早川勝メール【737号】ゼロと無限 今の常識を超えた所にある未来 我欲をゼロにした時人間のエネルギーは無限大となる

2015-02-01

 

久しぶりに大学時代の先輩と再会するため、
小田急ロマンスカーという名の「タイムマシン」に乗って
生まれ育った故郷「本厚木」へ。

そのタイムマシンは、
30年前の古き良き時代へと
瞬間移動させてくれました。

懐かしい昔話というのは、
特別な「快楽物質」を放出させるらしく、
再会の“差し飲み”は大いに盛り上がり…。
現実を忘れてしまうほどの楽しいひと時となりました。

先輩・後輩というのは、
時代が変わってもいいものですね。

美味しいフグまで
ごちそうになってしまいました。
感謝・感謝です。

さて、せっかくの故郷。

ふらっと、駅ビル・ミロードを覗いてみると、
33年前にアルバイトしていた風景がそのままでした。
リフォームはされているのでしょうが、
レイアウトは青春時代の自分が目にしていたままの景色。

大学2年生のときにアルバイトをしていた6階の
イタリアンレストラン「ボッテガ・デ・ルッソ」は、
「スパゲティ五右衛門」に変わっていて、
かろうじて「パスタ」でつながっているところに、
微笑ましい“郷愁”を感じました。

そういえば、高校生の時には、
本厚木の「ミラノ座・スバル座」という映画館でもアルバイトをしていました。

なんと、時給が「370円」だったという、
当時であってもあり得ない薄給。
(ボッテガ・デ・ルッソは時給600円)

なぜ私が、そんな安い時給で働いていたかというと、
「映画をタダで鑑賞できたから」なんです。

チケット切りと
パンフレット・ポップコーンの販売が主な仕事。
高校生だった私の役目は、
超簡単な業務だけでした。

映画の上映中は暇を持て余していましたから、
ひたすらパンフレットとチラシを貪り読み、
(それを許してくれた支配人も良い人でした)
俳優のプロフィールから作品制作の裏側まで
どんどん「映画通」になっていきました。

田舎だった当時の厚木では、
都会で封切られてから半年落ちした映画を
それぞれ「3本立て」で上映していました。
ミラノ座が洋画で、スバル座が邦画。

ミラノ座もスバル座も月に2回転しますから、
私は月間12本の映画をタダで観ることができたのです。

年間150本もの映画を観ていた計算になります。

そうして私は、
「映画少年」になっていったのです。

あれから35年。

多忙な今となっては、
年に数本程度の映画鑑賞しかできません。
ですから、
年間100本以上もの映画を観ることなど…、
それは夢のまた夢。

ところが、
その「夢」を今も実現させている人物が、
私の身近にいるのです。

自宅からママチャリで約15分。
自由が丘の住宅街に、
私の「映画の師匠」が住んでいて、
家族ぐるみのお付き合いをしています。

その師匠は、
劇場で鑑賞する年間100本以上の映画の中から、
私に合ったお薦めの作品をセレクトしてくれます。

ときどき、このメルマガにも登場する、
私の親友の美人妻である白石美加さんがその人です。

“映画コンシェルジュ”である白石美加さんが、
独自の視点で感想を綴っているブログ、
「映画なな眺め」もセレブな映画ファンに人気沸騰中。

映画を愛する方は、
ブログ記事を参考にされるとよいかもしれません。

「最新の記事一覧」はこんな感じです↓
http://ameblo.jp/tea-and-short……ylist.html

年間に映画100本以上を劇場で鑑賞するという
私の夢を実現している白石美加さん。

その美加さんのブログのプロフィールに
紹介されていた「始めたいこと」が
“映画館のアルバイト”だったのを見て、
「運命の皮肉」に思わず笑ってしまいました。

白石美加さんは『自由が丘FM&インターネットTV』にて、
自分の番組も担当しているのですよ。

1月のお正月番組では、
私早川との映画の感想メールでのやり取りを、
それとなく紹介してくれていました。

いきさつを簡単にお話すると…。

美加さん推薦の「ゴーン・ガール」を年末に観た私は、
次のような感想メールを送ったのです。

『たしかに、「面白い」のひと言。
妻エイミー役のロザムンド・パイクの鬼気迫る演技が凄すぎます。
そして、美しい。
まさに「完璧(アメージング)」です!
特にテレビで夫のインタビューを見るシーンが好きです。
恐い、どころか、かわいい。
大ファンになりました。
もはや、ロザムンド・パイクは、
オスカー間違いなし、なのではないでしょうか。
2時間半があっという間に感じるほどのエンターテーメント。
しかし、私にとってこの映画は、
サイペンスでもなければ、サイコミステリーでもなく、
コメディを超えたファンタジーでした!
彼女が劇中で叫ぶように、
「That’s mariage」な映画です。』

「ゴーン・ガール」で解け明かされる謎、
それは「結婚」そのもの――でした。

(参考)映画「ゴーン・ガール」予告編↓
http://www.foxmovies-jp.com/gone-girl/

同じような感想をFacebookにもアップしました。
http://www.facebook.com/masaru.hayakawa2

すると後日、美加さんより、
こんな返信メールが届きました。

『今回、早川さんの感想を読み、
エイミーという人物をもう少し掘り下げ、
この作品全体を再考してみることにしました。

子供の頃から、両親が創作した
“アメージング・エイミー”と比べられ、
自分がアメージング・エイミーより劣っていると
コンプレックスを持ち続けていたエイミー。
そんなエイミーが、ニックと出会う。
ニックは二人のエイミーの違いを知らず、
アメージング・エイミーそのものであると信じ、
エイミーに恋をする。
一方、エイミーはニックに愛されることにより、
初めて“アメージング・エイミー”と同化することが出来た。
それはエイミーが、自身の存在価値を
初めて認識出来たということでもあった。
そして結婚、幸せな生活が数年続いたが、
ニックの心が自分から離れて行くような不安が
だんだんと大きくなり、
ついにその事実を目の当たりにしたエイミー。
それは、自身の存在価値の再喪失を意味することでもあった。
ニックの心を自分に向けることだけが、
自分の存在価値を取り戻す手段であると信じるエイミーは、
手段を選ばず、無我夢中で進んでいく。
我を忘れたエイミーが全神経を集中させるのは、
ニックの言動のみ。
テレビに映るニックを見つめるエイミー
(それを完璧に演じていたパイク)
の純粋無垢な心が早川さんの目に映り、
可愛らしさを感じたのではと思いました。
ニックが以前のように
自分だけを見つめるようになったとわかり、
ニックの元に戻ったエイミー。
夫婦に戻ったように見える二人ですが、
ニックの破滅=エイミー自身の破滅という構図が変わらない限り、
私達にも観てとれたように、
このいびつな関係は続いていくのでしょう。
真の人間関係を築くのに必要なのは、
各人の’人間性の確立’だと改めて感じました。』

さすが、映画コンシェルジュの考察は深いですね。

『自由が丘 FM』の中でも、
随所に私早川と思われる人物が出てきて、
作品を“再考”したという話が放送されていました。

私早川ごときの意見で、
プロの映画コンシェルジュが「観方」を変えてくれたという
“くだり”が登場し、
なんだか嬉しくなりましたね。

ぜひ一度、
『自由が丘FMインターネットTV』
の映像をご覧下さい。
(ゴーンガールについての解説は、開始50分後へ早送りを!)

http://www.ustream.tv/recorded/57269832

さてさて、映画といえば、
2月はアカデミー賞の季節です。

アカデミー賞・作品賞は、
「6才のボクが、大人になるまで」
だと私は予想します。

少なくとも、リチャード・リンクレーター監督には、
監督賞をあげてほしいですね。

少年が大人になるまで
12年もかけて撮影するなんて、
ホント「ご苦労様!」、
凄い作品です。

参考までに、美加さんのブログ(11/20)より。
「6才のボクが、大人になるまで」↓
http://ameblo.jp/tea-and-short……89339.html

といっても私は最近、忙しくて、
映画コンシェルジュの美加さんのように、
年間100本以上の映画を観ることはできませんので、
他の作品との比較はできませんけど。

クリント・イーストウッド監督の
作品賞候補「アメリカン・スナイパー」は、
封切り後、すぐに観に行きたいと思います。

感想は、いずれまた!

 

 

と、前置きはこれくらいにして、

メインコンテンツに入ります。

今週も新たに610冊目の「お薦め書籍」から
ためになる一節を抜粋し、ご紹介いたします。

本日のテーマは、
【心を映す】
です。

お役に立ちましたら幸いです。
それでは、どうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.610
「ゼロと無限」
今の常識を超えた所にある未来
我欲をゼロにした時 人間のエネルギーは 無限大となる
宇城憲治著
どう出版

ミラーニューロンの真実
――目に見えないものを映し取る――

次の事例は、
インターネットで公開されている
「我が子の病気から学んだ人生の教訓」
という感動的な映像の話です。

ダンジェロ&フェデリ夫妻の赤ちゃん、マリオ君は、
生まれつき脳の右側を欠損する障害に見舞われ、
そのままでは左半身付随になる運命でした。

その事を知った夫妻は、
当初そんな障害を持った子を生んでしまった事を
「失敗」
と捉えて落ち込み苦悩します。

そういう苦悩の中、
わらにもすがる気持ちで治療として取り入れたのが、
最先端のリハビリ法としての
「ミラーニューロン」
(自分たちの行動を真似させて脳機能を回復させる手法)
でした。

そのリハビリを繰り返すうちに、
夫妻はある事に気づくのです。

それはマリオ君が
「自分たちの手の動きや行為だけを見ているわけではないこと」、
それ以上に
「親である自分たち全体を見ているという事」に。

「子供は 親の全てを見ている――」

この衝撃的な気づきは、
その後の両親のあり方を一変させます。

まずは全ては親である自分たちの行為が
そのまま息子に映っていく事の責任感です。

ミラーニューロンとは
動作だけを見て映すものだと思っていた事が

実はそうではなく、
両親の心を大きく映していく事に気づくのです。

落ち込んでなどいられない。

心も行為も全て我が子に映っていくからです。

そして、それまで「足らないもの」ばかりに
目を向けて嘆いていた事を改め、
授からなかった事を感謝と捉えて
挑戦していくあり方へ変わっていくのです。

映像の最後の場面では、
2歳のマリオ君が、障害など全く感じさせる事なく、
元気に歩いている様子が映し出されました。

まさに、その姿は、
マリオ君の脳障害の事実をしっかり受け止め
息子のために勇気ある生き方に変えた
ご両親のあり方を映すものでした。

マリオ君が両親に気づかせたこと――
それは子供が
「部分ではなく全体を見ている」
という真実です。

この事はすなわち、
目で見えるものの裏にある、
目に見えないものを感じ取る力が
人間にある事を教えています。

まさにマリオ君のこの事例は、
小さい時から知識を次々と詰め込む今の教育のあり方に
警鐘を鳴らすと同時に、
現代科学や医学のあり方にも、
さらなる謙虚さを求めるものであると思います。
なぜならば、ここにも科学の後追いがあるからです。

このミラーニューロン(共感細胞)は、
「相手を映す」
という最先端の科学ではありますが、
すでに日本では江戸時代に、
この事を剣の極意書『天狗芸術論』の
「水月」の章の中に示しているのです。

「月は水に映るともなく
水は月を映そうとも思わぬ
広沢の池」

すなわち師の技を身につけようと思うなら、
師の全てを無心になって、
すなわち、さざ波の立っていない水面の如く映せよ
という教えです。

まさにマリオ君のミラーニューロンと同じです。

映像「我が子の病気から学んだ人生の教訓」
(日本語 字幕 6分)

http://www.ted-ja.com/2013/09/……esson.html

(中略)

私たちは「過去」ではなく、
「今」に身を置かねばなりません。

過去や未来には味や香り、熱い寒いはありませんが、
「今」にはそれがあるからです。

常に今を広げた「未知」の世界に身を置かねばなりません。

それはすなわち、今の自分の「常識」としている事が、
ある意味では「非常識」ともなるということです。

すなわち、変化するということは、
自らを未知の世界に置くということです。

そのために大切なのが、心の存在です。

マザーテレサの有名な言葉に
「愛は言葉ではなく行動である」
があります。

まさに行動こそ、
人間の本質、愛があるということです。

また、ヘレン・ケラーは、
「愛の反対は憎しみではなく無関心である」
と言いましたが、
まさにその愛の反対にある無関心こそ、
多くの人が行動につながらないゆえんであり、
これはエントロピー増大の法則の通り、
人間エネルギーの低下の証とも言えます。

政治家や知識人の多くが、
「未来の成長」について語ります。
しかし、人間のエネルギーを抜きにした「成長」が
本当に希望ある未来につながっていくでしょうか。

今の常識の延長戦上ではなく、
今の常識を熟考し、
変えるべきは変え、
勇気をもって今を広げた未来でなければ、
未来に破壊を招きかねません。

本来の成長とは、
誰もが平和、幸せに向かう成長でなければならないはずです。

 

 

2015年2月1日(日)

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