早川勝メール【732号】小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言 大切なことは、すべて日常の中にある!

2014-12-28

 

2014年最後のメッセージです。

今年も一年間、ご愛読ありがとうございました。

まさかここまで、10年という歳月とともに、
登録数3千5百名以上の方々へ対し、
ついに700号を超える配信を続けてこられるとは…。

とてもとても感慨深い年の瀬を迎えています。

おかげさまで今年は、かつてない最高の一年となりました。

しかし、世界中のあちこちでは、
異常気象による甚大な被害、
地震・噴火・竜巻などの大災害、
大飢饉による食糧難、
凄惨な事件・事故も相次いだ一年でした。

今もなお紛争の悲劇が繰り返されている世の中にあって、
私たちは今、平和と豊かさに恵まれた環境で暮らしています。

食べることに苦労することなく
元気で健康に「生きて」、
こうして年明けを迎えようとしていることに、
改めて感謝の気持ちで胸がいっぱいになります。

なんという「幸運」なのでしょうか。

そんな感謝の気持ちを込めて、
少しでも世の中に「貢献」しなければ、
と固く心に誓いながら、
今年も生きてまいりました。

特に今年は、「人類への貢献」「家族への貢献」、
「自分への貢献」を課題に掲げ、

すべての貢献をイコールにすること、
それを私自身の目標としてきました。

おかげさまで、
貢献活動の中心に位置づけてきた「出版」についても、
5冊目、6冊目、7冊目と立て続けに新刊の発売ラッシュとなり、
(電子書籍と韓国語翻訳版も含めると累計11冊目)
数万人の方々の元にメッセージを届けることができました。

そして、長年お世話になった保険業界にも、
新たな恩返しの第一歩を踏み出すことができました。

「死ぬ気で」生き切ったワクワクの一年でしたね。

今年はじめのメルマガにて、
新井満さんの書籍から「プラトンの言葉」を
ご紹介したことを覚えているでしょうか。

「人間には三種類ある。

死んでいる人。

死んではいないが、
ただ生きているだけの人。

そして三番目は、
海に向かって旅立つ人」

この海というのは、
夢、希望、理想、ですね。

私自身の今年一年を「漢字一文字」に表すとしたら、

「海」ということになるでしょうか。

まさに「海」へと旅立った一年だった、
という表現がぴたりと当てはまります。

英語圏では、自分が好きで選んだ仕事のことを
「Vacation」と呼ぶのだそうですが、
まさに、私の今年一年は、
“海”でバケーションを過ごした気分でした。

では、ここで、恒例の…、
そんな一年を各月ごとに振り返って
漢字一文字を「月別」に表してみることにします……。

1月は、長女が成人式を迎え、
父に成ってから“父・二十歳”を迎えたことが実感できたので、

「成」

http://tsuitel.in/archives/1390

2月は、“死ぬ気シリーズ”第2弾の続編(リーダー編)が発売され、
後に続々とシリーズ化されていく足掛かりとなったので、

「続」

http://tsuitel.in/archives/1402

3月は、カタカナ生保へ入社し、
保険業界の新たなステージに挑戦することができたので、

「挑」

http://tsuitel.in/archives/1406

4月は、兼務出向している乗合代理店の営業本部長として、
保険業界の懐かしい仲間たちと再会する機会が増えたので、

「再」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/04

5月は、4年前に出版した『「捨てる」成功法則』の改訂版、
『「最高の結果」はすべてを「捨てた」後にやってくる』が発売されたので、

「改」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/05

6月は、紙書籍だけにとどまらず、
電子書籍ファン待望の“死ぬ気シリーズ・電子版”が発売になったので、

「電」

http://tsuitel.in/archives/1432

7月は、所属する生命保険会社において、“新ブロジェクト”が動き出し、
その新チームで新たなミッションを担うことになったので、

「新」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/07

8月は、最新刊の“営業本”執筆のため、
夏休み10連休の間中ずっと書斎に“籠って”原稿を書き続けたので、

「籠」

http://tsuitel.in/archives/1443

9月は、なんと、「死ぬ気で働くリーダーにだけ人はついてくる」の
韓国語翻訳版が海外で発売されることになったので、

「韓」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/09

10月は、「死ぬ気で働く営業マンだけがお客様に選ばれる」の発売日と、
52歳の誕生日(10月20日)とが同日となりダブルの誕生祝い、
&次女の大学受験が指定校推薦で合格となったので、

「祝」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/10

11月は、発売早々に、最新刊の“営業本”の重版が決まると同時に、
“リーダー本”も重版、死ぬ気シリーズ10刷目の重版となったので、

「重」

http://tsuitel.in/archives/1456

12月は、SF映画鑑賞から、心は宇宙の果てへぶっ飛び、
そこから哲学の世界、ついには“愛と悟りの境地”へと辿り着いたので、

「悟」

http://tsuitel.in/archives/date/2014/12

一生かかって「ありのまま」の自分を探すことが
人生という旅であるならば、

今年はこのようにいろいろな体験を通じ、
やっと「旅立った」という実感が持てた一年でした。

皆さんの応援のおかげであると心から感謝しております。
本当にありがとうございました。

2015年も皆様のお役に立てるようなメッセージを
引き続き配信してまいりますので、
より一層のご愛顧を賜りますよう、
心よりお願い申し上げます。

よいお年をお過ごしくださいませ。
来年も皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。

 

 

と、前置きはこれくらいにして。

メインコンテンツに入ります。

今週も新たに605冊目の「お薦め書籍」から抜粋します。

本日のテーマは、
【シェアする幸せと生きる覚悟】
です。

今年は特にお世話になった「かんき出版」さんの新刊より、
ためになる一節をご紹介させていただきます。

お役に立ちましたら幸いです。
それでは、どうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.605
「小さな幸せに気づかせてくれる33の物語と90の名言」
大切なことは、すべて日常の中にある!
西沢泰生著
かんき出版

32 シェアする幸せ
伝説の『少年ジャンプ』

その少年の夢は、
宅配のピザを1人で全部食べることでした。

大好きなピザなのに、
いつも弟と分けなくてはなりません。
1度でいいから、
ピザ1枚を1人で思い切り食べてみたい…。

ある日、少年は両親と弟が出かけているスキに、
お小遣いをはたいて、ピザを注文しました。

夢を実現するために。

届いたピザを頬張る少年。
でも、
何かが違っていたのです。

いつもはあんなに美味しいピザが、
なぜか美味しくない…。

そこに弟が帰ってきます。
「あっ、ピザだ」
「うん、お兄ちゃんが頼んだんだ」

そして、少年は弟にこう言います。

「一緒に食べよう」

2人で食べるピザは、
いつもの美味しいピザに戻りました。

少年は、ピザが美味しい理由を初めて知ったのです。

これは、何かの本で読んだ、
その本の著者の少年時代の思い出です。

世の中にはシェアする幸せ
というものがあります。

ちなみに、「頑張ろう」というモチベーションにも2種類あって、

「生活が不安だから仕事を頑張ろう」
というプレッシャーによる動機を
「ブラックエンジン」、

「家族の幸せのために仕事を頑張ろう」
という、人のためなどを思ったプラスの動機を
「ホワイトエンジン」
と言うのだそうです。

さて。

これからお話しするのは、
「シェアする幸せ」と「ホワイトエンジン」
の持つパワーを感じさせてくれる実話です。

2011年3月11日。
東日本大震災が発生しました。

この時、仙台では、ライフラインは翌日に復旧しましたが、
本や雑誌の流通は完全にストップ。

子供たちが毎週読むのを楽しみにしている漫画雑誌も、
本屋さんに届きません。

「おじさん『コロコロコミック』届いた?」
「ごめん、届かないんだ」

そんな会話が、
あちこちの本屋さんで交わされたのです。

テレビを観ても、流れるのは恐ろしい映像ばかり。

だからこそ、子供たちに漫画本を読ませてあげたい。
本屋さんも、そう考えていたのです。

そんなある日。
1人のお客が『少年ジャンプ』を持ってきて、
ある本屋さんにこう言います。

「これ、ボクはもう読んだので、
よかったら皆に読ませてあげてください」

そのお客は、『少年ジャンプ』を読みたくて、
山形まで行って購入したとの事。

本屋の店主は、さっそく、店頭に貼り紙をします。

『少年ジャンプ 3/19日発売号 読めます!
1冊だけあります』

店主は、この『少年ジャンプ』を立ち読み自由にしました。
そう、「シェア」したのです。

それを見た子供たちが、
次々と店にやってきます。

ウワサはすぐに広がり、
翌日には、お店に長い列が…。

子供を連れて来て、
「ずっと怖がっていた子供がようやく笑ってくれました」
と涙ぐむ母親もいました。

この、1冊の『少年ジャンプ』の話は、
小さな新聞記事になりました。

すると、この本屋さんに
「この本も置いてあげて欲しい」と、
たくさんの漫画雑誌が届くようになったのです。

いつしか、店頭には募金箱が置かれていました。
無料で読むのは悪い…
と考えた子供たちが設置したのです。

店主は、募金箱に入れられたお金を、
津波で被害を受けた地域に
本を届けるプロジェクトへ寄付しました。

数百人の子供たちに回し読みされて、
ボロボロになった、この『少年ジャンプ』は現在、
発行元の集英社に、
『伝説の少年ジャンプ』
として保管されているそうです。

独り占めはツマラナイ。

でも、シェアすると、皆が幸せになる。

この『少年ジャンプ』の話は、
「シェア」が生んだ、小さな奇跡です。

83

うばい合えばにくしみ
わけ合えばよろこび
うばい合えば不満
わけ合えば感謝

うばい合えば戦争
わけ合えば平和
うばい合えば地獄
わけ合えば極楽

相田みつを(詩人)

32 「覚悟を決めている人」の強さ
黒澤 明の「恐ろしい遠足」

黒澤 明監督の映画『赤ひげ』。

私が個人的に日本映画の頂点だと思っている作品です。

この名作の中にこんなシーンがあります。

小石川診療所の頑固者の医師、
赤ひげ(三船敏郎)のもとで、
心ならずも働く事になった若者、保本(加山雄三)。

彼はある時、病でひん死の老人の臨終の場に立ち会います。

その時、やせ細り、苦しげに息をする老人の凄惨な姿に
眉をひそめる保本に対して、
赤ひげがこんな事を言うのです。

「人間の一生で、臨終ほど荘厳なものはない。
それをよく見ておけ」

赤ひげの言葉に、目をそむけまいとする保本。
だが、見ていられない。

極貧の庶民たちを相手にした診療所を舞台にしたこの物語には、
いくつかの死の瞬間が描かれています。

その「荘厳な場面」を見る事で、
保本が人間として成長していくのが、
この映画の前半です。

実は、黒澤 明は、幼い日に、
この時の保本と同じような体験をしています。

それは関東大震災のすぐあとの事。

震災による火災がおさまると、
黒澤 明の兄は、それを待っていたかのように、
「明、焼跡を見に行こう」と誘ったのだそうです。

その誘いに、はじめは遠足にでも行くような思いで
ウキウキとしてついて行った明少年。

それが、『この世の地獄』を見るための誘いだと
夢にも思っていませんでした。

はじめのうちは、
たまにしか見かけなかった焼死体。
下町に近づくにつれて
その数は増えていきました。

あまりの火の強さに、
焼跡は白茶けた赤い色の灰に覆われ、
まるで赤い砂漠。

そのあちこちに、
ありとあらゆる焼死体が転がっている。

あまりの恐ろしさに、明少年が目をそむけると、
彼の兄はこう言って叱りました。

「明、よく見るんだ」

仕方なく、歯を食いしばって地獄を見続ける明少年。

やがて、ある広場へとさしかかる2人。
そこは、震災で最も多くの死者が出た場所。

見渡すかぎりの死骸。
死骸は、なぜかところどころで
折り重なって小さな山をつくっている。

その死骸の山の1つの上に、
座禅を組んだまま黒こげになった、
まるで仏像のような死骸があったのです。

その、あまりにも荘厳な姿。

兄は、それをじっと見たまま、
しばらく動かなかったそうです。

やがて。
その兄が、ポツリとつぶやきました。

「立派だな」

明少年も、同じことを考えていました。

たぶん、火に包まれ、
覚悟を決めて座禅を組んだまま亡くなったその死骸。

その覚悟の思いが、ひしひしと伝わってくる。

この死骸を見た兄は、明少年に、「そろそろ帰ろうか」と言い、
この「世にも恐ろしい遠足」は終わったのだそうです。

「メメント・モリ」という言葉をご存知でしょうか。

ラテン語で、「死を覚悟せよ」、
つまり「自分がいつか死ぬという事を忘れるな」
という意味の言葉です。

もともとは、それほど重い意味ではなく、
「いつか死んじゃうんだから、人生を楽しもう!」
という程度の言葉だったものが、だんだんと、
「死から目をそむけず、それに向かって人生を生きよ」
という意味合いが強くなってきたのだとか。

たぶん、人間にとって、最も恐ろしいものは「死」でしょう。

でも、だからと言って、目をそむいていては、
ムダな時間を過ごしてしまいかねない。

誰にでも、いつか必ずやってくる、
「人生で最も荘厳な瞬間」。

実は、それほど恐れる必要はないのです。

「恐ろしい遠足」に出かける日の夜。

黒澤 明少年は、
「きっと、今晩は一睡もできないに違いない。
もし、眠れたとしても、とんでもない悪夢を見るだろう」
と思って床に就きました。

ところが。
枕に頭をのせたと思ったら、すぐに朝になってしまい、
悪夢もぜんぜん見なかった。

不思議に思って、兄に話すと、
彼の兄はこう言ったのだそうです。

「怖いものに目をつぶるから怖いんだ。
よく見れば、怖いものなんかあるものか」

85

世の中は  地獄の上の  花見かな

小林一茶(俳人)

88

世の中には「死ぬ事」と同じくらい、
避けられない事がある。
それは「生きる事」だ。

チャールズ・チャップリン
(映画『ライムライト』より)

 

 

2014年12月28日(日)

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早川勝
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