早川勝メール【730号】なぜ、間違えたのか? 誰もがハマる52の思考の落とし穴 そうか、こうすればよかったんだ。

2014-12-14

 

今、九州が熱い!

ただ今、私が本部長を務めている営業組織では、
新規出店ラッシュ!
九州全土を制覇する勢いです。

すでに開設一周年を迎える支店もいくつかあり、
そのうちの2つの支店の合同記念イベントへ、
私も東京本社代表として参加してまいりました。

なんと、52歳になる今になって、
大分県へは人生初上陸。

かねてからの念願が叶い、
鳥肌が立つほど感動しましたよ。
(初めて「とり天」も食べました!)

かの有名な「別府温泉」の地に、
足を踏み入れることもできました。

別府の町のあちこちからは
温泉の白い煙がもくもくと立ち込めていて、
町全体が硫黄の匂いに包まれていました。

いかにも「温泉の町」という佇まいです。

私は一気にテンションが上がり、
昼間に開催したセミナーも最高潮の盛り上がりとなりました。

会場のメンバーは皆、前向きで「熱く」沸騰状態。

おそらく、講師である私の頭の上からも
もくもくと白い煙が立ち込めていたことでしょう。

夜の宿泊先は、人気の「杉乃井旅館」を予定していたのですが、
予算の関係上、残念ながら別の温泉宿に変更。

ややがっかりしたものの、それでもここは別府温泉。
期待に大きく胸を膨らませ、いざ大浴場へと向かいました。

記念イベントの「宴」の前に、どっぷりと心身ともに温まっておけば、
乾杯のビールの味もまた格別ですからね。

宿に到着するやいなや、そそくさと「温泉」へと一直線。

ところが、残念なことに、
露天風呂は、足先を入れただけで
「あちちちちっ!」と悲鳴が上がるほどの超「熱湯」!

とてもじゃないですが、入浴は無理。
これではまるで「罰ゲーム」です。

ダチョウ倶楽部やたけし軍団でもない限り
普通の人間には入れない熱湯風呂です。

じゃ、仕方がない、と、室内の大浴場へ行ってみると、
そちらのお風呂では掃除が終わったばかりらしく、
まだ、浴槽にお湯が5分の1程度しか張られていません。

お湯はちょろちょろ程度しか出てなくて、
いっぱいになるまでは相当な時間がかかりそうです。

ああ、これは困った…、
宴会の時間も迫っています。

寒さに震える私たちオヤジ一同は、
少ないお湯の中に横になって浸かるしかありませんでした。

皆さん、想像してみてください。

まるで、
海岸に打ち上げられたゾウアザラシの死骸が
何匹も並んでいるかのような有様でしたよ(笑)

そんなこんなで、別府温泉デビューは散々でしたが、

翌朝は早起きして、露天風呂に再チャレンジ。

今度はお湯加減も最高。

本来の「熱い」別府温泉を適温で堪能することができました。

私と同部屋のK君が、地響きのような大いびきで
早朝から叩き起こしてくれたおかげです。

K君、ありがとう。

いや〜、やっぱり、
今、九州が〝熱い〟です!

 

以上、
「死ぬ気」の温泉レポートでした!

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と、前置きはこれくらいにして。

メインコンテンツに入ります。

所用により、配信を一週間スキップしてしまい、
申し訳ありませんでした。

毎週、楽しみにしている方からは、
「いったいどうしたんだ?!」
というメッセージをいただきまして、
大変ご心配をおかけいたしました。

年末年始も休まず配信しますので、
どうかお許しあれ。

今週も新たに603冊目の「お薦め書籍」から抜粋します。

本日のテーマは、
【ゼロリスクのワナ】
です。

お役に立ちましたら幸いです。
それでは、どうぞ!
↓↓↓↓↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.603
「なぜ、間違えたのか?」
誰もがハマる52の思考の落とし穴
そうか、こうすればよかったんだ。
ロルフ・ドベリ著 中村智子訳
サンマーク出版

 

あなたはロシアンルーレットに参加しなければならない。
6連発のリボルバーのシリンダーをカラカラカラと回し、
銃口をこめかみに当てて引き金を引く。

ここで、第1の質問。
あなたはシリンダーに弾が4発入っていることを知った。
ここから弾を2発取り出してもらうのに
いくら払うだろうか?

第2の質問。
あなたは、リボルバーに弾が1発しか入っていないことを知っている。
この1発の弾を取り除いてもらうのに、
どれくらいの価値をつけるだろうか?

このケースでは、ほとんどの人が同じ答えを出している。

第2の状況では死亡する可能性がゼロになるので、
第1の状況よりも多くお金を積んでもいいと考える。

確率を計算し結果だけから言えば、
この選択はナンセンスだ。

なぜならば、
死亡する可能性が第1の状況では
「6分の2低くなる」のに対し、
第2の状況では
「6分の1しか下がらない」。

それをもとに計算すると、
第1の状況は第2の状況よりも
「2倍の価値がある」はずなのだ。

それなのに、わたしたちは、
危険がまったくない状態のほうが
価値が高いと思ってしまう。

前章の実験からもわかるように、
わたしたちはリスクの大きさを区別するのが苦手である。

リスクの内容が深刻であればあるほど、
問題が感情的なものであればあるほど(たとえば放射能問題)、
危険率が下がっても安心できないという傾向がある。

シカゴ大学の2人の研究者が実施した実験では、
わたしたちは有毒化学物質による汚染の危険性が
99%ある場合でも1%しかない場合でも、
どちらも同じだけの恐怖を感じることが証明されている。

不合理ではあるが、これが一般的な反応だ。
危険のまったくない状態(ゼロリスク)だけしか
価値があると思えないのだ。

わたしたちは、光に吸い寄せられる虫のように
ゼロリスクに引き寄せられ、
ほんの少ししか残っていない危険を完全に取り除こうとして、
しばしば巨額の資金をつぎこんでしまう。

ほとんどすべてのケースに言えることだが、
その資金を別のリスクを削減するために
投入できたかもしれないのである。

この判断ミスを「ゼロリスクのワナ」という。

「ゼロリスクのワナ」が招く判断ミスの典型的な例は、
1958年にアメリカで実施された食品添加物規制の大幅改正だ。

改正法では、発がん性のある添加物は微量であっても
リスクが認められる限り、
食品に使用してはならないとされていた。
この徹底した禁止(ゼロリスク)は、
当初はすばらしいことのように思えた。

ところが結果的に、発がん性はないものの、
より危険な添加物が使用されるようになってしまった。

ゼロリスクを追求するのはばかげている。

16世紀、スイスの医師で錬金術師でもあるバラケルススの時代から、
毒は分量によって毒にも薬にもなることが知られている。
所詮、アメリカが実施したような
食品添加物を規制する法律をつくったところで意味はない。
というのも、食物に含まれている目には見えない
“禁止された”分子までをも取りのぞくことなどできないからだ。

そんなことをしようとすれば、
農家は半導体製造工場のように、
厳密に農産物を生産しなければならなくなる。

不純物がまったく含まれていない自然食品の価格は
100倍に跳ねあがるだろう。

コストを考えた場合、
リスクをまったくなくすことが意味をもつケースはほとんどない。

例外として考えられるのは、
たとえば研究施設から危険なウィルスが流れ出てしまったような、
途方もなく深刻な結果を招く事態ぐらいである。

交通事故のゼロリスクを達成するには、
制限速度を時速0キメメートルに制限するしかない。
しかし、そんなことは現実的ではない。

この場合にはゼロリスク達成はできないと考え、
はっきりと数字に表れている年間死亡者数を
受け入れるのが賢明だ。

あなたが一国の長だとする。
そして、あなたはテロ襲撃の可能性を排除しようとしている。

そこで、あなたは国民1人につき1人のスパイを配置する。
それぞれのスパイにさらにスパイをつける。
すると、たちまち国民の90%が
監視する側の人間になってしまう。

危険分子を排除するために
国民同士が監視し合うような社会に
存続する力がないことを、
わたしたちはすでによく知っている。

株式市場はどうだろうか?
ゼロリスク、つまり絶対的な保障はあるのだろうか?

残念ながらそんなものは存在しない。
株を売った金を銀行口座に入れておいたとしても
安全とは言いきれない。

銀行が倒産する可能性もある。
インフレがあなたの蓄えを食いつぶしてしまうかもしれないし、
通貨改革で財産を失うことも考えられる。

忘れないでほしい。
20世紀に、ドイツでは新しい通貨を二度も導入しているのだ。

結論――ゼロリスクに対して抱く幻想に別れを告げよう。

貯蓄、健康、結婚生活、友情、敵対関係、そして祖国。
何一つとして確実なものなど存在しない。
そう考えて生きていこう。

確実なものは存在しないとはいえ、
幸いなことに失われにくいものは存在する。

それは、自分の内側からわき起こる幸福感だ。

宝くじを当てて億万長者になろうが、
足が麻痺して歩けなくなろうが、
その人の本質的な幸福の感じ方が変わることはない。

そのことはあとの章で紹介する実験結果でも証明されている。

幸せな人は何が起ころうがいつでも幸せであり、
不幸せな人はいつでも不幸せである。

 

 

2014年12月14日(日)

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