早川勝メール【674号】稲森和夫の哲学 人は何にために生きるのか

2013-09-30

 

すっかり秋めいてまいりました。
いよいよ10月ですね。

私の10月は生保業界全体への「恩返し月間」となりそうです。

2つの大イベントに
講師としてご招待いただいております。
(有給休暇を取得して行ってきます!)

まず一つ目は、10月9日(水)、
ソニー生命さんからのご招待。

宮崎のシーガイヤで開催されるMDRTの大イベントにて
講演させていただくことになりました。

https://www.mdrt.jp/
(MDRTとは)

今回のテーマは、
「死ぬ気で働いたあとの世界を君は見たくないか !?」
〜どん底営業チームを全国トップに変えた魔法のマネジメントメソッド〜

ソニー生命のMDRT及び関係者の皆様、
宮崎でお会いできることを楽しみにしております。

次に二つ目は、10月28日(月)、
JAIFA(生命保険ファイナンシャルアドバイザー協会)大阪協会主催、
「秋の研修会」にて、講演させていただきます。
http://www.jaifa.or.jp/public/……/2117.html

第1部(13:00〜15:00)の講師は、
TBS「世界ふしぎ発見」でおなじみの草野仁氏です。
「いつもチャレンジ精神で 〜話す力〜 」

そして、私の出番は、
第2部(15:30〜17:00)になります。
分科会での講演テーマは、
「あなたをトップセールスに変える魔法の言葉」
〜伝説のカリスマ支社長による実践的組織メソッド〜

JAIFA会員の方は、「会費無料」です。
非会員の方は、3000円で参加できますが、
今年の年会費4000円を支払って加盟すれば無料となります。

ぜひ、この機会に会員になって、
どしどし参加してください。

場所は、
「ホテルニューオータニ大阪」鳳凰の間(2F)
大阪市中央区城見1-4-1
大阪公園駅、大阪ビジネスパーク駅、ともに徒歩3分
12:30受付・開場 17:00閉会

大阪方面の皆さん、
当日、お会いできることを楽しみにしています。

 

以上、
業界と無縁の皆様には、
どうでもいい情報になってしまいましたね。

 

では、関係のない前置きはこれくらいにして、
メインコンテンツに入ります。

本日も、新たに「549冊目」のオススメ書籍から
抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

本日のテーマは
【苦悩と憎しみについて】
です。

お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.549
「稲森和夫の哲学 」
人は何にために生きるのか
稲森和夫著
PHP文庫

人間は人生でいろいろなことで悩みます。

しかし、私はそうしないことにしていますし、
また「悩むな」とみんなにいっています。

深く考えることは必要です。
しかし、悩みをもつと、場合によっては体を壊しますし、
何の益にもなりません。
それは無駄なことなのです。

仕事のうえで問題が起これば、
私はそれを解決するために、
「考えて、考えて、考え抜く」ことはしますが、
対策を立てたらそれでおしまいです。

悩まないですむためには、
「これ以上考えることがない」というくらいに考え、
その後は「人事を尽くして天命を待つ」
というような姿勢が必要です。

ただし、考え抜けばすべてが解決するわけではありません。
そのためか、往々にして悩むのがクセになっている人がいるものです。

そのような人は、「悩まない」と自分で決めてしまうことも大切です。

私が知るかぎり、あれこれ悩む人は、
対策を立てたあと、結果が出るまでのあいだに
悩んでいることが多いように思います。
「うまくいくだろうか、だめだろうか」と思い悩む。

しかし、悩んだからといって、結果がよくなるわけではありません。
矢が弦を離れた以上、あとは待つしかない。
できることは天命を待つことだけなのです。

「考え抜いて出した対策が吉と出るか凶と出るか、
それはわからない。
わからないことを悩んでも仕方ないじゃないか。
そんなことを悩むのは意味がない」
と、こう考えていくのです。

結果が吉と出れば問題はありません。
ところが、凶と出て、失敗したりすると、
またみんな悩むわけです。

たとえば、損害が予想より大きくなったとしましょう。
しかし、それでも起こったことは仕方ありません。
「覆水盆に返らず」で、
こぼれた水は地面に吸われてしまって取り戻せない。
だから、それを悩むのは無意味なことです。

受けた損害について悩むよりも、
次に利益が得られるように前向きに仕事をしたほうがよい。
そうすれば悩まなくてすむ。

結局、悩まないことが悩みから脱却するための最善の方法です。

では、どのようにすれば悩まないですむのでしょうか。

まず第一に、悩む暇があったら誰にも負けない努力で働く。
第二に、謙虚にして驕らない。
第三に、毎日反省する。反省するのは悩むこととは違います。
第四に、足るを知って、生きていることに感謝する。
第五に、自分よりも相手によかれという利他の心をもって生きることです。

悩みを感じる暇もないほどに一生懸命に仕事に打ち込みながら、

「生きているだけでも幸せではないか、
それ以上、何を望むのか」

と自分に話しかけ、感謝する心を育てていく。
そうすることで悩みは収まるはずです。

人間の情念としては、悩み以外に、
憎しみ、恨みというものがあります。

たとえば、家族が殺されたりした場合、
遺族の犯人への憎しみ、恨みは相当なものになるでしょう。
私は、その人たちの憎しみや恨み、やり場のない怒りを
否定するつもりはありません。

子供を殺された親にとって、犯人に対する憎しみや恨みは
余りあるものがあるはずです。
ですから私は「殺人者に対してどういう処罰をなすべきか」
と強いて問われれば、死刑があってもよいと答えるでしょう。
罪に相応した罰を受けることは当然です。

しかし、それでも憎しみはもたないほうがよい。
被害者の家族や関係者が犯人を憎み、恨むことは、
できるだけ抑えるべきだと私は思います。

こんなことをいうと、
「あなたは当事者ではないから、そんなことがいえるんだ」
と、反論されるかもしれません。
それは無理もないことです。

しかし、当事者でない門外漢が口をはさむこと自体が
僭越であることは重々承知のうえで、
なおかつ私は、憎んだり、恨んだりしてはいけないと考えています。

犯人をいくら憎んで恨んでも、
殺された家族が帰ってくるわけではありません。
それどころか、憎しみ、恨みは恐ろしい反作用をもっていて、
その当人の心を傷つけ、切り刻みます。

いや、心だけでなく肉体までも切り刻むのです。
毎日怒ってばかりいたり、不平不満をもっている人は、
顔色がどす黒くなり、いかにも不健康そうな顔つきになります。
実証されたわけではありませんが、
これは怒り、恨み、憎しみという思いが、
ある種のホルモンを出すからという説もあるくらいです。

心の状態が肉体に影響を与えることはままあることです。
たとえば、心配事がたくさんあると
胃潰瘍になることはよく知られています。
酸に強く、ビクともしないはずの胃壁に穴が開くのは、
心配のあまり、胃壁の細胞を弱らせるホルモンが分泌されるからといいます。

恨みつらみは水に流せばよいといっても、
なかなかそうはできないものかもしれません。
しかし、憎しみ抜いても亡くなった人が帰ってくるわけでもないのですから、
亡くなった人の霊が安らかになるためにも、
「許す」ということが大事だと思います。

心を高めることが現世のなかでいちばん重要なことだとすれば、
許せないものを許そうとすることは
人間の感情においてもっとも激しい葛藤であり、
最大の修行をさせられていると考えられるでしょう。

財産や名誉を奪われるといった試練よりも辛い修行かもしれません。
しかし、これを乗り越えていくことは
何よりも心を高めることにつながり、
それによって心が進化し、魂が光り輝くはずです。

 

 

2013年9月29日(日)

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早川勝

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