早川勝メール【643号】 日本経済の鉱脈を読み解く経済指標100の ルール

2013-01-25

 

一昨日、 生保各社のマネージャーさんたちが
大集合するセミナーに 「講師」として招かれました。

テーマは、
「早川勝オリジナル・都市型リクルートメソッドSOS」
です。
私のスカウト経験のすべてを
余すことなく「大公開」しました。

少し「熱く」なり過ぎましたが…。

「数百万円の価値はあるであろう?極秘資料」
も全員に配布してしまいました。

大盤振る舞いですね、
「もってけドロボー」 という感じです。

主催元の人材紹介会社の社長いわく、
「過去に例を見ないほどに大好評」であったようで…。
(恐縮です…)

生保業界の管理職の皆さんのお役に立てるこどでき、
安心しました。

1時間の講演が修了したあとの質問コーナーでは、
なんと、何十人という方から、 たくさんの質問をいただきました。
ここまでどんどん活発に質問が出てくるセミナーというのは
今まで体験したことがないほどの熱気でしたね。

今回の参加者の方々の真剣な姿勢に
とても感動した夜となりました。

いや〜、
すばらしいセミナーでした。

打ち上げの「ビール」が旨かった。

と、「充実感」に浸っている私ですが…、

これからしばらくは
「充電期間」に入ります。

私の行く末に興味津々の方も多いらしく、
「早川はいったいこの先、何をはじめるんだ?」と、
いろいろな方々からよく聞かれるのですが・・・、
( 有り難いことですm( __ __ )m )

いずれまた「サプライズ」があることでしょう。

どうぞ、お楽しみに!

 

と、
私の前置きはこれくらいにして、

本日は、新たに「520冊目」のオススメ書籍から抜粋した「なるほど!」という一節をご紹介します。

本日のテーマは
【あなたの貯蓄と国の借金】
・・・です。

お役に立てれば幸いです。
↓↓↓
私の本よりためになる「お薦め書籍」シリーズ No.520
「日本経済の鉱脈を読み解く経済指標100のルール」
明治大学国際日本学部准教授 鈴木賢志著
かんき出版

私がスウェーデンに住んでいた2000年頃、
街で見た銀行の広告のキャッチフレーズを見て、とても驚いたのを覚えています。

それは「スウェーデンの人々の半分は、5万クローナ以上の貯金をしています」
というものでした。
当時は1クローナ=12円程度でしたから、5万クローナということは約60万円です。

その広告が、「スウェーデンの人々は、結構、貯金している」と素直に言いたかったのか、
それとも「残り半分の人々は、わずか5万クローナも貯金していない」
ということを皮肉っていたのかは、いまだに謎です。

しかし、いずれにしても日本人の私としては、
「えっ!みんなそんなに貯金してないの?」と思ったわけです
(まあ、実のところ、私自身もまったく貯金していなかったので、
他人のことをとやかく言える立場ではありませんでしたが……)。

そこで、周囲のスウェーデン人ら話を聞くと、
どうも多くの人々は本当に大して貯金をしていないようでした。

その理由は明快で、
「老後の不安がないから」。

つまり日本とは真逆で、年金や公的な福祉サービスが充実しているので、
老後のことを考えて貯金する必要がない、というわけです。

実際、スウェーデンの福祉制度では、貯金を含め手元に多くの資産があると、
税金や福祉サービスの利用料金が高く取られることになっているので、
年を取ると持ち家を手放して、なるべく身軽になろうとする人が多いといわれています。

子どもに財産を残してやろうとか、親の財産の相続をあてにするとかいうのは、
ごく一部の大金持ちに限られた話でしかないのです。

さて、日本の話に入りましょう。
10年に実施された「国民生活基礎知識」によれば、
100万円以上の貯蓄があるという世帯は全体の68.9%、
1000万円以上という世帯も29.3%に上ります。

それでは、日本の家計全体ではどのくらいの貯蓄があり、
それは世界的に見てどの程度なのでしょうか。
これは国民経済計算(National Accounts)に含まれる国民貸借対照表(Balance Sheets)を見ればすぐわかります。
そのデータにもとづいてOECD諸国の家計金融資産(現金・預金)を合算したものです。

その中で、日本はOECD諸国全体の3割近く、
最大のシェアを占めています。

つまり日本は、今もって世界一の「貯金大国」なのです。

10年の総額は日本円で837兆円、アメリカドル換算で9.53兆ドルでした。
ちなみに、これには家計が保有している現金も含まれているので、
少なくとも理論的には(つまり、本当に把握できているかどうかはわかりませんが)
金融機関への預金だけでなく、自宅のいわゆる「タンス預金」も含まれています。

かつて「100歳の双子」として話題になった、きんさん、ぎんさんが、
テレビ出演などで得たギャラをどうするかとたずねられたときに、

「老後の蓄えにします」
と答えたという逸話は有名です。

あれはさすがに半分ユーモアでおっしゃったのだと思いますが、
日本人の貯金志向の高さを象徴する出来事でした。

考えてみれば、このところ世間を騒がしている「オレオレ詐欺」も、
きわめて日本的だと思います。
なぜなら、あれは多くの人が手元に自由になるお金を持っているからこそ
成り立つ犯罪だからです。

(中略)

それにしても、家計金融資産が多いことにはどんなメリットがあるのでしょう。

第1に、企業の事業資金が国内で調達しやすいということがあります。
このことは、かつて日本の高度経済成長を支えたという文脈で語られることが多いのですが、
バブル崩壊後はあまり縁のない話になってしまいました。

00年前後に日本で家計金融資産が話題になったのは、
当時低迷していた景気を回復するために、
その「眠れる資産」をうまく活用すべきである、
という文脈においてでした。

また、政府債務が膨らむにつれ、それに対して高まる不安や批判に対して、
「国が多額の借金をしても、国民が多くの資産を持っているので、
それが担保になるから大丈夫」
と論じる人々の根拠として使われるようになりました。

「資産活用論」はリーマンショックで市場頼みのリスクが露呈してから勢いを失いましたが、
「資産担保論」として広い支持を受けているように思われます。

 

2013年1月25日(金)

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感謝と感動の人生をお届けする
貢献本部長 早川勝

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