たいして時間はかからない。

あなたは、同好会のリーダーでもなければ、
クラス会のリーダーでもない。

ビジネスでは、「成果を出す」という明確な目標がある。

そのターゲットから目をそらして、
仲良しチームを束ねようとしても、
やがて、荒廃していくだけだ。

リーダーシップの欠如したチームに待っているのは、
リーダーの「孤立」、
すなわち、大黒柱を失ったチームの崩壊である。

いずれ「孤立」してしまうくらいなら、
はじめから「孤独」を楽しめばいい。

リーダーは「孤独」を恐れてはいけない。
「孤独」を楽しむのだ。

「孤独会議」なども楽しみたい。
誰の意見にも惑わされず、
たった一人でああでもないこうでもないと戦略を練る。
最高の時間である。
できれば、誰にも邪魔されない早朝のカフェなどがお勧めだ。

「孤読書」もかかせない。
最低でも週に一冊くらいは書物と向き合いたい。
読書は、孤独な自分自身と向き合える大切な時間だ。
私の場合は、本が師匠であり、メンターだった。
直面している問題の答えはすべて本が教えてくれた。

「孤独ランニング」もテンションが上がる。
ランニングハイ状態になったとき、
前向きなアイデアが閃いたりするものだ。

「孤独映画鑑賞」も意味が深い。
映画はペアで見てはいけない。一人ぼっちで見ること。
できれば、感動を呼ぶ人間ドラマを選びたい。
ときには、大粒の涙を流し、
心の澱(おり)を洗い流す時間も必要だ。

「孤独な二次会」というのもいい。
チームみんなで徒党を組み、打ち上げの二次会へなだれ込むのもいいが、
リーダーの役目は一次会でもう十分果たしたはずだ。
感動を呼ぶ中締めに余韻を残しつつ、
あとはとっとと家に帰って風呂に入り、
“瞑想”でもしたほうがいい。

どうしても、もう一軒という人は、
「孤独バー」の静かなカウンターで
一杯のお酒を少しずつ飲む。
自分を褒めてあげながら、
「人生のワンショット」を楽しむのだ。

心から「孤独の意味」を理解できたとき、
「部下への愛情」が生まれる。

孤独なリーダーがチームの中心となったときこそ、
「手に手をとりあい、支え合うチームワーク」
が生まれるのだ。

以上、

“ IT media エグゼクティブ ”
「ビジネス著者が語るリーダーの仕事術」
より抜粋

http://mag.executive.itmedia.c……ws015.html

参考書籍*「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」
(かんき出版)
http://tsuitel.in/books/new_bo……index.html

http://amzn.to/1kWAkkK

 

 

と、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

今週も新たに611冊目の「お薦め書籍」から
ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

今最も売れているランキング第1位の本です。

親しい大和書房の担当者の方から
一冊献本していただきました。

タイトルが絶妙ですよね。

出版社の方も、
まさかこんなに大ヒットするとは、
予想されていなかったそうです。

さて、
本日のテーマは、
【教養とささやかな喜び】
です。

お役に立ちましたら幸いです。
それでは、どうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.611
「フランス人は10着しか服を持たない」
パリで学んだ“暮らしの質”を高める秘訣
心からの満足を感じられないあなたへ
ジェニファー・L・スコット著
神崎朗子=訳
大和書房

 

フランスでは知性が高く評価される。
人びとはあなた自身の意見を聞きたがる――
そして、あなたの意見が有意義で興味深く
ウィットに富んでいるほど尊敬される。

パリで留学生活を送っていたわたしは、
生まれて初めて、大好きなテレビ番組や、
やみつきになってしまうゴシップ雑誌などの、
くだらない娯楽から遠ざかった生活をしていた。

そんなことに時間を使うよりも、
わたしは美術館に行ったり、
本を読んだり、
留学生仲間たちと人生について語り合ったりした。

パリに来るまで、
あれほどたくさんの文化的なイベントに
参加したことはなかった。

まるで心のデトックスみたいな感じで、
とても充実した気分だった。

そして、留学生仲間たちも
同じ充実感を味わっていた。

わたしたちはいろいろな場所へ出かけて、
さまざまなことを学び、
人生を謳歌して忙しく過ごしていた。

そんなふうに生活がすっかり変わったせいで、
ふと気がつくと、
わたしたちの会話の内容にも
変化があらわれていた。

みんなでただ集まって
セレブのうわさ話をしたり、
前回のリアリティ番組で敗退した人のネタで
盛り上がったりなんかするより、
もっとほかに中身のある話題が
いくらでもあったから。

そのうち気がついたのだけれど、
わたしたちが知的な生活に目覚めたのは、
たんに学生だったからではない。

だってわたしたちはカリフォルニアでも
学生生活を送っていたのだから。

でもアメリカにいると、
テレビとかゴシップ雑誌とかつまらないポップソングとか、
とにかくやたらと誘惑が多すぎるのだ。

パリに来てわたしたちの生活が
知的な刺激でいっぱいになったのは、
わたしたちがフランスの文化に
どっぷり浸かっていたせいにちがいない。

アメリカでは
セレブ大好きの消費主義のカルチャーのせいで、
薄っぺらな娯楽が巷にあふれ、
もてはやされているけど、
フランスではまったくちがう。

たとえばマダム・シックがアームチェアに座ってだらだらと
「カーダシアン家のお騒がせセレブライフ」を観ながら、
「USウィークリー」をめくったりするなんて、
絶対にあり得ない。

マダム・シックがテレビを観ていた姿すら記憶にないほどだし、
まちがってもゴシップ雑誌なんて読むわけがない。

魅力的な自分になれば、
人生でいいことはいろいろあるけど、
一般的に言ってフランスでは、
ただ顔がきれいなだけでは通用しない。

実際、美人とはいえなくても
知性の優れた女性は高く評価されるし、
そのほうが知性の感じられない美人よりも、
ずっと魅力的だと思われる。

ところがアメリカでは、
哲学とかクラシック音楽とか詩とか、
知的な話題や芸術的な趣味の話題を持ち出したりすると
「気取っている」と取られかねない。

いっぽうフランスでは、
相手も当然そのような話題に詳しいと思って会話をする。

こうして書いていると、
マダム・ボヘミアンの家で開かれた数多くのディナーパーティーで
出会った人たちとの会話が思い出される。

みんな、「どこの出身ですか?」
なんて聞くよりも、

まず「いまどんな本を読んでるんですか?」
と訊くような人たちだった。

(中略)

ささやかなことに喜びを見出すのは、
幸せな暮らしを送るための秘訣。

ゆったりとした気分で、
ささやかなことに喜びを感じることができれば、
満ち足りてバランスの取れた生活を送れるようになる。

そうすれば、ムダ遣いをしたり、
やたらと物を買いこんだり、
食べ過ぎたりといった、
不健康な習慣に陥ったりしなくてすむ。

もちろん、前向きな姿勢は重要
(すぐ思い浮かぶのは、親友のロミのこと。
どんなときも前向きで明るい性格の持ち主だ)。

けれどもわたしが言いたいのは、
たんに前向きでいようとするだけでなく、
さらに一歩踏み込んでみることなのだ。

ささやかな喜びを味わうというのは、

人生にわくわくすること。

今という瞬間を精一杯に生きて、
どんな小さなことにも目をとめること。

ユーモアのセンスをもって、
上を向いて、人生で何が起きても
しっかりと受けとめる覚悟ができていること。

そんなあなたはうきうきとファーマーズマーケットに出かけ、
甘いみかんを口に含んでほっぺたが落ちそうになる。

エレベーターに乗ったらハンサムな男性と隣り合わせて、
ドキドキしてしまう――そっと目を閉じて、
その人のコロンの匂いを吸い込んだりして。

歩いていたら、
たおやかで優美なピンクのバラの花が咲いていて、
あなたは思わず足をとめ、
うっとりと見とれてしまう
(もちろん顔を近づけて香りも楽しむ)

――他人の目にどう映るかなんて、

まったく気にもとめずに。

 

 

2015年2月8日(日)

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早川勝
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http://tsuitel.in/books/book_l……index.html

E-mail:hayakawa@tsuitel.in
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